115.《ネタバレ》 これはベトナム戦争を客観的に描いた一大叙事詩的作品だ。 マーロン・ブランドがトップクレジットながら、ラスト付近にしか出てこないがおかしい。 面白くはないが、ベトナム戦争に興味がある方なら興味深く観ることができるに違いない。 それにしても、途中出てきたフランス人女性、とても美しく見えた。 やはり白人女性は、アメリカ人よりも欧州女性に限る。 そんなことに着眼して本作を観た人はいないかもしれないが。 全体的に冗長なだけに、そんなことにでも執着して観ない限り、3時間超なんて耐えられっこない。 【にじばぶ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-02-07 00:32:00) |
【Dr.Tea】さん [DVD(字幕)] 4点(2007-08-26 16:40:47) |
113.《ネタバレ》 ジョン・ミリアスのオリジナル脚本では、クライマックスに大規模な戦闘シーンを用意していたらしいが、マーロン・ブランドの我がままでボツに…(泣)脚本通りに仕上がっていたらどんな映画になっていたのだろうか。これは、さしずめ「ウィラードと巡るベトナム周遊紀行」といったところか。3時間半の長旅だったが、思い出すのはキルゴアのナパーム投下シーンのみとは… 【フライボーイ】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-08-07 16:31:50) |
112.レビューを書くために色々考えてみるのですが、考えれば考えるほどよく分からない。途中までは良かったのに、そこからの展開にまるでついていけませんでした。ラストはあれで良いのか悪いのか…主人公の考えが全く掴めなくなりました。うーん。 【kinou】さん [DVD(字幕)] 4点(2007-04-12 19:27:24) |
111.「死と再生」とはよく耳にする言葉だけれど、この映画で表現されたものほど強烈なそれを私はかつて知らない。終わりが無いことにはどうにもならない。戦争であれ、帝国であれ、生であれ、永遠など有り得ない。反復と永遠とは違う。そのためにも、ラストシーンは変えるべきではなかったのではないか。 【ロウル】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-12-26 09:15:53) |
110.ベトナムものはコメントしずらいですね・・・。メッセージ的なものは大体同じだろうし、表現の仕方は違えど。 【STEVE-O】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-04-17 10:36:28) |
109.《ネタバレ》 ベトナム戦争の狂気を描いた傑作。模範的な軍人カーツが何故カンボジアの奥地に自分だけの「王国」を築いたのか? その理由はカーツのみ知っている。 カーツの狂気は、ベトナム戦争の狂気そのものかもしれない。 カーツの「王国」は消えても、ベトナム戦争の恐怖は消えずに残っている。 【哀しみの王】さん [地上波(字幕)] 10点(2006-01-06 08:04:31) |
108.《ネタバレ》 追加されて尺が長くなったのに、それを感じさせないところは上手い。ただ、追加シーンの必要性はあんまりよくわからなかった。ひとつ気になるのがオチ。何かオリジナル版と少し違いませんか?オリジナルの方はエンドロールで爆撃?みたいな背景があったような気がするんですけど、こっち(特別完全版)の方はそれが無いような・・・。私の記憶違いでなければ、これは「カーツ王国」を爆撃したのか、しなかったのかという結構重大な違いだと思うんですが・・・。あっ、でも多分の気のせいだな。今度確認しよ。 【長毛】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-11-12 01:44:52) |
107.《ネタバレ》 いよいよトライ。なにしろ立花隆が本を書いたほどの作品である。 キルゴアとカーツが、対比して描かれる人物として、最も重要である。キルゴアを先に見せることで、コッポラは「なぜカーツは「キルゴア」にならなかったと思う?」と問うている。 「陽気」+「狂気」=キルゴアなら、「何」+「狂気」=カーツになるのか。私の答えは「まじめ」である。カーツの「まじめ」は妥協の無い「まじめ」である。普通の人は中庸であるのが常だから「ほどほどのまじめ」なんである。「ほどほどのまじめ」=「ほどほどの狂気」で済むんである。「まじめ」は美徳であるはずなのに、「+狂気」によって最悪の状態を呼んだのである。戦場におけるいろんな「狂気」を客観的に映し出すために、最後まで「正気」を保てるキャラが必要であった。ウィラードである。任務に疲れた彼が、ホテルで「プチ狂気」体験をすることが「ワクチン」となって、「正気」が担保されたのである。そして次から次へと正気を失いそうになる出来事が出現して旅は進んで行く。 立花は「王殺し」の物語を強調するが、「王殺し」とは、「権力を誇ったものが衰えたので殺され、新しく力強い王が誕生する」だから、この話には全然あてはまらない。「プチ王ごっこ」をやっているカーツごときは「王殺し」の「王」ではないし、だいいちウィラードは正気を保ったんだから新しい「王」になんかなる気がない。ウィラードにとっては「がんばって最後まで正気を保ったぞ」の物語であり、カーツとキルゴアにとっては「戦場の狂気」の注入によって、それぞれこんなんなっちゃった、のお話なのである。 【パブロン中毒】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-11-09 23:13:30) |
106.いらないシーンが多すぎる。もとの作品より飽きてしまう部分が多かった。ただ、もともと結構気に入っている作品なのでそれなりに面白く感じた。 【ジャザガダ~ン】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-04 18:53:32) |
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105.戦争における欺瞞、矛盾、凄惨さなどを描こうとしていたらしいが長すぎて退屈だった。内容も深そうで深くないような気がするし・・・。 【思込百遍】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-11-02 17:36:18) |
104.《ネタバレ》 戦争映画では傑作の位置にあると思ってます。 村を焼き壊すシーンは黒澤映画にも匹敵するかな(笑) まるで最後の目的地にたどり着くまでに色々な人間を見る旅を続けるような、 音楽でいったらPROGRESSIVEのジャンルに入るような究極の世界です。 【坊主13】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-11-02 08:37:00) |
103.地獄だ。そこではみんな脳内麻薬物質を出さずにはいられない。エンドルフィン出しまくりだ。その地獄で、麻薬から覚めたときに残るものといったら、恐怖しかない。怖い。恐怖だ。 【ちゃか】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-10-27 18:20:55) |
102.尺の長さは『ゴッドファーザーPART2』と変わらないのに、こっちはひたすら長くて退屈だった。マーロン・ブランド演じるカーツ大佐も『ゴッドファーザー』を観たあとだとどうも物足りない。『ゴッドファーザー』といえば、トムを演じたロバート・デュバルがキルゴア大佐役で出てますね。『ゴッドファーザー』の時とは全く別人でビックリ。『ゴッドファーザーPART3』をすっぽかしてこんなところでサーフィンしてやがったとは…。 【とかげ12号】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-10-26 23:45:03) |
101.ここ15年くらい何度かチャレンジして挫折してたけど今回やっと最後まで観ました。昔はもっと宗教的なものとか哲学的なものを含んだ難解な映画だと思ったのですが、今、これを作ったときのコッポラと同じ年代になって改めてみるとあまり奥は深くないと感じました。結局、作る側の迷いとか狂気が如実に作品に出てしまっていてそれがすごく観ていて疲れるんですよね。これよりさらに7時間くらいのバージョンもあるらしいけど、結局、2時間でもだめ、3時間でも伝えきれないものはどれだけ長くしても観客に伝えることはできないと思います。奥は深くない、単純に人間の軽薄な部分を切り貼りしてつないだ映画に思います。 【たかちゃん】さん [DVD(吹替)] 6点(2005-09-27 10:59:51) |
【よしふみ】さん [DVD(字幕)] 4点(2005-08-28 11:06:57) |
99.《ネタバレ》 撃っておいて手当てする、という欺瞞。 後半のサンパンでの銃撃シーンの後でウィラードの語る言葉は多分この映画の立場を代表する言葉の一つだと思われる。しかし欺瞞を描くことが主題そのものではないようだ。 ウィラードがカーツ大佐を殺したのは任務だからだろうか。 銃ではなく蛮刀を用いるのは何故だろう。 儀式で牛が蛮刀で殺されるシーンをカーツに蛮刀を振り下ろすシーンとを暗示的にオーバーラップさせているがそこで示されるのは殺意ではない何かだ。 明らかに何かを象徴的に描こうといているようだがはっきり言ってよく判らない部分が多い。 日本人には理解できないが、欧米人には何か理解できる宗教的歴史的背景があるのだろうか。 この映画において敵との闘いはほとんど出てこない。 状況を描き狂気や欺瞞を表現するための描写としての戦闘シーンはあるが、戦闘を描いてはいない。 なぜか。 フランス人入植者の農園での夕食のシーンでフランス人曰く自分たちが戦うのは、ここが自分たちの土地だからという。対してアメリカは他人の土地で誰のために戦っているのか誰もわからなくなっている。 ベトコンとの闘いを描かずカーツ大佐という味方を殺すことでベトナム戦争のこの混沌はアメリカ自身にあるのだというメッセージを発しているのだと考える。 国家的規模の欺瞞に苦しみ、自らも狂気に染まるカーツ大佐は、理想郷を作ろうとしたのだろうか・・・。 【kazu-chin】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-04-15 23:17:37) |
98.BSでやっていたので、つい観てしまった..劇場版とどう違うのか..確かに観たことのないシーンが盛り込まれているのだが..果たしていかほどの効果が..作品としての評価は全く変わらず... 【コナンが一番】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2005-04-07 16:59:24) |
97.特別完全版ではないもう一つの「地獄の黙示録」にもどのように違うのか、どのように印象が違ってくるのか興味がある。これほど重くこれほど長いとしんどいものがある。この重さに耐えれなくて、前半後半とわけて2日かけて観せいか、後半にはこの重さに慣れいた。マーローン・ブランドが現れてからは別の世界観、別の映画のようで、もう戦争映画ではなくなっていたように感じた。深い感じはしたけど、正直観終わって「・・・で、なんなの?」という印象を受けた。 【Syuhei】さん 4点(2005-03-29 17:32:06) |
96.かなり重たい作品らしく、その気にならず観そびれていた。 やっと初めて観賞。1979年制作という古さは全く感じないし、戦場の悲惨さと戦場の迫力は圧巻。戦争のドロドロした、本当に狂気の地獄の模様が伝わる。何度も観たい楽しい映画では無いが、心にずっしり重く、何かが伝わるが難解。 2018.06/03 映画館鑑賞。2005年3月に完全版を初鑑賞後三回目でデジタルリマスター版の鑑賞。今回はオープニングロールもエンドロールもないとの断りがあった。初公開版らしい。音響、映像の素晴らしさはリマスター版ならでは。タイトルやクレジットがない劇場公開版は「フィルムオペラ」とも呼ばれ、公開時に映画館では「スタッフ・キャスト表」が配布された! 【ご自由さん】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-03-17 15:05:43) |