ラスト サムライのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。3ページ目

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ラスト サムライ

[ラストサムライ]
The Last Samurai
2003年ニュージーランド上映時間:154分
平均点:6.85 / 10(Review 674人) (点数分布表示)
公開開始日(2003-12-06)
アクションドラマ戦争もの時代劇歴史もの
新規登録(2003-08-24)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-03-16)【イニシャルK】さん
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監督エドワード・ズウィック
助監督ゲイリー・カポ(第二班監督)
演出原田眞人(日本語吹き替え版【ソフト】)
伊達康将(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
キャストトム・クルーズ(男優)ネイサン・オールグレン大尉
渡辺謙(男優)勝元盛次
トニー・ゴールドウィン(男優)ベンジャミン・バグリー大佐
ティモシー・スポール(男優)サイモン・グレアム
真田広之(男優)氏尾
小雪(女優)たか
原田眞人(男優)大村
福本清三(男優)寡黙なサムライ
小山田シン(男優)信忠
中村七之助(二代目)(男優)明治天皇
池松壮亮(男優)飛源
菅田俊(男優)中尾
ビリー・コノリー(男優)ゼブロン・ガント軍曹
ウィリアム・アザートン(男優)ウインチェスター銃の商人
スコット・ウィルソン(男優)スワンベック大使
ジョン・コヤマ(男優)大村のボディガード
虎牙光揮(男優)官軍兵士
松崎悠希(男優)兵卒
舟山弘一(男優)
森川智之ネイサン・オールグレン大尉(日本語吹き替え版【ソフト/テレビ朝日】)
渡辺謙勝元盛次(日本語吹き替え版【ソフト】)
原田眞人大村(日本語吹き替え版【ソフト】)
中村七之助(二代目)明治天皇(日本語吹き替え版【ソフト】)
山路和弘ベンジャミン・バグリー大佐(日本語吹き替え版【ソフト】)
中村育二サイモン・グレアム(日本語吹き替え版【ソフト】)
吉田鋼太郎ゼブロン・ガント軍曹(日本語吹き替え版【ソフト】)
蛍雪次朗スワンベック大使(日本語吹き替え版【ソフト】)
金尾哲夫ベンジャミン・バグリー大佐(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
富田耕生サイモン・グレアム(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
佐々木敏ゼブロン・ガント軍曹(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
坂詰貴之信忠(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
内田直哉ウインチェスター銃の商人(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
稲垣隆史スワンベック大使(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
原作ジョン・ローガン(原案)
脚本エドワード・ズウィック
マーシャル・ハースコヴィッツ
ジョン・ローガン
音楽ハンス・ジマー
ブレイク・ニーリー(追加音楽)
編曲ブルース・ファウラー〔編曲〕
撮影ジョン・トール
ゲイリー・カポ(第二班撮影監督)
製作エドワード・ズウィック
スコット・クルーフ
トム・クルーズ
マーシャル・ハースコヴィッツ
トム・エンゲルマン
ポーラ・ワグナー
マイケル・ドーヴェン(製作補)
奈良橋陽子(製作補)
ワーナー・ブラザース
製作総指揮テッド・フィールド
リチャード・ソロモン
ヴィンセント・ウォード
チャールズ・マルヴェヒル
配給ワーナー・ブラザース
特殊メイクマシュー・スミス
ウォルド・メイソン
マリア・パラゾン
コナー・オサリヴァン(補綴スーパーバイザー)
特撮ウィリアム・メサ(視覚効果スーパーバイザー)
ポール・J・ロンバルディ(特殊効果コーディネーター)
ピクセル・マジック社(視覚効果)
美術リリー・キルヴァート(プロダクション・デザイン)
グレッチェン・ラウ(セット装飾)
ジェス・ゴンコール
クリーチャー・エフェクツ社(馬の造形)
衣装ナイラ・ディクソン
編集スティーヴン・ローゼンブラム
録音アンディ・ネルソン[録音]
字幕翻訳戸田奈津子
日本語翻訳佐藤恵子(日本語吹き替え版【ソフト/テレビ朝日】)
スタントケイシー・オニール
ツヨシ・アベ[スタント]
ジョエル・クレイマー
その他ケビン・デ・ラ・ノイ(ユニット・プロダクション・マネージャー)
ブレイク・ニーリー(指揮)
奈良橋陽子(キャスティング)
あらすじ
南北戦争で犯した原住民虐殺を悔やみ酒に溺れるオールグレン大尉(トム・クルーズ)に、日本軍で戦術指導する役が舞いこむ。戦争でしか自分を見出せないオールグレンは、日本に着いてからも心の安寧を見つけられずにいた。ある時、彼は新政府の意向に沿わず頑なに"侍"としての生き方を貫く武将・勝元(渡辺謙)の討伐を命じられる。しかし、部隊の士気は低く彼は勝元の奇襲に逢い捕えられてしまう。自らの刃で倒した武将の妻たけ(小雪)の家で静養するうちに、オールグレンは侍としての生き方に惹かれ、共に戦う道を選ぶ。
ネタバレは禁止していませんので
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634.《ネタバレ》 意外と面白くてびっくり。でも好きかと聞かれたら、好きじゃないです、ってはっきり言える。そんな映画でした。きっとすごくいっぱい日本のことも勉強して、脚本も練って、美術も凝って(美術は特に素晴らしかったと思います)、きちんと作り上げてるのはわかるんです。でも好きかって言われたら、好きにはなれない。なんでしょうね。うまく言えませんが、武士道って絶対にこういうことではないと思うんですよ、僕は。この映画で描かれる武士道って、どこかで滅びの美学、みたいなものにすり替わってる気がするんです。そしてすり替わってしまった武士道が、自己犠牲を美化してて、何かに殉じて死んでいくことを称揚している気がするんです。それって全然武士道ではないと思う訳です、僕は。武士道って、そんなことだと履き違えるからこそ、滅びてしまった概念だと思うんですよね。いかに生きるかをがむしゃらに突き詰めていったはずの考えを、滅びていくものへの哀惜みたいなものに巧みにすり替えてしまうことへの違和感が最後まで拭えませんでした。滅びる事への限りない哀惜はたとえば、「ワイルドバンチ」(最高に好きな映画です)みたいな形でしか現れないと思うんですよ。つまり何かに殉じて死ぬなんて何の意味も無いばからしいことだ、そんなのわかってる、それでもそれを全部わかった上であえてその醜さにに踏み込んでいく。滅びていくことってそういうことだと思うんです。この映画で肯定されて、美しく描かれているものって、大げさかもしれないけど、結局、アメリカが振りかざす正義とか、アルカイーダやオウムやパレスチナのテロリストが振りかざす正義につながってしまうものだと思うんですよ。美しさと正しさを、それと気づかずに混同してしまうことはやっぱり僕は違うと思う。まあ、そんなでかいこと言わなくたって、細かく言えば笑っちゃう突っ込みどころ満載なんですけど、この映画。いや、しかしトムクルーズ。彼がいなきゃこの企画自体成り立たなかったんでしょうけど、それにしたって、彼のポジションはあくまで狂言回しなんだから、それに徹して欲しかったです。チューすんなよ!小雪ちゃんと!最後も予感で終われよ!顔で終わんなよ!それじゃただのスター映画だろ!結局この映画のほんとのサムライは渡辺謙さんでも真田さんでもなく、日本一の切られ役、福本さん(ボブ!)だったなあ。そう思っちゃいます。
amさん 5点(2004-03-12 23:48:26)(良:2票)
633.《ネタバレ》 映画館で見たのですが、条件が悪かった・・・10分遅れくらいで入ってきて私の前に座った父娘が喋るわ喋る・・・。事あるごとにぺちゃくちゃと。もうそれだけでも迷惑なのに、ジュース買いに、トイレに席立つわ立つわ・・・。おまけに携帯開いてメールチャック。まぶしいってーの!最悪でした~(泣)さて、映画そのものといいますと、とにかく音楽最高!!さまざまな場面で絶妙にマッチしまくりです。ド迫力の決闘シーンも切ないシーンも音楽だけなら10点満点。でも全体的評価するとそうはいかないものですね~。私としてはトム・クルーズと小雪のチューは許せないです。別にトムファンだからとかじゃなくて・・・。あれは話の展開からしていらないでしょー。ちょっと頬が触れる程度でストップするべきだったんじゃないかと思います。一緒に見に行った友達は「あれ以上進まなくて正解だったよね!もっと進んじゃってたら最低な映画になってたよね」と言ってましたが、私はその段階でもうだめだよ~って感じです。でも評価すべき点はあります。キャストも良かったし、日本の描き方も良かった。謙さんはみなさんもおっしゃる通り素晴らしかったと思います。他に私は子役の2人とボブも本当に良かったなーと思います。この3人が笑いも誘ってくれました。私はこの映画を見て泣けませんでしたが、日本の美しさに感動しました。それだけでも見て良かったと思える作品です。
未歩さん 7点(2004-01-29 00:14:20)(笑:2票)
632.《ネタバレ》 大画面で見てきました。まじめに作られた映画という感じ。日本の良さが表現されている点が大変好印象。役者の選定もナイスだ。渡辺謙の存在感がすばらしい。子役もうまい。小雪の演技も好きだな。
期待して損した「あずみ」とか「キルビル」と比べものにならないと言っておこう。まじめな映画、繊細な映画だ。戦闘シーンもアラがが見えないようにカメラ振り回し、スローモーションの2つで夢を壊さずにすんでいた。NHKの武蔵はとても達人とは思えないへたっぴな動きに夢がさめたもんだ。黒田鉄山先生の演武とか見ていると昔のサムライの動きはとてつもなくすごいと思わされる。それだけに、映画や時代劇のこういう場面では、できるだけ誤魔化してくれ、とそう思うんだな。スローモーション、振り回し大いにけっこうといっておこう。(でも、古武術の専門家から見たらこりゃおかしいっていうアラが見えるのだろうけれども)
けっこうぐっとくるものがあった。最後の方での土下座シーンが特にじーんきた。大きな時代の移り変わりを礼を持って見送る、そういう厳粛な感じがしたんだな。
侍の村で、ネイサンが霊(幽霊じゃないよ)を感じるとかいうシーンがあるけど、日本の精神的な部分をきちんと出してるなあとうれしくなった。
ストイックな雰囲気がナイス。日本の女性の良さをよく表現していたように思う。我が儘な外国映画の女とは違う、日本女性のおくゆかしさ、強さ、優しさ。そういうのが感じられて良かった。ネイサンがたかと軽く口を合わすシーンは、ちょっとショック。ストイックをもっと貫いて欲しかったなあ。たかとネイサンがくっつくのは見えていたけどそれを奥ゆかしく雰囲気だけでとどめておいて欲しかった。
いい映画であった。しかし、2回も見るとあらが見えてきそうで、感動がうすれるのが怖い。1回だけにとどめて、いい映画だったなあと幸せな気分で終わりたい。

なかがわさん 7点(2004-01-13 19:52:51)(良:2票)
631.《ネタバレ》 今日見てきました。平日の初回なのに満席状態。同じ条件で10%に満たなかった「キル・ビル」とは大違いです。確かに神風連の乱などが下敷きになっての刀・槍。弓での近代軍隊との対戦(でも甲冑はやりすぎ)で、それも政府軍の挑発(これは西南戦争か)によって意地を見せずにはいられない、已む無き戦闘ですから筋は通っています。オルグレンはビッグホーンの生き残りとの設定になっているけれど、その報復としての先住民部族の虐殺に荷担したことで酒びたりで武器商人のマネキンを勤めていたのが明治政府に雇われて徴兵の訓練係に日本に来たことになっている。オルグレンの説明の中でテルモピュライのスパルタ軍の話が出てくるけれど、これとかアラモとかでの戦士の義務は上からの指示でなく自発的なもので、それを自分の義務と課すのが戦士で、命令だから(尤も最後の一兵までなんてのは日本軍だけのお題目で、兵士は責任範囲を果たせば降伏しようと逃げようとお構いなしがグローバルスタンダード)ではないと言うところに共感を持つのは洋の東西を問わないのだと思います。最後に勝元がテルモピュライの結果を聞くと、「勿論全滅した」との答が返ってきて、それで勝元は自分の役割を明確に悟ったのでしょう。「タイムライン」とかでも示されると思うけれど、弓は火縄銃はもちろん近代銃に比べてもそんなに効果は見劣りしないようです。もちろん絶え間ない訓練があっての話です。でもオルグレンがガトリング銃が使用されるのを知りながら、煙玉とかの準備をしなかったのは納得できない(機関銃は弾着が見えると効果が上がるのだから)けれど、そこまで自軍は保たないと考えていたのでしょうか?釈放されてそのまま村に戻るのはいかにも納得できないところで、冒頭のような僧形で放浪の果てに戻るようならまだよかったのにと思いました。
たいほうさん 8点(2004-01-08 00:25:37)(良:2票)
630.《ネタバレ》 最高に良かったです。霧の中から突撃する騎馬隊の幻想的かつ勇壮な姿に震えました。歴史的事実が至る所に反映されているので、歴史好きの自分には最高の作品でした。時代考証が間違っているという人に限って誤解しているようですし、批判自体行き過ぎたもの。史実をどのように脚色しているかを考える楽しみもありました。
上総介さん 9点(2004-01-07 03:47:40)(良:2票)
629.《ネタバレ》 見終わった後友人と話していると、「真田広之が若かった」と連呼されストーリーについても会話がかみ合いません。

「??」と思いわたしが問いただすと、
真田広之がどの人かわからず、勝元の息子を真田広之だと目星を付けてみていたらしいです。

あまりにも若すぎるだろ~!!!!と即ツッコミ。
ていうかこれって、ラストサムライを見たあとの会話じゃないですよね。。。

杏と蛍さん [映画館(字幕)] 8点(2003-12-29 15:45:57)(笑:2票)
628.《ネタバレ》 最初に勝元らが霧の中から現れるシーンで、怖さと高揚感で鳥肌が立った。・・劇中にも”蛮人”と呼ばれるように、歴史の中で蛮行もした侍も、日本の一時代を築くのに必要とされた者達。そして自分が信じる侍の高潔・・この”怖さ””高潔さ”が、外国人の目を通すことで、わかりやすい形になっていてよかった。モデルとなった西郷さん、明治維新には賛成したものの、急速な西洋化には警鐘をならして(攘夷が通らずゴネた?)起こした、西南戦争が無駄ではなかったと思えた(征韓論が退けられて以降、西郷さんは死に場所を求めるだけでやる気がなかったという説が有力でも)。戦争を美化するわけではないけど、今を肯定するなら時代の人柱になった無数の屍を無駄だと思いたくない、そういう考えもくんでくれていたと思う。オールグレンが『彼等は日々の生活に完璧を求める』と言ったのを聞いて、以前、外国人に「日本人はすごい。学ぶことを”あたりまえ”、働くことも”あたりまえ”・・こんな社会はなかなか作れない」と言われたのを思い出した。・・まじめさ、杓子定規なとこ・・自分が日本の格好わるい所とさえ思ってた部分も、誇れる部分の一つだったんだと気付かされる。こんな日常に侍魂の一片が残っていると言われたようで誇らしくなる。・・多くの方が言う、おかしなとこもあります。でも、わかる人は脳内補完してあげたらいいと思う。剣対銃なのなんて、わかりやすくする為のものだから気にしない(笑)キスと土下座は・・脳内消去(笑)逆に”横浜港から見える巨大富士”なんて、ちょっと笑ったけど北斎の絵のようで、シュールな美しいシーンだと思った。・・なにより描きたかったのは史実ではなく、侍魂。その理解、表現は素晴らしかったと思います。(P・S:勝元が何故英語?と言う人も多いですが、モデルの西郷さんは話せなかったものの、密貿易をしていた薩摩藩に外国語を話す人は多くいたし、フィクションの設定として、おかしくないと思います。・・例えば:殿である勝元は、小さいながらも守らなければいけない国を持っている・・それ以上に守るべき主張も・・先を読む為に、諸外国の戦争、文化に興味を持ち学んでいた。その上で銃火器を持たない道を選び・・死にざまをもって政府に主張を伝えた。・・こんな感じでどうでしょうか。・・なーんて一生懸命フォローしちゃうんだから、よほど気に入っちゃったんだなー(笑))
ウメキチさん 9点(2003-12-26 12:50:30)(良:2票)
627.《ネタバレ》 率直に、ハリウッド映画の実力を見せつけられた気がしました。渡辺謙、真田広之がこれほどまでに伸び伸びと、思う存分本領を発揮できる映画がこれまで日本から出て来たか、と思ったら、もう2人には申し訳ないくらいです。時代考証、武士道精神の解釈(というか方向性)、たしかにかなりおかしいです。ただしこの程度のデフォルメは、現代のアメリカ以外を舞台にした作品の場合なら普通に行われていることで、この映画が正しい歴史を伝えようとしているのならもちろん議論の余地はありますが、あくまでもファンタジーとして描かれている以上、ある程度物語に都合の良いお膳立てとしての誤りには目クジラを立てなくても良いのではないかというのが私の考えです。そもそもトム・クルーズにサムライ役をやらせよう、ぐらいのコンセプトで始まったものだと思いますので、ここまでのレベルの物を期待していなかった人がほとんどでしょう。今どき日本人でも滅多に理解することのない「武士道」スピリッツを、ここまできちんと描き切ったことは立派だと思います。そして戦闘シーンの迫力は、かつて日本で「大作」と言われたどんな作品も太刀打ちできるものではありませんでした。真田広之は現役の日本人俳優としては殺陣の第一人者だと私は思っていますが、彼の本領もいかんなく発揮されていてその姿に涙が出ました。欲を言えば、あれほどカツモトのサムライスピリッツに共鳴したオールグレン大尉には、ラストでカツモトと一緒にハラキリしてもらいたかったところです。まあそこはファンタジーですから。渡辺謙は、アカデミー助演男優賞を獲れるのではないかと本気で思います。素晴らしかったです。今年はもう「S.W.A.T.」どまりか、と本気で諦めていましたが、これはもう文句なく私の本年度ベスト1作品だと思います。 【追記】渡辺謙さんゴールデン・グローブ賞ノミネートおめでとうおめでとう。
anemoneさん 10点(2003-12-15 00:13:10)(良:2票)
626.開始から30分後くらいから徐々に尿意を催してきて途中からそっちにばかり気を取られてしまいました。なので、ものすごくトイレに行きたかったのだが「ラッキー、真ん中じゃん」と今一番話題の映画で両サイド満員でとても行ける状態では無かった。仕方ないから大人しく意識しながらガマンにガマンを重ねた。頑張ってるうちに終盤に入った。すると終盤では「ど~ん」「ば~ん」と爆破のシーンが多いため尿意に響いた、最悪だ。が、映画でサムライ達が頑張ってる姿を見てると「自分も頑張らねば・・・」と励まされ、だんだん熱くなってきた。やけに感情移入したせいかどうかはわからないが最後、尿のかわりに涙が出てきた。その後、トイレをすませ、自分なりに映画を振り返えると「やっぱり面白かった。でも、これって邦画でやって欲しかった」と思った。これからは絶対映画を見る時は必ずトイレを済ませてからにしようと固く誓った。
taronさん 8点(2003-12-12 20:39:05)(笑:2票)
625. 参った。圧倒された。154分を全然感じさせない。涙がとまらなくてどうしようもなかった。終わったあと正気に戻るまで、かなりの時間とギネスをハーフパイント必要とした。死にゆく者と、残される者の別離のシーンを最小限にとどめたのが光る。(以下追記)時代劇がまだ人気があるため日本の役者のほとんどが馬を乗りこなせるのは重要な無形文化。この騎馬隊の数々の迫力あるシーンはあまたの西部劇の名場面を超えハリウッドがつくった最高峰だと思う。
南浦和で笑う三波さん 10点(2003-12-08 14:32:24)(良:2票)
624.何と言っても合戦が物凄い。役者に徹底した稽古をつけ、500人のエキストラにも訓練を施しただけあってその迫力はケタ違いで、史上空前の合戦シーンを楽しむことが出来ます。それだけでも本作は存在価値ありでしょう。日本映画界も何年かに一度、巨費を投じた時代劇を製作するのですが、ただ大勢が走り回っているだけで迫力とは程遠いものがほとんど。その点、スペクタクルを作ることに慣れているアメリカさんは見せ場の作り方が非常に的確です。また、適度に汚しを加えた鎧のかっこよさも目を引きますが、この点でも、ピカピカのダサイ鎧を登場させる日本映画界とのセンスの違いを実感できます。。。お話については、本作の監督と脚本家は根本的な部分で大きな勘違いをしています。彼らはサムライを滅びゆく部族のようなものだと考えているのです(サムライとインディアンを同一視していることからも明らか)。そして本作が面白いのは、根本的な部分を勘違いしているにも関わらず、全体としてはそれほどおかしな出来になっていないということ。これはエドワード・ズウィックとトム・クルーズの真摯な姿勢の賜物で、日本人俳優からの指摘をきちんと作品に採り入れていったことで、作品は破滅を免れています。「意見を採り入れる」とは言うは易し行うは難しで、本作の脚本を書いたのはアメリカ人であり、いくら中立的に作っているつもりでも、無意識のうちに日本人キャラにもアメリカ的な言動をとらせてしまっていたはず。そんな脚本において日本人からの修正を受け入れていると、「そこを変えられると物語に支障が出るよ」という局面も多分に発生したことでしょう。にも関わらず彼らは日本人の意見を丁寧に拾っていったのです(ニンジャのくだりだけはどうしても譲らなかったらしいですが)。ただし監督達の勘違いが吉と出ている場面もいくつかあって、序盤のサムライ登場シーンなどはサムライを極端に神秘的で崇高なものだと考えていた監督のおかげで、目を見張るほどかっこいい場面となっています。日本人では、サムライをここまでかっこよく演出することはないでしょう。。。なお、本作についてよくある批判として、織田信長の時代から銃を扱ってきたサムライの武装が刀と弓矢だけってことはないだろというものがありますが、伝統的な武装のみで蜂起した神風連の乱が本作の舞台となる1876年に発生しており、あながち間違いとも言えないようです。
ザ・チャンバラさん [映画館(字幕)] 7点(2010-08-14 01:56:42)(良:1票)
623.サムライがかっこよすぎる、不自然なほどに
megring777さん [DVD(吹替)] 6点(2009-05-22 21:00:53)(良:1票)
622.あちらの国の人たちが日本を愛してくれる気持ちはとても嬉しいのだけれど・・・・・・あまりにも日本を美化しすぎていて、気恥ずかしくて見ていられなかった。西洋風の上着、ズボン姿の官軍に、戦国時代の武士軍団なんて・・・・・・真田さんなんてバイキングかと思うようないかつい兜かぶってるし(涙)、あまりにもミスマッチで、逆に「侍」の時代錯誤っぽいダサさが目に付いて辛かった。ふつうの時代劇を見ている方がリラックスできたかも。強引に「武士道」に感動させようという狙いが強すぎて、かえってこちらは引いてしまった。昔見た「将軍」という三船敏郎のドラマが懐かしい。
tonyさん [DVD(字幕)] 3点(2009-04-13 15:30:11)(良:1票)
621.武士道とかサムライ精神っていうのは、江戸幕府が幕藩体制を維持するために、儒教という他国の哲学を利用しながら作り上げていったもの。戦国時代以前の武士を見りゃわかる。保身と欲のために、主家をころっころ替えている。仁も義も礼も無い。
だからこの映画が勝元一派を「古き良きもの」を大事に守っていると描いているのは滑稽だし、日本にきてまもないアメリカ人がそれに魅せられることに至っては片腹痛い。
そう思った時点で、ストーリーが優れていようが役者の演技が良かろうが、この映画を評価することはできない。
ちなみにストーリーも、ものすごく面白いとは思わない。
まあ元々この映画、日本人が見て評価するように作ってないのだろう。南北戦争の将校が日本に来て、欧米にはない価値観をもつ人々を発見しましたよ!強烈な美学を持ってます。生き方は壮絶ですよ!てのを見せる映画であって、この時代が現代日本からしてもかすむほど昔になったのをいいことに、ちゃっかり背景として利用しただけのことだ。日本以外の他国の人が、実際の歴史に照らし合わせて細かいツッコミを入れることはあるまい。
佐吉さん [DVD(字幕)] 4点(2009-03-04 02:38:27)(良:1票)
620.ガイジンさんニンジャ好きね。
TAKIさん [DVD(字幕)] 7点(2009-03-02 21:37:20)(笑:1票)
619.《ネタバレ》  たしかに、ストーリーは面白いです。俳優さんたちも格好良いし、映像も美しい。
 しかし、日本人としては、あの物語を「明治初期」の設定とされることが、どうしても許せません。
 渡辺謙らの戦い方は、戦国時代の武田騎馬軍団の戦い方です。一方、政府軍の兵隊達の腰抜けぶりは、おそらく明治以前のどの時代を探してもありえない。特に、明治維新は組織化された民兵の活躍によって成し遂げられたという側面もありますので、肝心の民兵があんなに腰抜けでは、「どうやって明治維新ができたの?」という疑問がぬぐえません。
 そういうわけで、どんなに甘く採点しても、2点しかあげられませんでした。
SHIROさん [DVD(邦画)] 2点(2008-08-02 21:51:48)(良:1票)
618.《ネタバレ》 映画館で一度観て、テレビで吹き替えを観ましたが、これ吹き替えで観ちゃったら何の意味も無い気がします。日本人と外国人の武士道を通じた交流と理解みたいな内容なのに、どっちも日本語でしゃべってたらおかしいもんなぁ。吹き替えじゃ内容があまり理解できないんじゃないかなぁ。
そしていくらハリウッド映画とはいえ、日本の侍というものを撮るわけですから、時代考証はきちんとやるべきで、こんなずさんなものが許されるというのは理解できません。
その辺良くわからない外国人が観るのと私たち日本人が観るのでは評価は違うとは思いますが、いくらなんでもひどすぎる。なぜ天皇が英語をしゃべるんですか。最後の礼も意味不明だし、武士道ってああいうのなの? もう萎えてしまってだめでした。
チャンバラとか戦闘シーンなんかはさすがにエンターテイメントという感じですが、よくよく考えてみると内容(ストーリー)なんて無いに等しいです。
渡辺謙の演技に3点。
Balrogさん [映画館(字幕)] 4点(2007-08-19 15:48:15)(良:1票)
617.映画=娯楽とはわかっているが、にしてもコレは・・・。なんであの時代に鎧なんて着込んでんだあのハゲは。
Junkerさん [DVD(字幕)] 3点(2007-01-03 18:08:15)(笑:1票)
616.ほとんど「キン肉マン」の如き世界観。これで日本を正確に描写できる限界なら、いっそ「舞台はサムライ惑星という架空世界だ」と云われた方がしっくりくる。コメディとしてみるなら5点。
丹羽飄逸さん [ビデオ(字幕)] 3点(2006-12-25 19:48:38)(笑:1票)
615.《ネタバレ》 勝元たちが戦った理由付けが曖昧だと感じました。“それが武士道だから”で片付けられていたような。誇りを守るため。死に場所を見つけるため。それだけの戦いに見えました。(明治初頭の士族の反乱は、士族がその権益、すなわち生活の術を守るためのもの。いわば生きるための戦いです。死を前提とする本作のような戦いとは別物では。)そもそも武士道とは何でしょう。文字どおり士族階級独特の道徳、倫理観です。名を重んじ、主君への忠誠を誓うこと。日本人の大多数を占めた農民、工商人には関係のない思想です。(しかもこの思想は徳川の治世になって植え付けられたもの。その方が体制維持に便利であったから。)徳川以前の武士を含め、多くの日本人のベースとなる精神があるとすれば、それは“家”の観念です。個よりも血を優先する考え方。家を守る(子孫を絶やさぬ)ことが重要。そのためには、耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍ぶ。地べたを這いつくばっても家族を守る。この精神のほうが尊く、美しいと感じます。ですから、現代の私たちが抱く“武士道”の概念とは、遺伝子に組み込まれたような元からある類のものではなく、近代文化の中で整理されたものだと思います。“礼節を重んじること”や“潔しを宗とすること”ではないかと。私たちが世界に誇れる“武士道”とは、そういうことだと思います。決して捕虜にツバを吐きかけたり、負け戦において一人でも多く道連れにするような戦いを肯定するものでは無いはずです。生きることを前提としない戦い、守るべき家族をないがしろにする戦いに、美しさはありません。ただの自己満足だと思います。例えば勝元が自らの首を差し出して事態が収束するのであれば、迷わずそうするべきです。否定的な意見を述べましたが、渡辺謙がハリウッド進出の足がかりを掴んだことについては、素直に嬉しいですし、一娯楽作品としての出来が悪いとは思いません。外国で賞賛されるのなら分かります。
目隠シストさん [地上波(吹替)] 5点(2006-12-12 18:05:39)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 674人
平均点数 6.85点
010.15%
160.89%
2121.78%
3263.86%
4294.30%
5649.50%
611016.32%
716624.63%
813419.88%
98312.31%
10436.38%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.75点 Review48人
2 ストーリー評価 6.02点 Review70人
3 鑑賞後の後味 6.70点 Review71人
4 音楽評価 7.01点 Review60人
5 感泣評価 5.66点 Review48人
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【アカデミー賞 情報】

2003年 76回
助演男優賞渡辺謙候補(ノミネート) 
音響賞アンディ・ネルソン[録音]候補(ノミネート) 
美術賞リリー・キルヴァート候補(ノミネート) 
美術賞グレッチェン・ラウ候補(ノミネート) 
衣装デザイン賞ナイラ・ディクソン候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2003年 61回
主演男優賞(ドラマ部門)トム・クルーズ候補(ノミネート) 
助演男優賞渡辺謙候補(ノミネート) 
作曲賞ハンス・ジマー候補(ノミネート) 

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