38.《ネタバレ》 沢山の真面目そーな女性のお客さん達に囲まれた状態で見た事を思い出しました(意外にもめちゃめちゃ混雑していて)。映画の方も、非常に真面目にこの古典的な物語を語ってゆきます。19世紀のフランスの、暗い風景、暗い人々の暮らし。だけど、どんな状況だって笑いが消えちゃってるって事はないんじゃないかなぁ?なんて思いもしましたが。やっぱり印象に残ったのはジャベール。彼は法を守ることだけが信念として貫かれ、そのためには人権も心も踏みにじる人間。そんな彼が、バルジャンの心に触れた時、彼は自ら死を選ぶしかなかった、法を犯してバルジャンを許すことは、彼の人生の否定になっちゃうのだから、だから自分らしくバルジャンを許す方法って、死しかなかったんですね。この物語で、本当に悲しい存在だったのは、バルジャンよりも、ジャベールだったのかも。バルジャンは逃亡しつつも19年の間は幸せな暮らしを送っていたのだし。印象的なベイジル・ポールドゥリスの音楽、確かな美術に彩られた世界は至極端正な作りの、それゆえ受け手も真摯に向き合える映画でした。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 8点(2004-02-21 20:38:32) |
37.余談ですが...ユアサーマンってあんなに胸ないよね。これは、コルセットのおかげなのですよねえ。だとしたらコルセットで凄いですね。うちのかみさんにも付けさせとくかなあ。で、そのユアサーマンですが、ボインの他にも死様も良いです。貧相な顔立ちが実に良くマッチしています。 肝心のストーリーですが、気になる点が一点だけありました。それは、キリストの如く誰にでも暖かい手を差し伸べるジャンバルジャンが、自ら命を絶ったジェベールを救わなかったことです。しかも晴れやかな表情でその場を去っていく。まあ今までの仕打ちを考えればあたりまえなんですが、このため今までの行為は偽善だったの?って感じがしてしまいます。 【tantan】さん 7点(2004-02-14 21:30:05) |
36.この作品は実に強く宗教観(キリスト教的な)が反映されています。聖書を読んでいても、私の様な俗物的な人間には不条理とまで思ってしまう様な“教え”が詰め込まれています。 キリスト教で教え説かれる無償の大きな愛<アガペー>が、作中では一人の人間を変えてゆく。罪を犯していながらも、与えられた「愛」と「許し」によって真人間になったジャン・バルジャンはやがて、人々が尊敬する人物になります。それは、かつて受けた温情をその人に返すのではなく、助けを必要とする人々へ奉仕する事で…。 ただ「無償の愛」に忠実に生き抜く主人公と、職務と自身の正義に忠実に生きるジャベールとの対比に於いても“追う者・追われる者”以上の象徴的表現を感じます。 この作品に触れ『感動』する事が出来ても、果たして自分は人にそう出来るか…?と考えさせられました。何故か、私に聖書の物語を話して下さった牧師夫妻を思い出します。 【MAZE】さん 9点(2004-02-11 16:52:14) |
35.ジェフリー・ラッシュとリーアム・ニーソンの演技が素晴らしかった! 【ギニュー】さん 8点(2004-01-25 20:40:54) |
34.あらためて原作のすばらしいドラマ性を感じました。絵もきちんとつくられているし、演技も良い。しかし!英語なのに「ジャンバルジャン」って言う時だけフランス語チックになるのには笑った。「アイ・アム・ジュアーン・ヴァル・ジュァン」って言われても… 【ETNA】さん 8点(2004-01-20 17:52:55) |
33.僕はこういう系の映画はダメでつまらないだろうと決め付けて最初見た時は8割早送りして観てやはりつまんなかったと思っていました。でも期間を置いて暇だからちゃんと見てみようかなと思ってみたら面白い面白いかじる様に観てしまいました。ていうか僕最近まで知らなかったんですがこの原作とっても有名なんですね。 【ヨウヘイ】さん 9点(2004-01-11 03:15:36) |
32.親子の関係が現実的(?)で良かった☆夢中になっちゃう作品w 人に親切にされて感動して、いい人にwって展開ゎ結構観たことある気がするケド◎ |
31.《ネタバレ》 ジェフリー・ラッシュもリーアム・ニーソンも好きだし、話のテンポも良かったです。なにより、バルジャンがファンテーヌを昼食に連れ出すシーン、ジャベールの最期に純粋に感動しました。 どんな人間でも心をなくすことはないということですか 【HΛL】さん 7点(2004-01-05 00:49:11) |
30.「人は変われるのか?」がテーマ。一度刑務所に入った人間が普通に就職して仕事をするのなかなか難しいだろう。それは我々が「人は変わらない」と思っているからだ。過去は消せない。経歴というのは一生ついて回る。 我々が経歴にこだわるから経歴詐称も起きる。ある人の悪い過去を知ったとき、その人は変わったと思えるだろうか?今のその人を今までどおり評価できるだろうか?それとも善人ぶってるだけと思いなおすだろうか?人との付き合い方を考えさせられる作品だった。 |
29.手塚治虫作「火の鳥」の我王に似ている。贖罪とは何かを考えさせられた。いずれ原作も読んでみたい。 【ガーデンノーム】さん 7点(2003-12-09 07:46:07) |
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28.あまりこの映画は知られていないが、名作である原作をとても巧みに映画化した秀作である。暗く不穏な空気感が見事で、原作の濃厚さが映像から伝わってくる。配役も実によく、主役のリーアム・ニーソンはこういう大河的なドラマの主役をやらしたら右に出る者はいないと思う。敵対役のジェフリー・ラッシュの演技も素晴らしく、ラストの果て方は非常に鮮烈で印象的だった。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 8点(2003-11-18 11:40:48) |
27.《ネタバレ》 いい映画でした。一人の盗人が神父にかけられた恩情をきっかけに真人間になってひとつの村の長にまでなってるとは。そしてその後も自分の信条を最後まで貫ききったことがすごく感動しました。人はやろうと思えばここまででも変われるんだと教えられた気がします。 【TANTO】さん 8点(2003-11-07 16:09:22) |
26.原作が好きじゃないので物語としては…やっぱり腹がたつ~。でも日本も含めて今まで観た他の作品(舞台やドラマとかも)に比べたら、これが一番かな。やっぱ、リーアムでしょ。 【桃子】さん 5点(2003-10-31 15:09:31) |
25.やっぱりジェフリーラッシュは素晴らしいです。 【ヨッシィ】さん 8点(2003-10-24 19:52:52) |
24.とてもキャストがよかったです。しかし私にはクレア・デーンズがなぜか作品の中で浮いてしまっていたような気がします・・・。(彼女の怒ったり困ったりしたときに見せる眉間にシワをよせたときの顔がどうも苦手・・・。)ミュージカルを是非観てみたいですね。 |
23.私も小説を読んだことがなかったので、BS放送たまたまやってたのでビデオ録って見てました(笑) あまり期待してなかったんですが、なかなか見ごたえがあったと思います。(登場人物が省略されているそうなので、小説を読んでから映画を見ると、物足りなさを感じるかもわかりませんが・・・。) クレア・デーンズがなかなかよかったんではないでしょうか? 短時間でみるみる恋にはまっていってしまう演技に説得力があったと思います。それから、ファンティーヌ役の人美人ですね~~。。ホレボレしました。 【カソヴィッツ】さん 9点(2003-09-16 23:37:45) |
22.まあまあでした。キャスティングの勝利ですかね。現代的解釈過ぎてちょっとおおあじ?という気もしないでもなかったけれど。それと、私も最後のニーソンの表情には「あれ?」と思った。あれはダメです。大事なシーンなのに、ぶちこわし。彼くらいの演技力のある人には、もっと深みのある表情を期待したかった。というわけで、6,5点。繰り上げて7点にしようかどうか迷ったけれど、6点、ということに。 【おばちゃん】さん 6点(2003-09-15 23:14:12) |
21.主演のリーアム・ニーソンが好演。素晴らしいジャン・バルジャンを演じています。ファンティーヌを演じるユマ・サーマンにはあまり魅力を感じられなかった(普段は美しい彼女ですが役柄上服装などの点で…)けれど、彼女の演技も良かったです。パリの風景も綺麗なのでお薦めです。小説を読んだ人もまだ読み終えていない人も映画でも『レ・ミゼラブル』を堪能しましょう。 【SAEKO】さん 7点(2003-09-15 22:25:12) |
20.小説は長すぎて読めないので映画で楽しむことにしました。貧しさ故に盗んだわずかパン一個のために19年も刑務所にいたという不条理、銀の食器を盗んで見つかったが、それはあげたものだと神父の証言で助かり、人の真心に打たれ改心するジャン・バルジャン。その辺のこの小説の最大のテーマが十分描かれていなかった。しかし、執拗なまでのジャベール警部の追求、革命家マリウスとコゼットの恋等々盛り沢山の素材をうまくまとめたと思います。 【野ばら】さん 8点(2003-07-23 10:45:52) |
19.ジャンバルジャンにとても心を奪われ、そして涙が止まりませんでした。人は変われるのだなぁと。それも、何気ない一言によってだったりするのですね。 【ひなた】さん 10点(2003-06-25 21:45:15) |