6.江國香織の作品が好きでこれも小説で読みました。ラストが少し映画と違いましたが、私はどちらも好きですね。まぁこれには映画方のレビューを書きます。詩史と透、喜美子と耕二どちらにも未来がない感じが最初はしてました。詩史の方が透よりも、何か余裕を持っていたし、喜美子の大人げなさっぷりに耕二は振り回されていくし。。だから、詩史がこの中では一番大人なのかなと思いつつ、きっと色んな意味で大人なのは逆の立場にいた喜美子なんだろうなとおもいました。透の下宿先のフランス人の人が人生と恋愛は相容れないと言っていたシーンがありましたが、その通りだなぁって。人生をとったのが喜美子で恋愛をとったのが詩史なんだろうなって。どちらが、間違っているとか優れているとかないだろうけど、この二組のカップルは本当に対照的な位置にいたんだろうと思います。映像や音楽もなかなかだし、しっとりしたい時に一人で見ることをオススメします。 【キャラメルりんご】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-08-02 14:22:48) (良:1票) |
5.俳優陣が適役だった。映像も綺麗で音楽も良い。詩史と透は非現実的で、いかにも映画的なかっこよさ。喜美子と耕二は逆にとても現実的で、おそらく世間の不倫カップルはこういう人たちが多いのだろうと思わずにいられないリアリティがある。憧憬と共感を同時に感じられる二組のカップルについては申し分ない。だが構成が後半になってくるほど破綻していき、前半までの雰囲気をぶち壊している点が勿体ない。喜美子のキレっぷりと吉田の娘の狂気っぷりが妙に浮いているのだ。淡々としている原作に比べて映画版は激情的である。常に誰かが泣いていたり怒っていたりする。特に透の詩史を思う気持ちは大変切なく伝わり、胸を打たれること必至。映像美はなかなか良い線をいっているので、恋愛映画が好きな人やロマンチストな人はそこそこ楽しめるはず。 【HARVEST】さん 6点(2005-03-09 16:05:36) |
4.だらだら進んでる感じがして面白くない… 松潤がめっちゃ嫌な男だった!! 【れみ】さん 2点(2005-01-24 00:08:26) |
3.《ネタバレ》 (原作とはラストが違うので、映画のみでレビューします)この作品って、すごく残酷で、すごい皮肉が含まれているんですよね。最初は、妻として女として社会人として成功している詩史と、痛いくらい子供な透の関係で、常に切り札を持っているのは詩史。それを「一駅乗りすごしてしまった」ばっかりに、彼女は透以外の全てを失う。恐らくはこのまま老いさらばえて行くわけだ。透はパリで、金髪の綺麗なオネエチャンが沢山いる中で、どんどん世界を切り開いて行く。切り札は当然透に移って行く。これってものすごい悲劇でしょう! 貴美子と耕二の関係は、滑稽なようでいてちゃんと未来がある。どちらかというと貴美子耕二側の方が不倫優等生だ。この作品って、こうして考えるととても面白い。キャラも立っているし、キャストだって皆はまり役で良い。でも「なんだかなぁ~」という感想を抱いてしまうのは、この映画を『純愛ブーム』の波に乗せて流行らせようっていう狙いがミエミエで、退廃的なニュアンスが排除されてしまっているせい。おしいなぁ。ラストの山下達郎の音楽も、無理に「ハッピーエンドなんだよん」と言っているみたいで興ざめだった。あと、微妙な笑いの座りの悪さ(例・酢豚)は一体何!? おちゃらけるならもっと痛快に笑わせて! 中途半端な笑いはいらないわ。映像と岡田君は文句なしに綺麗でしたが・・・ 【ともとも】さん 5点(2005-01-19 20:14:28) |
2.何を書いてもやっかみにしか聞こえないので、何も書きません。ただ、キミコみたいにはなりたくないし、シフミのようには到底なれないと思いました。 【まちゃぽこ】さん 5点(2005-01-19 13:38:05) |
1.江國香織の小説が好きで、ずっと読んできましたが、「冷静と情熱のあいだ」以降、当たりはずれが多い感じがして、この原作も自分にとってははずれでした。そんなもので期待しないで見られるので逆にいいのかなと思ったのですが予想どおりの映画でした。東京の景色や風俗のよさも感じられず、バブリーなシーンも薄っぺらな感じでため息もでません。不倫の醍醐味(なんだろう?)も、ため息の出来ない辛さも伝わってこなくて残念でした。小説を読んで面白く感じられた人は面白く見られるし、そうでない人はそれなりにという映画だと思います。どうでもいいことですが、黒木瞳が川島なおみに見えるなとか、年齢的に上だけど岡田准一の役は安藤政信にやらせたらいいかなとか思いながら映画にはいれずに、そういう楽しみ方をしながら見てしまいました。 【omut】さん 4点(2005-01-12 21:28:53) |