170.どうもスリラー部分が断片的で連続的な緊張感がない人工的なホラーのように感じてならない筋書き通りのストーリーだが、ただの合成じゃなく動物を扱ったスリラーとわざわざ困難に困難が積み重なるようなことにあえて挑み、当時不可能であったことを可能にした技術は評価したい。ただしキングコングやゴジラみたいに今見てもそのデキが信じがたい特撮もあるし、ヒッチコック自身もサイコなど今でも十分通用する一流のサスペンスを残しているだけに相対的に評価は落とさざるを得ないのは仕方ないところか。 【Arufu】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-06-15 22:31:33) |
169.《ネタバレ》 怖さを全然感じなかったのは自分だけ? 有名な作品だけに期待をし過ぎたのかもしれないが。話の転~結の部分があまりにも消化不良。結局何のことだったのかサッパリ分からない話だった。 【もんでんどん】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-03-01 14:39:41) |
168.《ネタバレ》 映像的に随所に見せ場はあるが、人類の終焉を予想させる内容を描いた作品にしては迫力不足。古い作品でオプチカル合成のチープさは言い訳が立つだろうが、脚本のドラマパートのチープさは言い訳が立たないだろう。◆高飛車でいたずら好きな上流階級の女と弁護士の奇妙な出会いは面白い。が、そこから恋愛に発展していくわけでもない。それなのに女が男の家に行きつくまでの描写が長いが、何を言いたいのか?鳥を部屋に置いてくるなんていたずら返しにしては度が過ぎていないか?「鳥」だからペットショップで出会うというのも芸が無いだろう。「ラヴバード」も物語に絡らない。男の母親が不気味で女を嫌っているが何故か?これがあるから、その後母が自分のことを語る場面があるが、共感できない。平凡で幸福そうな家族が動物に襲われてこそ万人が共感する。高飛車なヒロインを応援する人も少ないだろう。女教師と弁護士の過去の恋愛も活かされていない。準主役の女教師が死ぬ場面が省略されている。妹の少女は泣き叫んで逃げるだけの役回り。登場人物がぜんぜん噛み合わないのだ。人間が描けて無いので、苦悩や苦痛が伝わらない。皆が協力して知恵を出し合って危機から脱出するからこそ盛り上がるのだが、逃げ回るだけの登場人物に失望。◆肝心なパニックパートにしても、小さな町を鳥が襲っただけ。小規模な鳥の反乱で終わっている。広がりが無いのだ。警察や軍隊との闘いくらいは見せて欲しかった。大人しい鳥がただ止まっているだけの凡庸なエンディングにはただ、ただ失望。せめて防具つけて松明で鳥を追い払いながら車に移動するくらいの演出がほしい。人類滅亡かと思わせるほどの衝撃的なエンディング希望。「終末だ、世界の終わりだ」とわめく人物が登場するが、滑稽としか見えない。鳥が全人類を敵として攻撃し始めたということを分らせるカットが必要だろう。子供を襲うシーンが多いが、子供は助かるのは分っているので恐怖は感じない。鳥がいる中を避難させるのも不自然。女が二階で鳥に襲われるシーンがあるが、ドアを閉めればいいだけじゃないか。◆確かにサスペンス撮影はうまい。でもアクションが弱い。多カットで見せる細やかな演出も不発ぎみ。人工的すぎるのだ。ただ暖炉から急襲する鳥大群と、飛行している鳥目線で見せる炎上する町の俯瞰カットは素晴らしかった。 【よしのぶ】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-01-21 05:04:49) |
167.《ネタバレ》 ヒッチコックらしい良い意味で先の読めるサスペンスホラー表現と、単純に鳥が人間を襲うという話が上手く合っていたと思います。分かっていてもダニエルスが振りむいた瞬間に大量のカラスがジャングルジムを覆い尽くしているシーンはドキッとしますし、予定調和的に襲ってくる鳥も鳴き声が相まって、本当に人間を侵略しているように見えます。その反面、ミッチの母親が抱いている親としての不能性等、人間ドラマの軸となる所はアッサリと回収されてしまい、やや残念でした。 【民朗】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-12-29 12:30:08) |
166.これだけは、ちっとも怖くなかった。鶏小屋の臭さを思いだしたけどね。 【みんな嫌い】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-12-23 16:28:01) |
165.さすがヒッチコック。 彼の作品の中でもっとも恐怖を感じた作品です。 特にあの主人公の後に鳥が少しづつ増えていく場面。 「ヒッチコックだなー」と思いながらその恐怖を描く美しさに改めて彼の偉大さを感じました。 ただ、今見ると正直映像技術が陳腐で萎える。 公開当初に見たかった映画の一つです。 【せかいのこども】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-12-11 19:45:48) |
164.すみません。私には作風が合いませんでした。 “鳥”の恐ろしさがイマイチ伝わってこなかった。 【ナラタージュ】さん [DVD(字幕)] 4点(2010-11-23 01:14:19) |
163.《ネタバレ》 今観ると、怖くもなく、ゆるーい感じですが、1963年というアナログ時代のまっただ中に、あれだけの数の鳥たちを意図通りに映像に仕上げた技術や知恵がすごいなと思いました。この作品に限らないことですが、CGなんて技術が映像制作に取り入れられるようになる何十年も前には、ガラスに描いた背景を実際のロケーションと重ねて撮影したそうで、その手描きの絵が全くそれと分からず本物の景色と馴染んでいることに驚きます。火事になった港町を上空から見下ろすショットなんて、画面のほとんどが絵で占められているカラクリを知って感動しちゃいました。ラストシーンの鳥の数も、当時の特撮技術でよくやりました! シナリオの段階では、あのラストシーンからあとに世界の惨状を見渡せるシークェンスがあったそうで、それを知ったら知ったで映像として見てみたくもなりますが、そこを見せずに終わりとしたこの作品のラストのムードって、よくよく考えたら「ゾンビ」のラストに受け継がれたんだなーと意外なことに気づきました。 男性の母親はなんだかすごく見覚えのある顔で、誰か気になり続けていたら「コクーン」や「ドライビング・ミス・デイジー」のオスカー女優ではないですか! それに「エイリアン」で死んじゃう方の女性も子役で出てる! とか、そんなところで楽しんじゃいました。 【だみお】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-09-23 11:16:00) (良:1票) |
162.子供の頃、おそらく初めて見たヒッチコック作品。大群で襲ってくるのがみじかな動物なので、子供心には結構怖かった。鳥目線で上空から火事の様子を見下ろす映像がどうやって撮影したのか不思議だった。ヘリでの空撮にしてはあまりにも安定した映像だったので。後に私自身も知床半島を旅行してた時にカラスに襲われた。 【きーとん】さん [地上波(吹替)] 6点(2010-08-28 00:03:04) |
161.《ネタバレ》 さすがに古いが古いということを差し引いても 映画としてそんなに面白いとは思えなかった。 わざわざ素手で戦って手が血まみれになるお前は鳥よりもアホだな、 グローブとか全身防具付けろよ、と冷めて観てしまった。 一人で部屋に入りフルボッコ攻撃を食らうのも わざとやられているようにしか見えない。 50年前はこの程度で充分怖かったんだろうなぁ。 【虎王】さん [DVD(字幕)] 4点(2010-07-05 23:16:32) |
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160.鳥の襲撃シーンはリアリティがあって良かった。 多分、いつ観たのかによってこの映画の評価は変わってくると思うが、 私にはさほど面白いなとは感じられなかった。 時折入る、女優へのぼかしが妙に気になって、恐怖映画独特の緊迫感が削がれた。 あのぼかしは何だったのか・・・。 鳥の襲撃理由より気になった。 【タックスマン4】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-05-02 13:50:01) |
159.なかなか良い。前半のゆるいロマンスホームドラマ展開から徐々に鳥に焦点を移すとこ絶妙。内容以上に、視聴終了後に山本晋也監督による制作話を拝聴、CG全盛の現代に考えられない工夫とかにおおいに感動。やっぱりテレビでの映画放送後は解説有ると嬉しいよね。淀川さんとか水野晴夫さんとか解説有った時代は映画に夢が有った。 【タッチッチ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-04-30 15:06:59) (良:1票) |
158.《ネタバレ》 いろんな解釈ができる映画だとは思うのですが、この得体のしれない恐怖感はたまりませんなぁ 小学校のジャングルジムに段々カラスが増えてくるシーン…くはぁぁこええぇーー 一言でいうならえずいですね 鳥嫌いのヒッチコック(らしいですね) 鳥が人を襲うという点に着目した発想がスゴイ 当時としては相当頑張った(と思われる)特撮もみどころ 最後の終わり方もヒッチコックワールド全開! いやいやホント怖い映画でアリマシタ 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-04-30 08:02:24) |
157.《ネタバレ》 口笛に笑顔で振り向くブロンド美女の視線の先には、男ではなく空を舞っている無数の鳥がいた…。いかにも高慢ちきな女が、これから鳥に襲われるんですよという始まり方からしてもう巧いのですが、最初の方はコメディかと思ってしまいました。つがいの鳥がハンドルを切った方向に仲良く体を倒すのはモロですが、例えば誕生パーティー襲撃シーンなども転んでジタバタする女の子をカモメが突っつく様なんてのは滑稽に見えました。しかし、暖炉から一羽のスズメが現われるや否や間髪入れずにドバッーと大群を投入してくるあたりからは圧倒的です。襲撃後、あの神経質そうな母親が割れた食器を片付ける様子が意味ありげに撮られていますが、次にダン宅に行った際、取っ手だけのコーヒーカップが映った瞬間、もうここは襲撃済みなのだと悟らせるもので見事に緊張感をもって死体まで誘導させられます。そこからはもう畳みかけるようなのですが…クライマックスともいえるティッピー・ヘドレンが実際に襲われるシーンになると、当時の技術では仕方ないのですが、やはりチャチに見えてしまいます…。しかし本作における恐怖は鳴き声や羽音など前触れの時点が最高潮なのであり、それはCG不用の見事さなのです。 【ミスター・グレイ】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2010-04-22 18:06:50) (良:2票) |
156.《ネタバレ》 理由が分からずあんなに大量の鳥達が襲ってくるなんて、怖すぎです。その理由を語らないのがポイントですね。静かにしてる時の鳥たちは、可愛い顔してる。メラニーがバービー人形みたいに綺麗でした。ミッチの母親も何気に美人です。終わり方がかなりストイック。渋い映画でした。 【VNTS】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-01-26 19:25:39) |
155.これは私にとって恐怖映画の原点です、しかもこの年になってもカラスを見るたびに思い出す、ゴミを集積場所に出しに行った時にカラスがゴミをつついていたりすると一瞬「わっっ!!カラスだっ!!!」と身構えてしまうというトラウマまで植え付けた映画です。 何回観たかわからないけど、大人になってから観ると気づくことって多いです。メラニーは真っ先に鳥に襲われた、気まぐれ?アバンチュール?そんな感じでメラニーがあの街に現れた途端に鳥たちの一斉攻撃。ミッチの母親もメラニーを快く思ってない。何か関連ありそう、何かを語ってそうで意味ありげなんです。 昔、淀川先生が話しているのをテレビで聞いたのですが、ヒッチコックは鳥と卵が大嫌いなのだそう、そういえば目玉焼きの黄身のど真ん中にタバコを押し当てて火を揉み消すシーンのある映画があった、そのタイトルがどうしても思い出せなくて歯がゆいです。この映画では鳥を理由なく人間を襲う悪モノにしてしまいました。 【envy】さん [地上波(吹替)] 10点(2009-09-13 20:27:39) |
154.今観ても地味ですね。つまらなかったとは思いませんでしたが退屈なシーンも多いし鳥の攻撃も何となく地味だし、人間の抵抗もなんとなく地味、傷も地味、死人も地味、展開もラストも地味。雰囲気づくりは良かったかな?1度ぐらいは観ておいても良いと思います。 【ケ66軍曹】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-09-11 05:16:44) |
153.《ネタバレ》 鳥が突然人間を襲う。理由もなく襲う。原因不明。ただそれだけ。でも怖い。ものすごく怖い。そしてあのラスト。その後が気になる。ランドオブザデッドみたいに上手く共存したりして。 【悲喜こもごも】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-07-24 22:51:51) |
152.《ネタバレ》 この経験はこの映画でしかできませんね。もし明確な理由が提示されていたら、この作品の神秘性は失われていたでしょう。 【レイン】さん [地上波(吹替)] 7点(2009-07-03 04:08:52) |
151.《ネタバレ》 鳥が襲ってきた背景が不明のままだったのがちょっと消化不良でした。インコが絡んでくるとばっかり思ってたんですがね。まぁ、理由もなく襲われる方が怖いと言えば怖いですけどね。 【茶畑】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-05-06 21:42:32) |