38.《ネタバレ》 見ている途中でオチが気になっちゃうのは仕方が無いところ。 今やこの手のオチもありふれちゃってますが、そんなメタな視点で見るのは無粋ってもんでしょう。私はこの映画がすごく気に入ってしまった。 私にはこの映画はただオチで驚かせるだけの話には見えなかった。 この手のオチを仕組んだ映画では、主人公の鈍さや拒否・否定などにより真相が隠されている訳だが、この映画はそこのところが他に比べてわかりやすい。 普通に見てれば誰でも違和感を感じるはず。実は監督の意図はここにあるのではないだろうか。 カウンセラーは決して自分の話しはしない。相手の話を聞いてあげる観察者の役割だ。 その役割でいようとするクレアは他の誰よりも真相を拒否する厄介な子である。 だがそれが人間的でいい。彼女は他の人よりもちょっとだけ生きたいって気持ちが強かった訳だ。 そんなクレアが次第に身の回りの不自然さに疑問を感じていく。 少しずつ真相へと近づいていこうとする彼女と見ている私がここで繋がるのである。 そして全てを理解した時、彼女が感じた心の温かさを私も感じることができたのだ。 ありきたりなオチの構造が、見ている私に彼女と同じようにそれを体験させてくれたのだ、というと大げさすぎるだろうか さてさて、はじめクレアはカウンセラーという立場を固持して自分自身を見ようとしなかったが、実は彼女自身も事件(映画)の主役であったわけだ。しかし彼女は最後には観察者の立場を捨てて、自分の人生に向き合った。椅子に座って映画を見ていた私も彼女と同じ観察者といえるのではないだろうか。「次は君の番だ」エリックが素敵な笑顔でそう語りかけているような、そんな心の温かさを感じている。 【ヘイターインサウス】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-07-08 15:53:33) (良:1票) |
37.《ネタバレ》 は?どういうこと?すみませんがアタシには全く理解できません。レビューを見ると結局夢オチってことみたいね。かつて噂になったドラえもんの最終回で今までのストーリーは交通事故で植物人間になったのび太の夢だったという都市伝説を思い出しました。 つまんね~ 【イサオマン】さん [地上波(吹替)] 0点(2012-06-18 11:13:46) (良:1票)(笑:1票) |
36.詳しく説明するとつまらなくなってしまうのではっきりいえませんが、いや~これはいい映画だ。正直この手の映画はだいぶ免疫がついていたので、途中までは自分の予想通りの展開だったのですが…う~んこれはいいね。細かく突き詰めるとアラが目立ちますが、それが気にならないくらい見終わった後の幸福な余韻にどっぷりと浸れる映画です。アン・ハサウェイの演技もgood! 【nyaramero】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-04-27 18:41:03) (良:1票) |
35.《ネタバレ》 冒頭から色々と不自然さは感じていたけど、ただのサスペンスと思って見ていたのでラストは意外でした。飛行機事故も悲しい事だけれど人生が終わる直前に運命の人に出会うというのも本当に悲しい事だなとしみじみ思ってしまいました。 【civi】さん [地上波(吹替)] 6点(2012-04-09 14:15:57) |
34.《ネタバレ》 映画の前半、主人公クレアが姉に対してかけた電話が通じなかった時に、「まさか例の映画のあのオチか?」と悪い予感がしました。とはいえ本作はそこそこのスターが共演し、それなりのバジェットもかかっているハリウッド映画。10年も前の大ヒット作と同じオチをかましてくることはないだろう、これはミスディレクションで、もうひと捻りしてくるに違いないと思って最後まで鑑賞したのですが、なんとそのまんまのオチでした。過去の映画のオチをまんま引用し、観客はいまだにこのオチで騙されると思っていた製作陣の手抜きぶり、厚顔無恥ぶりには驚かされました。オチに至るまでの物語にもまるで面白みがなく、たった90分の映画であるにも関わらず、観ているのが苦痛で仕方ありませんでした。。。 本人オチ映画は90年代から00年代にかけて多く製作されましたが、その中でも評価の高かった作品はオチ以外のパートも十分に面白く、オチを知った上での繰り返しの鑑賞に耐えられる完成度を誇っていました。裏を返せば、映画としてのポテンシャルが高ければこそ、オチは衝撃的であることができるのです。この点、後発である本作が、なぜ過去の秀作から学ばなかったのかと不思議でなりません。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 2点(2012-01-11 23:16:49) (良:1票) |
33.最近はこういうタイプの映画も、かなり見かけるようになって、 映画をたくさん観ている人なら、もう新鮮味は感じないかも。 そういう意味では、鑑賞者によって評価は別れるかと。面白いと言えば、面白いんだけどね。 サスペンス風に仕上げただけじゃ、さすがにちょっと物足りないかな。 丁寧に作られているという印象は受けたけど、人に薦められるかと言うと、微妙な作品。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-08-02 07:05:48) (良:1票) |
32.この作品はアンの美しさもありますが、しっかりお金をかけて作られており、非常によくできています。不慮の事故で死んだ人は、皆きっと突然の死を受け入れられずにいる。だけど過去を振り返ることで死を受け入れていく。もう一回見てもまた涙すると思います。途中、X-FILEか?って場面もあり(笑)見ごたえのある作品だと思います。 【たかちゃん】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-05-08 15:56:56) |
31.《ネタバレ》 よくあるパターン。クレアのカウンセラー役の演技は下手すぎると思って観てましたが、落ちを観て納得。 【たこちゅう】さん [DVD(吹替)] 6点(2011-04-30 04:36:28) |
30.《ネタバレ》 大規模な飛行機事故生存者のPTSDであれば、グループセラピーだけでなく、EMDRや行動療法などの専門的な方法や、もっと飛行機会社あげての対策をするはずだ。 しかし映画の中の治療は専門性もないし、治療対策も大がかりにやっているとは思えない。また第一、クレア自身が医師にもカウンセラーにもまったく見えない。 初めから破綻しているわけだが、彼女がその方面は素人で映画が彼女の夢であれば頷ける。 【ESPERANZA】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-04-18 07:59:17) |
29.《ネタバレ》 テレビで見たら損はしない。たまたま見てしまった映画なので,何の情報もなくみたのがよかったのかもしれない。これを見るときは何も参考にせず,「たまたま見ちゃった」というのがよろしい。クレア・デュバルがこれまたいい味出してます。「いらっ」ときているキャラをやらせたら,彼女の右にでるものはいないね。アン・ハサウェイもいいねえ,風で新聞が舞って顔に「バサバサ」ってなったときの驚き方は素晴らしい!風が怖いのも飛行機事故とつながるよね。それから普通に見てたら,彼らの周りで接触できる人間は「あっちの世界」の人だったってちゃんと説明してるので,ストーリーが破綻してるってことはないと思うけど,まあ,このストーリー,新鮮さがあるわけではないですね。だから,何にも知らずに「たまたま」見た人は儲け物だと思う。 【蝉丸】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-04-16 22:54:35) |
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28.《ネタバレ》 途中でオチが分ってしまいまず残念。 航空機事故とは陰惨で悲しいものであるという、大事な部分が伝え切れていないと感じる。このジャンルを美しく仕上げてしまっていいのかと疑問が残る。 死んでしまった方への、もしくは遺族の悲しみを和らげるという意図もあるのだろうが、 そうだとしても映像美より哀しみをもっとえぐるべきでは。 アンハサウェイの美しさしか残らない感じ。 【カボキ】さん [DVD(字幕)] 4点(2010-12-17 05:17:51) |
27.《ネタバレ》 陰謀系サスペンスが観たかっただけなのにこの仕打ちはなんですか。期待した物ではなかったけどサクッと観られたのでそう悪くない。どっちや。 |
26.《ネタバレ》 やはり途中でクレアやエリックたちが死んでるのが判ってしまって興味が半減してしまいましたが、テレビで観る分には結構楽しめました。シックスセンスのパクリみたいで、映画館で観てたら相当かっがりするだろうけど。私はあまりアン・ハサウェイは好きじゃないなあ。 【ぽじっこ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-11-20 20:38:23) |
25.《ネタバレ》 この映画は、アンハサウェイのただならぬ美しさゆえ、何度も、HDで、みなおしました。頭のわるい、ぼんくらの私には、なぜ彼女が、最後に乗っていてい、一緒にしんだのかが、わからなくて、めくりなおして、何度も見直しました。皆さんの批評をよんでみて、はじめて意味がわかる、難解なストーリーに感動しました。 しかしながら、映画としてのデティールは、しっかり出ているように、おもえました。飛行機の墜落後のシーン、炎、けしてお金がかかってない映画では、ないようにかんじました。映画って、本当に楽しめます。アンハサウェイが、美しかったです。ドラマERにも出ていたっけ、そのときはもうすこし、真の強そうな女性をかんじました。 【yasuto】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2010-09-25 02:03:09) |
24.《ネタバレ》 いわゆる”死にオチ”に慣れてしまった映画ファンは途中で飽きるか、新たな展開を見せられるのを待つかのような映画ですね。個人的にはイギリス映画の”チューブテイルズ”の中の一つの話と似てると思いました。バッドエンドでもなくハッピーでもなく。でもハッピー寄りの夢オチなんですよね。そのチューブテイルズのEDとシックスセンス÷2みたいなエンディングでなかなかいいと思います。ストーリーも後半までのラブストーリーはいいです。主演のアン・ハサウェイという女優、初めて知りましたがもの凄い魅力的なオーラを発してますね。男女問わずファンがつきそうです。 【カップリ】さん [地上波(字幕)] 7点(2010-09-19 22:03:08) |
23.《ネタバレ》 激しくネタバレです。「シックスセンス」や「アザーズ」を観る前だったらもう少し点数が上がったかも。どうしても、その辺りの作品とオチに至る伏線の張り方の比較になってしまう。本作に関しては海に飛び込んだりベッドインしたりと、死人のアクションとしては随分と無神経な部類だろう。死んでいる者同士なら何でも出来るってことなのね。でも、前半で臨床経験の少ない未熟なセラピスト役を丁寧に作り、そのもどかしさに航空会社の策謀を絡めるストーリーは、矛先を逸らす仕込みとしては上々。方向性の転換には素直に驚きました。そのオチを除くと、成仏できない人の心理を定義しているような作品で、考え方には好感を持ちました。心に大きなウェイトを占めていた人が役柄を変えて出て来るって、自分も夢の中で体験したことがあるので妙に納得してしまった。エリックが躁状態だったのはあの飛行機の中で恋愛が始まったから。その相手との関係が現世の心残りで、恋を実らせることが成仏になる。そりゃ、積極的になる。理想的な死際だね。飛行機の席は美人の隣がいい。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-09-08 08:19:44) (良:2票)(笑:1票) |
22.《ネタバレ》 「驚き」を売りにしたサスペンス映画を見る時は、出来る限り雑念を消し去って、目の前に展開される「場面」にのみ集中することが、幸福な映画ライフを送るためのポイントだ。 主演のアン・ハサウェイの愛嬌のある演技に一喜一憂しながら、用意された顛末に素直に“驚きたい”映画だったと思う。 悲惨な飛行機墜落事故、奇跡的に助かった5人の生存者、彼らをカウンセリングする主人公……。ある程度映画を見慣れている人であれば、用意されたプロットは大概想像できる。ただ、それに気付かぬふりを自分自身にし続けられるのも、映画を見慣れている人の利点だ。 登場人物の少なさ、キャスト陣の地味さから低予算作品であることは容易に伺える。ただその中で、ねらった映画世界を丁寧に構築出来ていると思う。 何と言っても、アン・ハサウェイの瑞々しい魅力が、今作の一定の完成度を支えている。ポスト”サンドラ・ブロック”と言うと、褒めているのか貶しているのかは微妙なところだが、幅広い作品に出続けて、ゆくゆくは“オスカー獲得”という路線は約束されているようにも思える。 期待せずに、国際線の機内ででも観ると、ある意味物凄く“心揺れる”映画だろう。 【鉄腕麗人】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2010-08-16 01:20:55) (良:4票) |
21.《ネタバレ》 確かに、類似の設定による作品は随分とあります。この作品も、ある程度その種の作品に慣れていれば、あるいは好んでいれば、早い段階で種明かしに気付くでしょうね。 ただ、この作品に関しては、その気付きを想定して制作していると思われ、2回観てみると随所に丁寧な関連付けが施されていて、「なるほど、そういうことか…」と思わせられる場面が多々あります。 また、「生」と「死」、そして「愛」についての解釈と言うか思い入れというか、制作者のメッセージがきちんと伝わって来ます。登場人物の人物設定や役割、位置付けもしっかりとしていて、安定感のある作品になっていますね。勿論、キャスティングの妙であることも見逃せません。 という訳で、自分の好みのプロットであることも加点して8点献上です。 ただ、DVDのジャケットや予告編の内容がサスペンスやスリラーを思わせるものであることが、観賞時のマイナス要素になりかねないことが残念。とは言え、他に広告のしようもないとも思われ、配給会社の営業さんは苦労したんだろうなぁ… 【タコ太(ぺいぺい)】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-08-16 01:16:27) (良:1票) |
20.《ネタバレ》 あんまり期待せずに観賞しました。全体的な雰囲気が良くて、かなり上手い脚本ではないでしょうか。画面から感じられる不安や虚無は「事故で自分だけ生き残ってしまった事への罪悪感」からきているのかと思いました。が「後悔」「もう愛する人に会えない悲しみ」「浮遊感」であると分かりました。途中、エリックだけ●なのかと思いました。一人個別だったし、そういう錯覚をもたせる方向はあったと思います。全員とは意外性がありました。この映画は「驚き」というより「いきなり未来を奪い取られた者の悲しみ」を感じるものではないでしょうか。命あるものの死亡率は100%だけど、誰もいつ死ぬか分からない。よくある「後悔しない生き方をしよう」ではなく「いつか死ぬとしても、それが訪れる瞬間まで生きてきた事が素晴らしい。決して無駄なことなどない」と訴えているような気がしました。そういう意味で「優しい視点」の映画であると思います。DVD特典になっていた予告を観たのですが、あれでは「サスペンス陰謀あばき映画」みたいですね~;期待した人はがっかりしたんじゃないでしょうか?まだ「事故により心に傷を負った人達の悲しみ」を扱った映画として宣伝した方が良かったのでは?違和感のある宣伝はしないで欲しいですね~; 【果月】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-07-28 10:48:20) (良:2票) |
19.《ネタバレ》 死者100人以上の大きな飛行機事故発生。生存者はわずか。 災害専門セラピストのクレアが抜擢され、生存者の心のケアにあたる。謎の生存者エレック。事故後なのに清々しい気分と言うし裸だし。クレアの姉のことを知っていて、バス事故に遭いそうと予言。クレアは、目撃証言から墜落原因が飛行機の欠陥であり、それを隠蔽しようとする会社の工作に気付いてゆく。賢くて正義感の強い美女カウンセラーが超能力者の協力を得て、事件の真相を暴いてゆく痛快な物語。とおもいきや、クレアは自分に自信がなく、セラピーで主導件を握れず、他の患者の前で薬を話するなど失格モード。姉との問題も抱えている。ストーカーのようにつきまとい、疑似自殺行為を繰り返すエレックと簡単に倫理規定に反した関係になってしまう。愚かな女だ。サスペンスからB級恋愛映画モードへ。途中次々と奇妙な人物が、奇妙なタイミングで現れ、言いたいことを言って去ってゆく。生存者が次々消えてゆくが、真実に近づけない。全くあり得ない展開。途中で駄作と確信しました。あららと思っていると意外なオチ。死後の恋、さまよえる霊魂の気づきと救いを描いていたんですね。でもそれを知ってストーリーをなぞっても整合がとれません。①機長は「すべて私のせいだ。疲れて、離婚問題を抱えていた」と言うが、爆発したエンジンはどう説明する?②会社関係者(実は機長だった)がクレアを混乱させることばかり言うのはどうして?機長の霊は何もかも知っているのに、どうしてさまよっているの?あれもお迎え?③クレアに飛行機に乗った記憶がないのは一時的記憶喪失?④クレアはお迎えの人達(叔母や先生)の顔を見ても何も思い出さなかったのは何故?別の顔に見えたのか?⑤霊だから冷たい海に入っても寒くないのにセックスして快感があるのだろうか?⑥エレックは何故姉のことを知っていたの?バス事故の予言は?⑦エレックは車に轢かれそうになり、寸前で車は止まる。あの車も運転手も幽霊なのか。【評価】クレアのセラピストとしてのヘタレぶりに減点。二人の恋愛の不自然さに減点。事故原因があいまいなままなのに減点。思わせぶりだけに終始した映画でした。この映画からは、暖かい気持ちは伝わりませんでした。 【よしのぶ】さん [DVD(字幕)] 4点(2010-06-10 16:31:58) (良:1票) |