318.脚色を最小限に抑え再現に拘った、宇宙を舞台にしながらサイエンスフィクションというジャンルには含まれない稀有のノンフィクションモノの傑作。実在のモデルとなった人物達が揃って大満足と言った顔で制作ドキュメンタリーに登場する辺りその信憑性はうかがえる。実際の映像や音声と映画の映像やセリフを重ねても相違が無い部分が多く再現VTRの様相を呈している。それにも関わらずここまで娯楽映画としての完成度が高いというのは宇宙という神秘さと早大さに満ちた舞台の表れで、その宇宙に果敢にも挑み続けるNASAの関係者には敬意を示したい。 【Arufu】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-04-10 18:20:06) |
317.実際のアポロ13号が生還できたのは、訓練を重ねたパイロットたちの沈着冷静な判断と行動だったろうと思う。その奇跡を、よりリアルに、よりドラマティックに描いたのがこの映画であり、どの程度がリアルでどのへんが演出なのかは、DVDの特典映像を見るとよくわかる。 映画としては良くできていると思う。打ち上げシーンや船内での無重力映像にはびっくりするし、生還できたときの感動も大きい。 ところでふと思ったのは、12号の次だから13号と考えるなら何も13時13分とこだわる必要があったのだろうかということ。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-12-04 06:33:33) |
316.閉所恐怖症で高所恐怖症の自分にとってこれほどまでに恐ろしい映画は他にありませんでした。 自分、地に足のついた生活で十分です。 「宇宙にはロマンがあるんだよ!」と薦めてくれた家族よスマン。 宇宙にはロマンはあるかもしれないけど、空気がないんじゃー!!! 【どぶん子】さん [DVD(吹替)] 7点(2011-10-21 19:42:59) (笑:1票) |
315.《ネタバレ》 ロン・ハワードらしいハリウッドテイストでありつつも作家性を感じさせる作品です。子どもの時から何回も観ていますが、いつも極限状態の乗組員たちにハラハラさせられました。 【民朗】さん [地上波(吹替)] 8点(2011-10-16 12:32:51) |
314.《ネタバレ》 久しぶりに見直してみました。実話に基づくアポロ13号の危機を人智を結集して乗り越えていく物語は、それだけで一見の価値があります。しかしながら、あらためて見てみると、同じパターンの繰り返しがほとんど。危機発生→テレビ放送での解説→何とか解決。危機の内容を説明するためのテレビ番組挿入が、だんだんとわずらわしくなってきます。もう少し考えて、複数のパターンを用意できなかったものかと。マリリンの指輪についても、その後どうなったか、あれを一目見ただけで「虫の知らせ」と分かるのか。むしろ何かの伏線?とか思ってしまいました。 そういった粗があるものの、一度は見ておくべき映画と思います。俳優陣の演技合戦は見事。おばあちゃんが孫を励ますシーンも良かったですね。 【EOS】さん [DVD(吹替)] 9点(2011-09-10 13:06:46) |
313.実話ベースのドラマということだが、お話の展開は「スペースキャンプ」とほぼ同じ。 あちらが子供向けならこちらは大人向けということで、緊張感はたっぷりなのだが、 アイデアやシナリオの完成度は、「スペースキャンプ」のほうが優れている。 実話ものは感情移入がし易いという長所がある一方、下手な脚色が出来ず、 オーソドックスな流れになってしまう所が難点。ラストの盛り上がり演出なども、 「ウォーゲーム」や「スペースキャンプ」そのままで、かなり冷めてしまった記憶がある。 映画そのものの出来は悪くはないのだが、ちょっと消化不良ぎみの作品だった。 【MAHITO】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2011-09-08 21:16:13) (良:1票) |
312.《ネタバレ》 事実を基にしているから結果はすでに決まっているわけだけど、それでもやっぱりラストに号泣するんよね。なんだろ、トラブルの数々を、過度に派手にしていないからかもしれない。そう思えるから余計に、宇宙船内で口ゲンカ始めるわけないでしょうに。皆プロなんだから。なんか、それら映画用に脚色されたエピソードがそれぞれ余計に感じた。それゆえの減点。CGと思っても、発射シーンは圧巻。ホントに随分前の映画か?ジムの奥さんは外見も内面も美しい。「夫は金曜日に戻ります!」のセリフは、「そうだそうだ!」と心の中で拍手してた気分。トム・ハンクスはもちろん、エド・ハリスも相当上手い。 【C・C・バクスター】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-08-13 12:53:07) |
311.この映画は大事なことを二つ教えてくれます。人のやることには間違いが起こること。そして、間違いをいかにリカバリーするかで関わった者の真価が問われること。これは普通に仕事をしている人なら誰もが感じることだと思うけど、有人月面着陸ミッションでこのセオリーを見せてくれます。膨大な時間を費やして組み立てた計画を御破算にして、限られた時間の中で降りかかる難題をクリアしてゆくストーリーは、文字通り手に汗を握ります。無事に帰還したことを知っていても、その過程がいかに危機的で綱渡り的なものだったかが良く分かる。このリカバリーは人智の勝利です。多くの知恵がひとつの目的に向かって結集すれば凄いパフォーマンスが発揮される。人類も捨てたものじゃないと、誇らしい気分まで貰える作品かも。 【アンドレ・タカシ】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-03-23 20:50:42) |
310.NASAの技術者たちのプロフェッショナルぶりにしびれました。職種を問わず仕事に誇りを持ち真摯に取り組む姿はかっこいいです。 宇宙飛行士に焦点が当てられる映画は多々ありますが、裏方や家族の苦悩をこれだけしっかりと描こうとしたその姿勢だけでも見所があると思いました。 【ちゃじじ】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-03-21 19:41:12) |
309.《ネタバレ》 製作者、出演者の熱い思いが伝わってくる。 壮大なアポロ計画のどこかを切り取って映画作品にするとするともうこのアポロ13しか考えられない。 11号は確かに歴史的イベント。 でもあまりにも大きすぎる。 みんなが知っている。 A Successful Failureといわれたアポロ13号の事故。 11号による人類初の月着陸でピークを迎えたプログラムは引き続き12号の成功、そして13号と人々の興味は急速に失われていったが、3人の宇宙飛行士の命が風前の灯になった大事故によって注目を集めることになったのはまさに皮肉なことだ。 13と言う不吉な数字、直前の飛行士交代、そして事故、とにかくドラマティックな話盛りだくさん。 映画化に最適の題材。 NASAの協力を得て飛行機内部にセットを作って自由落下状態で撮影すると言う前代未聞の試み。 そうとう大変な作業だったと思うがこの映画の完成度を一つ高い次元に押し上げたと思う。 宇宙船内で飛行士同士の言い争うシーンがある。 密閉された小さな空間。 その外は宇宙、逃げ場は当然無い。 しかも事故によって最悪の環境だし無事に帰れるかどうか判らないというものすごいプレッシャーの中、感情的にいらだつのもありそうな話だが現実は違った。 爆発が発生した直後の通信でも彼らの口調は常に冷静だった。 ただモニターしている心拍数が通常から倍くらいに飛び上がっていた。 これは映画でも描かれている。 誰も助けにいけない宇宙空間での爆発事故だから極度の緊張で心拍が上がるのが生身の人間の自然な反応。 しかし彼ら宇宙飛行士はあくまでも冷静に行動した。 超人的に強靭な精神力。 だから映画にあったような言い争いは無かったという。 でもあれくらいのシーンがあったほうが映画としては確かに一般受けは良い。 こんな具合に少しハリウッド的な演出はあるが、鼻に付くほどではない。 この映画の後トムハンクスはスピルバーグと組んでFrom The Earth to The Moonと言うアポロ計画全体を描いたミニシリーズ完成させた。 このシリーズの中でも当然13号の事故は1エピソードを割いて描かれているが地上の人々の反応を追うと言う全く違う視点で描かれ見事な対比を見せている。 映画と違って地上の視点で描かれているので宇宙船内のシーンが全く無い。 From The Earth to The Moonという偉大なるミニシリーズに昇華したことを考えるとこの映画の存在はとてつもなく大きい。 【称えよ鉄兜】さん [ブルーレイ(字幕なし「原語」)] 10点(2010-12-08 06:23:18) |
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308.まあ、結果が分かっているので緊迫感がなかった。ただ、実話ものとしてはよく出来ていると思います。 【doctor T】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2010-12-02 17:34:57) |
307.《ネタバレ》 面白いですね。緊迫感、皆の焦りがすっごく伝わってきました。帰還した際に思わず「イヤー!」っと叫んでしまった。 これが実話をもとにした映画とは知ってましたが詳しいことは知らず。こんな絶望的状況でよく帰還できたなぁ…いやあ、奇跡ってあるんだなぁと思いました。ホントに名誉ある失敗ですよね。 【ライトニングボルト】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-11-02 00:46:30) |
306.懐かしいですね、この事件はリアル・タイムでニュースで観た記憶が残っています。当時の日本のニュースではさほど深刻な事態と騒いでなかったので、本作を観てけっこうヤバかったんだなと驚きました。何度観てもサターン・ロケットの発射シーンは素晴らしく、ロケット本体から氷の薄片がとび散る描写が個人的には好みです。ドラマ自体はロン・ハワードらしいかっちりと正統的な撮り方をしているので、引き込まれますがもうちょっと肩の力を抜いたところがあったらもっと良い作品になったのではと思います。まあ確かに、アポロ計画が終わってから誰も月に行ってないというのも変な話ですね。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-11-01 01:12:27) |
305.《ネタバレ》 結果がわかっている事話ドラマなのに、これだけの緊迫感を盛り上げている演出が見事。機内にある材料で仮設の空気フィルターを作ったり、わずかな電力を節約するシュミレーションなど次々に発生する難題をあらゆる手段で克服していく過程がドラマチックに描かれたいる。 【きーとん】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-08-28 00:08:38) |
304.当時の最新技術によってリアルな映像を生み出している。さらに豪華キャスト、アポロ13乗組員はもちろん、エド・ハリス、ゲイリー・シニーズがしっかりと脇を固めてるがいいね。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-07-23 20:52:32) |
303.CGによる迫力ある映像、緊迫感がすごく伝わってくる演出、なかなかの出来です..(昔の特撮ではこうはいかないでしょう..) 実話がベースになっている分、劇的な盛り上がりに欠けると言われれば、そうかもしれません... 【コナンが一番】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2010-06-09 17:22:52) |
302.宇宙開発事業が世界のヒーローをつくっていた時代。なんだかうらやましい気さえしました。こうやって人類が共通の夢を見れたということは、素晴らしいことだと思います。この映画を見て、月を見るたびに、想うことが増えました。 【コダマ】さん [DVD(吹替)] 7点(2010-04-11 23:04:22) |
301.《ネタバレ》 何度観ても面白い映画だ。しかもここまで実話に忠実だったなんて!(特典ディスクを見て) 月へのミッションは、宇宙飛行士だけが優れていてもだめで、地上にいるスタッフ全員が誇りを持って自らの職務を完璧に果たさなくては成功しないんですね。しかもそれでも運命には勝てない… 自分の誕生日は13日なんですが、今まで「生まれた曜日は金曜日じゃないから大丈夫!」って言ってたけどそんな言い逃れも通用しないのかも… 【HAMEO】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-04-03 20:16:48) |
300.面白い題材をいかにもハリウッドらしくソツなく料理したという一編。難関に次ぐ難関を一つ一つ乗り越え、家族の反応なんかも折り込み飽きさせずに楽しめるが、結局それがそうであっただろう生々しさから遠ざかってしまった気もする。3回目だというのにもう飽きている大衆が背景にあって、家族よりもこっちをもっと突っ込んだほうが面白かっただろう。事故になった途端飛びついてくるテレビ。なるほどと思ったのは、もうコロンブスなどの個人の英雄の時代ではない、ってこと。どこまでも可能性を求めていくスタッフの冷静な姿勢が現代の英雄的行為なのだ。四角と丸の空気清浄器をあれこれ繋ごうとする。ライカ犬とは違うんだ、と生理データ器具を取り捨てる、なんて意地も見せ、困難を前にチームの和は固まり、無関心だった娘が家族の愛に戻ってくる、といったアメリカ人好みの「教訓」もいろいろ揃えてあります。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-02-26 11:08:06) |
299.《ネタバレ》 結果はわかってるんで緊張感を持って観れなかったのは残念ですが、それでもドキュメント的な面白さはありました。 軌道修正の計算するのにみんなが計算尺持ち出すとか、シュミレーション行うのに実際に宇宙船据えて行うとか、今じゃ考えられないんだけれども、かえって当時の技術者のたくましさを感じさせる映画ですね。 あと、キャスト的には妻と娘たちの地味さかげんと婆ちゃんの適度な呆けかげんが好きです。 ただ、あえて難を言うなら、司令船と着陸船の関係。着陸船はどのように格納されてて、最初はどのように使用される予定だったか、それをどういうふうに変更したか。あるいは司令船の着陸カプセルと他の部分。そういった部分をもう少し映像でわかりやすく表現できなかったものかと。 自分は熟知してるから全く気にならなかったけど、全く知識の無い人にはどうでしょうか 【rhforever】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-02-15 11:30:11) |