38.宮崎監督が濃い作品を作っているせいか、ジブリ製作で他の監督さんが作ったものを観ると、どうしても物足りなさを感じてしまう。この作品もそうで、心揺さぶるものがない。どのキャラクターも表面しか描かれていないので感情移入できない。もっと悪人がいてもいい。彼女の成長を描いていく上で必要な要素だったと思う。 【Yoshi】さん [DVD(邦画)] 4点(2015-05-28 17:18:49) |
37.《ネタバレ》 受給とかサイロとかそもそもマーニーがかなりひっかかったが、後半盛り返したので5点献上。ロケーションは最高でした。 【すたーちゃいるど】さん [ブルーレイ(邦画)] 5点(2015-05-18 09:50:10) |
36.《ネタバレ》 心因性の喘息持ちである思春期まっさかりの孤独少女が、ひと夏の不思議な体験でヒトカワ剥けるというベッタベタで平凡なジュブナイルなのだが、その王道さがジブリらしくていい。 始終やたらと転ぶヒロインではあったが、死なない程度に、大怪我の手前程度の転倒はとてもキュートでイイものだ。若いうちはどんどんコケてろと、オッサンたる私はシタリ顔で思ったりするのだ。(きみわるい) 【aksweet】さん [DVD(邦画)] 7点(2015-04-15 02:58:19) |
35.《ネタバレ》 少女同士の淡いラブストーリーかとおもいきや、話はミステリーな方向に進んでいく。謎解きになっていくのかとワクワクしてたら結局わかりやすすぎるくらいのファンタジーかい。 何が起こっても全く心配しない鉄人夫婦も人間とは思えない都合良すぎるキャラクター。ところかまわず眠ってしまう杏奈ちゃんが心配過ぎる。ナルコレプシーというやつでしょうか。 風景の描写は流石に良かったんだけど、もっと色々な場面が観たかった。 【すべから】さん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2015-04-10 00:53:51) |
34.《ネタバレ》 おいおいな妄想なのか、はたまた夢なのかわからずストーリーはドンドン進んでいく…そんな展開に最初は若干ついていけずこの先どうなるのか!?とか思ったり。 しかしそんな心配は杞憂でしたね。そうきたか!というオチにちょいとびっくり、そんなうまくいくかいな~とか思いつつもロマンがある良い映画だったとオモイマスハイ 【Kaname】さん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2015-04-08 15:01:46) |
33.《ネタバレ》 「借りぐらしのアリエッティ」が実に薄い映画だったもんで、本作もまた雰囲気だけのアニメなんだろうな~なんて思っていたのですが、これがどっこい、実に素晴らしい作品になってましたね~。夏休みの間だけ、療養目的で田舎に居候。その湿地先には誰も住んでいない洋館が。そこに金髪の少女が、、、という入り方はいかにもオカルト的で自分好みであります。こういう展開だから、幽霊か、妄想オチのどっちかかな。まぁなんにせよ友情話に終始するのだろう、と思っていたら、いい意味で裏切られたんだな。実は、三代にわたる家族のお話だったんだ。自分が嫌いだ、と、自分にも育ての親のおばちゃんにも嫌悪していた少女が、自らの境遇と人々の思いを知り、すっかり心晴れ晴れとなって成長する物語。ストーリーに無理がなく、見終わって穏やかな感動が心に染み渡りました。難しい年頃の子は、なにかと心に問題を抱えるもの。そんな少女たちに向けて、とてもいい作品を作ってくれた。感謝。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(邦画)] 8点(2015-04-01 22:01:35) |
32.《ネタバレ》 多感な思春期の少女の心情が、とにかく丁寧に描かれていてとても好感が持てた。少女に限らずこの年頃って、世界に自分だけが一人ぼっちになっているって、一丁前に悟った気になりますよねw この映画のヒロインも半ば自分の世界に閉じこもり、他と関わる事を避けようとします。そんな自分を責めたりもします。痛々しいです。やがて母や祖母も同じように孤独で辛い思いをしたことを知り、自分だけが特別でないことを受け止め、そして少しずつ前向きになっていきます。まさに成長物語ですね。ただね、誰も彼もが死んでいくっていう演出はどうにかならないですかね。「死」=「悲劇」この定義を安直に使いすぎでは?そこら辺の工夫があれば良かったかな。あと、トマトがめっちゃ美味しそうだったw |
31.《ネタバレ》 世間ではあまり評判の良くなかったアリエッティも自分は大いに楽しめた方なのでこの作品もたいへん楽しめました。正直前半まではただのありきたりな空想物語で最後にマーニーが杏奈の想像だと発覚するパターンかと思い退屈感が漂っていましたが、それを裏切るように中盤で早くも杏奈がマーニーは私の空想とハッキリ言い放ち、「あれ?これはどういう方向に進んでいくんだ」と先が読めなくなり一気にのめり込んでいきました。結論として杏奈とマーニーとの体験は杏奈の中に刻みこまれていたマーニーが体験した思い出の記憶という納得のいくものがきちんと用意されいて非常に満足できました。たぶんもう一度見たらいろいろ発見があるだろうと思われます。それにしてもまさかジブリでこれだけ頭使わないと理解できない話を持ってくるとは思わずかなり意外で子供には非常に難しいと思われます。キャラについてですが杏奈と友達になるメガネっ子がトトロのメイっぽい感じでいい味を出していて良かったのですが、十一は見た目が外人なので何者なのかわからずに見終わった後も混乱させられてしまったのでちょっと余計だった気がします。ふとっちょ豚の懐の深さは海よりも深くとても絶対年齢ごまかしてると思いました。 【映画大好きっ子】さん [DVD(邦画)] 8点(2015-03-20 10:38:14) |
30.《ネタバレ》 決してつまらなくはない、だが問題はこれを「スタジオジブリ」が製作したと言う所だ。 原作ありきとは言え、こんなちょっと有名なアニメ製作スタジオならどこででも作れそうな作品を作ってはいけない!「スタジオジブリでしか作れない作品」を作らないでどうする!? 正直ここ最近はそれも仕方なしと思っていたが、「風立ちぬ」を観て、やはりジブリ(宮崎駿)は凄いと感動した直後にこの体たらくに腹が立つ。 「自分たちが日本を代表するアニメ製作会社」と言う自覚をもって製作をして欲しい。ピクサーを見習え(あちらも作品の出来に上下はあるが、最底辺でもしっかりピクサーらしさは出ている」、今後もこのような普通の作品を出すなら、マジで宮崎監督が引退するなら解体するなり社名変更するなりして「スタジオジブリ」の偉大さを保つ努力をしてほしい。 ちょっぴり内容に触れると「内向的な少女が不思議な体験をして前向きに成長するお話」。ただし、主人公が変わるきっかけやそれ以外の日常描写、不思議空間の演出等全てが薄く、設定や主人公の性格(そもそも成長の質)が違うとはいえ、同じ「少女の成長」を描く「魔女の宅急便」に遠く及ばない。 作品の内容としては6点。 【ムラン】さん [DVD(邦画)] 3点(2014-12-26 08:53:07) |
29.《ネタバレ》 ジブリ映画の劇場鑑賞は「千と千尋」以来。前評判が良かったので期待していたのですが……ダメでした!私には合わない!何が一番ダメって、サブキャラクターが薄すぎるんですよ。サブキャラはジブリ作品の欠かせない魅力だったはずなのに。「ラピュタ」のドーラ一家といい「千と千尋」の湯婆婆といい、過去の脇役達は誰もが主役に負けないほどの強烈な存在感を持っていました。ところがどうでしょう、今作の脇役たちの存在感の無さ、影の薄さ!年頃の女の子が夜遅くまで出歩いてるのに、小言の一つも言わない大岩夫妻は不気味ですらあります。マーニーとの交流より先に、「太っちょ豚」と揶揄された女の子との和解を描いてほしかった。そんなこんなでフラストレーションが最高潮に達した時、満を持してマーニーのご登場。「あーはいはい」と醒めた目で観てしまいました。要するに「萌え」がやりたいのね、と。ここまで細かいドラマを犠牲にして、女の子同士の(都合の良すぎる)友情劇をやるのなら、いっそ萌え絵で作った方がよかったんじゃないですかね。主人公と義母のわだかまりの正体には拍子抜けさせられましたし、北海道はあんなメルヘンランドじゃないですし。そんなこんなでこの映画、やっぱり好きになれません。 【チャゲアスキー】さん [映画館(邦画)] 3点(2014-12-18 22:35:57) (良:1票) |
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28.『借りぐらしのアリエッティ』の監督、ということで大いにハードルが下がった中での鑑賞だったが、思ったより悪くなかった。 序盤の主人公のイヤなヤツっぷりを乗り越えてしまえば、思春期の成長ストーリーものとして大いに感動できる。というか、泣いた。 ストーリーやマーニーの設定は完全に読めてしまうが、王道を行っている作品なのだと好意的に解釈できる。 近年のジブリ映画の中では、名作の部類。 【ポン酢太郎】さん [映画館(邦画)] 6点(2014-12-01 00:36:38) |
27.《ネタバレ》 絵も綺麗、話も良い、主人公の成長も見て取れる、、及第点には達しているのだが映画として満足感があるかというとなんとなく物足りない。考えるに…サブキャラクターがいないんですね。物語を補完したり見ていて楽しいサブキャラクターがいると映画は断然生きてくるのかな。この映画は原作通りなんだろうけど、他の映画で原作にないキャラクターを追加している意味がわかりましたわ。ジブリの技術力や着眼点は曇っていないので、魅力的なキャラクターを登場させたエンターティメントな作品を期待したいところです。 【Banjojo】さん [映画館(邦画)] 7点(2014-11-03 18:34:13) |
26.《ネタバレ》 思春期の友情物語・・と思っていたら、実は親の愛情を見出し、再確認していく少女の物語でした。「母子の誤解と和解」がテーマなのですね。自分は映画の中の「おばちゃん」世代なので、「おばちゃん」の愛情に杏奈が気づいてよかった、そして実は肉親の愛も得ていたことに気付いてよかったな~と思いました。子どもへの愛情が、いつかは報われるという、実は「おばちゃん」や「おばちゃん世代」の人が一番癒される映画なのではと思います。 北海道在住の観点からは 1 札幌は転地療養が必要なほど空気が汚れているのか?2夏の釧路は涼しいんだ~風鈴なんかいらないぞ! 3 北海道の田舎にはあんなに子どもはいない、少子化なんだ!というツッコミをさせて頂きます。でも、予想より、ずっといい映画でした。 |
25.何回観ても泣ける映画はまず無い。これは傑作だと思う。 【ポン太氏】さん [映画館(邦画)] 10点(2014-09-14 17:23:38) |
24.今後への期待を込めて7点。 トトロやラピュタのように最高にわくわくする映画ではなかったけれど、ハウルやポニョのように最高にイライラする映画では絶対なかったし、ゲドやアリエッティやコクリコのように老害が見え隠れすることもなく、普通に上質なアニメーションとして素直に見れた。 |
23.《ネタバレ》 原作未読。何の情報も入れずに見に行った。 根室本線のどこかの駅を降りたところにある湿っ地屋敷が舞台。 確かに瀬戸内あたりのピーカンの場所ではこの雰囲気はでないだろう。 そして、マーニー登場。 これは現実?いやいや、本人も私の想像の…と認めている。 でも、「あなたの目、青いね」で筋書きがピンときてしまう。(意外と、あの人形にミスリーディングさせられた人が多いようだけれど。) 私を置いていってしまったことを許すことにより、蟠りが消えていく。 王道な少女の成長ものだけれども、やはり原作がある作品なのでストーリーはしっかりしていると思った。 【ぶん☆】さん [映画館(邦画)] 6点(2014-09-01 00:13:32) |
22.とても丁寧で真面目に児童文学をアニメ化にした作品。 ただ、また映画館で観たいかと問われれば次は地上波放送でいいやというのが素直な感想。 映画とは関係ないが以前テレビで某キャンディメーカーの企画者が「飴は一粒で満足してはいけない。もうひとつ食べたいと思える味に仕上げなければいけない」と唱えていてなるほどと思った事がある。マーニーの弱点というか短所はまさにここではないかと思うのだ。一冊の児童書を読み終えた程度の爽やかな鑑賞感は残る。ただもう一度あのシーンが見たい、あのシーンは何だったんだろう、あのキャラにまた会いたいというジリジリとした焦燥感のような欲求が全く出てこなかった。別に過去のジブリ作品にあったような冒険活劇にしろといっているのではない、この作品を誰のために何のために心を動かそうとしているのか軸をもっとハッキリさせて欲しいのだ。それとどこかゆとりというか『遊び』の部分も出してもらいたい。 マーニーはしっとりした餡で練られた一個で満足してしまう上品な京和菓子のような作品で、私がジブリブランドに求めているのはカラフルで子供が喜ぶようなやや中毒性のある「もっと食べたいと思わせる」キャンディなのだと思う。 【どぶん子】さん [映画館(邦画)] 5点(2014-08-28 05:53:22) (良:1票) |
21.主役二人が女の子なので、アリエッティほどはおもしろくなかった。女の子の成長を描いたと言えば評価できるけど、ミステリーというわけでもないし、ファンタジーもさほど・・・。やはり男の子も出てくるような映画が私は良い。 【ESPERANZA】さん [映画館(邦画)] 5点(2014-08-21 19:39:14) |
20.マーニーの正体に興味ひかれるかどうかがこの作品の鍵。 最初は情報が少なくて興味を引き立てられなかったが 情報が増えるに従っていろいろな可能性を想像させられて引き込まれた。 でその正体にはいい意味で裏切られた。 ただそれくらいしか良い部分が無かった。 人物描写があっさりしすぎというのと主人公が嫌なヤツなので どうなろうが知ったこっちゃないって思いで観てました。 6点でもいいかと思ったけど脱宮崎駿の姿勢と今後へ期待に+1しました。 【Dry-man】さん [映画館(邦画)] 7点(2014-08-19 01:03:30) |
19.《ネタバレ》 湖畔にひっそりと建つ屋敷、窓にぼうっと浮かび上がるように佇む白い少女の姿、決して近寄ってはならない禁断の場所。これらが物語にもたらすオカルト的な空気はジブリ映画としてはとても目新しい。私の記憶では杏奈はジブリ映画史上のヒロインでは最も地味で平凡な少女だと思う。だが、そんな少女杏奈の一夏の成長と再生の物語は、置かれた境遇に泣いて、学校や家で自分の居場所を見つけられずに苦しんでいる、多くの少女たちに向けた応援歌のようにも思えた。私は、近年のジブリ作品は大人向けな内容に傾倒ぎみで、子供たちのような若い世代の視聴者を置いてきぼりにしているように感じていた。子供たちが観ても大人が観ても面白い映画をスタジオジブリには期待したいので、米林監督のような感性の若々しい後進たちにバトンを譲ったのは正解であったと思う。本作は、近年の作品には見当たらなかった新鮮な空気に満ち溢れており、ジブリ新時代の始まりを感じた。 【タケノコ】さん [映画館(邦画)] 7点(2014-08-18 21:49:40) |