11.戦争で障害を受けた主人公は、ただ少女と交流したかっただけなのに、周囲の”まともな”大人はそうは観てくれない。そこから起こる悲劇が、モノクロの映像で淡々と描かれている傑作です。「アラビアのロレンス」のモーリス・ジャールの音楽もまた好いですね。単なるロリコン映画と決めつけないで、いろいろな人に見てもらいたい作品だと思います。アクション俳優だと思っていたハーディ・クリューガーが抑えた好い演技をしています。”シベール”というのは何の名前かは、観てのお楽しみ(微笑)。 【オオカミ】さん 8点(2003-12-02 00:48:35) |
【STYX21】さん 6点(2003-11-13 03:46:08) |
9.大人と子供のふれあいを描いた映画っていいですよね、心が洗われます。それと帽子の似合う、シベール役のパトリシア・ゴッジの愛くるしさ満点の表情がいいです。とくに冒頭のホームでピエールに見せる、あの笑顔は今でも忘れられません。ピエールの純粋無垢な設定も良かった、だからこそ公園で遊ぶシーンがより美しく感じられ、いやらしさはみじんも感じない。男の子がシベールにちょっかいを出したら真剣に怒ったりするシーンも微笑ましく見られる。できれば映画のタイトルからシベールをはずして欲しかったなあ、ピエールと一緒にあの驚きを味わいたかったから・・・。 【ゆたKING】さん 9点(2003-05-16 16:53:12) |
8.物語としては単純だが、少女の名前というモチーフで愛情と絶望を描く演出や、少女役のゴッチ嬢の熱演の号泣にかぶさるエンディング曲とテロップは◎です。オープニングから目を奪う映像美も最高級。ただ主人公の青年のキャラ作りが弱いのが残念。 【ブータン】さん 9点(2003-04-07 19:42:19) |
7.戦争で記憶を失くした中年男とみなしごの少女との交流が描かれる詩情豊かなフランス映画。モノクロ映像の美しさは、調度墨絵を目にするようだ。孤独な魂の出逢いと別れに涙を禁じえない。 【立華 央貴】さん 9点(2003-03-01 00:00:36) |
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6.《ネタバレ》 セルジュ・ブールギニョンという監督はよく知らないが、パトリシア・ゴッジ扮する少女が可愛くて…!無邪気な二人を偏見で永遠に引き裂く銃弾に胸が痛みました。変態扱いされて射殺されたピエールに同情の念を禁じ得ません。こういう映画はフランスの独壇場ですナ。 【へちょちょ】さん 8点(2002-12-30 05:08:23) |
5.中1の時、映画館で見ました。同じ年なので、初恋に近い感情で、フランス語を学んでこの子と話をしたいと切に思いました。何年か前にBS に入ったので録画し、先日DVDを入れたのを機に、2枚のDVDに仕上げました。映画館で見たのとは翻訳が多少異なっていて不満ですが、我慢できる範囲です。40年以上たっても尚見たいという気を起こさせる…すばらしい映画です。 【N(^A^)O】さん 10点(2002-12-17 21:17:19) |
4.私のベスト1の映画です。映画館で初めて観た時、涙が止まらず、トイレに駆け込んだ思い出があります。モノクロームの映像美、二人が無邪気に戯れる姿、どれをとっても素晴らしいの一言に尽きます。ラストに少女が泣き叫びながら発する台詞は、深く胸に突き刺さります。 【リリー】さん 10点(2002-10-24 12:47:04) (良:1票) |
3.少女が最後にプレゼントを贈りその箱の中には「シベール」と書いた紙が!私は頭がしびれてしまった。 【まこと】さん 10点(2002-09-09 23:25:14) |
2.子供のころにテレビで見た。中学生だか高校生のころに映画館でリバイバルがあった時に、すぐに判った。ずっと、あれがなんだったのかと思っていた。すいません、ぜんぜん書けません。人生の中でもおそらくはベストです。ここでこれを書くのもなんですが、大昔の映画だけが輝いていることが、情けないです。 |
1.インドシナ〔ベトナム)戦争は最初、フランス軍が戦っていた。地上攻撃で少女を殺してしまい心の病に悩む元パイロットが、両親のいない少女と、心を通じさせ誤解され殺される。性的なものを超えた妖精のような少女の交流が切ない。生きると言うことの意味を映画を観ることで感じることのできる作品。 【ちょうじ】さん 10点(2001-09-10 14:54:00) |