207.《ネタバレ》 白銀の世界の中で流れる鮮血が印象的。 人が間単に殺されいき、仲間割れでミンチにするような猟奇的事件。 なのに、妊婦の刑事という設定や犯人のドタバタぶりなど、とぼけたような演出が緩衝材になっている。 それより、冒頭で実話ですと大ウソをつくのはアリなのか? 映画自体がウソで作られるものだから構わないということかもしれないが、これはやっちゃダメでしょ。 そういうことも含めて何だかとぼけたサスペンスだが、それが洒落っ気として受け入れられるかどうか。 【飛鳥】さん [ビデオ(吹替)] 5点(2012-12-27 00:37:39) |
206.《ネタバレ》 それにしても出てくる男という男が全てまあなんて使えないダメ男ばかりだこと…。最たる奴は駐車場で「いやあでも規則ですから」と言ってマニュアル通りにしか働けないあいつ。あの半笑い加減とか見てるこっちが本当に腹たちましたもん!! 真面目に真っ直ぐ働いてる婦長さんを尻目に、アホ男どもは勝手にドタバタして勝手に人生台無しにしてましたね。てかほとんど死んでるし。 そこそこ楽しめた映画でした。誰かにまた見ようと言われたら全然オッケーって感じです。 |
205.《ネタバレ》 十数年ぶりに再視聴。そうそう、この雰囲気。やっぱり独特ですね。 とにかく、ダメな男たちのオンパレード。主人公、犯人2人は、もちろん、 4ドル払えの駐車場職員もDLRを誤解する警察官も含めて。 忘れちゃいけない、マイク・ヤナギタ。隣に座らないでっ!。 「世の中、こんなバカな男ばっかりでスミマセン映画」って感じ。 先の見通しないくせに「任せておけ!」と言いがちな男の虚勢。 湖上で撃たれ転ぶパンケーキ大男も、これからママに叱られる子どもの様。 極めつけは、逮捕のシーンで泣きじゃくるジェリー。 妊婦の女性警察官だけが唯一マトモ。 ラスト「ねえ、分かってる?」と世の中の全男たちへ問い掛ける。 「人生の幸せって、3セントの切手にあるのよ」かな?。 【じょるる】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-07-29 15:49:35) (良:1票) |
204.実際にあった話らしいからむごたらしいのは当然かもしれないが、それにしてもさすが米国銃社会、平気で銃をぶっ放し軽々と人を殺してしまう。醜さを象徴するような映画だ。しかも身重の婦人警察官が凶悪事件を担当するというのも妙な話しだし、ましてやそれを演じた女優さんがアカデミー賞とはまったく不思議な世界だ。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 3点(2012-06-16 16:55:37) |
203.《ネタバレ》 評判につられて観ましたがイマイチ。 白い雪景色の中の殺人事件や妊婦さんの保安官・・・このあたり不思議な雰囲気が 漂っていたのが印象に残ったくらいで。 【KINKIN】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-05-13 17:42:53) |
202.《ネタバレ》 とある地方都市で起こった、矮小で碌でもない人間たちが巻き起こす本当に下らない事件が次から次へと連鎖的に広がっていって、最後はもっとも醜悪な現実へと辿り着く。最後、生まれてくる子供が希望なんだろけど、僕にはそれが言い訳がましく思えてしまった。こういう厭世的な作風はあまり好きではないけれど、ブシェミとストーメアの駄目コンビはやはり見応えがある。なによりその二人と一夜を供にした、地方の醜い女の顔がリアルで嫌だった。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-04-29 22:45:56) |
201.いまいちこの監督とは合わないのかなあ。独特の雰囲気に惹きこまれはするけど意図が全然読めないからなんだか不気味。途中まで話が凄く面白いのに終わり方があまりにもあっけなさすぎて物足りなさも感じてしまう。ですが元々ブシェミ見たさで観たのでそれだけでも満足です。 【ケ66軍曹】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-04-23 06:28:59) |
200.なんか評価しづらい。実話といいながらなんともシュールな感じもあるし。すこし皆とぼけた感じもだしている。演者はとても豪華。結局は話が分かりづらい。現実というものは理詰め起承転結ではなく実はこんなもんだということかな。 ちょっと、玄人受け狙ってる感じも受けるね。 【タッチッチ】さん [CS・衛星(吹替)] 5点(2012-03-21 22:58:32) |
199.これがコーエン兄弟の一番、というのは悔しいけど、そうなんです。この映画以上に雪の厳しさとロマンティックな世界を描いている映画はないと思う。 【みんな嫌い】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-03-21 06:29:16) |
198.《ネタバレ》 暴力を俯瞰でみると何故か魅力的に見えちゃったりするもんなんですね。なんだか怖いです。それにしてもうまく撮りましたね、この作品。この温度で描き切るのってなかなかの力量だと感服します。登場人物はどうしようもない奴らだらけですが、そう思わせる演者たちの達者ぶりにも脱帽!スティーブ・ブシェミ、あんたいいわぁ~! 【ろにまさ】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-02-28 17:01:27) |
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197.《ネタバレ》 この微妙な味わいがたまらない。 事実であるという嘘を冒頭に持ってくることで、何故かビシビシ電波を発し始めるキャラクターたちが、妙なリアリティをもって受け手に迫ってくる。 そんな訳ねーだろと言い切れないさじ加減はもはや抗しがたい魅力を持っていて、どうしようもないジレンマを最後まで捨てさせない。 こんな奴らどうなってもいいや的な気持ちとか、でもやっぱなんとかならないのかな的な気持ちが、どうでも良いようなそうでもないようなバランスで漂い続けるが、結局この話って娯楽なのか?っていう疑念がわいた頃にフッツリと終わってしまう。 壮大なユーモアなのか、悪趣味なのか、未完成品なのか。判然とさせないあたりも秀逸だったりする。 【黒猫クック】さん [ブルーレイ(字幕なし「原語」)] 7点(2011-12-30 03:18:19) |
196.凄惨な事件にもかかわらず、それを感じさせないユニークさはコーエン節 |
195.《ネタバレ》 コーエン作品の中では、まだしもとっつきやすい。けど、見たことない料理食わされた気分。変な味だなあ、うまいかまずいかっていったら美味しくはないよなあ、みたいな。口に合うかどうか、がポイント。私にとっちゃ登場人物が一人残らずなんか変。穴だらけの犯罪を画策するディーラーも、身代金を値切る舅も、遺体を見てもミミズを見てもメシが食える妊婦の婦警もああ不気味だ。かどわかされた奥さんもさあ、無理でしょうがもちょっと落ち着け。この生理的な違和感、監督の思うつぼなのかしら。共感できたのはブシェーミのこの台詞のみ。「お前ら馬鹿じゃねーのかっ」犯罪者だけど、彼。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-10-10 17:56:16) |
194.色も空気感も不気味きわまりない。一度観たら、忘れられない・・・。実話とみせかけて、というのは嘘だよ、というのは後に知りました。してやられた。 |
193.静かな雰囲気の中、淡々と話が進みそして終わっていくって言う映画。 物足りない・・。 【のははすひ】さん [DVD(字幕)] 4点(2011-05-03 17:55:01) |
192.血生臭すぎて残酷な印象しか残らなく笑えるものも笑えない。ポジティブな存在も取って付けたようなものに見えて受け付けなかった。 【さわき】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2011-04-20 10:39:32) |
191.妙に印象に残る。サスペンス物なのに緊迫感をほとんど感じない。主人公であるF・マクドーマンドにも感情移入出来ない。(というか意図的に感情を表さない演技を強いられているようにさえ感じる。)なのに飽きない。シーンに目が釘付けになって、いつの間にか終わっている。観賞後に残るのは、役者の演技でも鮮烈なバイオレンスシーンでもなく雪の白と血の赤のコントラスト。そんな映画。 【bolody】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-04-14 19:44:00) |
190.《ネタバレ》 “実話”なんて大ウソで、実在するのは地名ぐらいでしょう。その地名にしたって、タイトルになっているファーゴからして冒頭ブシェミたちが打合せに集まった場所ですが、その後まったくストーリーに無関係というおとぼけぶりです。田舎の町ですから警察署長を始めのんびりした人ばかりのところに、ウィリアム・H・メイシーが立てた間抜けな誘拐計画のためにやって来たよそ者二人が期せずして凄惨な殺しを重ねてゆくところは、後年の『ノーカントリー』に繋がってゆくわけです。メイシーのかみさんが拉致されるシークエンスは、侵入してくるところから実に怖いカットの連続なのですがドタバタ喜劇の様なかみさんのリアクションが妙にシュールに見えてコーエン兄弟の演出の真骨頂です(このかみさん、その後殺されるまでずっと袋かぶせられたままというのもおかしい)。フランシス・マクドーマンドの食事シーンが何度かありますが、どれも脂ぎった喰い物をバクバク平らげているのが、とってもグロテスク。「食べる」ことは「生きる」ということに直結しているということが言いたいシンボリックな表現なのかなと思いました。いずれにせよ、コーエン兄弟映画のひとつの頂点であるのは確かです。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2011-02-25 19:14:49) |
【ケンジ】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2010-12-07 14:05:03) |
188.ウイリアムに、どうしても感情移入してしまって、見ていてとても怖かった。。ウソは、ウソでしか固めていくしかなく、そうすると胃の方がせりあがってきて、とても気分が悪くなる、あの感じが始終していた。「殺す気はなかった」とゆうセリフを聞くたびに、「そっちのほうがよっぽど怖いしっ!」て思ってたけど、ウソをつき続けていくと、自分もいつか殺人を犯しそうで、とてもとても怖くなりました。俳優さんたち素晴らしいネ。フランシスが、だんなさんにキスされてソースがつくのを嫌がった所がとてもよかった。 【小星】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-11-23 03:01:20) (良:1票) |