ゴジラ-1.0のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。3ページ目

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ゴジラ-1.0

[ゴジラマイナスワン]
(モノクロ版タイトル:ゴジラ-1.0/c)
GODZILLA MINUS ONE
2023年上映時間:125分
平均点:7.08 / 10(Review 119人) (点数分布表示)
公開開始日(2023-11-03)
公開終了日(2024-05-01)
SF戦争ものシリーズものパニックもの特撮ものモンスター映画
新規登録(2023-07-13)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2024-11-12)【イニシャルK】さん
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監督山崎貴
キャスト神木隆之介(男優)敷島浩一(戦争から生還するも、両親を失い、荒廃した日本で、典子と出会う。)
浜辺美波(女優)大石典子(焼け野原の戦後日本を単身で強く生きる女性。戦争帰りの敷島と出会う。)
佐々木蔵之介(男優)秋津淸治(戦後処理の特殊任務を請け負う船・「新生丸」の艇長)
山田裕貴(男優)水島四郎(戦後処理の特殊任務を請け負う船・「新生丸」に乗り込む見習い)
青木崇高(男優)橘宗作(戦時中、海軍航空隊の整備部にいた人物)
吉岡秀隆(男優)野田健治(戦時中、海軍工廠で兵器の開発に携わっていた人物)
安藤サクラ(女優)太田澄子(敷島の家の隣人。戦争で子どもを亡くしている。)
遠藤雄弥(男優)齋藤忠征
飯田基祐(男優)板垣昭夫
田中美央(男優)堀田辰雄
阿南健治(男優)
水橋研二(男優)
奥田誠治(男優)
マイケル・アリアス(男優)
橋爪功(男優)(ノンクレジット)
金田明夫(男優)(ノンクレジット)
笠井信輔(男優)爆風を浴びる兵士(ノンクレジット)
篠井英介ラジオのアナウンサー
笠井信輔ラジオのアナウンサー
早織
脚本山崎貴
音楽佐藤直紀
伊福部昭「ゴジラ」/「モスラ対ゴジラ」/「キングコング対ゴジラ」
作詞菊田一夫「とんがり帽子」
作曲古関裕而「とんがり帽子」
撮影柴崎幸三
製作市川南〔製作〕
東宝
プロデューサー阿部秀司〔製作〕(エグゼクティブ・プロデューサー)
山内章弘(協力プロデューサー)
制作TOHOスタジオ(制作プロダクション)
ROBOT(制作プロダクション)
配給東宝
特撮山崎貴(VFX)
渋谷紀世子(VFXディレクター)
白組(VFXプロダクション)
美術上條安里
龍田哲児(装飾)
編集宮島竜治
録音柴崎憲治(音響効果応援)
照明上田なりゆき
その他マイケル・アリアス(劇中モンタージュ監修)
読売新聞社(新聞提供)
阿部秀司〔製作〕(献辞)(ゴジラ-1.0/c)
あらすじ
戦後間もない焼け野原となった東京。特攻隊の生き残りである復員兵の敷島浩一は、空襲で両親を失い、悲しみに暮れながらも一部が焼け残った実家で、偶然出逢った大石典子と赤ん坊のアキコと3人、ギリギリの生活を送っていた。それでも浩一の収入が安定し典子も働き始め、日々の暮らしに明かりが差し始めた矢先、突如東京湾から巨大な怪獣が出現、復興し始めていた東京を蹂躙する。そしてその怪獣は、かつて浩一が南の島で襲われたゴジラに他ならないのだった。軍備も失い、米軍の十分な協力も得られない中、日本国民とゴジラの凄絶な闘いが始まる…。 第96回アカデミー賞では邦画・アジア映画史上初の視覚効果賞を受賞するとともに、山崎貴監督は55年ぶり、史上2人目の同賞受賞監督となった。
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79.《ネタバレ》 アカデミー賞効果で平日朝9時上映の回なのに劇場はほぼ満員。観客も春休み中の学生さんたちからシニアまで幅広い。公開半年過ぎても熱気というか活気がある映画館というのはやっぱりいい。

そして、それなりに日本映画を見てきた自分としては、オスカー受賞の特殊効果はやっぱり映画館で見て良かった。冒頭のジュラシック・パークもどきに「大丈夫か?」と心配になるも、巨大化した後の「見上げるショット」がものすごく効果的で、そして満を持しての「熱線」炸裂、そしてその爆風。かつて何度「ハリウッド顔負け」といううたい文句の日本製VFXにがっかりさせられてきたか。それが、今回はなんとオスカー視覚効果賞ですよ。なんと痛快なことか。

ただ、懸念だったドラマ部分はやっぱり自分はダメでした。「しゃべりすぎ」は山崎監督作品なので、やっぱりといったところでしたが、今作の主要人物「死ななさすぎ」はかなり気になりました。「生きろ」が本作のメッセージなんだとしても、「生きろ」と願った人は「死なない」というのは本末転倒というか。人ってほんとうに簡単に死んじゃうんです。びっくりするくらい簡単に。それを学んだのが戦時中の日本だったと思うし、震災を何度も経験した今の日本もそうでしょう。なのに、今作の主要人物は「死なない」。島で海で目の前でゴジラに遭遇しても、電車で宙づりになって落下しても、爆風に吹き飛ばされても、放射能を大量に浴びても、死なない。死ぬのは名無しのモブキャラばっかり。そんな設定のなかで「生きろ」って言われたって・・・・。主人公もその仲間もモブキャラも、みんな等しく生きて死ぬんです。その緊張感を欠いたまま、言葉ばかりが上滑りのまま語られる「命」の物語のどこに感動しろというのか。

あと連合軍占領期という時代設定がまったく生きていないのが残念。「国家主権がない」ってどういうことか。じゃあ「民間でやればいい」という単純な話ではないはず。でも「核」に頼らない「わだつみ」作戦のアイデアは評価したい。
ころりさんさん [映画館(邦画)] 4点(2024-03-20 06:48:19)(良:1票)
78.《ネタバレ》 米国アカデミーで賞を獲った契機のリバイバルで久しぶりの劇場鑑賞。
同時に、久しぶりのレビューです。

「シン・ゴジラ」は当時の我が国の安全保障体系を皮肉った、やや後ろ向きの映画でしたが、その思想には共感しました。
その後、ロシアが仕掛けたアレを契機に、我が国も(やっと)「侵略」への対抗策を(少しは)マジで考える姿勢をカタチにしました。
未だ改憲に至らないのは、心地良さげな口上だけで存続している野党に賛同する方々も一定数はいることと、
長期政権に胡座をかいた与党のバカ者が原因と理解しています。
おっと、レビューから外れていますな。

本作を観て感じたことは「フィクション」と云うジャンルの意義でした。
ゴジラの存在自体がフィクションですが、現代の創作物はそれだけをテーマとして成立させるのが難しい。
1954年製作の「ゴジラ」は戦後10年後の銀座を破壊しましたが、本作のゴジラは終戦から3~4年後の銀座を破壊します。
この5~6年の差には意味があります。
戦後復興がある程度は体を成した日本と、暗中模索中の日本の差。
これまで、スポットが当たる機会が少なかったタイミングにゴジラをぶつけることで、
新たな葛藤が生まれ、それが新たな物語になりました。
絶望に絶望を上書きするような存在が本作のゴジラだったと思います。
そんな状況下で、戦争を生き延びた人たちの対応は様々でした。
家族がいるから、と云う理由で戦いを拒否する方々がいます。それがオーソドックスだと思います。
同時に、我々以外にはやる者がいないと、再び戦いに臨む方々もいます。
それは、ドラマを成立させるためのヒロイックな選択にも見えますが、
同種の思想で命を危険に晒す場に臨む方々が実際にいることは、現在のウクライナ報道を見ていると分かります。

「フィクション」の存在意義は様々ですが、あり得ないものや状況を設定することで、
それに対応する人たちの態度を切り分け、強調する道具でもあるとも思います。
映画の大半はフィクションなので、これまでに観た映画のほとんどは上記の理屈で成立しているのですが、
本作には改めてそれを強く意識させられました。
日本人が普遍的に持つ、敗戦に対する感情が刺激されたからかも知れません。

「シン・ゴジラ」でも言及しましたが、本作でも伊福部昭のゴジラ楽曲が大活躍していました。
唐突ですが、先日、70年万博の「太陽の塔」の内部に入る機会がありました。
岡本太郎芸術に感じた「時代を超えた本質感」を、伊福部昭のゴジラ楽曲にも感じました。
本質を担保しているものは後世に残る。
言語表現貧困でちょっと恥ずかしい言い方になりましたが、私はやっぱり伊福部音楽ファンです。

ともあれ、アカデミー賞受賞、おめでとうございます、
と心からの賛辞を送らせていただきます。
アンドレ・タカシさん [映画館(邦画)] 8点(2024-03-17 22:06:48)(良:2票)
77.《ネタバレ》 かねてより映像が素晴らしいとの事前評価があり、映画館に行こうと思っていたのだが、忙しさにかまけていたら、アカデミー視覚効果賞を受賞してしまった。やっと時間ができたので行ってみたが、やはり映画館はほぼ満員。思い立ったが吉日というが、こんな失敗を私は数多く繰り返してきた。反省!
やはり映像が良い。しかも、そんなに金をかけていないというから、なお良い。
浜辺美波は途中まで「誰だ?この汚い女性は」と思っていたし、かなり後半になって「あれ?ドラマで見た人かな?」と気付いた次第。昭和の雰囲気を出そうと、わざと体型も変えたのだろうか。役者はすごい。
特攻から逃げ帰った自分の「戦争」を終わらそう、と、ゴジラの口に特攻を仕掛ける、と思いきや、まさかの脱出には拍手喝采(したい気持ち)。みんな生きて帰ってきた。そして浜辺美波も生きていた!「終わっていない戦争」という、死の匂いをただよわせながら、あくまで「生きろ!」とのアンチテーゼ、魂の叫びを感じる。
首のあざがちょっと気になったが、爆風で怪我したんだよね、きっと・・・
チェブ大王さん [映画館(邦画)] 6点(2024-03-16 19:41:15)
76.【24.3.12.追記】アカデミー賞・視覚効果賞受賞おめでとうございます。
個人的には『そうだろうな』と思い、また、『ストーリーも役者さんたちの演技も監督はじめスタッフ全員の心意氣からして最高ですよ』と言いたい作品ですが(笑)。

【以下、レビュー原文】

このレビューを書いているこの時期。全国各地でクマが人間を襲う事件が頻発している事に感情が重なりました。
もちろん現実の猛獣による恐ろしく痛ましい事件と、フィクションのSF映画を同列には語るつもりではありませんが、【人間には叶わない猛獣が明らかな殺害目的で目前まで追い詰めに来る恐怖】が、ふと連想されたわけです。

猛獣に命を奪われる痛みと恐怖が、過去作品と比べて抜きんでている今作。それに留まらず、心身に傷を負っても尚、生きる人々を描けている。それぞれの立場で生き残ったり、逃げて生き永らえたり、生きなきゃならなかったりした人々が描けている。役者さんたちは皆、本当に見事な演技。キャラクター皆に共感できる。

この映画、登場人物もストーリーも闘いも生き方もゴジラも(ゴジラは戦闘力凄過ぎですが脇役にすぎません)、全てにおいて、観客の心に【肉迫】する映画です。

人間がどう生きるか。どう生きたか。【とにかく生きる人間】とか【それでも生きる人間】をまざまざと描いた芝居(≒ドラマ≒映画)は激烈に大好きでして。それが作り手にでも役者にでも見えれば9点。そこから突き抜ければ10点満点というのが私の採点基準。
これ以上の出来は無理だろうから映画館に行けば良かったと後悔した前作・シンゴジラの反省を踏まえて本作を映画館鑑賞したわけですが、

10点としか言いようがない。
役者の魂さん [地上波(邦画)] 10点(2024-03-12 06:34:09)(良:3票)
75.《ネタバレ》 【2024/3/11追記】
アカデミー賞視覚効果賞受賞、本当に、本当におめでとう! やった! 快挙だ!!

【以下オリジナル】
IMAXで鑑賞、大正解でした。
「シン・ゴジラ」が傑作なら、私に取って本作は大傑作です。
やはりゴジラには人類の味方など似合わない。徹頭徹尾悪役に徹すべき。
戦後復興した東京の街が思いっ切り再破壊される描写は、それがフィクションだと判っていても
東日本大震災やウクライナそしてイスラエルでの悲惨極まりない実際の光景を報道で目にして来た身としてはやはり胸が痛む。
神木隆之介の演技を観るのは本作が実質初めて、とても良い演技をしていた様に思う。
彼の事を良くご存知の方には「今更」ながら、今後注目したい。
そして山崎貴。
彼ほど賛否両論がハッキリ別れる映像作家も珍しいと思う。
私は肯定派で、今の日本で彼の様に終始一貫した作風を貫くのは稀有で良い事だと思っている。
次作が有る様だが、主旨替えなどせずこのまま突っ走って頂きたい。
ゴジラは日本が/世界が乗り越えるべき『業』を具現化した存在。
それを如何に乗り越えるかに感動が有る。

追伸
戦時下の日本を礼賛する気は皆目無いのだが、本作で大活躍した旧日本海軍の極地戦闘機「震電」の勇姿には胸が熱くなった。
その独特のフォルムにはあの時代だからこそ成し得た寂寥感に近い何とも表現し難い魅力が有り、
CGとは言え実際に飛ぶ姿に感無量になった次第。
たくわんさん [映画館(字幕)] 10点(2024-03-11 18:41:59)(良:4票)
74.《ネタバレ》 映画館の大スクリーンで見る価値のある
ド迫力な映画でした。
完全にゴジラは脇役に追いやられてしまって、子供がゴジラ
目当てに観たら怒り出すのではないかと思うような、中心は
戦争映画、反戦映画、人間ドラマでしたね。永遠のゼロが
直球勝負なのに対して変化球で勝負でした。
まあもともとゴジラ映画は反戦・反原発映画でしたから本来
の趣旨に沿っていると言えます。

浜辺美波が前半であっけなく死んでしまってありゃりゃと
いう感じでしたが、さすが他人の子供を育てる強い女です、
ゴジラの熱線にも負けていませんでした。

最後のワダツミ作戦はちょっとまどろっこしかったですね。
神木君が口めがけて特攻するだけだとあっけなさすぎるとい
うことなんでしょうけど、最新のVFXをしても安っぽさを隠す
ことができなかったようで、突然本来のゴジラ映画の片りんが
現れたという感じでした。
キムリンさん [映画館(邦画)] 6点(2024-02-02 15:09:35)
73.《ネタバレ》 マイナスカラーのゴジラ1.0を鑑賞しました。白黒であるが故の雰囲気で映画に没入する感じが大変良かったです。あとで他の方のレビューを見て、G細胞なるものがあり、その細胞に感染したがために最後、死んだと思われた典子が生きていたことになっていたので、そこまでは気づかなかったと、もう一回見てみたいと思わされました。次はカラー版の方を見て、典子が感染したと暗示させている痣を見たいと思います。シンゴジラの時は最後の最後でエイリアンみたいな小さいやつがたくさんできていて、これが次の世界を暗示させる内容になっていました。こちらのゴジラでも、ゴジラが復活するかのような描写がありました。■この映画で最も気に入っている部分は、ゴジラが火を噴いて、遠くの街が吹っ飛び、その爆風が迫ってきて、典子が主人公の敷島を突き飛ばして自分が犠牲になりながらも、助けるシーン。大変感動いたしました。ドキドキ感没入感が最高です。次は、未見のカラーバージョンを見て、白黒バージョンとの感じ方の違いを比べたいと思います。シンゴジラで火を噴きまくって東京を火の海にしたシーンに勝るとも劣らないすごいCGでした。爆風が迫ってくるというシーンが、実にリアルです。原爆爆発で爆風になぎ倒されるシーンをこんなにリアルに表現しているってすごいと思います。原爆を彷彿させるキノコ雲が、白黒映画の効果もあり、大変に心にせまってくるものがありました。■ゴジラを退治するという作戦は、①一番最初の白黒ゴジラ、②シンゴジラの「荒唐無稽」なやつに比べ、非常に「現実味」のある作戦で、一番まともであるがゆえにリアリティを感じました。プラスして、主人公敷島を演じているのが、あの神木隆之介!三月のライオンでもすんばらしい演技でしたが、今回も最高でした。神木はホント好きな俳優。俳優陣、良かったですね。安藤サクラの最初嫌な人かと思わせといて、人情のあるところを見せる展開が良かったし、明子役をしていた女の子の演技?が非常に心に残りました。戦後復興の様子の人間模様、敷島の心の傷などなど見るべきところが多く、外国で大変に高評価得ているのが納得です。ちなみに、シンゴジラの方は外国での評価は日本でのそれとは違い低かったようです。それだけに外国での大変な高評価が嬉しい事でした。なお、ゴジラ対コングというのもあるようですが、ゴジラ-1.0と比べてどうなんですかね。これもまた見比べてみたい楽しみではありますね。
なかがわさん [映画館(邦画)] 9点(2024-01-26 07:18:50)
72.《ネタバレ》 あのテーマを背景に東京で仁王立ちするゴジラの姿にはかなりグッときた。これぞ怪獣映画という感じ。それだけで劇場に来た甲斐があったというものなんだけど、ドラマパートはイマイチ。他のレビュアーも書いてるけど、ウェットすぎる。戦争で死にぞこなったけどカラッと痛快に生きてる主人公だったらよかったな。しかも、気弱だった主人公は後半だいぶキャラ変したよね。ラクス・クラインかとオモタヨ。典子の「コウさんの戦争は終わった?」ってセリフも陳腐だったなー。ゴジラが暴れる所はすごくよかったんだけど。
センブリーヌさん [映画館(邦画)] 6点(2024-01-26 00:04:02)(良:1票)(笑:1票)
71.《ネタバレ》 劇場で観て良かった!ゴジラが東京で暴れるシーンは大変迫力がありました。戦争で焼けた東京の街並みも一体どこまでCGなのかわからないクオリティでした。当時の技術でどうゴジラと対決するかというアイデアも素晴らしかった。賛否ある人間ドラマの部分も良いと思いました。主人公もヒロインも生き残って結構じゃありませんか。エンタメってこういうものだと思う。子供と一緒に見られる絶妙な匙加減になってると思います。ただ個人的にはシンゴジラの方が面白かったですが、あれはちょっと変化球になるのかな。こっちは直球、豪速球って感じ。
すらりんさん [映画館(邦画)] 8点(2024-01-24 22:35:06)(良:1票)
70.《ネタバレ》 【追加】---------------------------------------------------------------------------------------
ゴジラ-1.0/Cの鑑賞後にレビュー登録したけど、翌々日に何故か作品タイトルごとレビューも削除されてしまった。。。
なので、鑑賞記録として、その時のレビュー内容を記憶をたどりこちらに追記する。

マイナスカラーということで、単にカラーを白黒にしただけではないと思われる映像の見やすさと、モノクロならではの濃淡による映像の奥深さと、画面上から伝わる情報量の制限(絞り込まれる情報)から、こちらの集中力もおのずと高まる。単に怪獣映画としない人間ドラマも良。今回再認識したが、ゴジラの手の表情が実に素晴らしい。基本的にグーとパーしかないのだが、場面場面でのその手の動きが、ゴジラの気持ちを雄弁に語っていて、そこが着ぐるみゴジラでは表現できなかったストロングポイントだ。いやー、傑作はカラーでもモノクロでも面白い。最高!点数は変更なしで10点。
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「シン」で上がったハードルを超えてきたぞ!
ゴジラ自体(造形もろもろ)も良かったけど、テーマもストーリーも良かった。当然役者さんの熱演も素晴らしかった。
敷島のヘタレ具合に初めはイラっとしたが、帰国後の苦悩→希望→絶望→覚悟→再生が見事に演じられていた。
典子も初めは幼すぎる印象だったが、自然と敷島を包み込む母性溢れる存在になっていた。(生きているとは思ったけど、本当に生きていてよかった)
2人のわきを固める野田、秋津、水島、橘、澄子もそれぞれ役者さんがぴったり。
特に澄子はザ・近所のおばさんであり、それを演じる安藤サクラ、さすがです。(ラストで敷島をバシバシ叩く間合いは最高)
人間ドラマは、あれ以上に突っ込んで描いたら話がダレると感じる手前で止めて多くを描かず(最低限の情報のみ)、登場人物のバックグラウンドは観客の想像に任せてもらって良かった。
劇中のセリフもカッコいいというよりは、熱く心に響くものが多かった。

今回のゴジラは、随所でその動き(所作)がなんともカッコいい。
例えば、砲撃を受けて大きく後ろにのけぞるゴジラの上半身の動き、その反動に連動して大きく開く左右の腕の動き、すぐさま「なにうぉぉお!!!」と正面に向き直り、雄叫びあげて戦闘体勢を立て直しガン飛ばす動きなどなど、これまでの日本の歴代ゴジラ達が上半身がギブスで固定されて窮屈そうに硬直している感じ(あえて着ぐるみ感を意識していたのだろう)と違い、まるで人間の格闘家みたいな動き(反応というべきか)をするゴジラの躍動感が人間の恐怖と絶望を煽る。それに、なんと自然で美しい後回し蹴り(尾っぽ攻撃)でしょう。。。

また、口の中の機雷が爆発した時も、相手のパンチがクリーンヒットで顎に入って意識が刈り取られた・・・で、10カウント前に意識が戻り「ゲ、ヤバかった!」と復活したみたいな。
新しい熱線の放射スタイルとそのダメージを自分自身も受けるとか、深海に沈んだ時の「ぴきっ!」と動きが止まる瞬間とか、ああ、数え上げたら切りがない。
ゴジラを下から煽るように見せるカットは「シン」でもあったが、JAWSのように船を追いかけるゴジラの目線が人間と同じという場面も新鮮で面白かった。
当然ゴジラが可愛いわけもなく、造形はこれまでになく醜悪で狂暴になって戻って来た。だけど、動きが人ぽいところが何ともいい。
「シン」はドラマから人間味的なところは敢えて排除していたが、「ー1.0」は逆に人間を前面に出してきたけど、そこに古臭さがまったくない。
「シン」がゴジラの究極と思っていたが、まだまだ新しいゴジラが作れる可能性を感じた。楽しみが増えた。
リニアさん [映画館(邦画)] 10点(2024-01-15 12:27:18)(良:1票)
69.《ネタバレ》 山崎貴は苦手な監督だ。
『ALWAYS 三丁目の夕日』『STAND BY ME ドラえもん』のような感動ポルノ並みのゴリ押し、
『リターナー』みたいにハリウッドの名作SFアクションのパッチワークでそこに新たなオリジナリティもなく。
未見のドラクエ映画でいろいろやらかしたことも知っている。

その本作がアメリカで、
クリストファー・ノーラン監督作『オッペンハイマー』の姉妹作に近い立ち位置の絶賛を受けており、
モノクロ版をきっかけに鑑賞することにした。
既にレビューにある通り、過剰にウェットな人情ものが迫力ある容赦ないCG演出と上手くマッチしており、
モノクロによって監督特有の作りもの感が軽減されているのも大きい。
余計なものが削ぎ落され、見易くなったとも言える。

それでも人間ドラマと演出にもう少しドライさは欲しかったし、
中盤で死んだヒロインが実は生きていたというご都合展開はどうかと思ったけどね。
もちろん不穏な要素が隠されているのは分かったし、初代ゴジラとの間にもう一本続編を作るかもしれない。

まあ、つまり言えることは、悔しいが良作ということ。
8点でも良かったが、結末が分かってしまう脚本&ミスマッチでクドいドラマパートに-1点、7点献上します。
Cinecdockeさん [映画館(邦画)] 7点(2024-01-12 23:12:28)
68.う~ん,ゴジラ映画ぽっくないヒューマンドラマでした.
『シン・ゴジラ』の方が面白かった.
あきぴー@武蔵国さん [映画館(邦画)] 6点(2024-01-10 21:57:47)(良:1票)
67.山崎貴監督の得意なねちっこい人情ものは好きではないのですが、今作については迫力あるCGと人情劇(家族愛だの戦争への思いだの)がかみ合った気がします。そして、何よりもゴジラの容赦ない怪物性が最高。シリーズ第1作を超えた歩く核兵器ぶりを見せてくれます。やはり印象的なドラマを作るなら、どうやってこんなモンスターをやっつけるんだ?と思わせないといけませんよね。
次郎丸三郎さん [映画館(邦画)] 10点(2024-01-07 01:17:27)
66.《ネタバレ》 一度観て、うなった。もう一度観たいと思いながら時間が経ち、二度目の鑑賞。
いや、二度目でもちゃんと面白かった。むしろ二度目の方が良かったかもしれない。
戦後間もない時期という時代設定が、今あるもので立ち向かおうとするやってやろうぜ精神に火をつけてくれる感触。だってとどめを刺すのが震電なんだから、心が震えない訳ないじゃないか。
配役も抜群だった。無駄な登場人物が全くおらず、素直に映画の世界に入り込めた。
中でも佐々木蔵之介。演技がくどいんだけど、彼のくどさが映画をピリッとさせていると感じた。ゴジラが倒せず、誰もが絶望的になった瞬間に無音にして震電を突っ込ませるくさい演出とか、爆風で吹き飛ばされたノリコが実は生きてたとか、そんなのも含めて、日本のSF映画の可能性を感じさせてくれた映画だった。
これがゴジラだ、ハリウッド。
roadster316さん [映画館(邦画)] 9点(2024-01-03 08:41:53)(良:2票)
65.良くも悪くも山崎映画だなぁという印象。想定外の展開はなく、最後まで予定調和。お約束の展開と漫画みたいなセリフ回し。
しかし大人でも鑑賞に堪えうる貴重なゴジラ映画。映像が良くできている。
バランスは抜群に良いし、一般受けはすると思う。まさかゴジラ映画で泣くとは思わなかったし。
ただ、ゴジラを主人公にとっての対峙すべき存在としてしか描いておらず、ゴジラとは何なのか、ゴジラの存在に対する問いかけや深堀がされていないように感じた。
やっぱり自分にとって至高のゴジラ映画はシンゴジラだ。

追記:アメリカで大ヒット中ということで、フェミポリコレ映画が量産される(フェミポリコレ要素がないと映画として世に出せなくなってきている)なか、多少ツッコミどころはありつつも、やはりこういうドストレートな人間ドラマ&アクション映画を観客は欲しているんだよなぁと感じた。特殊効果でアカデミー賞ノミネートの可能性も高いらしく、日本の映像技術がアメリカで認められたのは素直に嬉しい。
eurekaさん [映画館(邦画)] 7点(2023-12-27 13:41:15)(良:1票)
64.山崎貴作品としては間違いなく、「アルキメデスの大戦」と双璧をなすトップクラスでした。
ゴジラ周りのアクションはどれも迫力があり、まさに劇場の大スクリーンで鑑賞するにふさわしいシーンのオンパレード。(個人的には重巡高雄戦が素晴らしかった)
ただ反面、人間ドラマに関しては相変わらずの山崎節で、これが個人的にはどうも合わない…哀しい時は泣き喚き、怒った時は判で押したように青筋立てて叫ぶ、裏表なく見たままの登場人物。音楽も同様に哀しい時はメロウな曲、戦闘シーンでは勇壮な曲、感動させたいシーンでは荘厳な曲。「いやいや、そこまでわかりやすく作らなくても大丈夫なのでは…」と思ってしまいました。
総じては、アクションシーン9点、人間ドラマ6点の総合7.5点。主人公ペアの着地点が「全方位に観客層を意識してある程度ハッピーエンドにしたいのはわかるけど…」と、やや安易に感じてしまったので、その分差っ引いて結果7点というところです。
大鉄人28号さん [映画館(邦画)] 7点(2023-12-23 10:54:39)(良:1票)
63.《ネタバレ》 ゴジラが海上からぬうっと鼻先を突き出し、船の後をついてくる様子にふと、「耳を倒して背中の毛を逆立ててるうちの子(猫)が、獲物にロックオン」というイメージが来て、それからというもの、あの恐ろし気なゴジラが、海上を匍匐前進する超巨大なCATにしか見えなくなってしまった!
厄介なことに一度こうと見えると、先入観は脳内からなかなか剥がれてくれない。
ゴジラが軍艦に体当たりし、かぶりつき、揺さぶり出すと、にゃんこがルンバにじゃれついている妄想が来て、初めに出たぐしゃぐしゃの軍艦は、猫パンチを食らったなれの果てかと納得し、勢い余ったゴジラが両腕を広げたまま、海上に仰向けにひっくり返ったときにはもう最高潮に萌えてしまって、キュートなんだかゾッとすべきか、わけがわからなくなった。
画面を横切って吹っ飛んできた軍艦はスリッパに見えるし、ゴジラが電車の車両に噛みついてるシーンは、サンマをくわえてる姿に見えてしまう。尻尾をはでに振り回すのは不機嫌モードの猫あるあるで、目の前をかすめて飛び回る戦闘機はコバエか猫じゃらしそのもの。壮大な音楽は荒ぶるにゃんこのパロディみたいに聞こえてきて、悲劇と喜劇、2つの映像を同時に見ているような超豪華なエンタメを味わえた。

ただ、ゴジラというキャラクターについて、今作もちょっと色々考えてしまった。
自然や神の象徴だったり、人類が不本意に創造してしまった核の産物、デストロイヤーとしての偶像として捉えられているけれど、それはゴジラが目的もなくひたすら街を破壊するからだろう。
生きるために「食べる」という行為が抜けている。ということは、自然界に属さない生き物、命のサイクルから外れた生命体という位置づけになる。
冒頭でミニゴジラが人間に噛みついて振り飛ばすシーンは、確かに怖いし迫力満点で見ごたえがあるけれど、口の中に入った人肉(たんぱく質)をわざわざ放り出してしまうとか、そんなのは狩りでも何でもない。
そもそも自然界の頂点に立つ猛獣は、満腹のときはあえて他を襲ったりしない。
それだけに、食欲に関係なくただただラリって殺戮、破壊行為でのみ生きるという生物が、どうしても不自然に感じられてしまう。
とはいっても、ハリウッド版のように、巣を作って、産卵して、幼獣が街中にあふれる繁殖率の高いゴジラでは、唯一無二の存在が希薄になってしまう。
だからこそ、「荒ぶる神」という孤高の位置づけがゴジラにはふさわしいのだろう。
それだけに、本作ではゴジラに己の咆哮を聞かせて「縄張り」を刺激する作戦がとられていて、いかにも従来の生物っぽい扱いにちょっと驚いた。

敷島がゴジラに挑むラストには息をのんだ。
もし彼が命を散らしたら「特攻隊」という戦時中の日本軍の過ちを肯定する映画になってしまう。だから死なないだろうと思っていた。
でも、放射能を振りまきながらゴジラが沈んでいった海に落ちれば、どう考えてもただではすまないはず。
でも、そこはもう、映画の世界だし、喜んで目をつぶりましょうという思いで安堵の涙を流した。
ラストのモコモコも、まあゴジラの映画ではお約束だものという思いで、スルーした。
映画館を出ると、表はすっかり暗くなっていて、うちのゴジラ(猫)会いたさに大急ぎで帰宅した。
tonyさん [映画館(邦画)] 10点(2023-12-22 16:56:07)(良:3票)(笑:1票)
62.《ネタバレ》 例えば初代の「ゴジラ」、84年の「ゴジラ」、そして「シン・ゴジラ」など、
過去のゴジラが単体で登場する作品では、ゴジラが街に散歩に来たら人間から理不尽に攻撃され、
怒って反撃するという流れであったことが多いと思います。

ところが今作では、ゴジラが明確に人間に対して敵意むき出しである点は、実は斬新ではないかと思います。
また、人間ドラマがこれだけ濃いゴジラ映画というのも、初であろうと思います。

多くの方が称賛する特撮も素晴らしいですが、今作で印象に残ったのは、音響、音楽。
IMAXで観たのですが、鳴き声、足音などの音響は凄まじかったです。

そしてゴジラファンなら誰もが気にする、あのテーマ曲が使われているか、
まさにドンピシャのタイミングで鳴り響き、ファンにとっては至福のシーンとなっていました。
過去の音源を使用した「シン・ゴジラ」と違って、今回は新録音ですが素晴らしい編曲と演奏です。
非常にマニアックな話ですが、1983年、「SF交響ファンタジー」初演の熱い演奏を多分に意識していると思われます。
熱い音楽で定評のある佐藤直樹ならではの編曲だろうと思います。

以下ネタバレです。

過去の戦争における非常にデリケートな問題ですが、
当時の航空服を着て敵に突っ込んでゆく主人公が勇ましく見えてしまうのは、
少々、自分にとって違和感がありました。

また、ラストシーンは過去の某作品そのまんまであるし、続編を意識した怪物映画の定番であるが、これは蛇足だったと思います。
今回は人間ドラマが濃いだけに、それまで描かれていた人間の努力の尊さがひっくり返されて興ざめです。
素直にハッピーエンドで良かったのではないかと思います。

こういう多少の不満点はあるにしても、
ゴジラ映画史上、かなりの上位に入る出来栄えで、特撮についてはベストと言って良いでしょう。

もはや着ぐるみというのは過去の遺産となってしまい、
等身大の着ぐるみをいかに本物に見せようとするかという面白さがなくなってしまったのは寂しいですが、
昭和の時代からの特撮映画の歴史を鑑みると、日本の特撮もハリウッドに全く劣らず、ここまで来たかという感慨があります。
どっぐすさん [映画館(邦画)] 8点(2023-12-20 09:36:54)(良:1票)
61.《ネタバレ》 開始10分でさえ100個突っ込みどころがあって残念でしかない。
演出が下手で演技が学芸会。監督の限界。安藤サクラでさえ学芸会してた。もちろん脇役もエキストラも全部ひどい。全編オーバーリアクションで自然さがまったくない。役者のせいではない。監督責任である。さすが佐々木蔵之介だけは少しまともだった。
人間ドラマを描こうとするな。そういうの下手な監督なんだから。なぜ自覚がないのか。脚本にも演出にも無理がある。
山崎監督が戦後日本の口惜しさと復興を描こうとする姿勢が気持ち悪い。世代的に到底無理がある。
そして子役を泣かせ過ぎ。
ほとはらさん [映画館(邦画)] 4点(2023-12-20 05:14:25)(良:2票)(笑:2票)
60.《ネタバレ》 「ゴジラユアストーリーではない」というX上のコメントに大爆笑しました。

ということで、大分前に観てましたがようやく感想を書く暇ができたので書きます。

一言で言うなら、「和製ゴジラでようやく万人向けの大人でも見ごたえのあるゴジラ映画ができたな」という感想。
シンゴジラは万人向けというよりオタク向け。ゆえに国内の異常なリピーターが出まくって、国内興行成績だけでいうならシンゴジラの方が上(但し海外成績を含めるとゴジマイ?マイゴジ?が追い抜いている)。
それ以前となると、VSビオランテ、さらにさかのぼって84ゴジラ(評判は微妙だけど)、そして神格化されている初代ゴジラぐらいか。ゴジオタには評判の良いGMKや、キンゴジ、モスゴジぐらいか。
まあ子供向けや、大人向けだけどちょっと変ちくりんなSF要素が多い作品が多くて、万人向けの大人向けの力作と呼べるものが少ないなぁ。いやまあそういう子供受けだったり、変なゴジラも僕は大好きなんですけどね。言うまでもなく海外ゴジラも全部大好きです。

でまあ今作についてはちょっと山崎監督の人間ドラマの「臭さ」がほんと若干ですが気になる程度で、それほど物語全体の雰囲気を壊さないのが良かったなと。感情が大げさなのもまあ邦画だしね。

一方ゴジラの登場シーンについてですが、割とみんなが思う「ゴジラの出番が少ないなぁ」という感想がありますが、冒頭から成長前ゴジラは出てくるし、定期的に出てくるので「そんなに出番が少なくない」んだけど、「なんか出番が少ないな」という感想は僕も感じました。
この理由はおそらくは成長後ゴジラの「上陸シーンの少なさ」が原因かなと。銀座で暴れまわって、あとは決戦前にちょっと東京湾から田舎(どんへんだ?)を歩いた姿ぐらいしかなく、あとは基本的に海の中が多い。ゴジラオタクは基本的にゴジラが街を破壊する姿に興奮するわけで、街破壊となると銀座のシーンぐらいしかないので短く感じるんだと思います。
ただ、銀座の破壊シーンは迫力満点で、特にちょっと笑ってしまう初代ゴジラのオマージュシーン、また放射熱線の発射シーンも含めて満足しました。

上陸する前の海での追いかけっこやその後の戦艦とのバトルなどもよかったし、決戦でのオキシジェンデストロイヤーを現実的に実行するにはどうするかを具現化した「深海に沈めて引きずり上げる」戦術も、「なるほど、そう来たか!」と唸らされました。
決戦前の博士の演説や、ゴジラに特攻するシーン、最後お前生きとったんか!のシーンなど、人間ドラマの臭さが少し自分の好みと合わないなぁというところはあるんですが、全体的にみて概ね満足です。

なおシンゴジラと比較の対象になってしまう本作ですが、どっちが上ってのは言い難いですね。もう完全に好みの問題かなと。
好みとしては僕はシンゴジラです。でも本作も好きです。
みーちゃんさん [映画館(邦画)] 9点(2023-12-18 14:24:17)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 119人
平均点数 7.08点
010.84%
121.68%
210.84%
332.52%
465.04%
575.88%
62117.65%
72420.17%
82218.49%
91915.97%
101310.92%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.78点 Review14人
2 ストーリー評価 7.77点 Review22人
3 鑑賞後の後味 7.72点 Review22人
4 音楽評価 8.22点 Review22人
5 感泣評価 7.22点 Review22人
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【アカデミー賞 情報】

2023年 96回
視覚効果賞山崎貴受賞 
視覚効果賞渋谷紀世子受賞 

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