291.かなり地味で薄味な内容。 主人公があまりにも善人すぎてなじめないし、 長さのわりには大したものは見れなかったという感じ。 よくある江戸が舞台ではないところは特徴かもしれない。 時代劇のディテール作りはしっかりしているので、それなりに見れるけど。 そんなに正気を失って恐ろしい犯罪者がいるんなら、 槍でも持ってけば、いっそ銃で撃ち殺せば、と思ってしまった。 【且】さん [地上波(邦画)] 6点(2009-06-27 17:59:28) |
290.《ネタバレ》 何度も見てます。初見は中三か高一だったか。邦画なんて全く見ていなかった中偶然合わせたチャンネルで清兵衛に出会い、そのまま吸い込まれるように全編鑑賞してしまったのを覚えています。湿度や匂いまで伝わって来るような映像美は本当に心地よかった。話も分かり易いもので、縁談を断られた時など心中で「あー!!」と叫んでしまいました。ともえさんは本当にあれで幸せだったのかな・・・と色々考えさせられもしました。最後に井上陽水で涙腺崩壊。傑作だと思います。 【Kの紅茶】さん [地上波(邦画)] 9点(2009-06-27 10:50:20) |
289.《ネタバレ》 ひとつひとつのシーンを丁寧に演出している印象が強く、一見すると単調に思えるけど、完成度は高いと感じました。ストーリー重視で観たり、派手なアクションやお涙シーンを期待して観ちゃうと、損です。主人公が実は剣の達人だという設定も、「もっとおもしろく展開できたのでは?」とも見えるほど、サラッと描かれますが、かえって観客の想像をかきたててくれて、映画全体の内容を濃くしていると思います。刀を研ぐシーンの緊張感がたまりませんね。真田広之の表情や動作も、余計な演出一切なしで無駄がない。残念なのは、岸恵子のしゃべりとシーンだけが説明っぽすぎる点(そこだけ減点対象に) 【かねたたき】さん [地上波(邦画)] 8点(2009-06-27 08:55:50) (良:1票) |
288.今の時代、主人公の清兵衛のように生きることは精神的にも難しいのですが、でもやっぱり憧れますね。ひさしぶりに見た宮沢りえも芯の強い女性を好演していました。そして井上陽水の主題歌「決められたリズム」もとてもすてきです! 【きのう来た人】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-05-16 05:58:37) |
287.《ネタバレ》 この映画で最も良かったシーンは終盤で宮沢りえが藩令によって果し合いに出向く真田広之の身支度をテキパキとこなす仕草のひとつひとつをとらえたシーンだろう。ひとつひとつの動作がきりりとして美しいと思った。藤沢文学にある日本の美は風景の美ではなく心の美。風景の美しさが簡単に映像化できるように正直さや無欲さやおくゆかしさは物語をなぞることで簡単に表現できる(正確にはこんなもの、表現とは言わないだろうけど)。しかしこのシーンに限っては本当の意味で「美」が表現されていた。これだけでも『蝉しぐれ』なんかよりも数段良かった。ただ残念なことにそこだけなのだ。物語は楽しめました。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-03-17 13:51:50) |
286.《ネタバレ》 主人公が垢染みた侍なのですが、美しい瞳と清潔感あふれる真田広之だからこそもったのではないでしょうか。下手なキャスティングでは真にうだつの上がらない役になってしまいます。 そんな彼に惹かれる朋江さんも美しくまた聡明で魅力たっぷり。 そんな主人公二人の美形振りだけでなく、脇役陣も立派。 吹越さんよし、故深浦さんもよし、お父様と声のそっくりな梅雀さんよし、と安心してみていられます。 特筆すべきは田中泯さん。狂暴なだけの野蛮人ではない証拠に、まずは相手の技量を認めて和やかに話が進みます。それが一変する時のあの迫力にはびっくりしました。 あの、眼が光る一瞬だけでも、この映画を見る価値はあると思います。 【バッハバッハバッハ】さん [DVD(邦画)] 9点(2009-02-05 23:23:28) (良:1票) |
285.藤沢周平の世界観をうまく表現できていると感じます。でも、原作(小説)の「たそがれ清兵衛」とは全然違いますね。全体の雰囲気で言ったら「竹光始末」の方に近いです。題名の響きの良さから考えてこっち(たそがれ)にしたんでしょうね。立身出世に興味はなく、守るべき家族も有り、愛する人もいる清兵衛が、好都合な道具として使われるだけのクソみたいな藩命に律儀に従うところが美しいです。 【長毛】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2008-10-22 01:09:44) |
284.《ネタバレ》 真田広之がかっこいい。訛りも様になってました。 【osamurai】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-09-15 01:12:16) |
283.唐突なストーリー展開であると感じる部分もありますが、その場面ごとに画面から漂う登場人物の気持ち、心の平静さだったり、確固とした決意だったり、そういった感情が静かな物語の流れから感じ取ることができます。普段の暮らしと「死」が現代よりもずっと身近であった時代の、ささやかな幸せへの願いがにじみ出ていました。 【shoukan】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-09-13 23:02:11) |
282.山田洋次監督は好きではないのですが、この作品は原作の世界観を大事にしていて良いです。ラストサムライを絶賛する世界中の人に、日本人の作った時代劇であるこちらも是非みてほしいです。どんなに汚く撮しても真田広之は男前♪ 宮沢りえは好きではないのだけど、この役は存在感があって好演。果たし合い付きの時代劇だけど、ストーリーは結構地味で現代的だと思いました。そういう意味では大げさで古典的なラストサムライの良さが逆によくわかったかもしれない。私が東北人ではないというのもストーリーに感情移入しにくい理由でしょうか。注目ポイント:正しく美しい江戸時代の所作。丹波哲郎。最初から最後までひたすら真田広之。 【はにーさっくる】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-07-22 22:53:34) |
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281.評判通りなかなか良かったです。清兵衛かっこ良いです。落ちついたトーンで温かみもあり、心地の良い感じで進みますが、その分特筆すべき所はあまりなく、満足感が得られるとは言い難いですね。 【すべから】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2008-05-29 17:29:59) |
【Yoshi】さん [地上波(邦画)] 7点(2008-03-19 20:09:01) |
279.《ネタバレ》 ステキだったわ。 時代劇ではあるんだろうけど、どの時代にも共通する「理不尽な社会で生きていく大変さ」みたいなものが描かれていたおかげで、チャンバラ時代劇ではなくヒューマンドラマな印象だったわ。 (アタシはチャンバラも好きなんで、別にヒューマンドラマのほうが高尚だって言ってるわけじゃなくってよ。) ところで、清兵衛ってホントに不器用な男かしら? 理不尽な世の中で上の人間に逆らってでも家族第一で生きるって、実はすごく勇気のいる難しいことだと思うの。 上司におべっか使って生きてくほうがよっぽど楽よ。 腕もたつし、ほんとは「おぬしほどの人間が、こげな田舎でウロウロしてる時ではねえ」って飯沼に言われるほど能力のあるスゴイ人なのに、あえて出世も望まずストイックにあの生活を守った清兵衛はやっぱりヒーローよ。 そもそも出世が能力的に望めないような人は結果的にああいう生活を送れるかもしれないけど(辛口かしら)普通の人にはそんな生き方なかなか真似できないもの。 だからこそ清兵衛は、休日返上で上司と厭々ゴルフに行くような(大変ねえ)サラリーマンたちのハートをぐっとつかんだんじゃないかしら? 観客は、理不尽な社会で生きる清兵衛に自分たちの姿を重ねて共感しただけじゃなく、それに逆らう彼の力強さに憧れを抱いたんだと思うの。 というわけでアタシはあえて、この映画は単なる「リアリズムもの」ではなく「ヒーローもの」でもあると言いたいわ。 ところで…りえって着物似合うのねー。 ほんと立ち居振る舞いが美しくって…襷がけするとこなんかホレボレするわ。 【梅桃】さん [地上波(邦画)] 7点(2008-02-01 12:28:39) (良:3票) |
278.かなり評価高い作品ですが、そんなに素晴らしいですかねぇ~ 普通に楽しめた程度でした。 【にじばぶ】さん [DVD(邦画)] 6点(2007-10-10 19:52:51) (良:1票) |
277.小屋の中の決闘とか、緊迫感あるシーンでは正にこちらも息を呑むといった感じで細かく作ってあると感心させられたし、清兵衛の生き方も、カッコいいな、あんた男だよ、と言ってやりたいものを感じた。でもまあ、全体的な完成度を考えると中の上になってしまうかな。私は宮沢りえが出てくると萎えてしまうので、少なからずその影響もある。面白かったけど2度観ようとは思わないかな。 【えいざっく】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2007-09-19 14:03:05) |
276.今、目に前にいる人を大切にしよう…優しくしてあげよう…幸せにしてあげよう…そう思わせる映画でした。そう思わせてくれたこの映画に感謝しています。(43歳) 【カスミン】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-08-29 22:46:39) (良:1票) |
275.《ネタバレ》 意外と面白かったです。冴えないサラリーマン侍が凄腕剣士というのも面白いですが、昔の侍の慎ましい生活ぶりも良かったですね。最後の決闘に向かうシーンは、なかなかいいですね。宮沢りえも吹っ切れた感じ。欲を言えばもう少し盛り上がっても良かったかな。 【パオ吉】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-08-21 00:12:40) |
274.着物はいつもぱりっとおろしたて、足袋はさんざん歩いても真っ白、髪は後れ毛の一本もない、というテレビの時代劇を一方の極とすると、この映画はその対極にある。舗装してない道路を足袋に草履で歩くとどうなるか。当然真っ黒である。そのまま座敷に上がったりしたら、ざらざらだろう。そういう生活のディテイルがきちんと表現されているのが、新鮮だった。 ラスト近く、宮沢りえが、果し合いに赴く真田広之に呼びだれて、急いで座敷に上がるシーン。あがる瞬間にさっと足袋の裏を手ではたくのである。ほんの一挙動だが、日常の生活の裏打ちのある動作で、リアルさに感心した。 真田広之は、アップに耐えうる、いい役者になったものである。どうしたっていい人に見えるので、『陰陽師』の悪役はちょっとつらかったが、これははまり役。宮沢りえも、ただ運命に流されていくのではない、自分の意思を持った女性を好演している。 ナレーションと、ラストシーンに出演の岸恵子は、いくら大女優とはいえ、雰囲気がモダンすぎて、あまりむかしの女性という感じがしないのだが、彼女を使った理由はなんなんだろう。 中村梅雀がワンシーンだけの出演で、ずいぶんもったいない使い方だったが、さすがにうまい。同じシーンに出てくる家老が露骨に悪相だったのには、若干興ざめだった。 自分が殺しに行った相手と、貧乏話で意気投合するのがおかしくもあり、切なくもあり。 【yhlee】さん [映画館(邦画)] 7点(2007-08-19 23:37:16) (良:1票) |
273.正直、時代劇があまり好みでなく、知識もないので 鑑賞しながらきちんと理解できるのかしら?という思いで見始めましたが、こんな私でもヒューマンドラマとして充分に楽しめました。 【☆Tiffany☆】さん [地上波(邦画)] 6点(2007-07-31 04:10:27) |
【あるまーぬ】さん [地上波(邦画)] 5点(2007-07-24 14:24:26) |