145.《ネタバレ》 ふとした思いつきでもう一度見てみた。
ものすごい駄作だったように感じていた記憶をたどるが、アレレそうでもないかな?
と、ほんの少しだけ思った。
でも働くというテーマ、生きるというテーマ、死ぬまでの間の時間を大事にするテーマ。
これをあからさまに、言葉で表現するあたりに技量的な限界を感じるが、
この手の話でまるで織り込まない作品よりは良いではないかとおもったりもした。
でもなぁ、ゲド戦記っていう話なんでしょ?ゲドさんの戦いの記録なんですよね?
ゲドさん馬車止めたり変装したり、屋敷に来て捕まっただけですよね?
全然戦って無いじゃないですか。誰が主役なんだかやっぱり2度見てもふわふわしてて中途半端。
2度目だから、そういう演出なんだと分かってあげながら見たんだけどなぁ。
それからテルーって怪物なの?ねぇ怪物なの?なんで?そういう物なの?公式設定なの?
怪物になるトリガーの設定が無くない?
やっぱり理解を示しながら見てもダメでした。
いろんな設定、アレンの件、ゲドの捜し物の件、クモの件、テルーの件、おばさんの件
そういうのが全部置き去りで、最後に悪い物だけやっつけた的な支離滅裂さって原作で解消してるのかな。
ちゃんと自分の頭で考えて作らないと、ちゃんとお話にならないんだよなぁ。日本のアニメの悪い癖だ。
そんな有様なのにここまで見られる映画にしてしまうスタッフの技量が凄い。
ジブリの様々な資産を無尽蔵に使っての結果がこれなんでしょう、駿氏が亡くなったらジブリは潰れる。