踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。3ページ目

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踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望

[オドルダイソウサセンザファイナルアラタナルキボウ]
2012年上映時間:126分
平均点:4.92 / 10(Review 61人) (点数分布表示)
公開開始日(2012-09-07)
アクションサスペンスコメディシリーズもの犯罪ものミステリー刑事ものTVの映画化
新規登録(2012-07-12)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2024-11-16)【イニシャルK】さん
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監督本広克行
キャスト織田裕二(男優)青島俊作(警視庁湾岸警察署刑事課強行犯係係長・警部補)
柳葉敏郎(男優)室井慎次(警察庁長官官房審議官・警視監)
深津絵里(女優)恩田すみれ(警視庁湾岸警察署刑事課盗犯係・巡査部長)
ユースケ・サンタマリア(男優)真下正義(警視庁湾岸警察署署長・警視正)
甲本雅裕(男優)緒方薫(警視庁湾岸警察署刑事課強行犯係・巡査部長)
内田有紀(女優)篠原夏美(警視庁湾岸警察署刑事課強行犯係・巡査部長)
伊藤淳史(男優)和久伸次郎(警視庁湾岸警察署刑事課強行犯係・巡査部長)
滝藤賢一(男優)王明才(警視庁湾岸警察署刑事課強行犯係・研修生)
遠山俊也(男優)森下孝治(警視庁湾岸警察署刑事課盗犯係・巡査部長)
小林すすむ(男優)中西修(警視庁湾岸警察署刑事課課長・警部)
佐戸井けん太(男優)魚住二郎(警視庁湾岸警察署警務課課長・警部)
小野武彦(男優)袴田健吾(警視庁湾岸警察署副署長・警視)
北村総一朗(男優)神田総一朗(警視庁湾岸警察署・指導員)
斉藤暁(男優)秋山春海(警視庁湾岸警察署・指導員)
小栗旬(男優)鳥飼誠一(警視庁刑事部捜査一課管理官・警視)
小泉孝太郎(男優)小池茂(警視庁刑事部交渉課課長・警視)
ムロツヨシ(男優)倉橋大輔(警視庁刑事部交渉課交渉人付・警部)
筧利夫(男優)新城賢太郎
真矢みき(女優)沖田仁美
大和田伸也(男優)安住武史(警察庁次官)
津嘉山正種(男優)池神(警察庁長官)
香取慎吾(男優)久瀬智則(警視庁刑事部捜査一課・警部)
大杉漣(男優)横山邦一(警察行政人事院・情報技術執行官)
水野美紀(女優)真下雪乃
武野功雄(男優)日本科学未来館の警備員
笠井信輔(男優)キャスター
北山雅康(男優)坂下始
柊瑠美(女優)婦警
山路和弘(男優)福田徹
三上市朗(男優)三井一郎
小松彩夏(女優)婦警
大和田健介(男優)
坂田聡(男優)
迫田孝也(男優)
岡部たかし(男優)
井上肇(男優)
脚本君塚良一
音楽菅野祐悟
松本晃彦(シリーズ音楽)
作詞織田裕二「Love Somebody (CINEMA Version Ⅳ)」
マキシ・プリースト「Love Somebody (CINEMA Version Ⅳ)」
編曲松本晃彦「Love Somebody (CINEMA Version Ⅳ)」
主題歌織田裕二「Love Somebody (CINEMA Version Ⅳ)」
マキシ・プリースト「Love Somebody (CINEMA Version Ⅳ)」
製作フジテレビ
ROBOT(製作協力)
亀山千広
配給東宝
特撮石井教雄(VFXスーパーバイザー)
美術梅田正則(美術監督)
編集田口拓也
照明加瀬弘行
その他小林すすむ(献辞)
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21.《ネタバレ》 もはや冒頭からストーリーが破綻している恐ろしい映画。それでも、なんとか最後まで見ることが出来たのは、前作のあまりの酷さにハードルが極端に下がったからであろう。自分は青島とすみれさんが一緒にいるだけで満足してしまうクチなので4点だけど、普通の映画として評価したら2も難しいだろう。もっとちゃんとした映画で織田裕二と深津絵里共演の映画を見たいな。君塚は2~3年は充電した方がいい。前作から言えることだが空疎過ぎる。
rosebudさん [映画館(邦画)] 4点(2012-10-21 18:21:50)
20.《ネタバレ》 青島が撃たれて殉職を連想させる予告編に驚いてましたが。。途中で中だるみがあったのが残念。最後の青島と室井の連携は感動しました。すみれさんは結局、退職するの??
山椒の実さん [映画館(邦画)] 7点(2012-10-20 09:05:52)
19.《ネタバレ》 まぁ、良かったんじゃないですかね。
批判めいた所を探せばキリがないし、ラストと銘打ったわりに、まだまだ続けれそうな感じの終わり方は勿体無いという意見には賛成。
でもシナリオのつくりは、いままでの劇場版と比べたら大分仕上げたと思いますよ。
肩透かしに全力を注いでいた印象が強かったですからね劇場版に関して言えば。(特に2作目)。

「批判なんて胸に秘めたくらいがちょうど良いんだ」

・・・なんてな。

ってところです。

バニーボーイさん [映画館(邦画)] 6点(2012-10-09 15:58:01)
18.《ネタバレ》 続編ぜんぜん作れる感じで終わらせたのが納得行きません。どうせなら青島夫妻くらいみせてほしかった。
osamuraiさん [映画館(邦画)] 5点(2012-10-08 20:37:25)
17.《ネタバレ》 劇場を後にし、まず口をついたのが「バスは無いな…」。一緒に劇場鑑賞した妻と一致した感想でした。青島のカンのみに頼った犯人追跡や、香取+バナナの悪ふざけ(スポンサーの意向があったであろう事は想像に難くありませんが、観客にとっては関係ない話です)、予告篇のためのみに撮られた青島の転倒シーン等、後半は難点満載でしたが、あのバス突入がトドメを刺しました。値千金ならぬ値罰金。なんとか踏みとどまっていたシリアス調の物語が一撃でひっくり返りました。確かにフォークリフトじゃなくて、バスの方がインパクトはあります。でも最低限のリアリティを担保しなかったら、コメディになってしまいます。コメディテイストは『踊る』の大きな魅力の一つ。でも完全コメディになったら『踊る』ではありません。超えてはならない一線を越えてしまいました。また久瀬(香取)が本気で真下の子供を殺そうとしていた事にもドン引きしました。単なるキチ○○ですやん。そしてそのテロが警察の組織改革の発端となるという、結果的にテロリストの思惑通りの結末。青島は和久さんに言われたはず。正しいことをしたかったら上に行けと。偉くなって、組織を中から変えろと。青島や室井が矛盾だらけの組織の中でも信念を失わず、正義を心に秘めて戦ってこられたのは、この思いがあったから。テロが引き金となって世界が変わるなんて希望、自分は見たくなかったです。前半の出来が素晴らしかったのとお疲れ様の意味も込めて6点を進呈しますが、後半の展開はいただけません。いくら室井がサル顔だからって「バナナだ」なんて台詞を言わせたらいかんですよ。
目隠シストさん [映画館(邦画)] 6点(2012-09-27 19:57:52)(笑:1票)
16.《ネタバレ》 もうファンでもないのに映画館まで観に行った私が悪いということでしょうが、折角1,800円払ったので言いたいことを言おうと思います。最後までテレビドラマの質から脱却できない作品だったなというのが率直な感想です。「海猿」シリーズみたく続編になるに従ってステップアップするならいいですが、「踊る」シリーズはいつまでたっても10年以上前の演出方法を繰り返しているのでホントにルックがショボく感じます。未だに作り手の頭は90年代なんでしょうか。捜査本部の会議室は無駄に暗かったり(明るくしないと目悪くなるよ)、警視以上のお偉方がいる部屋は月明かりの下みたいにメチャ暗い。こんな"暗い部屋にいてしかめ面してたら悪役っぽい"なんて演出しているからバカみたいに見えるんですよ。警察の犯行をもみ消そうとするお偉いさんが全員の前で「さて、臭いものに蓋をしようかな」ってそれ「お主も悪よのう」くらい間抜けな台詞でしょ。なんで声に出して全部説明しちゃうのよ。観客をハラハラさせようとするなら音でビビらせる演出しか出来ない。観客を盛り上げようとするとテーマ曲をうるさい位大音量で流す演出しか出来ない。なんかちょっとでも新しいことしようとか監督は思わないのでしょうか。脚本が崩壊しているのはこのシリーズ毎度のことですから別に期待もしてなかったので気にしていませんが、せめて撮影くらいは真面目にしましょうよ。オープニングから東京スカイツリーを斜めにして撮る!しかもなぜか微妙に斜めに(ピサの斜塔くらい絶妙な傾き加減)。今年完成したばっかりなのに不吉!!最後の初代プレステのムービーみたいなバスのCGには何も言うまい。前作までの様に出オチのようなギャグを後半のシリアスな場面で挟んでこなかったのが本作の唯一の利点だと思います。但しそれ普通の映画だったら普通に出来ていることですからね。やっぱりダメか。スッカスカの内容を適当にでっち上げて昔からのファンから金を吸い上げるのは結構ですが、こんな全体的に古臭い作りの映画が現代の日本のスタンダードとしてヒットしていれば当然邦画のレベルも下がらざるを得ないなと痛感しました。世界よ、これが日本映画の現状だ。最早、邦画界の癌。
民朗さん [映画館(邦画)] 2点(2012-09-22 23:56:42)(良:1票)
15.《ネタバレ》 これまでの作品が「CDアルバム」とするならば、本作は「THE FINAL」と銘打つだけあって「ベスト盤」のようなテイスト。とにかく脇役から小ネタからBGMを含め、最後だからもう全部ぶっ込んでやろう、というくらいの製作者の勢いを感じた。このお祭り感も「踊る」らしさのひとつなのだろう。特にタイトルバックの総集編感、疾走感はたまらなく、これを見て胸躍らないファンは皆無なはず。本作をみてから前作「3」を思い出すと、このための前振り的作品のようで、今になって妙に納得した次第。今回起こる犯罪には、他の方と同じくその動機面に違和感を感じないわけではないが、「今の日本の組織は全く機能していない」との鳥飼の言葉に凝縮される一つの「正義」を通して、警察だけではなく、政治をはじめとした日本の既成システムに対する製作者サイドの批判も含みつつ、「そんな正義は胸にしまっておけ」という青島の価値観に「踊る」としての方向性を与えているように感じた。また、FINALとして、青島と室井、そして青島とすみれの関係にも一つの方向性(答えではない)が示されたことには十分納得できた。そして今日も湾岸署では青島やすみれがいつものように事件と対峙している。室井は上層部で警察改革に戦っている。それぞれの「正義」を胸に秘めながら…。そう観客に思わせる終わり方だった。その意味では今回示された「方向性」こそが観客にとっての「新たなる希望」なのだ。私はいい終わらせ方だったと思う。
田吾作さん [映画館(邦画)] 7点(2012-09-18 11:38:15)
14.《ネタバレ》 『映画は映画的であるほどドラマから遠ざかる』と、
本広克行が尊敬しているらしい押井守が書いている。

ドラマの本質はダイアログと状況設定にあり、
映像的主張はドラマを停滞させるから、というわけだ。

バストショット主体の対話劇でドラマは十分に機能するが、
劇場用作品となるとそうはいかない。映画的な見せ場こそ肝要だからである。

となると、既に盛んに批判されている荒唐無稽なバス突入や、
織田裕二の直感的判断と疾走こそ、
ドラマ的には不正解、映画的には正解だと見る事が出来る。

合理的動機に拠らない活劇であり、スペクタクルだからである。

あるいは、膨大なエキストラを統制しまとめあげた署内セットのモブシーンの活気、
充実した空撮、盛り上げどころで目一杯活用されるクレーン撮影の快いリズム感、
そして事件解決後の織田と柳葉のツーショットに
適切に差し込まれた朝陽の演出なども同様だ。

一方で、戒名を巡るギャグやラストの織田の演説などは、
ドラマ的には妥当であり、映画的には妨げでしかない。
活字、言語が機能するシーンだからである。

そうしたドラマ―映画のバランスの中途半端さは、
テレビドラマを始点とするシリーズ映画ゆえの性質にも拠るのだろう。

ステマを含む局の様々なしがらみ、制約、ファンサービスにも折り合いをつけながら、
映画的こだわりが伝わるのが何よりである。
ユーカラさん [映画館(邦画)] 6点(2012-09-17 22:19:28)
13.さすがに新鮮さはないです。事件もシリーズで一番クオリティ低いんじゃないかってくらいおそまつです。だけどこの作品は評価できる。それは踊る~本来の面白さを取り戻してくれたから。サービス満点のオープニング、ちょくちょくはさまれる小ネタ。室井直接指揮のもと現場で動く青島。前作は久々という事もあったでしょうが、何となく新しい事をやろうとして、力んでたというか、踊る~らしさを失っていた気がします。今作で最後という事ですが、正直15年は引っ張り過ぎです。でも15年も楽しませてくれたと思えば、青島刑事を始め踊る~メンバーに感謝です。今度は違う設定で、踊る~メンバーの連ドラを作ってほしいです。
Yoshiさん [映画館(邦画)] 5点(2012-09-17 04:33:35)
12.《ネタバレ》 面白かったです。
15年前のドラマ放送からリアルタイムで観てきたのでさっぱりと終幕を迎えられて良かったと思います。以下。。。だらだらと感想を書きます。
室井さんが「青島、お前幾つだ」って聞いた時に「あの時は俺学生でバイト中にドラマ観てたんだよなぁ」と歳月が経つのをリアルに感じましたよ。
内容に関しては劇場版中一番の面白さだったと思います。バスの突撃とか「室井さん!俺はあんたを信じる!」のワンパターンさとかパトレイバー2の曲をパクるな!とか突っ込みどころが色々ありますが踊るのキャラに思い入れがあるので許せるレベルでした。
そして今回最終作と言うことでしっかりと物語は終わりを迎えました。
端的に言えば青島さんや室井さんが世の中を変えていく現実性に乏しくも希望に満ちた終わりを迎えたので「俺達の戦いはこれからだ!」的な終わり方よりは「踊る」らしくて良かったんじゃないかなぁと思います。
そして最後に。。。すみれさんは意中の人と幸せになれたぽいので本当に良かったですよ。15年間お疲れ様でした。
AIRSさん [映画館(邦画)] 7点(2012-09-16 23:23:43)
11.素直に面白かったと思います。この評価は前作を劇場で観てしまったことに対する反動でもあるかもしれません。サスペンスチックな脚本も良かった。前作もこのくらいのレベルだったらなぁ。惜しむらくはふたつ。ひとつは動機。言いたいことはわかるが悪く言えば自分のためでないことにそこまで人生を棒に振れるものかどうか。二つ目は事件を解決する最後の手段。あの方法を取らせるのならそのプロセスをチラっとでもいいから入れておくべき。いきなりあの場面では、ズルいとしか思えない。
MASSさん [映画館(邦画)] 7点(2012-09-16 22:52:30)
10.《ネタバレ》 やっぱりこのシリーズ、回を重ねるたびにおもしろくなくなっています。 もう、これで最後だからという『お情け』と『勢い』だけで作られている作品です。 もとからリアリティのないストーリーなのに、子供の誘拐・殺害と言う救いようの無い伏線があって、ますます見る側が嫌な気分になります。 で、最悪だったのが最後のバスが突っ込んでくるシーン。 これって必要だったんでしょうか?
ミスプロさん [映画館(邦画)] 5点(2012-09-15 01:03:28)
9.《ネタバレ》 TVシリーズから好きで無印映画版も観に行ったけど、その後のスピンオフや映画がつまらなくて今回もやめようと思ったけど、TVスペシャル見て「やっぱり最後だから観に行こう」と決意して行きました。
なんか犯人の人物背景はじめ、キャラクターがたってないのがほとんど。
警察内部の実際あるであろう利権等を描いてきたのに、バスで突っ込む演出でリアルさが感じられなくて、あれ必要かなと思いました。演出といえば、青島が和久に「犯人を捕まえる時が一番危険なんだ」と伝えて欲しかったなぁ。もう少し笑えるところが欲しかった。一時主要キャラだった人たちちょい役すぎで悲しかった。オープニングで主要キャラの回想シーン流れるのは良かったです。
警察のガンが居なくなったことによって今回で本当に終わりなんだろうなと思います。
まさかどさん [映画館(邦画)] 6点(2012-09-14 00:12:18)
8.《ネタバレ》 やっぱり、このキャラクターたちに会えるということ、それだけで嬉しいのです。
アニメだと平然と同じことを続けられるのでしょうが、キャラクターの性格や役割を極力維持しながら、リアルに歳をとっていかなければならない脚本家の苦労は並大抵ではなかったでしょう。
前作では新しいキャスト、新しい役職にやや違和感を持ちながら時代が変わったような印象を受けましたが、その続きになると、新しい布陣もこの世界に馴染んでしっくりとしています。テレビの良い所でもあるし、悪い所でもあるのですが、続けることって大事なことだと思います。自分は初めて「踊る」に接した時、批判的だったのに、映画もテレビのDVDも、ずっと見ているといつのまにかキャラクターたちが大好きになっている自分に気づいていました。
初めて映画第1作で「踊る」に接した自分は、ギャグのセリフのの変な「間」に耐えられなかったことを思い出します。
今では悠々とこの変な「間」を受け入れて笑える余裕が出来ていますし、「踊る」でしかこのベタな演出は笑えません。
今回も青島がラスト近くで決め台詞的な言葉をチラッと吐くのですが、その言葉、権力批判をスパイスとして効かせながら、「和」を軸に描いてきたこのシリーズの作り方の考えともオーバーラップします。
自分はかつて映画として高度であることが最も正しいと思っていましたが、キャラクターが愛されているか、その生活空間が楽しいか、ハッピーエンドであるか、そこに重きを置いてきたからこそ、このベタベタな演出の作品が続けられたのだと思います。「正しい」だけでは成り立たない世の中の事情をこのシリーズが体現しています。
今やミーハーなファンの自分としては、多くの人が思っているであろう決着してほしい部分はネタバレであえて語りませんが、欲を言えばキリがないのでこれで終わりです。
観た後、もっと一緒にいたい、次も観たいし次も同じシチュエーションを楽しみたいと寂しい思いをさせるということは、「男はつらいよ」に匹敵する偉業のように思います。
どっぐすさん [映画館(邦画)] 8点(2012-09-11 02:24:50)
7.《ネタバレ》 絶望感しか覚えなかった「3」、そしてやはり失笑することしか出来なかった先だって放送された「THE LAST TV」を観て、決して“希望”なんて持たずに“事故り”に行ったのだから、怒りなんかしない。
ただただ、面白くなかった。それだけのこと。

と、このシリーズのファンでなければ端的に割り切れられるのだけれど、やっぱりそうもいかない……。
冷静に振り返ろうとすればするほど、あまりのお粗末さに怒りと呆れを禁じ得ない。
シリーズを通じて15年の長きに渡り、同じ俳優が同じキャラクターを演じ続けているのに、「3」も含め、揃いも揃ったキャラクター達に、かつてあった「魅力」を微塵も感じることが出来なかった。

シリーズが長い年月に渡った故の、俳優達の必然的な老いや喪失が、影響していることは仕方が無い。
ただ問題はそういうレベルのことではない。キャラクターに魅力が無いのは、俳優達のせいではない。
間違いなく、監督と脚本家とプロデューサー、この3人のせいだと断じてしまって構わないと思う。
「3」の時にも大いに感じたことだが、このシリーズを生み出したのはこの3人であり、このシリーズを味がなくなるまで噛んで吐き捨てたのもこの3人である。残ったのは、悲劇的に無惨な食べカスだった。

少し踏み込んで言及するならば、“犯人”となる3人のキャラクターが可哀想なくらいに祖末過ぎる。

犯人役を演じたこの3人に限ったことではないが、演じた俳優が可哀想に思える程に見せ場が無く、薄っぺらなキャラクター描写が、この映画における最大の「敗因」であり、それを通したシリーズの“創造者”たちが諸悪の根源であることは間違いない。

ああ、ほんとうにきりがない。
ラストの阿呆みたいな仰天シーンや、室井にギャグ的台詞を連発させる愚かさ等、他にも言いたいことは尽きないけれど、そろそろ終えて、この最後の2作品の存在を忘れて、15年前のテレビシリーズから今一度見直したい。

今作における唯一のハイライトは、過去作のシーンを羅列したオープニングタイトルの高揚感のみだ。

「踊る大捜査線」の大ファンだからこそ敢えてはっきり言う。
きっぱり「駄作」、「希望」はない。
鉄腕麗人さん [映画館(邦画)] 0点(2012-09-11 00:46:39)(良:3票)
6.《ネタバレ》 犯行の動機や、設定に困難感をひしひしと感じます。ジャニーズは、取扱い注意が多いので、犯人役には不適当だと思います。それ以外は、楽しめました。バスジャックは、圧巻でしたが、どうやって撮影したのでしょうか。
クゥイックさん [映画館(邦画)] 8点(2012-09-09 20:47:37)
5.《ネタバレ》 正直、前作のことがあったので心配でしたが、これは4本ある映画作品でベストです。少し失われ欠けていたテレビ時代の軽妙さと間、盛り込みすぎていた事件、そしてなにより警察組織、青島と室井の課題に決着を付けてくれています。最後の犯人のひとりとの結着部分は強引でしたが。前作でのわだかまりが、スカッと解消しました。おもしろかった。
プライベートTTさん [映画館(邦画)] 9点(2012-09-09 19:26:43)
4.《ネタバレ》 ドラマシリーズから見続けてきた身としては何だカンだ言ったってその軌跡には感慨深いものがありますし、タナボタながらも青島と室井について一応のケリを付けてくれていたりもして、なのでファンとしてこの点数。オープニングの各キャラの軌跡を辿る映像のコラージュに、会社の仲良しみんなで見に行ってぎゅうぎゅう詰め状態の日劇のロビーで過ごした時間を懐かしく切なく思い出してジーンとなって。ただし、じゃあ手放しで良かったって喜べるのかと言えば・・・。まず完結編なのだからとばかりにこれまでの細かい遊びネタを画面端まで詰め込んであってウザいです。ファンとネタを共有して楽しみまーす、っていうのはもう古いと思うんですよね。80年代のアニメか?っていう。毎回映画をグダグダにさせる原因になるどうでもいい脇エピソードを今回あまり目立たなくさせて物語の主軸を一本化して簡潔にした点は良かったですが、その過程には疑問いっぱい。事態が進行中の状態で何故幹部連中が幕引きを謀れると思っているのか意味不明ですし、クライマックスの青島と室井の連携は始めにシチュエーションありきで無理矢理な感じ。でも、最大の疑問は『踊る』って結局何だったんだろうなぁ?ってところで。前作は業界の事情やしがらみが脚本に反映されるという、警察機構の体質云々を問える資格の無い、「作品」と呼びたくないレベルのみっともない作品でした。それに比べれば今回は一部不自然ながらもそのハードルを越えて作品として成立させている分マシなのですが、このシリーズが一貫させてきた事、凶悪犯罪者に一切の人間性を与えず絶対悪として切り捨ててきた事が今回、破られているのですね。組織内部の犯罪だから、やむにやまれぬ事情を設定する必要があるから、それは作品を完結させるためには必要だったから? それって結局「身内に甘い脚本」となったんじゃ? 脚本が逃げに走った事でシリーズ全体がボヤける結果になったという。長く親しんできた登場人物の行く末に感動させられつつも、最後の花道を飾りきれなかったちょっと残念な面の残る作品でした。
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 7点(2012-09-09 14:21:45)
3.《ネタバレ》 (注:ネタバレあります)青島が殉職するかのような予告編はやっぱりフェイクだったのね…。それにしても、「犯人確保」の大事な瞬間にあんなギャグを放り込むとは、ちょっと拍子抜け。慎吾ちゃんはてっきり両津勘吉役でもやるのかと思いきや、最後の方でやっと顔出し。青島とすみれさんのその後がやっぱり気になるところですが、一応これで完結か~。オープニングタイトルでのシリーズ紹介が一番感動した。『3』は同窓会的なノリに終始しており内容は「?」だったが、今回は『踊る~』本来のテーマに立ち戻った感があり、青島と室井さんのコンビ復活は燃えました。でも最後の命令が「バナナ」って(笑)雪乃さんと新城、沖田の登場はファンには嬉しい限り。そして、中西課長役の小林すすむさんのご冥福を祈ります。
フライボーイさん [映画館(邦画)] 6点(2012-09-08 16:08:30)
2.《ネタバレ》 15年前にTVの本放送を見ていた頃は、周囲に話しても知らない人が多いドラマだったのが、いつの間にか巨大コンテンツに成長。ただ劇場版1の頃がピークで熱は冷め、2やスピンオフ諸作品そして3は話題先行という面が否めず、中身のストーリーは若干不満でした。前作も何だかんだで「日向真奈美の物語」になっていましたし。そういった意味では、今回FINALのストーリーは久々に見応えがあり、楽しめました。筋も本来の「青島と室井の物語」に回帰していたと思います。もちろん相変わらずのドタバタもあり、クライマックスはかなりご都合主義ですが、「踊る」ってそもそもそういう喜劇ですしね。鬱陶しいほど多発する事件が、実は関連していたというのは「踊る」劇場版で毎度繰り返される展開ですが、今回の事件群は1や3ほど煩わしさは感じず、絞られていた感じ。不満といえば、犯人役の香取慎吾がシーンが少なすぎて、わざわざ香取をキャスティングする意味あったのか?とか、「青島とすみれの物語」としては若干尻切れトンボだったのでもう一歩踏み込んで完結させてほしかったとか。また欲を言えば、犯人を捕まえる終盤シーンには、亡き和久さんの名セリフ「犯人確保の瞬間が一番危険だ」ってのをぜひ青島から和久君へ伝えるシーンがあったらなぁ…。劇場版2や3から登場した「小池の物語」「鳥飼の物語」も今回で完結した感がありますが、全体としては終了ムードは薄く…。フジテレビのことですから、また何らかの形で続いていくような予感もしますが、ひとまずは湾岸署の皆さん、お疲れ様。
蛇蟇斎狐狸窟さん [映画館(邦画)] 7点(2012-09-08 15:00:49)
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【点数情報】

Review人数 61人
平均点数 4.92点
034.92%
123.28%
258.20%
369.84%
4711.48%
51016.39%
61422.95%
7813.11%
834.92%
923.28%
1011.64%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.20点 Review5人
2 ストーリー評価 4.54点 Review11人
3 鑑賞後の後味 5.45点 Review11人
4 音楽評価 7.42点 Review7人
5 感泣評価 4.42点 Review7人
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