1.この映画が作られた当時はまだ冬の時代じゃなかったし、フジTVさんも三冠王だった訳ですから時代を感じてしまいます。当時はまだ存在した台詞“就職協定を守れ!”と言いつつ、以前から率先して就職協定を無視し、模擬試験を2月から実施していたマスコミ業界。ここで描かれていることは半ば事実であり、それをこんな形で堂々と公表して平気でいられるマスメディアも、当時のバブル景気の煽りを受け目測を誤っていたと言えます。☆☆☆劇中ではかなりお気楽な就職活動をする主人公。単に世の大学生を馬鹿にしているとしか見えませんが?で、最後はフジTVを美化して終り。そもそも入ってからの初任給は他のメーカーに比べて遥かに高いマスコミ業界(当時NHKを除き、TV業界ならどこも初任給25万前後だった)。しかし就職するにあたって競争率が高いと言うこと以外に、履歴書提出の段階で制約が多いのも事実。専門にもよりますが、実際にはほとんど出身校で決まってしまいます。☆☆☆最近、BS放送が始まり、まだこんな映画をリピートしているのを見掛けます。変わらなくてはいけないのは何も政治の世界だけでは無い気がしました。