74.どうせ米がつくるサムライ映画なんて面白くないんだろ?と思って見にいったが、見事に裏切られた。信念、潔さ、時代、利権等、いろいろと考えさせられた。勝元の英語のうまさや氏尾(真田広之)の不死身さ等、不可思議な点は多々あるが、んなことは忘れてしまうくらいの内容の濃さだった。ただ、ストーリー的に小雪とトムクルーズとの色恋は蛇足。個人的に菅田俊が銀幕で見られたことが何よりもうれしかったりして。 【銀次郎】さん 8点(2003-12-23 08:07:53) |
73.《ネタバレ》 2回見ました~。2回見ると 富士山、芸者、忍者、腹切りの場面が とてもはっきり見えて、本当にアメリカ人 ってこの流れが好きなんだな~と思いました。 道にある地蔵のつもりだろう仏像とか、 乱れ飛ぶ銃の玉に絶対に当たらない トム・クルーズとか2回目は笑えました。 今までのアメリカ映画としては日本を 好意的に扱ってくれていると思うし 演技とか、迫力とかは満点でしたが やっぱりこんなに人が死ぬ意味がわからなかったです どうせなら勝元には刀を捨て、大村を凹まし 生きて、天皇をまもり民をまもってほしかったです。 【rika】さん 7点(2003-12-23 04:30:42) (良:1票) |
72.アクションシーンがもの凄い迫力です。本当に皆が腕の立つ剣士に見えてきます。私に一番印象を与えたのは、渡辺謙もでしたが、真田広之の存在でした。彼の、保守的な侍という存在がこの映画に良いスパイスを入れていると思います。合戦の鬼気迫る演技は渡辺謙をも凌いでいました!アカデミー助演男優賞の声が高い渡辺謙を見に行ったつもりでしたが、私の目には真田氏が入ってきてなりませんでした。トムはなんと言うか、与えられた役相応はきちんとこなしてたと思います。彼への感想はそれだけですね。良い映画だと思います。アクションシーンだけを観るも有り、侍達の魂が吼え唸るのを観るも有り。どちらにせよ充分に楽しめる、素晴らしい、大きい映画だと思います。 |
71.みなさんが仰られるとおり、完成度がとても高かったように思えます! 1.ストーリー展開がすごく分かりやすかった。日本のドラマ的に作っていたかどうかは知りませんが、最近の洋画のわけわからん展開とは大違いでした。 2.映像が期待よりもキレイだった。ここは日本か!と思わせるほど映像がキレいだった。雪や桜など、情感的でものみごとだった。 3.俳優がよかった!全てがピシャリとくるような・・。日本人もまけちゃいねぇ! 何しろ伝わってくるものが大きかったし戦闘シーンもかっこよかったし・・。よくまとまったいい作品だと思います。 【武しゃん】さん 9点(2003-12-22 16:46:45) |
70.時代劇は大好きだし「滅びの美学」は積極的に好きなのだが感傷ばかりが先にたち、勝元達が何の為に戦っているのかその大儀がよく見えない。頭では分かっているのだが心情的に納得できないため合戦のシーンではイヤなもの感じてしまい、むしろ官軍兵に同情してしまった。それと、渡辺謙が好きなので見に行ったのだが確かに戦闘シーンでの彼は迫力あるけど静と動のメリハリがない(と私は感じた)。むしろ真田の方が雰囲気があり、この二人の上下関係に違和感があった。とは言え確かにハリウッドが「見えないもの」にこれだけ敬意を払った静かな映画を作ったことは驚きだし、作品に対する真摯な気持ちも伝わってくる。西南戦争を元にしているらしいが風景はどう見ても「ロード・オブ・ザ・リング」だし、まぁファンタジーとして見れば良い映画だ。アカデミー賞をとっても不思議じゃないと思う。生まれて初めてトム・クルーズがかっこいいと思えたし。それにしてもアメリカ人から「日本の伝統を大事に」などと言われるような映画を我々日本人がありがたがって見なくちゃならないとは、まったく嘆かわしいことだ。 【黒猫クロマティ】さん 7点(2003-12-22 12:34:13) (良:1票) |
69.前々からこけると予想していたが期待を裏切るおもしろさ 今の日本にはない精神 大切にしたい 【buyobu】さん 6点(2003-12-22 04:42:14) |
68.アメリカが本気で日本映画を作ったんだと、間違いなく胸を張って言えるおそらく初めての映画ではないだろうか。それは単に日本を舞台にしているというだけではなく、E・ズウィックが“滅びゆく者の美学”をテーマとして永年培ってきた精神と、日本映画に深く心酔し探究を重ねてきた成果とが見事に融合・結実したものであり、決して付け焼刃などではない、どっしりとしたものを感じさせる。そしてそれは、途中から日本人の監督とメガホンを交代したのではないかとさえ思われる程、日本映画たり得ている。ここで描かれる“侍”たちは、アメリカで言えばいわゆる“西部の男”たちでもあり、“時代に翻弄されていく者”という共通項を通して、紛れもなく彼らへの崇高なる鎮魂歌として成立している。そして、如何に死んでいったかなどではなく、武士として男としてそして人間として如何に生きてきたかという、彼等の生きざまをこそが本作のテーマなのであり、だからこそ、男が男に惚れまたその友として、オールグレン大尉が天皇に沈痛な思いで言うセリフが泣かせるのである。ただ、ラストはいかにもスター、T・クルーズ作品らしい締めくくり方が少々残念で、欲を言えば、馬を走らせている彼の姿で終わらせて欲しかった。しかしそれでも、世評に違わぬ、いやそれ以上に確かな手応えを感じさせてくれるこの素晴らしい作品と出逢えた事に、幸福感を味わうとともに、本作に携わった方々に深く感謝を申し上げたい。 【ドラえもん】さん 10点(2003-12-21 23:18:44) (良:3票) |
67.評判どうりとても力のこもったよい映画だったと思います。母はトムクルーズが渡辺謙さんでかすんで見えたと言っていましたが、トムクルーズもさすがでした。ラスト数分はとってつけたようでいらなかったけれど、戦いの場面など感動的なところがいっぱいです。あんなに格好よく日本人が描かれていると、自然と思い入れも強くなってしまいます。いかにも天皇っぽい七之助さんも妙にはまってました。 【アラスカ】さん 9点(2003-12-20 15:11:16) |
66.《ネタバレ》 率直に、ハリウッド映画の実力を見せつけられた気がしました。渡辺謙、真田広之がこれほどまでに伸び伸びと、思う存分本領を発揮できる映画がこれまで日本から出て来たか、と思ったら、もう2人には申し訳ないくらいです。時代考証、武士道精神の解釈(というか方向性)、たしかにかなりおかしいです。ただしこの程度のデフォルメは、現代のアメリカ以外を舞台にした作品の場合なら普通に行われていることで、この映画が正しい歴史を伝えようとしているのならもちろん議論の余地はありますが、あくまでもファンタジーとして描かれている以上、ある程度物語に都合の良いお膳立てとしての誤りには目クジラを立てなくても良いのではないかというのが私の考えです。そもそもトム・クルーズにサムライ役をやらせよう、ぐらいのコンセプトで始まったものだと思いますので、ここまでのレベルの物を期待していなかった人がほとんどでしょう。今どき日本人でも滅多に理解することのない「武士道」スピリッツを、ここまできちんと描き切ったことは立派だと思います。そして戦闘シーンの迫力は、かつて日本で「大作」と言われたどんな作品も太刀打ちできるものではありませんでした。真田広之は現役の日本人俳優としては殺陣の第一人者だと私は思っていますが、彼の本領もいかんなく発揮されていてその姿に涙が出ました。欲を言えば、あれほどカツモトのサムライスピリッツに共鳴したオールグレン大尉には、ラストでカツモトと一緒にハラキリしてもらいたかったところです。まあそこはファンタジーですから。渡辺謙は、アカデミー助演男優賞を獲れるのではないかと本気で思います。素晴らしかったです。今年はもう「S.W.A.T.」どまりか、と本気で諦めていましたが、これはもう文句なく私の本年度ベスト1作品だと思います。 【追記】渡辺謙さんゴールデン・グローブ賞ノミネートおめでとうおめでとう。 【anemone】さん 10点(2003-12-19 22:46:45) (良:2票) |
65.結構よかったです。内容は「ダンス・ウィズ・ウルブス」によく似ていましたけど。観ているときは感情移入しているので何が起きても疑問を感じませんでしたが、あとあと考えると変なところが結構あります。でもそこら辺を差し引いてもハリウッドの力量を感じる力作だと思います。 【ぽじっこ】さん 7点(2003-12-19 21:18:51) |
|
64.ちょっとズレた時代考証と「そりゃ日本じゃねぇだろ!」と思わせたロケーション以外を除けば完璧な時代劇。日本の時代劇は時代考証だけ日本人が参画してあとは全部ハリウッドに丸投げでいいんでないですか?そう思わせないジャパン・オリジナルの時代劇を是非作ってもらいたいもんです。頑張ろうよ、ニッポンの時代劇。 【しゃらら】さん 8点(2003-12-19 10:00:58) |
63.泣くのはその日の体調もあるのかもしれんけど、めちゃめちゃ泣きました。やっぱりあたしトムが好きです。敵陣に攻め込むシーンの顔とかほんまにええ顔してる。それとみなさんが絶賛してる渡辺謙もほんまによかった。役所広司もオーディションを受けたとかテレビでやってたけど絶対渡辺謙で正解やと思う。英語も何ヶ月も訓練してたんですってねー。ほんとに上手でした。書ききれませんがみなさんすばらしい演技でした。それとその頃の日本がうまく描けてたとも思う。サムライ魂がほんとに美しく、何のために生きるのか何のために死ぬのか。誇り、名誉、尊敬、愛情・・・ああ美しや。トムの日本語も全然変じゃなかったし、片言の日本語でむしろいい雰囲気だったと思う。そして着物や甲冑も見事に着こなすトム。惚れ直すぜ。日本では同じ題材でもここまで作れないと思うし、ハリウッドで作ったからこそすばらしいのではないだろうか。そして音楽もすばらしい。ただ気になるのはたくさんのお馬さんたち、怪我とかしてないか心配。京都や姫路ロケの頃からワイワイ言ってたので、あーこれは京都やなとかこれは姫路、そしてこれはニュージーランド?とか考えたりするのも楽しかった。もう一回みたい。すばらしい!!ワンダフォー! 【mamik】さん 10点(2003-12-18 21:06:04) (笑:1票) |
62.《ネタバレ》 ここまで日本人を誇り高く美しく描いた映画は革命的。突っ込みどころは満載だが、気にならないレベルです。最後の土下座は痛かったが;; この調子で製作者には次に「ラスト・トッコウ」を作ってほしいデース。 【aaa】さん 9点(2003-12-18 13:47:17) |
61.まるで、日本の時代劇大作を鑑賞しているような気分だった。ここまで違和感を感じさせない作品は無かったと思うし、日本人キャストが自然に生かされていた。他国の文化を取り上げることは勇気あることだと思うし、作り手の真摯な姿勢が感じられる。好感を持てる作品。 【VIEW-RE】さん 7点(2003-12-18 10:42:26) |
60.大作で傑作で感動作なのは分かりますが、もう一歩心にはいってきませんでした。戦争の美化になりかけてておっとっと。「僕もお侍さんになて沢山戦争して敵の偉い人を介錯仕って最期は桜の花のように散るぞ!」と思っておっとっと。それとラストの土下座のシーン、あの不動のワースト1の北斗の拳を思い出してしまい、嫌な気持ちになりました。まったく北斗の拳め。 |
59.《ネタバレ》 今年一番泣きました。矛盾や都合の良さを、本と役者と映像でカバーしきれていました。映画って人間のドラマや生き様だったりするんだから、ちっちゃいことは目をつぶって、その世界へ身を任せて欲しい。泣いたってことは、心動かされているんだから。この映画はまさしく、日本の武士の生き様だと思う。 【もちもちば】さん 9点(2003-12-17 21:42:54) |
58.この映画のもつ価値は、あらゆる意味において計り知れない。クライマックスの合戦シーン、おもわず身震いと同時に「見事…」とつぶやいてしまった。勝元の眼差し、氏尾の剣技、たかの静粛さ、SILENT SAMURAIの寡黙、そして日本の情景の美、この映画で燦然と描かれたすべては、現代の日本人が「忘れている」ではなく、もはや「知らない」と言わざるを得ない日本という国の美学、サムライという生き様の崇高さに他ならない。ひとつひとつのシーン、何気ない言動までもにこれほど感動と興奮を覚えた映画は本当に久しぶりだ。紛れもない傑作である。渡辺謙、真田広之ら日本人俳優たちは本当に素晴らしかったが、私はあえて、この映画をハリウッド大作として、尊敬すべき侍魂をもって体現してみせたトム・クルーズに深い賞賛を送りたい。 【鉄腕麗人】さん 10点(2003-12-17 13:06:01) (良:1票) |
57.日本国に関する様々な描き方のリアリティ云々はキリがないし私にとってはどうでもいいので置いておいて、「映画」としては起承転結も良く面白かった。インディアン虐殺との絡みがちと薄く感じたのと、オルグレンが死なない(打ち首にもならない)辺りは納得がいかないが、戦のシーンは迫力があった。中々感動しました。トム・クルーズはかっこ良かったなぁ。 【じふぶき】さん 8点(2003-12-17 10:09:49) |
56.このように重厚に作られた映画を見るのは久しぶりだ。それぞれの俳優に存在感がある。音楽のマッチングもみごと。戦闘の場面は、静から動へと変わる映像により、より迫力を増している。オルグレンが勝元やサムライの魅力に惹かれていくなどの展開にも説得力かあり、シンプルなストーリーに物足りなさは無い。いくら歴史的に忠実に作ったとしても、いくら凝ったストーリーにしても、安っぽい映画は見るに耐えない。それに比べ、この映画は製作者チームの魂がこもった傑作だと、私は思う。 【Gang10】さん 9点(2003-12-16 19:37:02) (良:1票) |
55.現在、「日本」で時代劇を作っている立場にある人全てに問いかけたい。今のあなた方が作っている時代劇がいかに「ホームドラマ」であるかを。それが悪いとは言わないが、今回ラストサムライを鑑賞して、痛切に現在の時代劇の作りの「稚拙さ」「練り込みの甘さ」「重厚感の無さ」を実感。突っ込み所満載の本作「ラストサムライ」と比べて見てても、「魂」の置き所が全然違っていた。だからNHKの武蔵なども失敗するのだ。非常に気持ちのいい映画だった。最後の土下座など、ちょっと「引く」部分もあるにはあったが、よくぞここまで創意工夫をこらし、誠実に作られた映画であったと感動しました。最初は明治天皇が出てくる等を知っていたので、「これはアジア近辺諸国にはうるさく言われる映画だな」と、野暮ったい気持ちで鑑賞に臨みましたが、鑑賞後の今はそんな事は吹っ飛んでいました。素直に日本人として誇っていいと思います。トムをはじめ、大半の役者の演技が素晴らしかった。凝りもせずに次々に「ホームドラマ」の時代劇を世に送り出して、「戦国もの」「時代劇」のファンをがっかりさせてる日本映画の現状に憂いを感じている者としては、海の向こうからやってきた、「ハリウッド製」の時代劇に深い感謝の念を思わずにはいられない。これで日本映画も目覚めてくれればいいのだが・・・。土下座のシーンをマイナス2点で、8点とさせて頂きます。 【はむじん】さん 8点(2003-12-16 19:00:05) (良:5票) |