54.良かったよー。終盤の戦いのところでは手に汗がかーっと出てくるくらい興奮したね。結局今の日本人でもちゃんとしたサムライを知っている人はいないんだし、あれが変だここが変だとは言えないと思う。アカデミー作品賞にノミネートされるくらいのものはある映画。トムクルーズがちょっと食われちゃってて、残念かな? |
53.《ネタバレ》 比較的日本人の評価が高かったので期待した分がっかり。やっぱりこれはアメリカ人向けの映画だな。日本人の感覚ではついていけない部分が多すぎる。サムライというのは欧米人が作り上げた日本精神に対する言葉だろうが、正しくは武士道あるいは大和魂だろう。侍っていうと、なんか一匹狼の素浪人というイメージがぬぐえない。時代考証も無茶苦茶なので、歴史好きな者としては突っ込みいれたい場面ばかり。日本人は織田信長の頃から鉄砲を使っていたんだよ。明治維新後に刀と槍、弓のみで戦うわけないじゃないか。そんな冷めた眼でみながらも戦闘シーンは結構迫力あって鳥肌たったし、渡辺謙や小雪の演技に泣けるところもあった。日本人役者が日本語のセリフでしっかり演技していたね。英語と日本語の入り混じった映画ではとかく変な日本語のセリフが聞かれるが、これはちゃんと日本語も聞ける。ふだん英語・日本語字幕のばかり観ているから新鮮に感じた。最後の明治天皇の言葉はよかったね、近代化を進めながらも日本人としての精神・伝統を守っていかなければならない。今の米追従路線の政府に聞かせてやりたい。これをアメリカ映画でアメリカからいわれた事に衝撃。他国の人にはかなり評判になる映画じゃないでしょうか。 【Tak】さん 6点(2003-12-14 14:50:24) |
52.《ネタバレ》 多くの方が既にレビューされていますがハリウッドが作成した日本映画としてはかなり良いできだと思います。確かに風景などには違和感を感じた部分もあり、西南戦争や日本の幕末と結びつけようとすると納得いなかい点も多々ありますが、何よりも日本人の心が非常にうまく描かれていたと思う。 また映画を鑑賞する前にTVなどでとにかく渡辺謙の演技がいいと言う話しは耳に入ってきていましたが、この作品は渡辺謙の演技のみがとびぬけていいのではなく、真田広之・小雪など多くの日本人キャストの演技がよく、そのことによってみなを統括する渡辺謙の演技がよりよく観えたのだと思う。(トム・クルーズも想像以上にいい演技でした。) 最後にトムのみが生き残り村に帰ったシーンはどうかとは思うが、そのこと以外はとてもよいできだったと思う。只、私たちは日本人なので過去の日本の歴史や英雄のことを学び大和魂というものをある程度理解できているが、外国の人が観るとどう感じるのでしょうか?気になります。 |
51.小雪は未亡人役として秀逸!って感じ。 筋はやはりありきたりな分、深い感動も無く・・・ でも、ちょっとは泣けました。 (PS2の“侍”を思い出した) 【為替差損】さん 6点(2003-12-14 00:28:47) |
50.《ネタバレ》 近年稀に見る突っ込み所満載っぷりでした。どうしても言いたいのが大きく3点。①どうしても日本に見えない。特に村、まず田んぼが無い、かろうじで池みたいな申し訳程度の水田が一箇所出てきただけ、富士山といい位置関係が違和感在り過ぎ。②大砲→銃→一斉攻撃は兎も角、とどめにあれだけガトリングガン(回転式連射銃)をランダムに乱れ撃ちされて、何故ああも運良くアルグレンだけが生き残るのか。③通訳の日本語が片言過ぎて(後半のアルグレンのほうがよっぽど饒舌)、字幕を見ないと何を言ってるか判らない。その他諸々。大村が気持ち悪すぎる、天皇に威厳が無さ過ぎる、馬が黒くない、勝元の英語は何故あんなに上手いのか、折角あれだけ無の境地を修練したのに最後は無差別殺戮かよ、結びの句は結局どうなった。何はともあれ渡辺謙は最高、京都でロケしただけあって建築物は違和感ほとんど無し。どうせなら村も徳島や山梨辺りで撮れば良かったのにと。見終わった後味だけなら近年屈指、10点満点。闇討ちを一掃する二刀流決めポーズのアルグレンは相当格好良い。欲を言えばたかが夫の敵討ちに寝首を掻こうとするシーンが欲しかった。 【横河フゥ】さん 7点(2003-12-13 02:59:19) |
49.“十字架”を背負ったトムが、スピリチュアルな日本の文化に触れて、心の平静を取り戻すというストーリはよかったのですが、いまいち感情移入できませんでした。 山村が日本の風景に見えず、忍者が登場するなど明治ではなく、戦国時代のようで、また戦闘についても西南戦争をモチーフにしているので、どうしてもそれと比較してしまい、小規模すぎると感じました。 ただ、物静かであり、「生活の隅々までパーフェクトを求める」人々の暮らしぶりが、描かれているのはよかった。 【ヒゲ太】さん 6点(2003-12-12 23:38:02) |
48.粗が目につき過ぎる。仕方ないんだけど。渡辺謙は満点。この映画がハリウッドで製作されたことを誇りに思うと同時に、それよりもっと悔しい。 【rain】さん 7点(2003-12-12 18:05:17) |
47.日本映画に出たトムという感じだが、アメリカ作とは思えない程作りこんである。渡辺謙、真田広之はさすがだったが、その脇を固める日本人勢も素晴らしい。特に菅田は特攻野郎Aチームのコング(ミスター・T)とカブってしまい、一発で気に入ってしまった。 【ロカホリ】さん [映画館(字幕)] 7点(2003-12-12 17:32:24) |
46.まず、侍や武士の考えが野蛮で残忍で狂っている面があることを認識しておかないといけないと思う。腹切りも自分で死ぬということは生命を軽薄に扱っていることを示しているし、切捨て御免は侮辱されたら切り殺してもいいのかとか。美化されている感じがあるのでとりあえず言ってみました。さて本編ですが、米の監督が作ったと思えないほど、侍道が違和感なく表現されていたし、静の部分や無の表現も上手かった。トムクルーズも難役を見事にこなしていたし、周りの日本人役者達も表情豊かに好演している。雄大な風景をバックに戦闘シーンも迫力があったし、バランスのとれた好作品だと思う。 【ピヤクト】さん 8点(2003-12-12 01:40:03) |
45.期待させてた分だけ評価低いです。ごめんなさい。ッッッていうか、これは無理があるでしょう。胡散臭い富士山とか、横浜に入港して、すぐ吉野かよ、とか思うし。話のもってきかたとか、抑揚のつけ方がいつものアメリカ映画過ぎて・・・。サムライはいても、日本がない映画です!トムも個人的に無理だった。唯一の救いは小雪との濡れ場がないこと! 【赤天】さん 4点(2003-12-12 00:30:02) |
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44.《ネタバレ》 単品としてはいい話でした。単なるエキゾチシズムを越えて、「日々の生活の端々にまでパーフェクトを求める」といった分析を入れ始めたところが、真面目な取り組みと見えて、好感。オルグレンが生き残るのは、タイトルつながりで「ラスト・オブ・モヒカン」風?西へ進んだUSAが行き着いた先の原住民との交流。世の中が落ち着けば、そのうちアフガンやらイラクやらでアルカイダに共感してテロリストと行動を共にするようになる、、、とかいうプロットが出てくるかも知れませんね。 ネイサンはトムでなくても出来たっぽい(日本語の台詞OK)。ナベケンよし(ただし、藤岡弘あたりもいけたかも。そして、英語できすぎ。「どこで勉強しはったん」ゆう感じ。それよりもホッタイモイジルナ系で押し通して、それでも中身が鋭いってところを狙ったらリアル感が増したろうに。外馴れしてるが中身のない「大村」との対比)。真田は「可」(演技要らずの役だから、剣道日本一の警察官とかにお願いしてもよかったのでは)。小雪よし(台詞少なくて救われてる。それでも本音・建前の同居を描写。チュウはいらない)。子供たち最強。寡黙な侍(ボブ)よし。大村は立場がよくわからない(なんで最前線に出て、英語で号令してまんの?)。セット上出来。横浜からの富士山でかすぎ(沼津か焼津なみ?)。吉野の山にシダ生えすぎ。桜が梅っぽい。 カツモトの作りかけの歌の下の句、最後に思いつかせてやりたかった。 |
43.個人的にはラストサムライ=ボブ。ほんでもってケンさんもまたオーラみたいなもんでてるし。 【ヒロヒロ】さん 8点(2003-12-11 17:18:51) |
42.よくも悪くも「大作」という印象を受けました。ストーリーは王道中の王道。 日本の精神と美に関するプロモーションビデオみたいでした。 日本を舞台にした世界に通じる本格的な映画、ということで 評価できると思うけど、同じような映画はもう作れないのでは(二番煎じに なってしまうためかなり趣向を変えないと)。 日本の武士道をハリウッド映画にすると、こうも綺麗でメリハリがあって しなやかで迫力のあるものになるんだなぁと知った。 キャストもすごくよかったと思います。 ただどこか物足りない。意外性などというものはどこにもなく、 時間が長く、日本を表現することに重点を置いているため、 中身が薄いように感じてしまった。 海外の人たちにこの映画で日本を知ってもらうのはいいと思うけど、 映画として自分が楽しめたかどうかというと、それほどではありませんでした。 【るいるい】さん 6点(2003-12-11 15:31:20) |
41.みんな評価いいなあ。面白かったが、特別ではなかった。私は期待しすぎたかなー?評価が下がった理由は勝元救出作戦があまりにお粗末なのにあっさり成功してしまうところ。戦闘規模が小さくて映像のスケールが予告編のトロイに負けてしまったところ。戦闘後にトムだけが生きているというところ。隣りの女性の方がラスト30分間ずーっと泣いていてうるさかったところ(笑)です。 |
40.とてもよかった。「なぜ1点引いたか分かるか?それは我々の国で作った映画じゃなかったからだ!」と某CM風に言いたい位です。 【海野やよい】さん 9点(2003-12-11 01:30:36) |
39.まず最初にナベケンに拍手を送りたい。これは皆さん言われているとおり、ナベケンでなければこの映画は面白くなかったと思う。彼の存在感に10点つけたいですな。そしてこの超一流スタッフの技術の粋を集めた芸術大作の本格さに大拍手。ズウィックの細部まで練りこんだ作りこみ、ナイラのあまりにも美しすぎる衣装、ローゼンの息を呑むほど美しいカット、そして何と言ってもミスター・フィルムコンポーザー・ジマーの音楽。これを見た後では日本の時代劇は見れない。戦闘シーンも大迫力、効果音も秀逸、少しジマーの音楽がくどすぎるキラいはあったが、劇中のこの構成力と本物志向は、日本では永遠に作れない。無理。不可能。 ただ惜しむらくは、あまりにも美術の方が様式美すぎたところか。もっと泥臭いものにしても良かったと思う。-1点というよりは-0.5点なんだけど、トム・クルーズという大嫌いな俳優も含めて-1点。だがそれでもオススメできる。本年度最高傑作。内容やアラ探しだけで見る人は勿体無いと思う。隅々まで堪能すべし。 【DeVante】さん 9点(2003-12-10 23:48:23) |
38.色々意見があるかと思いますが、映画って全世界へ発するエンターテイメントなんですから、私は脚色があるのは当然だと思っています。ですから楽しまなくちゃ損ですよ!それにしても、この映画は音楽が格別に良いですね。静と動が絶妙に表現されていて、体が動きそうになります^-^; |
37.《ネタバレ》 アメリカが作ったとは思えないほど日本の描写がいろんな面ですばらしかったです。 侍を通して日本の美しさと欲深さが巧妙に書かれています。 映画を見ながら、自分の中に眠っていた感情と武士道の精神が共鳴した感覚です。とても感動しました。 当時勝元のように英語を話せる侍がいたかは疑問ですが、 日本文化が西洋文化と混じりあう時代の中ならそれも有り得なくはないと思ったので、書や学問に励む勝元を見ていると外国語の勉強もしていたと考えてもおかしくありません。 評価はいろいろかもしれませんが、何かしら考えさせられるものがある作品ですので、特に日本人には一度見てほしい映画だと思いました。 【えこ】さん 9点(2003-12-10 20:38:09) |
36.映画を観ている間、どーにもしっくりしなかった。理由はだいたいここで挙げられているものです。戦闘シーンは文句なしにすばらしい。 【ガッツ】さん 6点(2003-12-10 20:32:53) |
35.《ネタバレ》 いい作品です!トム・クルーズやエドワード・ズウィックは日本を本当に愛しているんだろうなぁと感心しました。戦闘シーンの迫力やトム・クルーズの鎧姿、渡辺謙の演技力、そして、子役の涙・・・。すべてに拍手を送りたいほどの作品でした。しかし、ニュージーランドで撮影したためかヤシの木があったり、トムがいきなり剣豪と呼べるほど強くなったり、渡辺謙扮する侍が英語ペラペラだったりと、突っ込むところがあったのが残念です。しかし、この映画に関しては全て許せてしまう魅力がありました!ラスト・シーンは少し演出過剰かな?と思いましたが、歴史に残る傑作であることは確かです。 【ソダちゃん】さん 8点(2003-12-10 19:07:40) |