14.《ネタバレ》 23日(日)中野サンプラザの試写会で見ましたが、終了後に拍手が起きてビックリしました。日本や日本人の描き方は今までのハリウッドの中ではかなりまともだとは思うし、渡辺謙と真田広之もカッコよかったし、それなりに面白かったですが、気になる点をいくつか...。①小雪がミスキャスト。だいたいあの時代にあんなにデカイ大和撫子はいない②最後の戦いでトム・クルーズも死ねばもっとよかった!③エンディングの天皇のセリフが説教くさくて陳腐。④大村役の原田さんがあまりにも大根。たしか映画監督ですよね?ちゃんとした役者のほうがよかった。⑤音楽が「ブラック・レイン」と同じハンス・ジマーなんだけど、どうもこの人だと日本というよりは中国っぽい。...以上、細かいことばかりですね。トータルでは7点ぐらいで、一応オススメ。 【あおみじゅん】さん 7点(2003-11-25 13:29:44) (良:1票) |
13.《ネタバレ》 先行ロードショーで観て、一言でいうと「品の良さ」が心地よかったです。ニッポンといえばサブカル全盛ですが、やはりクロサワの映像、音楽は偉大ということでしょうか? 前評判通りトム・クルーズより格好いい渡辺謙、りりしい小山田シン。緻密なチャンバラ。ストーリーとしては名誉の死とか滅びの美とか、実は苦手なんですが、軍事産業や異文化否定に対する静かな反発を評価。個人的には真田広之さんの見せ場がもっとほしかったのと、最後に福本清三さんの役名を呼んでほしかったです。 【coco2】さん 7点(2003-11-24 16:03:02) |
12.最後のほうの戦闘とかすごい映像だなぁって感心しました。トムクルーズよりも渡辺謙とか真田さんのほうがかっこよかった。ちょっと長いなと途中だれてしまったけど、見て損は無い作品だと思います。 【しずく】さん 7点(2003-11-24 15:12:18) |
《改行表示》11.とっても良かった! 日本人はみんな観たほうが良いですよ! 観ましょうよ~~!300億円だもん制作費!! ハリウッド版時代劇!!今まで観たことがない感動巨編~~! 【ueko・f★】さん 9点(2003-11-24 04:26:35) |
10.《ネタバレ》 いやー。想像以上でした。こんなに良質なチャンバラものが日本人以外の監督によって撮られてたなんて皮肉なもんですね。黒澤監督が亡くなった今、これほどパワーのある邦画ってもう作れなくなったのかなぁ・・と思うと泣けて泣けて。で、そのチャンバラシーンが想像以上の出来。どっしり重い重量感がひしひしと伝わる出来となっています。この映画について極力情報を得ずに鑑賞したんで、最初、謙さんが坊主なんで脇役(これは失礼)で真田さんが主役級かと思ったら、全く逆だったんですね。でもこの二人が抜群の存在感で堂々たる演技をしていたがすごく嬉しくなりました。この映画ってラストで感動していた方が劇場では多かったんですけど、私は途中ニンジャに襲われるシーンにかなり感動したんですよね。謙さんと真田さんの鬼気迫る殺陣が、「日本人もここまでやるぞ!まだまだ捨てたもんじゃない」って感じでジーンとしたんです。恐らく魂が揺さぶられたんでしょう。このシーンだけで映画館で見てよかったなぁーって思ったもんです。それにしても今までのハリウッドの中で日本という舞台をとっても大切にそして敬意を払った一番の映画でしょうね。忘れていたサムライスピリットの素晴らしさを思い出させてくれた功績として9点献上します。(補足)この映画って今ひとつお客が入っていなかったみたいなんですけど、こういう映画が是非ヒットして欲しいな・・。 【シネマレビュー管理人】さん [映画館(字幕)] 9点(2003-11-24 03:28:24) (良:6票) |
9.内容はよかったけど、ところどころ無理があった。トムクルーズのサムライが映画とミスマッチだった気が・・。映画の世界に入り込めたらおもしろいけど、入り込めなかったらつまらないで終わりそう。 |
《改行表示》8.よくぞやってくれた、という胸のすく思い。 確かにロケがほとんど海外だったから生えている植物がちょっと違和感あったり、史実上では正確でないと思われる部分も数々ある。しかしドキュメンタリーでもない映画に必ずしも史実に忠実に描く必要もなく、気が付くと全く違和感なく鑑賞している自分がいた。時代考証に労力を費やしただけあってかなり「凝って」描かれた明治初期の日本、従来のハリウッドが描いてきた日本の姿とは比較にならないほどスケールが大きく緻密。幕末から明治の日本、世界大戦後の日本のように、他の国の文化を受け入れることで自国のアイデンティティーが失われることを危惧したこんな人物や、こんな事件が実際に存在したのではないか、と思わず納得してしまうだけのリアリズムがある。あれだけの世界がハリウッドで再現され世界に発信されたことは、日本人としてなんだか誇らしい気持ちになった。 こんな現代のアメリカでも、他国の文化を理解しようと努め、なおかつ「滅び行く相手側の視点」に立って映画づくりができる人がいるのが嬉しかったが、これを観た外国人の人が、今までにない正確さで描かれた切腹や古い時代の日本人の美徳をどう思うか、大変興味がある。トム演じるネイサンはかつてのアメリカのインディアン侵攻に嫌悪感を露骨に持ち侍に共感するが、果たして現代のアメリカの人々は。アメリカは世界でみれば最も歴史の浅い国。古い他国の歴史や文化を重んじているこの作品、イラク問題まっただ中のアメリカの人々は、どう観るか?切腹という自殺を、「名誉ある死のかたち」というひとつの「文化」として認めることができるか?この映画を観た海外、特に我こそ正義のアメリカの人々がどんな感想を抱いたのか、是非感想が聞きたい。 渡辺謙や真田広之も、トム・クルーズに負けない名演技!物語がトムの独り舞台ではなく、渡辺謙演じる勝元や日本のサムライとのヒューマンドラマとして描かれているのがとてもいい。この映画を観る時代劇に慣れた日本人の視点は、当然ながらかなり時代考証的になってしまうであろうが、物語の構成自体も決してつまらなくない。シンプルな物語の中に日本人の良き姿を再現してくれたこの映画スタッフに感謝。 【six-coin】さん 8点(2003-11-24 01:00:07) (良:1票) |
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7.真田広之が強い!!高校教師の頃のあの貧弱な広之は何だったんだ~。 【ケンジ】さん 7点(2003-11-24 00:35:43) |
6.想像以上に素晴らしい映画だった。リアリティーには欠けるが、ドラマもアクションも素晴らしかったし、クルーズも渡辺謙も良かった。侍への敬意もそうですが、日本と日本人を美しく描いてくれているのも嬉しかったし、なによりかっこよかった。初めから最後までまったくダレる事なく後味も良かった。 【アキラ】さん 8点(2003-11-23 22:08:11) |
5.予想以上の素晴らしい映画でした。架空の人物である勝元が、明治十年の「士族の反乱」の姿を、上手く昇華して、伝えてくれている感じですね。また、多少違和感があったラストの平伏シーンですが、インディアンたちを皆殺しにしたオルグレンの過去と比較して、敵や滅び行く者への敬意を表する日本の文化を、端的に示した演出かと思います。ただ、そもそもオルグレンは武器商人との関わりから日本に来たのだし、日本政府は巨費を投じて近代軍備を整え、買い込んだ銃器を内戦に使ってるワケです。勝元との戦いも武器商人を潤わせてるだけ??? それを考えるとかなりムナシイです。が、とにかく、渡辺謙の圧倒的存在感がこの映画の根本を作ってます。映像も素晴らしい。小道具もイイ。日本が時代劇を作る際にテキトーにしてしまう部分(たとえばカツラとか衣装とか)を、きちんと作ってくれていて感涙です。あと、小雪が演じる「たか」の振る舞い(とくに前半)が、非常に日本的で、この脚本家は上手いなぁと思いました。もっち~さん、私が何となく感じた疑問を明確に教えてくれて有り難うございます!! 最後の決戦の時に勝元側に火薬が登場して、そうだよな~、維新前の日本だって火薬も鉄砲もあるんだよな~と思いました。あと「もはやサムライの時代じゃない」と言ってる側が、襲撃の際に、刀を振りかざしたり忍者の格好したりというのは変ですよね。あと、切られた「髷」を道ばたに捨てていくことは、旧い日本人なら絶対にしないぞ!! とか、サムライとは町人から見た言い方で、武士たちは「侍」と言い方を嫌っていたので、江戸期には自分たちに対して決して使わないし、少なくとも手習いに「侍」と書くことは有り得ないんだなぁ~とか、重箱のスミは沢山ありましたが。そんなことまで気になるほど、時代考証にお金を掛けてました。そして、勝手にボブと呼ばれてしまった見張り役って「日本一の斬られ役」の福本清三さんですよね。セリフが一つもないのに、素晴らしい存在感でした。真田広之は・・・・・・たぶん、外国の観客には「怖い」と思います。渡辺謙の風格に対して、出陣の舞とか見所は多かったけど、鬼武者風でしたから。あとは、勝元の言う「領地」がいったい日本のどこにあるんだ? という疑問を解明したいです。吉野の近くなのかな? 【ルクレツィアの娘】さん 8点(2003-11-23 14:45:59) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 今までのアメリカ映画に比べたら日本の描き方がリアルだったし、敬意を払っているのがよく分かって嬉しかったです。ただし、内容においてネイサンがカスター将軍の下で大尉として活躍したとか、天皇が出てきたりだとか時代設定はかなりしっかりしているし、その時代の日本の出来事を詳しく調べたんだな~と思いましたが、疑問をぬぐえない点がいくつかありました。1.勝元はなんであんなに流暢な英語を喋れるのか・・・。あんな田舎に住んでてあそこまで流暢なのには理由が必要でしょう。死ぬ間際まで英語で喋ってたし・・・。2.勝元率いる反・政府軍が一丁も鉄砲を持っていなかったこと。戦国時代に広く全国に広まったはずの鉄砲が勝元の村には一丁も無いんですね~。近代化の象徴として政府軍には鉄砲、大砲という武器を持たせておいて、反・政府軍のサムライ達は刀1本で戦うという「西洋化vs日本の古き良きサムライ魂の構図」を作りたかったのかな~と。そのほうが見ていて分かりやすいんでしょうけど、明治時代にもなって鉄砲を使わない戦闘をしていたとは考えにくいんですよね。そして3.勝元が何故政府軍と戦っていたのか。本当に勝元に忠義(Royalty)があるならば、天皇の意に従って切腹するのが本当じゃないのかな~。反旗を翻した時点でRoyaltyは無くなってしまう気がしたんですけど。結局のところ監督は武士道を分かってないってことなんじゃ・・・。その3点が非常に気になってしまいました。残念だ~。 |
3.《ネタバレ》 トム・クルーズが海の向こうから魅せた侍魂。「最後の侍」たちが、圧倒的劣勢の中、それでも挑んでいった戦い。もしかしたら、それは悪あがきに見えるかもしれない。あるいはただの時代遅れだ、とも。だがしかし、彼らのように己の魂を賭けてまで信じて向っていける何かが、自分の命よりも大きな価値を見出せる何かが今の我々に存在するであろうか?命には終わりがある。悠久の生命など存在しえない。その限りある一生のうち、どれだけ自らの魂を燃やしつくせるか。その炎が人々の記憶に残り、後の世でも輝き続けるのではないか? この映画の物語は、確かにハリウッド色に染め上げられている部分が幾つかある。だがしかし、トム・クルーズ達が見せようとした武士道精神は間違いなく本物だ。だからこそ崩れ行く彼らの姿に、この胸はこんなにも震えたのだ! そして迫力ある合戦シーンには胸高鳴る興奮を覚えると同時に、微かなジェラシーも感じられた。今の日本映画界に、この映画のように壮大な合戦シーン、迫力ある時代劇をつくるだけのパワーは残念ながら存在しない。やはり侍映画は我々日本人のものだ。軍勢の先頭で雄たけびを上げる渡辺謙さん、真田広之さんが余りにもカッコいいだけに、こんな壮大な合戦を日本映画でも観たい、どうしてもそう思わずにはいられないのである。 【紅蓮天国】さん 8点(2003-11-22 22:51:53) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 まず変な日本描写がない所は好感が持てました。あと、たんなるアクションではなく、人間らしさを描いてくれた点もよかったです。でも、前半であんなに長く侍のすばらしさを説明するよりも、後半の戦闘シーンでもっと表現したらよかったと思います。終わり方も、あのマシンガンみたいなのに刀で立ち向かっていくのはちょっといいなあ、と思いましたけど、渡辺謙があそこで腹斬って死ぬのはちょっと武士道と違うような気がしました。あのマシンガンみたいなのでいっぱい撃たれて死んで、トム・クルーズがそれを見て突っ込んでいって死ぬっていう方が武士道っぽくていいと思います。一人だけ村に戻るって・・侍になったんじゃなかったの?渡辺謙はよかったです。トム・クルーズより存在感がありました。 【しゃぼんだま】さん 7点(2003-11-22 10:28:42) |
1.この映画を見て「侍」、「武士道」これを理解共感出来る人がどれぐらいいるのでしょうか?この国(日本)に生まれ育ってある程度そういった文化に(昔ほど濃くはないけど)触れているから理解しやすいかもしれませんが、海外の人が見たらどうなのかなというのが正直なところ。まあ日本人が撮った訳ではないので分かりにくくはなっていないし、日本人特有の奥ゆかしさや(侍という観点からする)力強さが出ていて米制作にしては新鮮さがありましたけど。この映画で一番凄いと感じたのが、渡辺謙さん!あの威圧感、この映画の中で誰よりも存在感がありました。侍ということでたまたまかもしれませんが、アメリカ映画であんなに輝ける日本人俳優は初めてです。感服いたしました 【にゃん♪】さん 8点(2003-11-21 01:01:57) (良:3票) |