26.素直に観て良かったと思える映画。 平凡で型にはまった毎日が、ある出会いによって解放されていく。 自分を爆発させ、自分が生きていると実感できる毎日、そしてとうとう望んでいた通りに事は進んで。最後には一人の男から一人の父親へと戻っていく...。僕にとっては最後のシーンすらすがすがしく思えました。 【ペンギン5号】さん 9点(2003-05-02 07:10:52) |
25.いいですよーこの映画は、俺様は日常を描いた映画ってのはイマイチすきではないほうなんであるが、これは別格。。面白すぎるぜ。どこがいいって。なんといってもテンポのよさと笑いのタイミングが最高、けびんすぺいしークンの印象も他の映画とはうってかわってアホ全開。。情けない男の性(さが)よ永遠に! 【俺様映画通】さん 9点(2002-10-18 21:12:08) |
【はまぐり】さん 9点(2002-07-08 22:04:42) (良:1票) |
23.中年になるとこの映画が切実によく分かる。自分の中で失われていく生命エネルギー。若い娘に恋することで、少しは満たされる気もするのだ。中年の悪あがきなんだろうけど、このまま腐っていくのもイヤだし。そんな悲哀が分かってしまう年頃になってしまった。 【くぼごん】さん 9点(2002-03-30 23:33:14) |
22.これはシミるわぁ。まさに諸行無常を感じるわぁ。この映画にシミることができる年齢になってよかった。死ぬ直前の回想という語り口もいい。隣の男の子の映像センス(風に舞う枯れ葉と袋とか) もいい。 【ビタワン仮面】さん 9点(2002-03-26 22:58:42) |
21.イイ意味で裏切られた。こんな映画だったとは!みんな自分を隠して、自分を演じているのね。 【ぺる】さん 9点(2002-01-08 15:53:49) |
20.みんな病んでておもしろかったです。アンジェラが魅力的でした。 【バカ王子】さん 9点(2001-12-08 17:17:23) |
19. 不幸せな人間と幸せな人間が微妙な色合いで塗り分けられている.不幸の代表は、同性愛を否定することで自らを否定し続け、自分の家族もその巻き添えにし、その結果自らも幸福になれず、家族にも幸福を与えられなかった隣人の元軍人.人様の目に映るイタリアン・シルクのソファや丹精した薔薇(アメリカン・ビューティ)が生き甲斐の主人公の妻(A. ベニングいかにもの演技).対して、なんとか自分らしく生きる場を見つけようとする娘とリッキー.そして、幸福の中で死んでいった主人公.全てあり得る生き方であり、アメリカに限ったことでもないような気がする.映像的には、娘とリッキーが観るビデオの、風に舞い上がる袋とその音楽のシーンが印象に残った.スペーシーは、突出した演技でないところが、ただ者ではない感じ. 【シャリファ】さん 9点(2001-11-02 12:24:15) (良:1票) |
18.「父性」が失われていくに連れ「男性」がどんどんのしてくる。家族の絆が薄まる事で、また守るべきやすらぎを探してしまう男の本能でしょう。改心しても、1度「父性」を経験し「男性」に戻ってしまったものに対しての罰からも逃れられない。気付いた時には後から・・・パン!なかなか堅気には簡単に返してもらえません。「父性」「男性」どちらをやっていくにもパワーがいる。世の中そんなに甘くない。 【チューン】さん 9点(2001-10-22 11:24:20) |
17.前半は、「鳴り物入りの割にはたいしたこと無い??」かと思ったが、どっこい最後の最後で大感動の作品だった。少女にセーターをやさしく肩にかけてあげる大人の男の優しさは、まさに父親としてのそれであり、何度見ても最高の場面だった。母親役の女優はちょっと奈美悦子ににてる?一見模範的ながら実は何か歯車がくるっている典型的なアメリカ家庭を描いた本作はアイスストームとか普通の人々などのホームドラマをおもいださせる。ロリータあり、サイコあり、ヒューマンドラマありでもりだくさんな作品でした。 【ちずぺ】さん 9点(2001-10-16 00:29:08) |
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16.ケビン&アネットの両名は勿論の事、若い三名の才能が素晴らしい。現代社会の抱える病みを、様々な手法で巧みに表現している。 【MOVIER】さん 9点(2001-10-09 04:23:53) |
15.私はおもしろかった。アメリカの笑っちゃう典型をこれでもかっててんこ盛り!見栄や虚勢を張った働く母親、薄っぺらな友達関係とどこかそれに疑問を感じる高校生の女の子。うーん、どのキャラクターをとってもおかしいくらいアメリカらしい断片を見てるようだった。こういう映画に賞を与えるアメリカという国の強さにはいつもあこがれる。日本で日本社会を痛烈に批判したり、おもしろおかしく風刺した作品を作ると、認められなかったり、嫌がらせを受けたり、あまり大きく取り上げてもらえなかったり、まだまだ心が狭い。そういう作品は知らないうちに外国で高い評価を得たりして、慌てて日本でも評価しだしたりして、そしてその頃には作った人はとっくに死んでたりして。 【mayu】さん 9点(2001-09-25 00:49:50) |
14.どんな作品にも賛否両論はつきもの。俺は断固として賛成派。美意識って一体なんだろうね。「美」の定義なんて人それぞれ。だからきれいなもの(通常「美」とみなされるもの)も見る人によっては「美」じゃないもんねー。アカデミー会員ちょっと見直した。 【シュープ】さん 9点(2001-07-16 23:49:41) |
13.賛否両論あるようですが,私はとても好きです。日本にもあてはまる話だと思う。なんかねぇ,もっともらしい感じなんだけど,幸せってちょっと見方を変えればいいのになぁと思ったし,主人公が最後には幸せな気持ちで死んでいったのが幸いで,希望さえ持てる気がした。 【pacini】さん 9点(2001-07-09 17:34:31) |
12.この映画について評するのは、最低でも三十歳過ぎてからと思う。砂のように過ぎていく時間と、処世のための笑顔と、生活にくたびれた背中。そして、そうした惨めさと引き替えに得た、かけがえのない何か。そんなことを考えさせられた。 【せい】さん 9点(2001-07-07 01:19:47) |
11.オスカーをとった映画の中でいちばん「おもしろい」映画でした。ホラーマニアのぼくとしては「死霊のしたたり」が出てきてニヤリとしました。 【うどん】さん 9点(2001-05-04 03:34:17) |
10.表面的にはゲイ、マリファナ、仮面家族、セックスレス等の問題を扱っているが、根底にあるのは「今までの自分はある意味、死んでいた」というケビン・スペイシーのセリフにも象徴される様に自分の生き方に対する不満・疑問であり、「満たされない心の隙間」を埋めたいという現代人の欲求であって決してアメリカに限った問題ではない。ただ、テーマに共感できない人にとっては「コメディー」というオブラートに包まれた単なる下世話な小話で終わってしまうだろうけど・・・。万人受けする作りで無い点も含め「ファイト・クラブ」と相通ずる物を感じた。ラストでケビン・スペイシーを始め、幸せになった人が穏やかで満ち足りているのに対し、最後まで物欲や規律に縛られて幸せになれなかった二人が怒りに任せケビン・スペイシーを殺そうとするのが悲しく、そして、哀れだった。この作品がつまらないという人は現在幸せであるだろうと思うから自分の境遇に感謝すべき。 【BOBA】さん 9点(2001-04-02 15:11:37) (良:1票) |
9.「アメリカン~」って題名が多いと思いませんか。こう言う問題がアメリカだけではないと思うこと自体が、アメリカナイズされているって事でしょうか。 【出木松博士】さん 9点(2001-02-08 14:07:48) |
8.家庭崩壊の映画ということであまり期待していなかったが、リアルな人間ドラマに感動した。アカデミー賞とるだけのことはある。 【M】さん 9点(2000-12-18 17:23:11) |
7.かなり前に観たので印象が薄れましたが、時間がたつと、もう一度DVDで観たいなあ!と思うようになりました。始まってすぐの「あの」シーンで大爆笑してしまって、妻に思いっきりつねられました(痛)。あははははははは。わかりやすく言えるかどうかわかりませんが、いろんな人がいろんな人生を歩んでいる。すごいなあ。とこの映画を観て思えたらいいんじゃないでしょうか。自分の内面の変なところをぐりぐりされているような気がして、これも深ーい娯楽ですね。気分のいいときに、ゆっくり自宅で観てください。観ないと損します。ただし、自分の体調(精神的なものも)にあわせて。 【くりりん】さん 9点(2000-09-23 02:30:08) |