74.渡辺謙はよかったし、戦闘シーンも迫力があって面白かった・・・けど、手放しで賞賛できないのは、やっぱり微妙な違和感から来るものでしょうか。とくに最後の信念だけで突っ込んでいくという闘い方は侍というか日本人を勘違いしていると思うんだけど。もう少し賢く戦ってほしかった(笑)。「柔よく剛を制す」っていうのもあるのになぁ。どうしても太平洋戦争や「神風」のイメージをかぶらせるし、きっと外国人はさらにそうなんだろう。前半の森(なぜかバナナの木みたいなのがはえてましたが(苦笑))での戦闘シーン(特に馬にまたがった侍が現れるシーン)はとても美しかった。あと、ここまでできる子役が日本にいたのにびっくり! |
73.《ネタバレ》 謙さま、オスカー残念だったけど、本当に素晴しかったですね。あのトム様を喰ってましたよね!謙さまの登場シーン、そのまま切り取って壁に飾りたい位美しかったです。そして、トムがサムライ魂をどんどん吸収していくあのくだりが最高に好き。そうトムが剣術をマスターし、坊やがなついていく村でのシーンです。戦闘シーンは私には迫力がありすぎてドキドキしました。後日撮影秘話で、謙さまが出演の皆に怪我をしないように気合を入れていたと聞いて、ますますカッコいい~と感激しました。また観たいです。 【らふらんす】さん 8点(2004-03-09 17:01:07) |
【たまごくん】さん 8点(2004-03-04 20:54:39) |
71.日本を舞台にしたハリウッド映画だから、時代考証や風俗考証に突っ込みどころは満載なんだけど、それはある程度仕方がないところ。従来のニッポン=ハラキリ映画に比べれば、かなり頑張っているのは確かです。基本的に日本文化をリスペクトしたスタンスで撮られているので、日本人としては見ていて気持ちがよい作品です。ご時世がら、これは「アンチブッシュ」の作品なんだろうな~~と思ってしまったのは、自分だけ? 【GAGA】さん 8点(2004-02-27 10:19:39) |
70.《ネタバレ》 ハリウッド作品として見れば十分すぎるくらいぢゃない?? まぁ確かに処々に「くっ!!(それはやめれ)」っつーのはあった。古事記好きのワタクシからしたら最初の「日本は剣でできた...」のくだりも「ちがーう、ぐりぐりしてぽたぽたしてできたのはオノコロ島だけぇ!!☆へ(T皿T)」って言いたいし、富士山と鳥居が不自然に存在するのだってイタダケナイ(鳥居は門ではナイ)。おじきを強調する割に、そこで土下座はないだろう!10歩ゆずってアリとしてもそれは土下座でなく叩頭だ、とか。 トムはあっこまで銃弾喰らって生き残るなよ!!だし、たった一度の軽いチューで彼女の処に行くなんてカンチガイも甚だし~(アンタは知らんやろうけど臭いとかゆわれちょったんぞ~)。そもそもサムライ(武士)の忠誠の対象ってミカドだっけ~?とか。 でもでも、これはフィ・ク・ショ・ン♪リアルワールドに近いファンタジー!!それも実に好意的に日本を捉えてくれたと感謝な気持ちもイッパイ。日本の時代劇ではあんまり見ない下町を上から撮った絵とか斬新だったし、子役を始め日本の俳優陣もヘタな日本映画よりも生き生きしていたように思う。彼らの表情だけをみても、これはいい映画だ~と素直に思えるですワ♪ 【ちっちゃいこ】さん 8点(2004-02-26 00:11:10) (笑:1票) |
【すごろく】さん 8点(2004-02-21 12:19:38) |
68.ラストサムライ2を作るなら、寡黙な侍ボブが実は生き残っていたという設定を。勝元の仇をとるためにひとり明治政府に立ち向かう。コピー「本当のラストサムライはボブだった」。んー、ボブの存在感はいいぞ。 【彦馬】さん 8点(2004-02-18 19:36:01) (良:2票)(笑:1票) |
67.トムクルーズでなければ9点という作品でした。日本の古き精神をうまく表現している。西郷隆盛を元にしているのかもしれませんが、歴史上の西郷の立場は似ても行き方は全く違うものですね。現実っぽい仮想世界をつくり、その中で失われつつある日本人の精神を大切にしようという思いが非常に良く伝わる。これが外国で作られたのだから、日本はよほど無国籍化してしまっているのだろう。深く考えさせられる作品でした。その意味でトムのカッコ良さは逆に邪魔でした。 【moyu】さん 8点(2004-02-18 19:24:54) |
66.あまり期待しないで観にいったんですけど、そしたら凄いおもしろくて~トムの和服姿もとても似合っていると思ったし、渡辺謙の演技はトム以上だと思いました。でも映画館で近くの人が号泣していて少し感動が薄れたのが残念・・・。去年観た映画の最高傑作です! 【愛しのエリザ】さん 8点(2004-02-17 22:43:51) |
65.確かに戦闘シーンは素晴らしい。そこだけで8点以上はあげてもいい。でも、観終わった後ふと考えてしまう。「彼ら」は 何のために戦っていたのだろう・・と。彼らにとって「名誉」とは何か。別に刀などなくとも、心の持ちようでサムライでいられるのではないか?彼らは映画の中では別にインディアンのように迫害されているわけでもない。負けるとわかっている壮絶な戦いをする必要があったのか?映画だけを見る限りその答えは見出せなかった。アメリカで評価がいまいちな理由もわかるような気がした。 【konkon】さん 8点(2004-02-17 02:11:54) (良:1票) |
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64.戦闘シーンに迫力があり少しうるんでしまった。渡辺兼はハリウッドで評価されてるように演技が素晴らしいと思った。この映画でトム・クルーズを見直した!前から嫌いだったわけではないけど。この作品で役者だな~と思えた。小雪はセリフも少ないうえ、女優だと思わせるような演技でとても好感が持てる。見終わったあとこの時代に生きて本当に幸せだと思った。 【アンナ】さん 8点(2004-02-11 22:07:05) |
63.《ネタバレ》 渡辺謙の演技、気迫がすばらしい。ハマリ役だった。ただ、オールグレンの存在は、ストーリーの進行上、あってもなくてもどちらでもよかったのではないかな。ラストの方で、オールグレンだけ生き残るあたりも、できすぎていて冷めた。 死に際に勝元が言った、「パーフェクト」は迷ゼリフだ……と思い、一緒に映画を見た友達と一緒にふき出した。 それにしても、ハリウッドだからこそ、できた映画だよなぁ。 CGにしろ、使っている役者の規模にしろ、すばらしかった。 【kisame】さん 8点(2004-02-10 01:42:13) |
62.すごい面白かったです。イミはよくわかりませんでしたけど、とにかく面白かったです。よく外国の友達から「本当の話か?」「こういうことはありうるのか?」と聞かれて困ってました。そのたびに「まだ見てないから」と答えてたんですが、どーなんでしょう。見たのにまだわかりません。あと個人的感想なのですが、ワタナベケンは、英語の時はセクシーさが半減しちゃうなぁ・・・。残念。でも面白かったので8点! |
61.海外映画で、日本人の生き様を正確に(?)描かれていたのは初めてだと思う。本格的な時代劇というか…。渡辺謙さんすごい!アカデミー賞にノミネートされただけでバンザイです。 【ドルフィン】さん 8点(2004-02-04 09:14:30) |
60.《ネタバレ》 皆さん仰られてる様に時代考証的なミス・ツッコみ所は満載。でもいいじゃん、別に。映画鑑賞は「間違い探し」じゃないんだし(そういう観方も否定はしないけど)、それを言えば「座頭市物語」だって非現実的だし、「七人の侍」だって史実的間違いはある。要は「何を描こうとしたか」を観客に届けることが出来れば、映画としては成功なんじゃないでしょうか?・・・・・・何ですって、それでも「ツッコみゴコロ」を抑えることが出来ないと仰る?そういう場合はこれを時代劇ではなく、日本に良く似た国を舞台にしたファンタジーだと思えばいいんです!以上(とは言え、流石にニンジャの登場と「総土下座」のシーンにはちょっとビックリしたけど)。さて、本題。本作の主役はやはり、トム・クルーズではなく、やはり渡辺謙であり、真田広之であり、又は役名すら与えられていない侍たちであり、もっと言えば「古き物に殉じて死んでいった者達の魂」なのだと思います。結局最後はトム・クルーズだけが生き残るので一見美味しい役のようだけれど、やはり印象に残るのは華々しく散っていった男たちの姿。トム・クルーズもその辺は承知していて、敢えて「一見美味しいけど実は引き立て役」を引き受けたのでは?と感じるのは深読みのしすぎでしょうか?刀だけでなく肉体全体を使った大迫力の殺陣のシーンも素晴らしかったけれど、あの、背筋をピンと伸ばして馬に乗る武士たちのシーン!涙なしには観られませんでした。これを良い刺激材料として、日本も面白い時代劇を沢山作ってほしいものです。 【ぐるぐる】さん 8点(2004-02-03 17:42:49) (良:5票) |
59.粗探しをすれば、ほとんど無限に見つかるだろう。挙げていけば切りがないほど、時代考証が間違っている。ほぼファンタジーだと言ってもいいほどに。しかしツッコミを入れつづけながらも、身の内に込み上げてくる何かを押さえきれなかった。山のようなマイナス要因を積み上げて尚、観る者を感動させる傑作。渡辺謙をはじめ役者の演義は一部を除いてみんな素晴らしかったし、合戦のシーンも割と戦術的で(特に騎兵の使い方)観ていて痛快だったし。それだけに時代考証が・・・、そこさえ完璧なら映画史に残る名画になったのに・・・。その点が実に残念でならないが、時代劇を見る喜びを久し振りに味わえたのは大きな収穫。 【山岳蘭人】さん 8点(2004-02-01 21:43:30) (良:1票) |
58.やっと観てきました。つっこみどころ満載ですが、このテの作品はつっこむのは野暮というものでしょう。私としては謙さんより真田さんがよかったわ。シブい役どころです。今あっちの俳優でいったらデヴィッド・モース、クリス・クーパーあたりが演じそうなキャラといえるかな。真田さんといえば、その昔は千葉真一(前はたしかソニー千葉じゃなかったっけ?今はサニー千葉なのね)の弟子でアイドルっほいアクション俳優だったと記憶しているけど、いい俳優になったわね。ティモシー・スポールの色物な脇役もいい。トムとスポールの日本語もしっかり堪能しました。サムライスピリットに感銘を受けたアメリカ人とアメリカ人にサムライスピリットを見た最後の武士、こんなふうにも感じました。なんだかんだといってもやはりハリウッド映画というのは凄い。だってこんなにかっこいい渡辺謙と真田広之を観たのは初めてだもの。よくぞここまであの二人を素敵に撮ってくれたと感激、感動の涙を流しました。そしてどことなく皮肉なものを端々に感じるのね。なんといいますか現在のアメリカの問題とかノーと言えない日本人とかね。教訓的なものもあったわね。小雪の上の息子、ティム・ロビンスが子供になったみたいと思いながら見てたのでした。 【envy】さん 8点(2004-01-30 17:03:39) |
57.やっと行けたこの作品。良かったですね!! サムライ・スピリッツってカッコ良いじゃん。 『突撃!!』 男にとっては忘れちゃいけないこの気持ち。見事描けてましたね。 見終わった後すっきりしました。 男の子の成長。 女の立場・役割。 喜びと戦いの虚しさ。 日本美。 異文化への理解。 友情。 義。 情。 結構色々なモチーフを上手くからめて、解り易く表現しているところに好感が持てますね。 映画の中の音響の役割もしっかりしてるし、多少デジタル処理もしてるだろうが、合戦のシーンも見ごたえ有りでよかったです。数千万のスミス君よりはやっぱ此方の方が断然上でしたね。 兎に角「自分も頑張んなきゃいけないな」と、力を貰える作品でした。デートで見るには最高の作品ではないでしょうか?? 【Pizz】さん 8点(2004-01-30 03:25:01) |
56.何が感動したって、この大作を見に来てたひとのマナーです。平日深夜のレイトショーということもあってか、53名と小入りだったのですが、途中から入って来た者は1人もなく、長い2時間45分(位?の間)誰一人として咳払いやクシャミひとつだってするひとがたぶんいませんでした。一切聞こえて来ませんでした。(きっとそれだけ皆さんが固唾を呑んで見入っていたからという事でしょうね。たまに後半部分にズルズルと泣いているのかな?って鼻水啜る音は聞こえてきましたが。) →そしてラストです。これも長かったエンドロールに誰ひとりとして最後まで席を立ちませんでした。(きっと大作だったのだから、との事でありましょう。さっと帰りを急ぐひと、股間押さえてトイレに走るひと、全然いませんでした。そんなひと。)きっと時期遅しとも特別な思いで見に来てあったのでしょうね。この時の私らを含めてのお客さん達ら。。 そして、あれま、内容についてのご感想なのですが、結果、残念ながら、渡辺謙にそれ程凄みを感じられなかったのが残念でなりませんでした。彼をもっと生かすならば、サブ2の真田広之をもっと全面に出してあげてたなら なんて思ってしまいました。(ナンバー2が目立ってくれれば頭の勝元だってもっと貫禄感じれたのに なんて思ってしまいました。)でも、トムにはやっぱ感謝です。探せばいくらでもアラが出て来そうな日本描写でありましたが、さすがにこの映画にはツッコミ入れる気にはなりませんでした。どうもありがとうでした。 【3737】さん 8点(2004-01-28 02:01:28) (良:1票) |
55.最後小雪のところに戻るシーンは「うわっやっちまった!」と思いましたが、そこ以外は良作。思っていたよりはずっと楽しめました。心に感銘を残す物ではないが、娯楽としては楽しめると思う。渡辺謙の存在感は特筆です。彼のギラギラとした目の中にいず滅び行く運命が見え隠れします。生き残る者ではなく、滅びる者が生きた目をしている。自らの滅びの中に名誉を見出すという、侍の美学(美化しすぎの感もあるが)を比較的誤解なく表現できているのでは?だからこそ、アメリカ人の侍という、どうかすればコメディになってしまいそうなテーマを大真面目に映画にしても、日本人の共感を少なからず得られたのではないだろうか。 【犬】さん 8点(2004-01-24 00:03:22) |