《改行表示》264.イーストウッドらしい重厚な映画。 見せ方がうまいのかしっかり引き込まれる。 家族の強引な描き方やボクシングシーンなど減点材料こそあるけれど、大きなテーマでは一本芯が通っている。 渋い。 【Yu】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-08-09 23:43:12) |
263.《ネタバレ》 まさかの結末。人生には「~していたら」「~していれば」なんて言葉は無意味ということ。大切なのは、その瞬間を数ある選択肢の中からどれを選ぶかに尽きる。悔いのない選択肢を選ぶことこそ最良の人生なのではないか?そういう意味でボクシングで一瞬の輝きを放ったマギーは幸せな人生だったと思う。しかし、フランキーはどうなんだろう?あの行為は、これ以上後悔を重ねたくないが為のものなのではなかっただろうか?せめて残り少ない余生は、あの食堂でレモンパイを死ぬほど食べて過ごしていただきたい。 【Keicy】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-07-11 04:37:07) |
262.この映画を否定する人はこの映画から何を学んだかを考えるべきだと思う。イーストウッドは監督としてもすばらしいと改めて感じました。 |
《改行表示》261.《ネタバレ》 夢、誇り、尊厳死について考えさせられた。 犯罪者になるし、心にも血の十字架を背負うことがわかっている上でイーストウッドの取った行動は半分だけ理解できた。 最後彼女ともっととっぷり話し込むか、彼女の意思を確かめる時間は欲しかった。 この作品を観た後で、家族と尊厳死について話すことができて良かった。 【かずろう】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-05-06 22:37:27) |
【bolody】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-03-20 00:34:29) |
259.《ネタバレ》 マギーが死にたいと漏らした時のイーストウッドの表情が忘れられない 【osamurai】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-03-17 10:13:55) |
258.イーストウッドはこれでもかという暗い映画を作る人ですが、これもなかなか。神秘の川の話でなくて、こちらが作品賞なのが疑問ですが、確かに凄かった気がします。無料映画館で上映していて、タイトル以外なにも知らない友人に誘われましたが、暗すぎるので断ってしまいました。 【色鉛筆】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-02-11 21:28:20) |
257.《ネタバレ》 自分がフランキーの立場だったらどうしてただろうってずっと考えちゃいました。うーん、考えてもわからないしどっちが正解なんてないに決まってるし、難しい問題ですねぇ‥ 【しっぽり】さん [地上波(吹替)] 7点(2009-02-11 10:48:27) |
《改行表示》256.主人公の演技にかなり迫力があったのか、ほんとうの物語を目で追ってるような緊迫感ある映画です。私にとっては全編の半分は暗~い気持で見ないといけないこの映画は「娯楽」としての楽しみが出来ないので、映画館で観なくてもよかったというのが正直な感想です。 そういえば、あまりBGMも流れてなかった気がするのですが、きっとぐいぐいと深い気持ちにさせるような見せ方をするための演出だったかもしれません・・・それでもアカデミー賞なんですよね。 【エルキュー】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-01-25 00:46:59) |
《改行表示》255.《ネタバレ》 わたし個人は選択としての「自死」や「尊厳死」を全否定するつもりもないし、もちろん映画がいつも希望にあふれた夢物語であるべきだとも思わない。 本作は、大変上質な作品で、何度観てもすべての点で非常に完成されていると思う。 しかし、こうまで残酷な結末を与えるのなら、貧困や敗北のどん底で、それでも生きようともがく人々に対して、なんらかの光を示すべきではなかったかと、非常に残念に思う。 救いのない結末で、鑑賞後の後味の悪さがいつまでも残る。 【poppo】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2009-01-17 12:37:47) (良:1票) |
|
254.《ネタバレ》 理不尽さを噛み締めさせられる内容で心に残る作品でした。 【spputn】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-01-13 14:22:22) |
《改行表示》253.後味のいい映画ではありません。 が、深く考えさせられてしまう映画です。 責任を負ってまで相手の望み通りにしてあげられるか?そんな覚悟や愛情はあるか? 自分や家族友人に置き換えて考えた場合、怖いですね。 【ぬーとん】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-01-05 02:28:37) |
252.素直にみると、素直に感動できる映画ではないでしょうか。しかし、こういうのもなかなか素直に見られないご時世ではあります。 【みんな嫌い】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-12-23 16:09:56) |
251.《ネタバレ》 妻投稿。友達の赤ちゃん一緒に育てている私は「ミリオンダラー・ベイビー」というタイトルを「アメリカンドリームをつかむ女性」ではなく「存在そのものをお金で換算される赤ちゃん」というように額面通りに受け取ってしまいました。そして映画の内容は全くその通りでした。私は安楽死を100%否定しないけど、最後にマギーが安楽死する姿は引き取り手もなく使い物にならなくなった競走馬が処分される姿みたいでかわいそうでした。それを見守るフランキーの姿も「大好きなお馬さんと別れなくてはならない獣医」という「感動」物語にしか見えませんでした。これ本当に人間を対象にした映画なんですか? 【はち-ご=】さん [DVD(吹替)] 3点(2008-11-23 05:33:33) (良:3票) |
《改行表示》250.評価が難しい作品。 尊厳死についての各自の考え方によって評価は分かれるかもしれません。この作品でも答えを出していません。 結果的に尊厳死を選択したわけですが、そこに至るまでの苦悩、処置を施してからの描き方、いずれも明確な何かを指しているわけではありません。 ”明確な答えが出せない”というのが答えなのでしょう。 尊厳死に対する考え方がいまだ社会的に明確になっていない以上は現時点ではこうするしか無かったと思いますが、尊厳死は古くからある問題であり、現時点で映画にする以上はもう少し踏み込んだ解釈が欲しかったと思います。 前半のサクセススト-リーは後半へ繋ぐための重要な要素ですが、この映画の要点は『尊厳死』にあると思うので、もう少し後半に時間を割いても良かったかもしれません。 マギーに処置を施す直前のシーンですが、娘から突き返された手紙に凝然と立ちつくすダン、そして処置の前に”モ・クシュラ”の意味を伝えるまでのシークエンスは、抑え気味の演出が却って情感に溢れており上手いと思うんですが、ちょっと直行すぎた感はあります。 もう一つ捻りというか悩む姿を入れても良かったような気がしますが、くどすぎると判断されたのかもしれません。 全体として重くやるせないイメージはあります。 尊厳死に関しては”そうするしか仕方なかった”という『意味づけ』が非常に重要であり繊細な問題点ですが、その意味づけを描く過程がやや強引な印象があります。 重要であるがために『意味づけ』に気を取られすぎたのでしょう。 女子ボクシングという分野を選んだ点が一つ。あちらでは一般的なのでしょうか? 馴染みのない日本ではその奇異さに目を取られて感情移入しにくい面があります。 もう一つはマギーの家族の醜悪さ。もちろん意味づけの大事な要素なのでああいう描き方は外せなかったんでしょうが、少々極端すぎるきらいがあります。 その設定への奇異感・嫌悪感が映画全体の評価に影響する面があるのは痛し痒しといったところでしょうか。 【kazu-chin】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-10-31 17:57:29) |
《改行表示》249.人にはピークがある。ピークが早い人、遅い人。ピークのレベルにも高さや低さがある。この映画とボクシングを通して人生のピークについて考えさせられました。ピークを過ぎた人たちの生きる糧って何でしょうね。フランキーはピークを過ぎた教え子たちのその後の生き様を沢山見てきているんでしょう。だからタイトル戦に出させないのかもしれない。ウィルはタイトルを物にしましたが、彼はその後はどうなんだろう。子供をピアノ教室に連れて行ける時が、最高だったのかもしれません。それも分かりません。本人でも分からないのかなぁ。彼女はフランキーに最高のピークを経験させて貰ってそれで最高だったのでしょうね。モーガンとイーストウッドのジジイ対決も中々なものでしたね。。 【トメ吉】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-10-30 14:56:13) |
248.サクセスストーリーだと思っていたら全く違ってびっくり。正直彼女には成功してもらいたかったが、あの最後もしょうがないと思う。 【茶畑】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-09-19 23:35:37) |
《改行表示》247.《ネタバレ》 重いわりに筋が通っていなくてくだらなかった。 前半のボクシングメインは4点くらいの内容だが、後半にマギー(ヒラリー)の家族が出てきたり、世界チャンピオンへのタイトル戦はグダグダ。 マギーは一人ぼっちで家族が金金金の相当醜い人達なんで、格差がありすぎてイラっとするのは許せる範囲内として、世界チャンピオンが反則当たり前っていうのはどうなのよね。 審判も適当だし・・・所詮女性ボクシングはそんなもんなのかと・・・しかもドイツの選手っていうのも気に入らない。モデルはヒトラーか? そんな最悪なチャンピオンに立ち向かう主人公なのですが、ガツっと勝っちゃえば予定調和とはいえスポーツ映画なんだから丸く収まったのに、トレーナーである厳格なクリントイーストウッドが反則をしろと指示しだすというのは問題ありで、その厳格さがストーリーに絡んで良い感じになってたものが全部ひっくり返っちゃった。 そこからも話は展開するのだが、こうなるとどーでもよくなりました。 |
【Yoshi】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-03-24 23:09:18) |
《改行表示》245.《ネタバレ》 ミリオンダラーベイビー みんなすべての人々にミリオンダラーベイビーがいるんだということを教えてくれました。 さらに、その逆も。 でも現実には、なかなかそのとおりには行かない。 心の中ではいつも求めている。 その存在が、確かであり また、そのとおりであるということを。 フランキーと娘 マギーと父親 デンジャーとスクラップ ボクサーとマネージャー 虐待と愛情 心の中にはいつも不安定で、拠り所の無い自分たちがいて 常に誰かのそばにいないとどうにかなってしまいそうである。 でも、その拠り所の無い人たちはいつもまわりにいる人を大事にする。 ときに、憎み合い、時に愛し合う。 常に隣人が友達なのか敵なのかという状態で生きてきたアングロサクソンは 信仰によってすべてを懺悔し、正当化する。 農耕民族である日本人にはあまり理解できないかも知れないが 近頃の日本も同様な社会現象になってきた。 【seagull】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2008-02-18 14:15:48) |