《改行表示》440.《ネタバレ》 フランシス・コッポラ監督の名声を不動のものにした不朽の名作。 吹き替え版、字幕版と、何度か観たが、やっぱりすごい。 裏切り、駆け引き、家族愛、葛藤、怨恨、報復…。 ギャング映画は数々あれど、ただのドンパチには終わらず、これほど重厚な人間ドラマとして完成されたものは他にない。 一代でマフィアのボスに君臨するようになったドン・コルレオーネ(マーロン・ブランド)。 対立組織の罠にはまって殺害される長男ソニー。 父の跡を継ぐことになることになったのは、マフィアとは無縁の世界で生きていこうとしていた三男マイケル(アル・パチーノ)。 根底に流れるのは、ファミリーを守るという強い思い。 3時間の長尺映画だが、ストーリーにぐいぐい引きつけられて、まったく飽きさせないのは見事。 【飛鳥】さん [ビデオ(吹替)] 10点(2012-12-04 18:41:54) |
439.何度観ても本当によくできた映画だと思う。穴がない。 【枕流】さん [DVD(字幕)] 10点(2012-10-28 17:52:14) |
438.《ネタバレ》 今回で3回目の鑑賞。 何とも言えない緊張感・緊迫感が全てのシーンを支配しており、鑑賞していていつも気が抜けない。常に張り詰めた精神状態なので自宅鑑賞にも関わらずとても疲れた。 出演している俳優陣の重厚且つ緻密な演技、枯れた印象を抱かせる空気感、永遠に忘れ得ぬテーマ曲の旋律 等々、この作品を構成する全ての要素が崇高と言えるまでに高いレベルで融合しており、正に神がかり的な作品と言える。惜しむらくは長すぎるのが唯一の欠点。 映画好きを自認するなら絶対に見ておかなければならない作品の一つ。 【たくわん】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-10-02 11:59:37) |
437.ゴッドファーザーの存在感の大きさが画面を通してひしひしと伝わってくる。それは老い衰えたあとも変わることはない。また、最初甘やかされた末っ子というイメージだったマイケルが裏の世界に足を踏み入れて以降の変化、つまり態度だけでなく顔つきや目つきの変化が際立っており、ある意味恐ろしくさえ感じた。名優たちの迫力の演技を楽しめる映画である反面、ストーリー展開は冗長な感が否めなかった。好み30/50、演出11/15、脚本9/15、演技9/10、技術8/10、合計67/100→7/10点 |
《改行表示》436.《ネタバレ》 まさに「ゴッド」。数ある映画作品の頂点に君臨する「神」のうような映画。 とにかくみろ! 【ideko】さん [映画館(字幕)] 10点(2012-05-05 17:08:45) |
《改行表示》435.《ネタバレ》 重厚な人間ドラマ。 兎に角、マーロン・ブランドの存在感が凄い・・・正に首領(ドン)。 マフィアの世界に興味を示さず、父親ですら跡を継がせたくなかった優等生・三男マイケル(アル・パチーノ)・・・ 最初は弱々しく見えたマイケルが父親(ファミリー)を守ると決意した瞬間からの変貌が凄い。 ラストは、すっかり二代目首領(ドン)になっていた・・・ そして、その姿を何とも言えない表情で見つめる妻が印象深かったです。 彼等のやっていることは褒められることではなく肯定は出来ないが、一貫してファミリーを守る姿には惹かれるものがあった。 【ぐうたらパパ】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-04-17 13:18:05) |
《改行表示》434.《ネタバレ》 (2008年映画メモをもとに作成) やっぱり凄かったです。 パッケージ裏の大家族写真を見たときに「この作品はただもんじゃない」みたいな迫力が漂ってます。 とても濃厚な裏社会の姿がありました。 映画にはずっしりとした重みがあります。 ファーザーの堂々とした存在は神がかり。憧れます。 社会の悪であっても家族や子供に愛情を持って接するとこに感動。 音楽は美しく渋くて素晴らしいです。 重厚な映画の雰囲気は、冒頭から観客の心を物語の中に引き込みます。 全体の雰囲気がとにかく素晴らしいです。 渋くてダークな雰囲気はこれ以上なくカッコいい。 この映画ほどヴィンテージでアダルティーな映画はないです。 カッコよくて品がある。 まさに観るだけでお洒落になる大人のブランドアイテムかもしれません。 男心の“ゴッド”。 映画においてもこの作品の存在はまるで“ファーザー”。ボスのように頂点の偉大さで君臨してます。 料金所は不吉な雰囲気が漂って見事でした。立ち去った後のシュールな印象が残る。 家族がビッグで人数が多く、話も複雑な感じもしましたが、その複雑さが「裏社会」のスケールの大きさのようで、尊さでもあります。 巨大な感じの映画でした。 【ゴシックヘッド】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-03-20 01:52:36) |
433.ようやく観ました。緊張感のあるシーンが続くなか、ファミリーの絆・重さが伝わってきます。 【noji】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-03-15 18:13:52) |
432.《ネタバレ》 もちろん彼らがやっていることには感心しませんが、人間ドラマとしてこれほど真に迫ってくる作品は本当に稀だと思います。映画には発砲シーンが付きもので、ほとんどの作品ではエンタテイメントの要素ですが、本作の銃弾は重さが違う。撃たれたら本当に死にますね。この作品が醸し出す空気がそのように見せていることは明らかです。イタリア系マフィアの起源には詳しくないのですが、移民として自分たちの家族を守ることに端を発した組織なのでしょう。だからなのか、組織も家族と同様に「ファミリー」と呼称するところが啓示的です。老いて行く棟梁、やる気は充分だったが直情型で資質が伴わなかった長男、そして堅気として登場し、次第に自らの才能に目覚めて行く弟。この3人の対置がストーリーの流れを作り、同時に大河的な趣きを形成します。特にアル・パチーノ=マイケルの変貌には目を瞠りました。病院で無防備な父を守った初仕事で、おどおどしながら非凡な判断力を見せる。次はいきなり敵対マフィアの暗殺という大仕事。シチリアに逃亡して現地の娘と結婚するが、ニューヨークの抗争が飛び火して妻を失う。マイケルの変化を決定づけたのは、敵対マフィアの暗殺では無く、最初の妻の爆死だったと思う。大切なものを失わない為には何をすべきか。それが彼の行動原理になりました。多くのフィクションでマフィアの抗争劇は観てきました。その抗争のほとんどは権勢や金銭欲が動機になっていましたが、本作からは不思議とその匂いがしません。その代わりに、家族=「ファミリー」を守るという動機を強烈に感じます。それが製作から40年を経ても、この作品が特別な場所にいる理由だと思います。家族を守るのは父親=ファーザーの勤め。改めて「ゴッドファーザー」というタイトルの重みに思い至りました。30年ぶりの鑑賞でしたが、やはりこれには傑作という言葉がふさわしい。日本の同業者たちも昔は「○○一家」でしたが、そんな呼び方しなくなりました。 【アンドレ・タカシ】さん [映画館(字幕)] 10点(2012-01-02 04:11:02) (良:1票) |
《改行表示》431.《ネタバレ》 傑作ですよね、やっぱり。映画素人のわたしが観ても充分凄いのがわかります。 長尺も忘れちゃうほど見入っちゃうし、何度でも観たくなる魅力があります。 ホントは満点評価でもいいところですが、唯一、やっぱやーさんはよくない!って子供じみた1点減点で9点献上! 【ろにまさ】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2011-12-20 23:24:01) |
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《改行表示》430.言わずと知れたギャング映画の金字塔。 とはいえ単なるマフィアの抗争劇ではなく、壮大な人間ドラマとして傑出した作品である。 冒頭の華やかな結婚式でうっとりし、馬の頭にたじろぎ、レストランの殺戮劇で脂汗を流し、逃避行中のパチーノのロマンスに酔うという贅沢さと、3時間の長尺を感じさせない鮮烈なカッコよさ。 そりゃあ暴走族もホーンを鳴らしたくなるっつう。 これをコッポラは弱冠31歳で撮ったのかと思うと脱力してしまう。 【poppo】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-10-03 00:18:23) |
《改行表示》429.《ネタバレ》 マフィアものを真面目に観たのが初めてだったものでマフィアのルールというのがよく分かりませんでした。なので登場人物が挑発的な言動を取ったり、言い争いをしたり、護衛もつけずに一人で出歩いてるのを見る度に撃ち合いが始まるんじゃないかと思ってハラハラしました(心配せずとももれなくハチの巣にされてたけど)。緊張感がハンパない。終始ピリピリした空気が漂っている上になんか妙にテンポがいいので、3時間という長さがウソに思えるほど集中を切らさず観ることができました。飽きさせない、っていう点では凄いものを持ってる映画だと思います。 難点は淡々としすぎていること。人によって感じ方は違うと思うけど、私は山らしい山のないストーリーだったと感じました。スタッフロール流れたときにまず思ったのが「あれ?終わり?」だったし。思うにこの映画は続編をすべて観ることで完成するタイプの映画なんじゃなかろうか。Ⅱ、Ⅲを観る予定はない、あってもずっと先のことになると思うのでなんともいえませんが、単体としては評判ほどいい映画だとは思いませんでした。 【池田屋DIY】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-08-30 20:49:23) |
《改行表示》428.《ネタバレ》 名前だけはさんざん聞いていながらなかなか見れていなくて、やっと鑑賞。うむ、なるほど、こういう映画なのか。確かに三時間の尺に見合う重厚さ。諸々のシーンは一つずつもう少し短くしていけるんだろうなぁと思いつつ(特に最初の結婚式と途中の海外逃避行のところ)も飽きずに見られた。 ■「マフィアもの」でイメージしていたような派手なシーンはあるけどそんなに多いわけではなくそこがメインでもない。人間関係の微妙な動きやずれが本作のメインであろう。じりじりとした人間関係、対立は起きていても表面上はそうでないようにふるまう。そして突然起こる殺人。一瞬でそれは終わり、再び何事もなかったかのように時間は進んでいく。 ■ただ、マイケルの変化が「変化していく」というよりも突然切り替わるという感じが強かったのが残念。具体的には、清廉潔白な生き方から復習を遂行するまでがまず最初のステップ、次にファミリーと距離を置いて生きるはずのところから、ファミリーのボスになるところがもう一つのステップ、そして汚い方法は使わないはずのところから血にまみれた方法を平気で使っていくようになるまでが最後のステップ。このステップの間にはいろいろな心境変化があるはずなのだが、そこはあまり見えてこず、いきなりマイケルが変化してしまうかのような描き方はせっかくの長さを生かせてない印象で残念なところだった。 【θ】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-08-28 00:25:05) |
《改行表示》427.ストーリー、演出、映像、音楽と、バランスよく完成度の高い作品。 ファミリーの人間関係をじっくりと見せてくれるお話の流れは秀逸で、 キャスティングに関しても、マーロン・ブランドの存在感はもちろんのこと、 アル・パチーノがこんなに素晴らしい役者だとは思っていなかった。 昔の映画なので映像はやや暗めだが、非常に凝ったインパクトのあるシーンが多い。 感覚的に芸術性が高いとも思わせる映画である。 コッポラはこの作品の監督を引き受けたとき、コーヒー1杯分の金も払えなかったらしいが、 ホンマかいな? 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-08-04 10:55:06) |
426.みんなここからビッグスターになってったんだよな |
《改行表示》425.抗争なのに高貴 惨劇なれど静謐。 数多の類似作品が追いつこうとしていまだかなわぬマフィア映画の最高峰。 【tottoko】さん [DVD(字幕)] 10点(2011-07-04 11:53:26) (良:1票) |
424.面白いというより渋い映画ですね。アルパチーノの名演とさりげないラストが良かったです。 【アフロ】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-06-16 16:02:16) |
423.アルパチーノの祖父が本当にイタリアのコルチオーネ村生まれだそうですね。ご縁がありますね 【HRM36】さん [地上波(吹替)] 8点(2011-06-06 14:09:50) |
422.マフィアを題材にした映画だが、着目すべきは抗争や殺戮よりも、人間同士の繋がりを中心に描いているというところではないだろうか。こういう裏社会の人ってのは、どこの国でも義理人情の世界なんだなぁと実感。かなり引き込まれる作品だった。でもルカはすげー迫力なのに簡単に死にすぎでただのザコみたいになってたのが残念だった。 【Fukky】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-06-01 03:29:45) |
《改行表示》421.一枚一枚どこをキャプチャしても絵になる美しさ。素晴らしい本、演出、演技、世界、パート2も含めどれをとっても最高峰。登場人物も雑多ながら、一人ひとりの情念がすごく汲み取れる。 公開から45年経つというのに、なかなか超える映画がでないのはなぜなんだろう。TVプログラム含め、あらゆる意味でドラマタイズドコンテンツはこの時代から進化していない気がする。ひとつの頂点。 【460】さん [DVD(字幕)] 10点(2011-04-30 17:02:56) |