4.《ネタバレ》 ターミネーター2の続編として、ほぼ完璧な映画。
28年という時間の隔たりを一切感じなかった、そこがまず素晴らしい!
今回は、T2を現在のものとして再認識する為の、後日譚と追体験を兼ねた物語ですね。
相変わらず映像技術で見せるアクションの連続には驚かされるし
何よりも、来るべき未来の設定に大ナタを振るった事がいい。
(それを残念に思う方もおられるでしょうが、)
周知の未来という過去の縛りから解放された点こそ、大英断だったと思います。
矛盾と思える設定も、解釈次第で成立すると思います。例えば
なぜ、審判の日が回避されたにも関わらず未だにT-800が○○されて来るのか?
という疑問は、T2のラストより前のタイミング(T1とT2の間)で既に
スカイネットが何体ものT-800を到着時間に差をつけて○○していたら解消されますから。
T2で、コナー親子とT-800の行動で《審判の日》が回避されましたが
人類は変わらず同じ事を繰り返す。
T2の様にテクノロジーが人類を破滅させると掲示する文学や映画が何度作られても
人類のテクノロジー依存は、加速する一方で人の能力低下には目を向けない。
今、シリーズの続編を作るなら、テーマ自体も本質的には繰り返しになる。
それが『ターミネーター』という物語のテーマだからです。
だから尚更、次作part.4におけるストーリー展開こそキャメロンの本領が問われるところ
それはもう期待せずにはいられません!!