77.《ネタバレ》 僕ももういい年なんで、さすがにグロとか悪趣味とか飽きてきたかな、などと最近は思っていたのですが、この作品を見てみると、いかに自分がそういった悪趣味やグロといったものを、このようなB級ホラーに無性に求めているのかが分かりました。
B級ホラーとはいっても、これはA級ゾンビホラー(そんなものはない)なんですよね?採点を見る限りではA級な評価だったんで、面白いゾンビ映画との位置づけで、、、。
コレは面白かったですよ。
なんだか平凡な日常からゾンビ地獄になるまでが。ショーンさん全然気がつかないんだもん。
ニュースとか情報が入ってくるだろうし、買い物行きゃ気づくだろうに、なんてボケた自分でさえ思ってしまいます。
そういうところでショーンの無関心と無気力さが伝わってきそうで面白いです。
無関心で無気力だったら人間もゾンビとさほど変わりません、、、てことですか。
仕事の部下のナめきった態度、、、あれはもうゾンビですね。
ロメロのゾンビほど人間の愚かさを突きつけられるわけでもなく、
ドロ~ンとした重さや、乾いた空虚感も無いので、楽しく見れます。
最後に二人でゲームをする絵、、、あれがなかなかいい。グロいけど実はほんわか。
自分もああいう友人をみつけたい。
いや、ゾンビと付き合いたいってワケではないですが。
プチ感動あり、ずれたお笑いあり、なかなか面白かったです。
今年のDVD鑑賞1発目にはちょうど良かったです。