286.《ネタバレ》 かつてここまで真面目に作りこまれたアメコミ映画は観たことが無い。今までのアメコミのような「映像ありき」でもなく、「派手さありき」でもなく、アメコミと言う題材を最高のリアルさで描いてくれました。これは本当にリアル!!現実的すぎて、アメコミなのに重く余韻を残す作品でした。 バットマンとして超法規的に悪を懲らしめるために毎夜ゴッサムシティを駆け巡るブルース・ウェイン(=クリスチャン・ベイルさん)。バットマンとは対照的に顔を出す英雄検事、「ホワイト・ナイト」としてゴッサム・シティの治安を守るハービー・デント。そんな二人に反発するかのように「混沌と平等」をテーマに次々と街にテロを仕掛けるジョーカー(=ヒース・レジャーさん)。そしてそれらのヒーローやヒールに翻弄される市民達・・・。 それ以外にも語りたいキャストはたくさんいますが(マギー・ギレンホールさんとかゲイリー・オールドマンさんとか)語りつくせない。 この映画が妙にリアルなのは、テロリスト役のジョーカーが他のアメコミ映画みたいに超能力など無く現実にありそうなテロリズムに及ぶからではないでしょうか。これがレーザー吐いたり透明になったりとかになったら、たぶんここまでインパクトのあるものにはならなかったでしょう。 そんなジョーカーの思想は「混沌においてはみな平等である」。確かにそうかもしれないが、残念ながら世の中にはルールがあり先進国はみな法治国家である。ジョーカーがどんな高尚な思想を持っていたとしても、それらを侵す権利は無く、無秩序な暴力でしかありません。また彼は病院でハービーと話しながら、自分以外の人間のことを「自分だけの小さな世界で物事をコントロールしようとするちっぽけな人間」と評してますが、ラストで二隻の船を操ろうとしたジョーカーもそういう意味では「ちっぽけな人間」。結局何かを自分の思うように変えたくて色んな手段に出るんだろうし、とどのつまり人間はちっぽけと言うことなのでは。そういったジョーカーの思い上がりに-1点。 しかし決して特別な人間などいないと言う、当たり前のことを皮肉にもアメコミ映画に教えられました。素晴らしかったです。 【TANTO】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-02-19 15:53:15) (良:1票) |
285.磨き考え抜かれた脚本、それを体現する俳優陣、圧倒的な映像に纏め上げた監督。 決して万人に受ける映画ではない(と思う)し、軽々しく他人に面白いから見て!と言える映画でもない。 笑うところは一切ないし、話も重い、ひたすらバットマンVSジョーカーの互いの信念に基づく対決?ゲーム?が描かれる。 初めて映画館で見たときは、ひどく疲れると同時に、言いようの無い映画というものの凄さを感じた。 今までに見た映画では得たことの無い感覚。上手く表現出来ないが、何かしら見た人を魅了する力がある映画だと思う。 それにしても「ジョーカー」・・・戯者、道化師、最後の切札、役柄に合った素晴らしい名前です。 【Luckyo】さん [映画館(字幕)] 10点(2010-01-08 01:16:42) (良:1票) |
284.冗長すぎる、という点で前作「ビギンズ」の方が上手くまとまっていたと思う。それを除けば全ての面で文句無し。ハリウッドも本気を出せばここまで美しく、緻密で、職人芸という言葉すら陳腐に聞えるほど徹底的に練りこまれた映画が作れるのだなと脱帽した。娯楽的な面白さや悲劇的なお涙頂戴ものなど、何かひとつふたつの要素で簡単に感動を誘う作品が(映画に限らず国境を問わず)溢れまくりの昨今の中で、「質の高さ」という、作りにくく手間がかかり伝わりにくい部分を訴求するこのシリーズはそれだけで評価できるし、それでかつ面白いのだから手のつけようが無い。「こんな作品を産んでくれてありがとう」と作り手に感謝してしまう実に稀有な、本当に稀有な作品。あと、ジマー&ハワードコンビの楽曲が死ぬほどカッコ良すぎてどうしようもない。冗長という部分で9.9点を付けたいのだが、小数点以下は無いので四捨五入で10点。 【DeVante】さん [DVD(字幕)] 10点(2009-08-25 06:15:15) (良:1票) |
283.《ネタバレ》 すいません、レビュー書き直します。1度目、あまりに集中し過ぎて元日に熱でダウンしました(親にはジョーカーの仕業だと言われましたが・・・)。そのせいで正当なレビューが書けておらず、納得できなかったのでもう1度。 初見時には、過去のティム・バートンのバットマンシリーズとの違いこそ分かっていても「バットマンビギンズ」との違いにも戸惑い、重厚だけど盛り上がりに欠けるという短絡的な感想で6点とか付けてしまってました。でもこれはとてもそんなもんじゃないですね。 徹底した悪は、正義がいるからこそ悪になれる。正義の味方の中でも公に表れて人々を引っ張る検事ハービー・デントのような白騎士もいれば、そうではなく私刑執行人のようなダークヒーロー、黒騎士バットマンも存在する。しかしジョーカーはこの2人に様々な矛盾をぶつけ、苦しめ、精神的にもどんどん追い詰めてゆく。容赦がない事に理由が無い、これぞまさに最狂、最凶なんですね。 話は少し違いますが「ドラゴンクエストダイの大冒険」という漫画で、それまで人間を助けてきた勇者ダイがある日街中でドラゴン数匹を圧倒的強さで倒した時、手を差し伸べた少女に「お兄ちゃん怖い・・・」と言われてしまうんです。あまりに人間離れした強さに、助けてもらった事を忘れて不気味さや恐怖を感じる。そこを敵に突かれたダイはその後、自分が勇者を続ける意味に悩み始めます。ふとそれを思い出してしまいました。 登場人物も皆素晴らしい演技。チャンベールやヒース・レジャー、ゲイリー・オールドマンはもとより、アーロン・エッカートが恋人を失ってからトゥーフェイスになるプロセスが秀逸。地鳴りでも聴こえてきそうな怒りが凄かった。なるほど人間は本当に弱いもので、心の柱1つ折れると簡単に転がり落ちるのだと痛感。 アクションを期待する映画でもない。暗いしハッピーエンドを期待する映画でもない。それでもこれほど多くのファンから大喝采を浴びた要因の1つは、やはり人間の危うさや葛藤、心の中に眠る危険な欲望をジョーカーに見透かされているからではないだろうか?本作のバットマンの葛藤は、観客の心をも映し出す「鏡」なのかもしれないですね。1度の鑑賞でなんとなくレビューするだけでは惜しい作品かもしれません。傑作でしょう。 【まさかずきゅーぶりっく】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-01-04 00:10:50) (良:1票) |
282.《ネタバレ》 観終わった後、何とも言えない不快な後味がずっと残るのだが同時に面白かったと本当に思える不思議な作品。観ていけば行くほど、不満はジョーカーではなく全てバットマンの方にいく。改めてこのシリーズに出てくるヒーローや怪人は単なる”人間”だという事。もっと言うとコスプレマニアの危ないオッサンである。その人間の心理を付いたストーリー展開が実に面白い。ジョーカーの最終目的は、どう考えてもバットマンに殺され其の事によって悪の道に踏み込ませる事。それに殺せないバットマンという図式であるが、ジョーカーを生かしておいたおかげで新たな犠牲者が増え続けるという悪循環に陥る。この世には殺すしか無いという人間がいる、バットマンは所詮殺人罪で捕まりたくないだけにしか見えない。警察内部も汚染されているのだから、捕まえても無駄という学習能力も無い。市民が爆弾のボタンを押さなかったのは、自分の方が爆発するかも?と疑っただけだと思う。ジョーカーの性格を知っていなければ、そんな事ないのだが。アクションに関して言えば、終盤盛り上がらなかった事は残念であるが、中盤のお化けタイヤのバイクで久々に爽快感のあるシーンが見れて良かった。前作とはヒロインが違うし美人じゃないので、何の思い入れも無く死んでも何とも思わなかった。「スパイダーマン」のヒロインといい何故この程度の顔で選ばれるのか不思議でたまらない。 【まさサイトー】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-12-30 07:27:59) (良:1票) |
281.アメリカでは映画史上2位の興収をあげた作品。でもここ日本じゃ今年の20位にも入らなかったコケぶり。 内容は意外に退屈。2時間半そのままに長く感じられる印象。 ヒース・レジャーの狂気の演技は圧巻だけど、正直彼の存在以外に見どころはあまりない。 善と悪を提示したストーリーは大げさ。そもそもジョーカー1人の悪事でこんな混乱起こせないだろう。 【テツコ】さん [DVD(字幕)] 4点(2008-12-24 21:41:54) (良:1票) |
280.《ネタバレ》 根暗で幻想的な雰囲気ながら、どこか軽くてダラダラしてチンマリしていた従来のバットマンの(個人的な)イメージとはいい意味で別物。前作のビギンズでさえも退屈してしまったぐらいなんですが、今回は2時間半全編に渡って豪華でド派手なアクションが繰り広げられ、同時進行する幾つかの場面が抜群のテンポで進行され、集中力が全く途切れないS級エンターテイメントになっていました。 それでいて、万人受けするとは言い難い暗いストーリーはなかなかエグくて深いのが旨味。 バットマンってこんなに強かったっけ?こんなにハイテクで大富豪だったっけ?町並みや町の人はあんなに汚かったっけ?ヒロインはあんなにMJ(某クモ男のヒロイン)みたいなビッチだったっけ?などと元々のバットマンを思い出したりしながら観ていたのがもったいなかったので、独立した作品として改めてまた見ようと思います。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-12-22 00:29:10) (良:1票) |
279.こんなヒーロー映画を今まで観たことがない。明らかに、今までのバットマン作品とは違う。 とにかく約2時間半、もの凄く濃い。 正義と悪、どっちが善人で悪人なのか、、そんなものが通用しない世界観でした。 そしてジョーカーは想像以上に素晴らしかった。ジョーカーが画面に映し出された途端、一気に空気が変わる。悪のカリスマとでも言うんでしょうか、、、。とにかくジョーカーに魅了されっぱなしでした。 あとタイトルに、バットマンという名を加えてないのも好感が持てました。まさに映画はダークナイトでした! 【抹茶御膳】さん [DVD(字幕)] 10点(2008-12-12 16:23:11) (良:1票) |
278.こんな長時間かつ、ダークな内容の映画を一流のエンターテイメントに出来るのはハリウッドを見渡しても、このクリストファー・ノーランだけでしょうね。バットマンのあるべき本当の姿を描いてくれた気がします。あとグイグイ引き込まれずにいられないストーリー、役者の賞賛の言葉しか出ない演技、緊迫感を増幅させる音楽・・・すべてにおいて超一流であり、無駄が無い。まさに完璧な作品。そして、この映画を語る時に絶対に欠かすことの出来ないヒース・レジャーの存在。ジャック・ニコルソンを超えたジョーカーとしてのハマリ度、表情で感情の全てを物語る所など、彼なしでは本作はありえなかっただろう(出てなかったらB級作品になったかも)。これが遺作というのは確かに悲しいが、役者人生を最高の形で全うしたんじゃないかなと思う。彼は死んでしまったが、スクリーンの中で彼は生き続け、そして輝き続けることだろう。 【ピルグリム】さん [映画館(字幕)] 9点(2008-10-18 18:52:08) (良:1票) |
277.いやあ、もうね、ジョーカーがかっこよすぎるんです。ありえんくらい。 ヒースレジャーはもともとパトリオットをみて「かっこいいなあ」と思ってて、好きな俳優でした。でも彼がブロークバックマウンテンにでたころから「他の俳優と違う役をけっこう選ぶ人なのかな」って思ってて。ただの顔のいい俳優から、脱皮しようとしてたのかな。んで、このダークナイトです。もう完全に憑依してたよ、ジョーカーに。いつもの笑顔がかわいいヒースがいないもん。声も全然違う。ナース服なんか着ちゃってるし。 でもヒースなんだよ。ほんとね、よくわかんないけどほかの俳優とは纏う空気が違ってる。ほんっとにいい映画でした。ありがとうヒース。もう見れないっておもうと涙がでます。わたし、あなたとなら悪に染まって生き延びますよ、ええ。英雄として死にたくなんかないよ! 【ギニュー隊長★】さん [映画館(字幕)] 10点(2008-09-23 23:43:39) (笑:1票) |
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276.山場山場のオンパレードで飽きさせない作りに圧巻。一級品の作品に仕上がっていると思う。ただ、アクション映画として心躍るシーンはいくつかあったが、自分にとっては心を揺さぶられるほどの作品ではなかった。やはりこの作品のテーマである、ヒーロー云々善悪云々という話に全く興味が持てなかったのが要因だろう。はっきり言って薄っぺらい。しかし役者陣の力には素直に拍手を送りたい。特にヒース・レジャーは完全にジョーカーになりきっていて、彼を観に行ったはずが、そこにヒースの姿は全く無かった。一挙手一投足見逃すまいと、貪るように彼の動きを観ていた自分。本当に素晴らしい俳優を亡くしました。 【ピカレスク。】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-09-23 18:59:26) (良:1票) |
275.身体的特殊能力を持つスカッと爽やかなノー天気ヒーロー物とは一線を置く、 自ら望んでアンチヒーローを目指す富豪の苦悩を描いた作品。 孤高の存在であるはずのヒーローが実社会の中で苦悩する姿は、 往々にしてその特殊能力ゆえの悩みであり、 一般人からは理解しがたい陳腐な悩みのようにも見え、 ヒーローの苦悩を中心テーマにした作品は惨憺たる結果を招く事が多い気がする。 しかし今作品はヒーローが何故に悪と戦い、悪は何故に世界征服を企むのか?という 地雷ともいうべきヒーロー作品の原点であるテーマに果敢に挑み、 表裏一体ともいえる正義と悪の狭間の迷路を見事に描いた作品だといえる。 しかも世間がヒーローだと思い込んでいるバットマンを、 本来の姿であるアンチヒーローとして蘇らせてくれた。 今作品のすべての関係者に最大限の賛辞を贈りたい。 【はいぷ】さん [映画館(字幕)] 10点(2008-09-05 10:29:26) (良:1票) |
274.新シリーズと旧4作との平均点を比べてみると、新シリーズのほうが高い。特にダークナイトは私がレビューする時点で平均8点を超えている。アメリカ映画のヒーローものと言えば、「くだらなさ」が必ずあった。ストーリーは無いに等しかった。しかし近年はスパイダーマンを始め、ほぼ全てのヒーローが人間味溢れ、そして苦悩する。点数を付ける側としてはこういう映画のほうが高得点を付けやすいし、日本人にも合っているのかもしれないが、確実に言えることが1つある。アメリカのヒーローが自分の弱味をさらけ出してきた。 そして最後にジョーカーという難役を全身全霊で演じ切ったヒース・レジャーに心から哀悼の意を表したい。 【あるまーぬ】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-09-04 18:53:43) (良:1票) |
【Yoshi】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-08-26 07:14:25) (良:1票) |
272.《ネタバレ》 10点でないのは期待が大きすぎたから。最後のフェリーのエピソードの完成度がいまいちであったことと(時間との勝負のはずなのに投票したりして呑気なんだよね)、バットマンが犬にやられていたのが非常に不可解であったことなどもある(なんで?一撃でしょ)。また、どちらを助けるかのシーンでは逆の住所を教えるところまではいいが、どちらかしか助からないという必然性を見出せない(バットマンのほうが速いから?それを計算して?)。さらに、ジョーカーが警察署から脱走するところでも人質にされた警官があまりにも無防備なのと(尋問室に入るな!明らかに危険だから!)、逮捕が計画されたものだとするには(あの中国人実業家を連れ去るために)あまりにも偶然性に頼りすぎている。くらいかな、、不満、不明点は。後は確かに歴史に残るような完成度でしたね。 P.S. 彼はトゥーフェースというキャラクターになったんですね。あの変化に少し違和感を感じていたんですが知っていれば納得ということですね。 P.P.S. 中盤からバットマンがみせるKnight精神が新鮮でしたね。そして最後も罪をかぶり街を思う。このヒロイズムにアメリカは熱狂したんでしょうね。このような種類の映画が日本からも出てこないかな。。 【ハル】さん [映画館(字幕)] 9点(2008-08-24 14:38:30) (良:1票) |
271.《ネタバレ》 一言で言って、すんごい重厚な作品。 アクション映画なのに、アクション性を自重した抑制ある演出は凄い決断。 ドラマも冗長な感じはまったく無く、いやはや良くぞここまでと言う完成度。 ギター侍似のヘッポコマフィアを中国から拉致るブルース様の圧倒的な資本力と行動力は出来る男の鏡。まるでこち亀の中川みたいな破天荒な金使いの荒さは観ていて気持ちがいい。 ぜひお友達になりたいです。 【シロちゃん】さん [映画館(字幕)] 10点(2008-08-21 09:40:46) (良:1票) |
270.おしっこに行くタイミングがないくらいのめりこんだ 【くまさん】さん [映画館(字幕)] 9点(2008-08-20 02:21:44) (笑:1票) |
269.《ネタバレ》 「ビギンズ」は観てませんが、「ダークナイト」観てきました。 バットマンの格闘シーンや、バイクシーンも良かったですが、 やはり印象に残ったのは悪役のジョーカー。ただのサイコ野郎と思いきや、 用意周到の切れ者で、混乱のみを求めるとてつもない悪役っぷりを観せて頂きました。 またあの中途半端なメイクが異常っぷりを際立たせている感じがしました。 ヒースレジャーの怪演が観れなくなると思うと悲しくなりますね・・・。 ストーリーは単純なヒーローものの話しではなく、考えさせられえるところもあり、 深い物語だったと思われます。 あとは個人的にバットマンがガン=カタをやりださないか心配になりました(^^;) 【とむ】さん [映画館(字幕)] 10点(2008-08-19 00:54:11) (良:1票) |
268.《ネタバレ》 バットマンがあそこまで普通の人間になってしまうと、別に「バットマン」でなくても いい感じ。観客はある程度人間離れしたヒロイックなアクションを求めているわけで、 これじゃ、超大金持ちで格闘家の普通の人間を主人公にしてもいいんじゃない? どちらかというと、人間の心理を巧みに操るジョーカーの方がよっぽどひーろーだと 思う。あと、この作品、女性の描き方がひどく、全然魅力的なヒトが出てこない。 レイチェルも2人で取り合うような女かね?全編通してストーリーが非常に暗く、最終的 なカタルシスも無し。単純なアクション映画を期待していたのにな。でも、バットポッド の登場シーンは燃えた。タイヤの太さの理由が良く分かった。 【しぇんみん】さん [映画館(字幕)] 6点(2008-08-18 23:21:07) (良:1票) |
267.《ネタバレ》 ジョーカーの思惑通り、リースを殺そうと暴走する市民。スイッチを押すことを主張し、投票までしながら、結局は怖気づいて何もしない市民。 そこには頻繁に、また気安く描かれる善や良心といったものは存在しませんが、怖気づくという選択が、両者の間に決定的な差異をもたらしている事は見逃してはならないと思います。 ジョーカーが手招きをして誘い入れようとする虚無主義に陥ることなく、時には楽観的であることが重要であり、怖気づくことさえ忘れなければ、ゴッサムを救うことは出来る。そんな風にバットマンも信じているのではないかと感じます。 【njld】さん [映画館(字幕)] 10点(2008-08-12 21:30:45) (良:1票) |