21.《ネタバレ》 多くを語らないクールでニヒルなドライバー。寡黙さに秘めた凶暴性、優男イメージのライアン・ゴズリングが影のある難役を意外と好演していたと思います。残虐なバイオレンスと静かな間合い、その対比が絶妙でした。映画館で観たかった良作です。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-11-17 00:59:45) |
20.オープニングの印象から「タクシー」みたいな映画かと思ったら、良い意味で裏切られた。 暴力的なシーンと一見合っていないBGMが印象的だった。 今一だったのは、一見普通の兄ちゃんのような主人公が凄腕の殺し屋顔負けの働きをするのに、揉める相手がど素人のようなマフィア崩れではバランスが悪すぎだろう。主人公の兄ちゃんは、特殊部隊にでもいたのだろうか? なぞだ・・・ 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-10-31 23:41:57) |
19.演出が主人公以上にキレキレ。もうおぞましいほどに恰好よい。だからこそ、倒すべき敵がどうにも強く見えないのが残念すぎる!!本当に惜しい作品。 【j-hitch】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-10-17 15:01:17) |
18.今のところ今年見た映画で最も人に薦めたくなる一本。 音楽が素晴らしく初めて映画のサントラを買った。 |
17.《ネタバレ》 タイトルからして、ウォルター・ヒル監督の『ザ・ドライバー』を思い起こさせるが、後半はタランティーノもビックリのウルトラ・バイオレンスが待ち受けている。正直言ってあんなスプラッター描写は不要だと思う(いきなりショットガンで脳天を吹き飛ばしたり、スイカでも割るように殺し屋の頭を蹴り潰したり…)。ライアン・ゴズリング扮する主人公がそもそもそんな修羅場をくぐってきたようにも見えない上、敵となるヤクザも数人しかいない。最後のボスはひとりで金を受け取りに来て、自分は殺されないとでも本気で思っていたのか?映像はスタイリッシュで美しい。 【フライボーイ】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-09-30 10:01:49) |
16.《ネタバレ》 頭部ぐっちゃん!なシーンも2回(?)あったが あんなの不要だと思うが・・・。 雰囲気は悪くない。 話がイマイチかなー。 でもこの映画が好きな人が多いのはなんかわかります。 【虎王】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-09-20 19:03:33) |
15.《ネタバレ》 静寂の逃走劇のオープニングはやたらカッコイイものの、序盤は人妻といちゃいちゃしたりしていて、退屈かも・・・と思ってたんだけど、突如ビクンッ!となっちゃうぐらい激しい銃声が鳴り響いてからは、バイオレンス一直線。ゴズりんがピュアすぎて、刑事物語の武田鉄也に見えてきちゃいました。面白かった!! 【すべから】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-07-17 23:38:58) |
14.ストーリーは至ってふつうなのに、違和感がある。ストーリーそのものではなく、何か違うものをこの映画はみせようとしているが、これがよくわからない。主人公の能面のような顔とサイケデリックな音楽が一つの要因であることはわかるが、この不思議な感覚はこれまでのクライムサスペンスと明らかに一線を画す。このタイトルで誰もが想起する「タクシードライバー」との違いは明らかだろう。ニーノへの復讐の場面での壮大な音楽と疾走する車は神々しいほど美しかった。 【Balrog】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-07-03 11:10:42) |
【枕流】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-07-02 20:32:04) |
12.《ネタバレ》 一言で言ってしまうと陳腐だと思います、ストーリーに関しては。偶然に偶然が重なり人妻と親密になっていく前半部は特に都合の良いシーンの連続。しかも中盤から人妻の夫が罠に掛けられ殺されて、一連のマフィアの裏金事件に主人公が巻き込まれていく展開は何の意外性も無い。こんな言い方すると怒られると思いますが80年代の安物マフィア映画みたいだと感じます。主人公はどんどん報復に報復を重ね、死体の山が増えていく。しかしそこで往年のマフィア映画でありがちな復讐の連鎖が最後はかけがえのないものまで奪っていく様な展開にはなりません。そして最後に敵のトップを殺したら万事解決となりましたって、どう考えてもストーリーは陳腐です。しかし見ている間は非常に面白かった。何故かと言うと画面に映っているモノに只々目を奪われてしまったからです。オープニングから度々登場する夜の闇と同化したビル群、一転人妻とドライブをしている最中の夕陽(ラストの夕陽も同様に素晴らしい)、そして強烈な暴力描写の数々など目を釘付けにされるカットばかりでした。監督の意図はインタビュー等を読んでいないので解りませんが、ストーリー性を排して「俺はこんな映像を観客に見せたい」という気概でこの映画が製作されたならば、私はその意図に完全に合った観客だったんだと強く感じます。今も各シーンだけ取り出して観たい位だ。 【民朗】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-06-03 16:07:37) |
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11.登場人物の個性的なキャラクター・チープ感漂う80年代風の音楽・尖りまくったセンス抜群の演出がうまくマッチしていて奇跡的な世界観を作り出している。 しかし起承転結で言うところの「起」と「結」をカットして中盤の「承・転」のみを見せられたようで、結局主人公が何者かよくわからないし、ラストもモヤモヤが残る。 【eureka】さん [試写会(字幕)] 7点(2012-05-04 15:59:26) |
10.《ネタバレ》 うーん!4点つけたが、4でも5でも勝手にせえ!という感じかな。最初はイインですよ!(カビラ風)すげえイイ感じで始まるし、進んでゆく。でもね、だんだん怪しくなってくる。はなしがつまらん?というかわからん?というか?その中間というか。なんか途中で脚本家と監督が変わってしまったのかというか?だんだん”シベ超”盆踊り”が憑依してきたというか(それは言い過ぎ。)作品のオープニングあたりで、才能の120%を費やしてしまったのか?過激な暴力シーンが不釣り合いというか。 最後、主人公が死ぬのか生きるのかわからなく終わらせるあたり。手法がちがうよ。というか、場違い、というか、ねらってるのか、ねらってないのか、、、(なにを?) 【男ザンパノ】さん [映画館(字幕)] 4点(2012-05-03 20:09:56) |
9.出てくる奴の誰にもシンパシーを感じない。無駄な間が長過ぎる。4倍速でみると丁度良い。 【幸志】さん [インターネット(字幕)] 0点(2012-04-20 05:07:43) |
8.《ネタバレ》 冒頭から、どこの国の音楽かわからないがそれとなくキャッチーで若干ダサイ匂いのする音楽が多用され、雲行きに若干の不安を抱きましたがそれを一転させる静けさにグッと集中力が高まり緊張感が全身を包みました。音のON / OFFによる意識的な聴覚への刺激が生む、視覚の集中。冒頭でこの作品の、あるいは監督のやらんとしていることが明解で「ON / OFF」の切り替えによる効力を存分に発揮させた作りになっており、監督の作家性とすごくマッチしていたように想います。また、主人公の過去どころか名前すら明かされないこの物語が何を観客に投げかけているかと言えば、観客の想像力を信じているということです。大まかな人物像を描き、その他は説明はしないことによって観客は無意識に彼のバックグラウンドをおのおので想像するのです。このライアン・ゴズリング氏、序盤のポーカーフェイスはようするに理性、冷静さの作られた彼の表情であってそれがアイリーンを愛してしまった事で強固であった筈の理性が徐々に崩壊し出します。壊れかけの彼の心情は「説明」ではなく「画」の中の行為、それを象徴させる「何か」で表現されているのがラジエターを直すシーン。手元だけを照らす照明、顔は暗部。後ろに流れる音楽がその手元を狂わす。壊れているのは彼の心であり、車の心臓部ともいえるラジエター。正常に戻す為、また走り出す為、あるいは理性をそこに維持する為。メタファーが心を抉るようにその切ない心理がヒリヒリと胸に滲みる。そして狂い出したラジエター。理性とは。今日の文明社会ではやっていいこと、だめなことが山ほどあってそれをモラルとか道徳観とか法律とかマナーとか、そういった社会の一人として波風立てず生活する為に“破壊の本能”を押さえる自己制御の意識。その意識の強かったのは、本能が人一番強い彼がいたからだろう。彼自身が最も彼をわかっている、それが観れば観るほどよくわかるからこそ、その崩壊のカタルシスとアンビバレントに押し寄せる切なさに胸が苦しくなる。相手を求めれば求めるほどに比例して、喪失を予感させ、その一連が終わった瞬間、このシーンの全てが暴力であり、愛である事を強く感じました。ラストシーンも同じで、生きているかも知れないし、すぐに死ぬかもしれないが、その先を観客が想像した時、映画がその人の中で真に動き出す瞬間なのだとぼくは思います。 【ボビー】さん [映画館(字幕)] 9点(2012-04-13 20:50:42) |
7.《ネタバレ》 ライアン・ゴズリングが醸す演技と、映画の緊張感が非常に合う。音楽の使い方も効果的だった。がーエンディングはやっぱよくわかんない。でもイヤではなかった。何度か見たいです。 【reitengo】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-04-12 22:45:01) |
6.スタイリッシュな映像と音楽。センスのいい映画でした。でも主演がライアン・ゴズリングでなかったら、わざわざ見に行ってなかったかな。何かマヌケな感じの顔~と思ってたので、その彼がどんなふうに変身!?という興味で見に行きました。意外や意外、なかなかの演技派だったんですね。終盤の運転中シーンの、悲しみの漂う表情はセクシーだったです~。 【おばちゃん】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-04-11 18:44:19) |
5.《ネタバレ》 主人公の顔がヤワだったので油断したが、豪速球のバイオレンス映画だった。主人公は一体何者? という部分は最後まで謎。C・マリガンはやっぱり可愛い。シンプルでクール。良かった。 【kaaaz】さん [映画館(字幕)] 9点(2012-04-06 18:47:15) |
4.レオン+北野武という感じ。悪くはないけど、「じゃあタケシ見るよ」と思っちゃう。オープニングは派手なアクションに頼らず主人公の「プロフェッショナル感」プンプンでとても良かったのだけれど。 【ゆうろう】さん [映画館(字幕)] 6点(2012-04-05 16:13:34) |
3.賞賛の嵐って割には普通でした。でも所々でてくるセリフと見せ方は好き。でもこの監督の前作品の片目の男の話にほうが気になるなぁ。 【とま】さん [映画館(字幕)] 6点(2012-04-01 23:26:02) |
2.《ネタバレ》 もうホント「話のつまらなさ」だけがこの映画の欠点で、だけどそれが自分としては酷い減点対象で。カメラとか照明とか色彩設計とか、とってもいいんですよね。ビルや街灯や車内の照明が作り出す夜の街の空気感。光と影、暖色と寒色のコントラストを作って、徹底的に光側と影側、暖色側と寒色側に被写体を分けるこだわり。寡黙な、静かな時が流れてゆく中で、じわりと染み出してくる生と死の匂い。主人公が返り血に染まったサソリのジャケットをもう脱ごうともしない時点で、主人公の意志がどこに向っているのかが判る、そこに漂う切なさ。そういう上手さを評価する事はいくらでもできる、よく撮れてる映画なんですけどもさー、話がありきたりなヤクザ映画。いや、ヤクザ絡み映画っていうか。『さらば映画の友よ インディアンサマー』とか『3-4X10月』とかみたいな。血みどろバイオレンスシーンは、そういう映画なんだからそうなんでしょうよ、って状態ですけれど、せっかくのテクニックが、その程度のハナシでいいのかねぇ?って感じがしてしまって仕方ないワケですよ。今時「せな(背中)で泣いてる唐獅子牡丹」やっちゃってるよ~、ってのが正直な感想。どうせそこまでカッコ付けるなら、もっともっと削ぎ落としたシャープな映画でも良かったんじゃないかなぁ。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 5点(2012-04-01 14:56:23) |