121.作画が素晴らしいアニメーション映画です。ストーリーのテンポも良く、最後までだれることなく鑑賞できました。 腑に落ちない点もあるし、音楽が若干くどい感じもしましたが、それでもアニメ映画ではトップクラスと言える作品でした。 【せなか】さん [ブルーレイ(邦画)] 8点(2018-09-23 22:20:09) |
120.《ネタバレ》 今ごろになってやっと観ました。自分は青春ものの映画が好きなので観てよかったです。そこで蛇足ながら印象を少し書いてみます。ストーリー的には、主人公二人が交流する時間軸がずれているという面で韓国映画「イルマーレ」の、そして男女の心が入れ替わるという面では大林宣彦の「転校生」の、さらに主人公の二人が大切に思う相手の記憶を失うも後年そうとは知らずにすれ違いお互い心に引っかかりを持つという面では大林宣彦版の「時をかける少女」の、影響をそれぞれ受けているなと感じました。ラブコメ的な要素や過酷な運命に挑むダイナミックなストーリー展開、そして何より絵が実写かと見まごうばかりに美しく、巫女舞いや組み紐などの地方文化もまた美しく、海外でも受けた理由がわかります。 【kainy】さん [地上波(邦画)] 7点(2018-08-26 11:42:07) |
119.《ネタバレ》 映画館で鑑賞、良かった 年間最高興行収入を獲るだけのことはあるなあ、と実感できる 突っ込みどころはそれなりにあるけれど、そこに執着してるのが馬鹿らしくなる よく練られたプロット、丁寧な脚本、緻密な描画、声優たちをはじめ スタップの熱が見事に結実していると思う 時系列で少し突き放されそうになる瞬間はあるけれど、大丈夫、振り落とされたりはしない 前半のストーリーテリングの軽妙さから後半へ絶妙に繋がり、終盤の怒涛のカタルシス ほとんどスキのない、みっちりと重厚かつ繊細な作品です アニメっていいなぁ、と素直に思える、素晴らしい(てか、本当に面白い)映画でした 【とっすぃ】さん [映画館(邦画)] 9点(2018-08-07 15:13:42) |
118.《ネタバレ》 内容、映像、音響、全て一級品。 心に残るシーンがひとつの映画の中に2つ~3つある映画は珍しい。 階段ですれ違い、振り返るシーンは映画史に残る名場面。 何度も鑑賞したくなる映画。 【バッジョ】さん [映画館(邦画)] 10点(2018-06-09 20:49:15) |
117.《ネタバレ》 面白い作品でした。センチメンタルない風景の絵がうまい監督という印象通り、とにかく絵がきれいで東京の風景は息をのむ美しさですし、キャラクターは日本人好みのかわいらしさだし、評価は難しいですがアニメらしいお色気がたくさん描かれていました。 しかしヒット作ともなると多くの評、にさらされ今となっては世間の受けが良くなくなってしまったかもしれません。夕方の歩道橋のきれいなシーンも監督が二重太陽の種明かしをしてからというもの、「美しいから輝いて見えるんだ」と思えなくなってしまい、落ち着いてしまいました。しかし、綿密なロケハンを伴う背景の作画と、複雑に絡み合いすぎて訳が分からなくなっている話の筋はともかく、多分にエロいのにキャラクター同士の接触はおあずけ、はアニメらしさラブコメらしさがあっていいです。男女が入れ替わって動きが表現されているとか、口かみ酒を飲むなどというところは、気持ち悪いと思うかそうでないかそれぞれの感じ方によるのですが、私は前者。 |
116.《ネタバレ》 大ヒット映画『スピード』(1994年)で、主役の男女は恋に落ちる。だが続編で二人は別れていて、男(ジャック)は出てこない。「吊り橋効果」の恋だったのだろう。この『君の名は。』の男女も同様の気がする。相性は最悪だろう。 たしか中盤以降の旅先で、少年が二人の時系列が違うことに(初めて)気付く。三年もズレていた。気付いた直後、スマホのデータが文字化けを始めて全データが消える。理屈は全く分からない(分からなくていいが)。 噂通り、脚本に穴が多い映画。楽しめたが、説得力がない部分が多かった。二人は何度も入れ替わった。計30時間以上あったと思う。3年もズレてるなら、ズレに気付かないわけがない。でもそれは映画の嘘として許容できる。ノートの文字が全部消えたことも問題ない。しかし二人が電話するシーンが皆無なのは「アレ?」と思った。「電話しようか」なんてシーンもないし。 映画大ヒットの理由は、広告の量と運だけの気がする。 登場人物たちの、苦しみも悲しみも喜びも薄っぺら。 だから高い点は付けられない。 「★6点」差し上げる。 【激辛カレーライス】さん [DVD(邦画)] 6点(2018-05-25 16:52:19) |
115.《ネタバレ》 うん、まぁその前評判のせいでこんなもんか、と正直なってしまったけど良かったんじゃないかな。 ストーリーの肝となる仕掛けもアイデアも良かったし。 かなり壮大な話になっていったので、ラストの締め方が地味と思うか、あれがいいんだよ!と思う人でまた評価が別れるのかな? 俺は地味だと思った。 【バニーボーイ】さん [地上波(邦画)] 7点(2018-05-14 15:25:28) |
114.劇場で見たいと思いつつ、結局見れてなかった映画。 なんだかんだで良い映画だった。 「秒速~」「言の葉~」に較べると、主人公たちは実に爽やかで、脚本も後味の良い展開に仕上がっている。 以前の作品では素直なハッピーエンドを殆ど採用してこなかった新海監督の成長が感じられた。 …ただ相変わらずだなと思ったのが、印象的な楽曲をPV的に流して、細やかな人物描写や心理描写を端折る手法。 人物描写に深みがないと批判されるのは、人物や心理を描く手間をそうした手法で端折るからではないか。 瀧と三葉の”入れ替わり”によるスラップスティックなやり取りが、前々前世によって一瞬で流されてしまうあの瞬間。 実はあのやり取りを少し時間をかけて描くだけで人物の描き方は深くなるのに、そうしない、或いはそうできなかったところに、 新海監督の作劇能力の限界(ないしは実力不足)が見えたような気がした。 後半部の展開がかなり駆け足気味で、ここも詰めが甘いなと感じたところ。 とりあえず作品を何とかハッピーエンドまで持って行けた事、過去作からの成長を感じられた事、主人公たちの爽やかさを評価して7点。 次回作も期待しています。 【nakashi】さん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2018-05-12 14:05:57) |
113.《ネタバレ》 泣く子も黙る超話題作。しかし俺は極力事前情報を遮断したまま(大変でしたw)のテレビ鑑賞でした。序盤からの“尾道3部作トリビュート感”も心地よく「こりゃ興行成績もいいはずだわ、久々にテンポいい青春SFアニメだなぁ~」と見ていたら…、中盤での強烈な“バッドエンド”「えっ…!そういうハナシだったのかよ…」と呆然としたワケです。9.11がスピルバーグの『宇宙戦争』の表現に影響を与えたように、この映画には3.11の記憶が色濃く出ていましたね。しかし、そこからがフィクションのチカラなんですよね。再び入れ替わって四葉を抱きしめて「妹ォぉぉぉ!」と泣くシーンはコッチももらい泣きしそうでしたわ(マジ)。ちなみに最初見た時には何故、町長が最終的に隕石のハナシを信じたのが良くわからなかったのですが、アレって「お前は…ダレだ?」と言った瞬間に“かつて自分の愛した女性が(も)秘めていた秘密”を思い起こしたからですよね、きっと…。 そして…ソフトバンクのCM『入れ替わってる!?編』は、“超話題作を地上波初放送するときの仕掛け”としては100点満点でした!お見事です、お父さん! 【幻覚@蛇プニョ】さん [地上波(邦画)] 8点(2018-05-10 16:13:53) |
112.《ネタバレ》 ぜんぜん前世♪と歌っている割には、前世は全然関係ないストーリー。 千年前に、彗星の片割れが隕石になって落ちてきた場所に、また同じ現象が起きる確率って… などと、ツッコミどころを挙げてもきりがない。 おばあちゃんのころの、入れ替わりも詳しく話に盛り込んで、二作目を作ってはどうか。 【チェブ大王】さん [地上波(邦画)] 5点(2018-05-05 18:54:42) |
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111.《ネタバレ》 観ながら最初に感じたのは、しばらく見ない間に日本のアニメーションは凄い表現力を手に入れたものだ、という事だ。時折、実写か?と思う画面もあり、従来のアニメーションの背景との使い分けも巧み。 それに、物語も凝っていて素晴らしい。思春期男女の入れ替わりというと『転校生』を思い出すが、今作ではそれが時空を超えていて、それを少しずつ解き明かしながら見せる、二人の「結び」の物語が切ない。最後、三葉のほうが間に合わずに悲恋として終るかと思いきや、努力の甲斐あって大勢が生き残り数年後に再会するという展開に泣けた。 若い人たちの、新しい「赤い糸伝説」だな。 【Tolbie】さん [地上波(邦画)] 9点(2018-01-27 18:05:57) |
110.《ネタバレ》 過去は変えられない。メメントモリ。がテーマなんだろうなと思ったら、それじゃあ現実的過ぎて厳しいのか最後にハッピーエンドで少々拍子抜け。それでも悪くはない。 明らかに311を意識した作品だと思うのだが、そこに言及している人があまりにも少ない事に驚き。 5年以上が経過して、風化しているという事なんだろうな。まあ、変えられない過去に囚われて生きていく事もよいとは言えないわけで、忘却のススメとも言えなくはないという意味で、ダブルメッセージになってるようにも思えるが。時間とか記憶とか存在とか哲学的要素もあって、いろいろと考えさせられる作品でもある。 |
109.《ネタバレ》 「転校生」はすぐに思い浮かぶけど、「時をかける少女」のように時間も組み合わせており、脚本は良く出来ていると感じた。最後のすれ違ったりするところとか、「時をかける少女」のラストシーンが思い浮かんだ。ただ、やはりリアリティに欠ける部分が目立ち、できれば実写でうまくリメイクしてくれれば。 【noji】さん [地上波(邦画)] 6点(2018-01-21 22:10:33) |
108.ついに地上波初、便乗してみました。 普段、アニメを見ないせいか率直な意見として背景描写が綺麗だこと。 この美しさに彗星はズルいし、美男美女が入れ替わるなどそりゃ画になるわけだ。 正直、内容は興行ほど感傷に浸るってことはないが、どこか妙なくすぐる懐かしさを凄く感じた。 さらに人と人の出会いを糸を使って表現しているところは好きなので評価したいところ。 日本人はやっぱりこういう青春ラブストーリーがお好き。自分には新鮮過ぎたほど。 今回の爆発ヒット背景には理由があり、千と千尋を抜いた。 記録は抜くものという格言がある。君の名は。にあって千と千尋にないもの、それはSNSという爆発かもしれないが起爆があったから。 皆の心に何か感動を残したのもまた事実。 日本のアニメ産業はますます盛り上がることに期待したい。 |
107.《ネタバレ》 ツッコミどころ満載の映画です。自分は若かったころはそういう点をいちいち批判していたのですが、年を取ってからは、そんなことをせずに楽しめればいいかなと思うようになりました。この映画もそんな映画です。 予備知識なしで見て、前半は、「ハイハイ、よくある男女入れ替わりね」と思って見ていたのですが、途中から「なんじゃこれは、オカルト?」と意表を突かれました。結末は、一応めでたしめでたしなのかな? 大ヒットに値するかどうかはわからないけど、最後まで引き込まれるように見ました。 四谷、新宿など、自分になじみのある電車やホームの様子がとってもリアルで親近感。最後に二人が隣り合って同方向に進む電車の中で偶然お互いを見つけるシーンを見て、この路線でなければならなかった理由がわかりました。でも、千駄ヶ谷と新宿で降りた二人が須賀神社の階段で再会するシーンは、地理的に見て?? 大林宣彦監督の「転校生」のイメージに合う場所がここしかなかったということ? 【チョコレクター】さん [地上波(邦画)] 7点(2018-01-08 10:45:17) |
106.《ネタバレ》 なんか、古くさって感じ。とってつけたような今っぽさはあるけど、新しさはない。よくある男女入れ替わりにちょこっと手を加えました的な作品。男のほうイケメンじゃなく、フツメンだったし~TT; 男女入れ替わり作品ならぼくの魔法使いが面白かった^^ 【まおあむ】さん [地上波(邦画)] 4点(2018-01-08 09:26:57) |
105. 彗星を「いかにも恐ろし気」な描写にはせずに美しいものとして描いたセンスに脱帽。単なるプロモ映像とは違う、映画ならではの付加価値に満ち溢れている。この映画のことを何も知らない人にこの彗星のシーンだけをパッと見せた場合と、最初からの流れで観た場合とではまるで異質な感じられ方になっている訳だ。むう、この監督なかなかやりおる。スタジオポノックとはえらい違いだ。 良い物には何でも付加価値がある。例えば戦国時代の茶器。あんなもの本来はただの泥の塊だ。だがそれに「これこれ高名な焼き師がこれこれの意味合いを込めて形作った」というバックボーンが加わった途端に計り知れない程の付加価値が付く。ただの泥の塊と名器の差、それは付加価値の差だ。付加価値があるものは良い物なのだ。故にこの彗星のシーンは良い物だ。 但し、この映画には良くないシーンもいっぱいある。なので点数を付けるとなるとまあこれぐらいになってしまう。いくつかある良くない要素のうち最たるものは人物描写だ。私がこの映画を観てからまだ3日しか経ってないというのにもう早くも主役二人以外のキャラクターがどんな連中だったのかを忘れ始めている。 【バーグマンの瞳】さん [地上波(邦画)] 7点(2018-01-07 23:22:32) |
104.劇場公開時マスコミですごく取り上げられていたので観てみました。 絵は精緻で綺麗でしたが、ストーリーは「転校生」やら昔の角川SF映画的なものを詰め込んだ感じ。 ただなんとく人物描写が浅く感じられ、繰り返される邦楽もどうも映像とのシンクロ感も感じらなかったせいか入り込めませんでした。 【クリプトポネ】さん [地上波(邦画)] 4点(2018-01-07 14:09:42) |
103.オタク映画をマイルドにした感覚を持ちました。やたら胸強調するのも、あれだけ何度もされると「クスっ」としちゃいますよね。 タイムラプス映像のような背景は本当に綺麗。一方で、キャラクターの動きの荒さが気になるところは散見されたかなぁ。(この点は宮崎アニメが凄すぎることを再認識)ストーリーには目新しさはないけれど、十分楽しめる内容でした。今回はTV鑑賞でしたが、機会があれば、またDVD等で再鑑賞してみたいです。 【はりねずみ】さん [地上波(邦画)] 6点(2018-01-06 00:06:24) |
102.《ネタバレ》 美人の先輩の設定は、かなり古い典型的なタイプなので、要らないと思った。 あとは父親の選挙も。無駄な設定を省いて、もう少し二人のキャラの肉付けに時間を掛けて欲しかった。 こまかい事を言えば、もっとあるけど、まあ入りこめた方ではないかと。 【♯34】さん [DVD(吹替)] 6点(2018-01-05 21:28:49) |