95.深い映画ですね。何回でも見て、作品の咀嚼をしてみたい作品ではあります。見る度に新しい発見や、違った視点も見つかりそうですし、評価もコロコロ変わりそうです。個人的にはちょっと評価がむずかしかった。それにしてもマーロン・ブランドの存在感はさすがです。今はとりあえず高評価も低評価もできないので、そこそこの点数として6点にしました。 【はむじん】さん 6点(2004-12-03 03:40:05) |
94.この映画は空虚な絵空事の羅列でしかない。それは、カーツ大佐の異常さに全くをもって説得力がないことに起因する。真の異常者の発言内容は聞いていてもさっぱり意味を理解できないのが健常人の常である。しかし、このカーツ大佐、言っていることは簡単明白。全然異常じゃないです。頭は正常だが魂が狂った?ホントにそんなことがあるのか?そしたら、現代人はみんな狂っているぞ。例えば、エクソシスト3の悪魔は明らかに狂っていた。そう言えるだけの異常さがあった。悪魔らしい行動もあった。しかし、このカーツ大佐である。首切り死体を平気で渡すという事実はありながら、実物のどこにその説得力があるのだろう。これは別にマーロン・ブランドの演技を非難している訳ではない。戦争という取り扱う内容に比し、人物間の対話の内容が浅はかで忍びないのである。私はこの映画が、この脚本が、如何に浅はかに作られたかを言いたいのです。下らない言葉の羅列は人を悪い方向へ洗脳するだけです。よく考えてから発言しなさい、と言いたい。賞賛するに値しない映画。 |
93.52分の追加映像はイイけど、長い長い。確かに貴重なシーンが見られるのはありがたいけれど、何となく作品としての完成度が落ちてしまってストーリーが理解しにくくなっててガッカリ。DVDチャプター見るとほとんど追加映像だし、要は公開時に必要ないからってカットしてた部分をまた突っ込んじゃったってダケでしょ、それってどうなの???と、本作品に限らず再編集版などを見る度に思うけど、やはり見るんだよね。とはいえワルキューレの騎行を爆音で響かせながら戦闘ヘリの飛ぶシーンや、爆撃シーンは何度見ても鳥肌モノ。常に被害者となる弱者に銃弾浴びせておいて病院へ送るという戦争の矛盾と、不条理さが良く描かれていると思います。後半は難しいので何度見ても全てを理解できませんが、詳しく分析した文庫本が出てるのでそれを参考にするのも1つの手なのかもしれません。 【HLB傭兵】さん 7点(2004-10-27 11:43:54) |
92.なんて難解な内容なんでしょう。何回観たとしても、この映画を理解できるとは思えない。本当に狂った戦場が写されていたので、映像体験としては楽しめた。 【リトルバード】さん 4点(2004-08-23 20:39:00) |
91.なぜか途中まではテレビ放送の、短いバージョンを見ていたらしく、この特別完全版でなるほどと。あえて付け足す必要は感じなかったけど、3時間ちょっとのこれを、続けて2回見てしまうほどひかれていた自分がいた。1度見て分からなかったからまた・・・というわけじゃないです。ただカーツ大佐が出てきてからがいまいちといえばいまいちなんですよ。なんというか、着いてみれば予想どおりの狂気の教祖王国かというのと、カリスマ性を感じるほどの男か?というのは、マーロンブランドのやる気のなかったらしい話を思わせてしまって、いまいち。序盤で既にやられてしまっただけにもったいない。故郷なんかに戻りたくないけどここも下らない、軍人としての自分もはんぱだと、主人公も喪失感からか狂気をにじませてる。終点にたどり着いて、任務の真の意味を知ったような気がする。ここをせん滅せねば、彼とその王国にとりつかれ、自らが新たな王に・・・「Father, Yes son, I want to kill you.」の歌の世界。もしかしたら、彼は2度・3度目の任務だったのかも知れない。勝手な解釈ですが。だからやる気のなさがすごい残念。ウィラードはどの道を選ぶか・・・は是非自身の目で確かめてみて下さい。 |
90.6時間を超えていたというカンヌ上映版が見れれば思い残すことはない。 【センブリーヌ】さん [映画館(字幕)] 9点(2004-07-27 03:56:32) |
89.《ネタバレ》 サーフィン軍曹の強烈なバカ加減が印象に残った。 人間の汚い所を考える映画になっていて好きです。が追加シーンは必要か? 【ムート】さん 7点(2004-07-08 16:52:28) |
88.《ネタバレ》 初めて高校生のときにオリジナル版を見て以来何回となく繰り返して見た映画。 ドアーズとの出会いのきっかけでもあります。 復刻版をDVDで久しぶりに見てみたけど、やっぱりいいですね。 若いときは例のワーグナーの攻撃シーンまでが圧巻で後は不可解な尻つぼみの映画という印象がありましたが、改めて見てみると後半にいくほど凄みを増してくる奥深い映画だと思いました。どなたかも書いておられたがカーツ大佐を探し求めるこのウィラード大尉の旅は自分探しの旅なんですね。でも最後のカーツ殺しをどう考えたらいいのか難しいです。 ともかく全編にわたり映像の美しさは比類がないし、何度見ても飽きない映画です。 【JUNK】さん 10点(2004-06-21 06:23:58) |
87.長い、そしてつまらん。もっと殺し合いが見たいわけで狂気とか兵士の精神面とこは見てても面白くもなんとも無い。 【ken】さん 2点(2004-06-11 23:49:52) |
86.これでモーフィアスのお顔がなぜボコボコなのかがなんとなく分かりました。男優もお肌には気を使わないとダメですよ。 【tetsu78】さん 7点(2004-06-10 23:08:48) |
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85.世間が絶賛するほどじゃないと思うけど。ワルキューレとロバート・デュバルの印象しかないね。ロバート・デュバルは人間くさいキャラクターで、とても良かった。 |
84.《ネタバレ》 プレイメイツとのその後シーン、移住者のディナーにオヨバレされて、ウィラードちゃっかりか・・。オリジナルだけでも十分ですかね。 【★ピカリン★】さん 8点(2004-06-06 21:58:24) |
83.色んな意味で恐ろしい映画。ただ、長すぎる…… |
82.ビデオで観ました。ワルキューレの騎行が流れるヘリの攻撃シーンの時、隣で相棒くんが「これはマズイだろ‥」とポツッとつぶやきました。その通りです。私は、ある意味自虐的な映画だと受け取ったけれど、このシーンを見てカッコイイと思う馬鹿も多いのではないか。公開当時は衝撃的だったのかもしれないが、いま観ると、戦争で壊れる人間を型どおりに描いているように感じた。なので戦争映画としての目新しさはない(当然か)けれど、なんとも魅力的な映像美があり、ストーリーの流れも滑らかで少々もったいぶった所もいい。その意味では純粋に戦争がテーマなのではなく、人間の持つ狂気を描いている。しかし、人間を深く描くつもりが映画としての完成美にこだわったため、どっちつかずになってしまった感じがする。個人的にはオリジナルでも充分な気がした。 【りりらっち】さん 8点(2004-05-20 16:53:02) |
81.入り口はベトナム戦争。帝国主義の後始末である列強対植民地の戦い。戦場は酸鼻を極め、人々は誰もが狂気じみた振る舞いを見せる。けど、きっとこれはただの反戦映画ではないのだと思います。穿った見方をすればそれは仮装であって、近現代批判こそが主題であったように見えます。最終的には、西洋近代が夢見た「理性」の欺瞞と対比される形で、理性化されていない(前近代的な)現地住民が純粋であるとカーツに説かせる。劇中にある「歴史に類を見ない戦争」は理性信仰、すなわち絶対善は到達しうるものであり、自らがそうであると信じることに端を発しているとも読めるのではないでしょうか。 【虚学図書之介】さん 8点(2004-05-17 19:08:51) |
【すごろく】さん 5点(2004-05-06 20:38:16) |
79.《ネタバレ》 見るまで知識も無く、反戦映画だと思っていました。とんでもなかったです。一応戦争映画ではありましたが。テーマは狂気でしょうか。戦場を日常とする者の歪みが描かれて圧倒されました。前半のヘリコプターの場面が一番印象に残ってます。後半は心情的についていけませんでした。 「ワルキューレの騎行」を聴くたびにこの映画を思い出します。 【トマトマート】さん 6点(2004-05-04 22:34:46) |
78.公開当時の作品を見てないので比較はできないが、本物のベトナム戦争を再現したかのようなナパーム弾でジャングルを焼き払うなんてシーンはすごかった。人を殺す戦場でバカンスのようにサーフィンにこだわるなど、ベトナム戦争での人間の狂気や残酷さを真摯に描こうとした監督の思いは尊敬に値する。長い映画の後半になると撮影の疲れかどうか前半ほどのインパクトが薄れ、私には何やら意味不明状態になる。しかしこれほどのインパクトのある作品はやっぱりすごいと思う。 【キリコ】さん 8点(2004-05-04 13:34:50) |
77.ワーグナーの音楽でやってくる、ヘリがかっこいい。 【ベルガー】さん 8点(2004-04-26 17:42:00) |
76.最初から最後まで運命に踊らされてる、といった主体性のないマーティン・シーンの顔が印象的。こんなので奥地まで行ってよく生き残れたもんだ。リアルな戦争映画かと思いきや、ヘンな任務の話。「死体以外は本物」・・・って、何も本物の戦闘機使う必要なかったんじゃ・・・?! 【桃子】さん 6点(2004-04-26 15:47:14) |