36.本物の城の様なセットにまずは圧倒させられ、人間の持っている欲望を恐ろしいまでに演じて見せた俳優陣、特に山田五十鈴の演技にはビックリさせられました。本当に何とも恐ろしい映画だ!黒澤明監督作品としては特別に凄いとは思わないけど、現在の日本映画のレベルに比べたら明らかに上をいく作品であることだけは間違いないと思う。 【青観】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-07-02 18:55:32) |
35.せりふが聞き取りにくいので字幕を入れてみると、せりふを言う前に字幕を読み終わってしまい、それでも面白みが減ってしまうような気がした。ラストに近くなってきたところでは映像にひきつけられたがそこまで集中し続けるのは少しつらかった。 【HK】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-06-12 09:41:07) |
34.《ネタバレ》 山田五十鈴と浪花千栄子が怖かった。映画の保存状態が悪く、登場人物たちが時々何を言ってるのか分からなくなるのが困ったけど、やはりラストの大量の矢が武時(三船敏郎)に襲いかかるシーンは迫力ありすぎ。森が動くシーンも「そうだったのか。」と驚かされた。 【イニシャルK】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2005-04-21 15:24:36) ★《更新》★ |
33.《ネタバレ》 どんなに誉れ高き人でも、所詮、己の欲望には勝てない、それを見事な演技とカメラ・ワーク等で描ききった傑作。徐々に私欲にとりつかれていく主人公の三船敏郎、後半、狂気にとりつかれついに発狂してしまう山田五十鈴の演技は並みの役者では演じられないと思う。そして後半、矢が雨霰と飛んできて、次々に三船先生に刺さるシーン…ここまで壮絶なシーンはそうはないと思う。 |
32.状況描写、俳優の間の取り方など、どれをとっても素晴らしい作品です。最近の時代物のドラマにせよ映画にせよ、監督は何を見ているんだと思いたくなるほどです。これだけ素晴らしいと言われているのだから、もっと勉強してほしい。人間の内面を深く研究してほしいです。 【トナカイ】さん 9点(2005-02-26 23:14:21) |
31.期待してただけに思ったほどじゃなかった、ってのが率直な感想。 終盤は見ごたえがあるが少しダラダラしすぎではないかと。 奥さんに流されすぎな展開は気になった。ま、こういう人もいるとは思うが。 あと、昔の映画はセリフが聞き取りにくいのが多いのってのは分かっていたが この映画は今までで一番聞き取りにくかった。 物の怪のセリフはさっぱりだったのは残念。 【ふくちゃん】さん 5点(2004-12-31 05:10:03) |
30.時は狂乱の戦国の世。武者の骸が野に山ほど積まれ、さながらその光景はこの世の地獄だったに違いなく想像しただけでもオゾマシイ。序盤、落雷に見舞われる森の中、三船敏郎演じる武時と義明(千秋実)が物の怪に遭遇するシーンがある。これが雰囲気満点で、妖婆の不気味な声と共にコントラストを効かした白黒映像が抜群の効果を収めており、何回見ても背筋がゾーとする。その他にも脳裡に焼き付くシーンは数多く、武時が雨あられの矢を受けるラストはもちろんのこと、薄気味悪い明かず間の雰囲気描写、ついに発狂する冷血な妻浅茅(山田五十鈴)、森厳なる森が城に押し寄せるというくだりもゾクゾクさせてくれた。本作は「マクベス」がベースになっているわけだが、やはり下克上という血で血を洗う狂気に満ちた時代設定だからこそオゾマシさが倍増するのであろう。しかも黒澤明監督独自の、存分にイマジネーションを掻き立ててくれる怪奇物語の傑作に仕上げる手腕もさすがだ。 【光りやまねこ】さん 9点(2004-11-21 14:01:36) |
29.芸術性にも娯楽性にも長けた黒澤監督、屈指の名作だと思います。まず目に付くのが大迫力のセット、城の荘厳さというものこれほど感じさせてくれた映画はこれが古今東西の数ある映画のなかでも五本の指に入ると確信しております。そしてやはり三船の演技、今回も冴えに冴えまくる。あの怯えた顔、絶命する顔、もう完璧でした。しかっ~し!今回のMVPは(我ながら何言ってんだか)山田五十鈴だと確信しています。三船扮する鷲津武時を見事に操っていました。あの怪演今の女優さんで出来る人いるのでしょうか? 【一番星☆桃太郎】さん [DVD(字幕)] 9点(2004-09-25 01:53:59) |
28.クライマックスでの三船さんの演技。矢から死に物狂いで逃げ惑う姿、矢が刺さり階段を転げ降りそして刀に手をやった所で力尽きる。全てに鬼気迫るものがあり、圧倒的で素晴らしい演技でした。やはり日本映画は白黒が似合う。影と光を映さしたら黒澤監督の上に出る者はいないと思う。とにかくこの映画はすごいの一言に尽きる。 【ボビー】さん 8点(2004-07-31 11:35:39) |
27.《ネタバレ》 ラストの矢とオチだけでも見る価値はあると思う。 あと、字幕で見たほうが絶対いいね。 【夏目】さん 7点(2004-06-12 11:50:58) |
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26.リメイク作品ですし、オリジナリティという点では光るモノは感じられません。シークエンスの数の割にはテンポもかなり緩慢です。公平に見てこれぐらいの点数が妥当かと。 【K】さん 6点(2004-05-22 17:16:58) |
25.「マクベス」の翻案としてはもちろん、一種の「怪異談」として観ても秀逸です。脚本、映像、演技すべてにわたり神経が行き届いているのが感ぜられ、珠玉の作品と呼ぶに相応しい。 |
24.マクベスは未見です。人間の欲望への執着と精神的弱さが織りなす悲劇が、日本が誇る最高のスタッフで表現された傑作です。物の怪の予言が本当かもしれないと判ったときの心理の変化や、自分の行為の罪悪感に正気を失っていく様子、さらには、予言に必死に縋ろうとするあがきぶりに、有史以来繰り返されてきたであろう人間の権力への執着と悲劇の本質をかいま見た気分です。人間が悲劇を引き起こすのを止めないの は、結局、我々自身がそれを望んでいると言うことなのかもしれません。悲しい事実です。音声だけが少し残念です。 【パセリセージ】さん 9点(2004-04-27 23:01:14) |
23.期待と不安、半々で見たが..ガッカリ..した... 【コナンが一番】さん 3点(2004-01-21 12:39:25) |
22.北野武が黒澤映画でこの作品が一番好きみたいなことを言ってたらしいけど、自分的には中の上という感じ。 【ボーリック】さん 8点(2003-12-15 23:49:13) |
【ボバン】さん 8点(2003-11-27 23:55:28) |
20.もし、リメイクすることがあったら、妖婆役は「田中真紀子」でお願いします。 【STYX21】さん 7点(2003-11-13 06:58:35) |
19.「マクベス」の映画化ではもっとも優れた作品と言われてるらしい。黒澤流怪談映画とも言えるが、もうどの場面も美術品だ。白黒の美しさ。そして、あの矢!!!首に刺さる時の音、一瞬の静寂、悪夢のように怖く美しい!!! 【ひろみつ】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 9点(2003-11-07 22:39:07) |
18.ババアが怖いし、矢も本物だし、かなり危ない映画だ。ほんとにびびってるぞ、三船は。しかし、雨月物語のような恐ろしさがあり、いい映画だな。 【たましろ】さん 8点(2003-10-13 20:49:49) |
17.白黒の迫力を感じました。役者の演技も声にまで気合が入っていて引き込まれますね。じっくり味わいながらもう一度見たいです。 【しま】さん 7点(2003-10-05 17:41:08) |