440.《ネタバレ》 いい歳になってからの初鑑賞です。 これまで「長い」「重苦しい」という思い込みで敬遠してきましたが、意外にもかなり見やすいエンターテイメント作品に仕上がっていました。 たしかに時間は長いのですが、盛り上げどころと時間を端折るところのメリハリがあって飽きませんでした。 ストーリーだけで標準的に楽しめるのに加え、ダブル主演ともいえるマーロン・ブランドの雰囲気とアル・パチーノの眼光に惹き込まれました。 それから映画として重要な要素と思いますが画が綺麗。 マイケルが逃亡先で突然結婚したのには違和感ありましたが、マフィアなだけに勝手でよろしいのかなと・・・ そんな一部の違和感をラスト30分の芸術的な流れが忘れさせてくれました。 正直、見る前は、映画通しかわからない重厚な難解作品と思っていたのですが、これはスーパー娯楽作品だと思います(もちろんいい意味で)。 【午の若丸】さん [ブルーレイ(字幕)] 10点(2014-03-06 13:24:27) |
439.《ネタバレ》 高校生の頃初めて観た時はそれほど理解力もなくてあまり面白いと思わなかったけれど、久々に観てみたら凄い面白かった。主人公が最初に殺人に手を染めるシーンはやはり圧巻。警官殺害を決意してから決行までをジリジリと描き、実際の殺害シーンはほんの一瞬。その後のゴタゴタも詳しくは描写せず、一気にジャンプする。お見事。見所となるエピソードはこのシーン以外にもテンコ盛りで、3時間という長尺、派手なドンパチはほとんど無し、なのに、中だるみすることなく最後まで一気に観ることができた。最後まで見ていると、ラストシーンを見るためだけにすべてのシーンがあったような気もする。「ファミリー」を守るために冷酷な決断を下し、嘘をつく。バカ正直に生きられれば楽だけど、それが出来ない場合もある。当然自分はマフィアでもヤクザでもないけれど、いつかそんな場面に直面するかもしれない。そんな時、果たしてそんな決断ができるだろうか。出来る事なら、バカ正直に生きられる環境にいたいけれど・・・。 【ゆうろう】さん [映画館(字幕)] 9点(2013-10-27 23:11:49) |
438.《ネタバレ》 名前だけはさんざん聞いていながらなかなか見れていなくて、やっと鑑賞。うむ、なるほど、こういう映画なのか。確かに三時間の尺に見合う重厚さ。諸々のシーンは一つずつもう少し短くしていけるんだろうなぁと思いつつ(特に最初の結婚式と途中の海外逃避行のところ)も飽きずに見られた。 ■「マフィアもの」でイメージしていたような派手なシーンはあるけどそんなに多いわけではなくそこがメインでもない。人間関係の微妙な動きやずれが本作のメインであろう。じりじりとした人間関係、対立は起きていても表面上はそうでないようにふるまう。そして突然起こる殺人。一瞬でそれは終わり、再び何事もなかったかのように時間は進んでいく。 ■ただ、マイケルの変化が「変化していく」というよりも突然切り替わるという感じが強かったのが残念。具体的には、清廉潔白な生き方から復習を遂行するまでがまず最初のステップ、次にファミリーと距離を置いて生きるはずのところから、ファミリーのボスになるところがもう一つのステップ、そして汚い方法は使わないはずのところから血にまみれた方法を平気で使っていくようになるまでが最後のステップ。このステップの間にはいろいろな心境変化があるはずなのだが、そこはあまり見えてこず、いきなりマイケルが変化してしまうかのような描き方はせっかくの長さを生かせてない印象で残念なところだった。 【θ】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-09-14 00:09:45) |
437.初鑑賞。尺の長さを感じさせないいい意味で緊張感がずっと持続してる演出だった。なんといってもマーロンブランドとアルパチーノの演技が素晴らしかった。特にマーロン。残念ながら、初鑑賞となると人物の名前と顔、人間関係をつかむのに脳がいっちゃって純粋に楽しむには難儀する。事実自分も何度も早戻しをしてた。名作です。敬意こめて満点。 【タッチッチ】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2013-09-07 11:33:58) |
436.《ネタバレ》 いやあ・・・観た後しばらくは余韻でぼーっとしてしまいました。 すごかったなぁ・・・。 葛藤の末に殺害してしまったマイケル、あそこが転機だったんでしょうね。 ボスの存在感もすごいけど、結局はマイケルが主人公だったのかな。 ラスト、平気で妻に嘘をついてボスと慕われるシーンも良い。 けっこうな長さなのに飽きがこないのも不思議なところ。 テーマソングは言わずもがな。となりの人は鼻歌まで歌っていました。 【らんまる】さん [映画館(字幕)] 8点(2013-07-22 10:19:15) |
435.男性ホルモンが画面から滲んでくるようなオトコ映画。見終えた後は、自分なりに精一杯男らしい表情で「ふーむ」と唸りたくなる。ヤクザ映画の最高峰。ワルな人たちの話なんてフィクションでもイヤ! っていう人以外は必見。 【肛門亭そよ風】さん [DVD(字幕)] 10点(2013-07-05 12:35:21) |
434.《ネタバレ》 見てると、ドン・コルレオーネが好きになってしまい 襲撃されたシーンなど、見ていて思わず声が出てしまった マフィアなのだからえげつないこともきっとしているはずなのだが ひきつけられるこの魅力。 さすがマーロン・ブランドである。 そして、オレンジ畑での突然の死。 激しい人生を送ってきた彼のフィナーレは すばらしい天気と、愛する孫という最高の幸福の中であった。 ぜひとも2を見たい。 【夜野比瑪】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-05-28 00:31:25) |
433.《ネタバレ》 やっぱり何度観ても傑作!世の中には一時間半の映画でも退屈ですぐ眠たくなる映画がたくさん溢れ返っているというのに、この作品は三時間もあるのに無駄なシーンが一切なく、最後まで緊張感を持続させたまま一気に観ることが出来る。そして重厚な雰囲気のなかで淡々と、時には突発的な暴力描写を交えながら、描出されるのは普遍的な家族の絆。なんとなくドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』までを彷彿とさせる、この家族の年代記はまさに芸術の域にまで達している。映画好きなら、一度は観ておかなきゃいけない傑作! 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 9点(2013-04-26 15:20:15) |
432.ギャング映画で、まだこの映画を超えたものはないな。もうよそう、なにを言っても野暮になる。 【min】さん [DVD(字幕)] 10点(2013-02-14 22:28:31) |
431.こんなに魅せられたと思う映画にこれから出会えるのか。。。それほどまでに作り込まれていて役者の演技も素晴らしいです 【なさんな】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-12-10 01:27:59) |
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430.《ネタバレ》 フランシス・コッポラ監督の名声を不動のものにした不朽の名作。 吹き替え版、字幕版と、何度か観たが、やっぱりすごい。 裏切り、駆け引き、家族愛、葛藤、怨恨、報復…。 ギャング映画は数々あれど、ただのドンパチには終わらず、これほど重厚な人間ドラマとして完成されたものは他にない。 一代でマフィアのボスに君臨するようになったドン・コルレオーネ(マーロン・ブランド)。 対立組織の罠にはまって殺害される長男ソニー。 父の跡を継ぐことになることになったのは、マフィアとは無縁の世界で生きていこうとしていた三男マイケル(アル・パチーノ)。 根底に流れるのは、ファミリーを守るという強い思い。 3時間の長尺映画だが、ストーリーにぐいぐい引きつけられて、まったく飽きさせないのは見事。 【飛鳥】さん [ビデオ(吹替)] 10点(2012-12-10 00:26:21) |
429.映画として最高の作品。映像、音楽、ストーリー。最も多く見た映画でもある。 【竜ヶ沢中段】さん [DVD(字幕)] 10点(2012-12-05 00:01:40) |
428.何度観ても本当によくできた映画だと思う。穴がない。 【枕流】さん [DVD(字幕)] 10点(2012-10-28 17:52:14) |
427.《ネタバレ》 今回で3回目の鑑賞。 何とも言えない緊張感・緊迫感が全てのシーンを支配しており、鑑賞していていつも気が抜けない。常に張り詰めた精神状態なので自宅鑑賞にも関わらずとても疲れた。 出演している俳優陣の重厚且つ緻密な演技、枯れた印象を抱かせる空気感、永遠に忘れ得ぬテーマ曲の旋律 等々、この作品を構成する全ての要素が崇高と言えるまでに高いレベルで融合しており、正に神がかり的な作品と言える。惜しむらくは長すぎるのが唯一の欠点。 映画好きを自認するなら絶対に見ておかなければならない作品の一つ。 【たくわん】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-10-02 11:59:37) |
426.ゴッドファーザーの存在感の大きさが画面を通してひしひしと伝わってくる。それは老い衰えたあとも変わることはない。また、最初甘やかされた末っ子というイメージだったマイケルが裏の世界に足を踏み入れて以降の変化、つまり態度だけでなく顔つきや目つきの変化が際立っており、ある意味恐ろしくさえ感じた。名優たちの迫力の演技を楽しめる映画である反面、ストーリー展開は冗長な感が否めなかった。好み30/50、演出11/15、脚本9/15、演技9/10、技術8/10、合計67/100→7/10点 |
425.映画の評判は制作された頃から知っていたが、映画館では見る気になれず、30年たってようやくDVDで見た映画です。アンタッチャブルなどはマフィアに立ち向かう映画ですが、これはマフィアの側から描いた映画であり好きになれない。 映画のマーロン・ブラントはさすがだと思いますが・・・。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-07-17 06:56:30) |
424.小学生の時に馬の首のシーンに何てひどい事をする人達だと怖い思いをしたものです。力だけが正義、仁義もへったくれもなく、「他人の痛みは鈍感で身内の痛みには過敏な身勝手な人々の家族愛」を大層に見せ付けられるのは「馬子にも衣装」で辟易します。 ただ忘れられないのが、稼業を嫌っていたぼっちゃんマイケルが父を守る覚悟をもって稼業に身を投じ、やがて父親以上の冷酷なドンになる変わりようで、立場が人を変えるのか、眠っていた血が目覚めたのか。覚悟を決めたら人はここまで変われるものなのかと考えさせられます。 |
423.《ネタバレ》 まさに「ゴッド」。数ある映画作品の頂点に君臨する「神」のうような映画。 とにかくみろ! 【ideko】さん [映画館(字幕)] 10点(2012-05-05 17:08:45) |
422.ロードショーでは見ることができませんでした。初見は二番館で、なんと「ゲッタウェイ」との二本立の鑑賞でした。長時間にもかかわらず、興奮して見たのを覚えています。両作品に共通して出演しているのがアル・レッティエリで、こんな悪い奴は他にはおらんと憤慨しました。彼には迷惑な話でしょうが(名悪役ですね)。後になって原作を読みましたが、原作に非常に忠実に作られていることに驚きました。見返すたびに新たな発見があり、実に奥行きのある素晴らしい作品だと思います。 ソニーが「一家」をブイブイと率いていたら一体どんなことになっただろうと想像してしまいます。 【ジャッカルの目】さん [映画館(字幕)] 10点(2012-05-05 01:45:24) |
421.《ネタバレ》 今までに観たマフィア・ヤクザ物の中で最も印象に残っている作品です。マーロン・ブランド、アル・パシーノ、ジェームズ・カーンらの神懸かった演技は言わずもがな。重厚かつ哀愁を含んだ音楽も美しい。しかしなんといっても妙なのは監督コッポラの演出の手腕でしょう。普通であれば様式美に収まり過ぎるニューヨークのマフィア抗争をあそこまで美しく、しかし泥臭く作れるのは本当に凄い。物語の終盤で洗礼式を執り行いながら、バルジーニ、タッタリア、カルロ等を同時に襲撃、虐殺するシーンは鳥肌モノでした。美しさの象徴である洗礼を受ける赤ん坊と、悪徳の象徴である虐殺されるマフィアのドン達の対比が美しくも、恐ろしい。他にも特筆すべきシーンが多々ありますが、書ききれませんね。名実ともに最高のマフィア映画だと私は思います。 【民朗】さん [地上波(字幕)] 9点(2012-04-22 09:36:21) |