父親たちの星条旗のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。4ページ目

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父親たちの星条旗

[チチオヤタチノセイジョウキ]
Flags of Our Fathers
2006年上映時間:132分
平均点:6.83 / 10(Review 149人) (点数分布表示)
公開開始日(2006-10-28)
ドラマ戦争ものシリーズもの歴史もの実話もの小説の映画化
新規登録(2006-02-05)【rothschild】さん
タイトル情報更新(2022-05-12)【イニシャルK】さん
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監督クリント・イーストウッド
演出バディ・ヴァン・ホーン(スタント・コーディネーター)
キャストライアン・フィリップ(男優)ジョン・"ドグ"・ブラッドリー
ジェシー・ブラッドフォード(男優)レイニー・ギャグノン
アダム・ビーチ(男優)アイラ・ヘイズ
ジョン・スラッテリー(男優)財務省大臣 バド・ガーバー
バリー・ペッパー(男優)マイク・ストランク軍曹
ジェイミー・ベル(男優)ラルフ・"イギー"・イグナトウスキー
ポール・ウォーカー(男優)ハンク・ハンセン
ロバート・パトリック(男優)チャンドラー・ジョンソン大佐
ニール・マクドノー(男優)司令官 セヴェランス大尉
メラニー・リンスキー(女優)レイニー・ギャグノンの恋人 ポーリーン・ハーノイス
トーマス・マッカーシー(男優)ジョン・ブラッドリーの息子 ジェイムズ・ブラッドリー
ジュディス・アイヴィ(女優)ハーロン・ブロックの母 ベル・ブロック
ジョセフ・クロス(男優)フランクリン・スースリー
スターク・サンズ(男優)ガスト
デヴィッド・パトリック・ケリー(男優)ハリー・S・トルーマン大統領
ジョン・ポリト(男優)自治長
ゴードン・クラップ〔男優〕(男優)"ハウリング・マッド"スミス将軍
カーク・B・R・ウォーラー(男優)従軍カメラマン ビル・ゲナウスト
デヴィッド・クレノン(男優)ホワイトハウス高官
ベス・グラント(女優)
レン・キャリオー(男優)ビーチ氏
ジョン・ベンジャミン・ヒッキー(男優)キース・ビーチ
ベンジャミン・ウォーカー(男優)ハーロン・ブロック
ハーヴ・プレスネル(男優)
スコット・イーストウッド(男優)
関智一レイニー・ギャグノン(日本語吹き替え版)
森川智之ハンク・ハンセン(日本語吹き替え版)
仲野裕キース・ビーチ(日本語吹き替え版)
小島敏彦バド・ガーバー(日本語吹き替え版)
有川博セベランス大尉(日本語吹き替え版)
井上和彦ジェームズ・ブラッドリー(日本語吹き替え版)
志村知幸アイラ・ヘイズ(日本語吹き替え版)
桐本琢也マイク・ストランク軍曹(日本語吹き替え版)
東條加那子(日本語吹き替え版)
私市淳(日本語吹き替え版)
原作ジェイムズ・ブラッドリー[原作]「硫黄島の星条旗」(文春文庫刊)
ロン・パワーズ「硫黄島の星条旗」(文春文庫刊)
脚本ウィリアム・ブロイルズ・Jr
ポール・ハギス
音楽クリント・イーストウッド
編曲レニー・ニーハウス
カイル・イーストウッド
撮影トム・スターン〔撮影・照明〕
リチャード・ボーウェン(第二班撮影監督)
デヴィッド・ノリス〔撮影〕(空中シーン撮影監督)
スティーヴン・S・カンパネリ(カメラ・オペレーター)
製作クリント・イーストウッド
スティーヴン・スピルバーグ
ロバート・ロレンツ
ワーナー・ブラザース(共同製作)
ドリームワークス(共同製作)
配給ワーナー・ブラザース
特殊メイクヴィンセント・J・ガスティーニ
特撮デジタル・ドメイン社(視覚効果)
美術ヘンリー・バムステッド(プロダクション・デザイン)
リチャード・C・ゴダード
衣装デボラ・ホッパー
編集ジョエル・コックス〔編集〕
ゲイリー・ローチ(編集補)
録音ジョン・T・ライツ
グレッグ・ルドロフ
デヴィッド・E・キャンベル
バブ・アズマン
アラン・ロバート・マレー
字幕翻訳戸田奈津子
日本語翻訳佐藤恵子
その他レニー・ニーハウス(指揮)
あらすじ
太平洋戦争中でも最も凄惨だった硫黄島攻防戦では米軍海兵師団六万余名の一割、日本軍二万余名のほぼ全員が戦死を遂げたが、その最中、日本軍の戦略拠点擂鉢山が陥落した際に米軍の従軍記者が撮影した星条旗掲揚の瞬間の写真は全米の人々の愛国心を掻き立て、旗を掲げた兵士たちは英雄にまつり上げられる。しかし、その「英雄」達にとって、死と隣り合わせだった硫黄島での記憶はあまりに重たかった。有名な写真の被写体となるという偶然によって英雄となった兵士たちの心の葛藤と硫黄島以後の各々の生き方を回想を交えて描く。
ネタバレは禁止していませんので
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89.《ネタバレ》 硫黄島メモリアルを実際に見たことがある。想像を遙かに超える大きな彫像で、圧倒されたことを覚えている。星条旗を立てた兵士が6人いたことをそのとき知った。そして、隠れたエピソードをこの映画で知った。イーストウッドならではの乾いたタッチで描かれた佳作。
ジャッカルの目さん [試写会(字幕)] 7点(2007-09-15 01:10:09)
88.内容が面白くなかった。
戦闘シーンが主人公3人の回想という形で細切れなので、肝心の心理的な辛さが伝わってこない。

しかし、イーストウッドはきっと読書家なのだろう。
長い原作をまとめようと考えての構成だと思うし、同じく担当してた音楽の入れ方やシーンの繋げ方はうまかったのだが、、
終わってみて心に残るものが無かった。
時間が短すぎたのだろうに、飽きてしまって長く感じた。
祥子さん [映画館(字幕)] 6点(2007-09-13 12:58:00)
87.なんだか、求めていたものとは違うものが返ってきたな~。なんの知識もなく見たのだけれど、やっぱ物事がうまいようにいかない映画は見ていて腹が立つ。無理やり引っ張られてきたアイラ・ヘイズ。こいつが気に入らない。とりあえず言われたこと全部やってから暴れてくれ。心情とかはどうでもいい、とにかく迷惑かけすぎ。
とか言ってる私はこの映画を見るべきではなかった……。
SAKURAさん [映画館(字幕)] 2点(2007-09-09 18:52:40)
86.《ネタバレ》 実はとても期待していたためか、いまひとつの感じでした。
まず最初の20分あたりまで誰が誰やらわからないような状態、でようやく「旗を立てたのは誰か」云々になって「ああ、この人らが主人公たちなのだな」ということがわかったときはホッとしたものです。でもその後もただ淡々と続く物語に少々食傷気味・・・
言いたいことは分かります。「英雄なんていない」、「戦争はただ虚しいだけ」。確かにそうです。でもそんな「西部戦線異状なし」でも既に語られているテーマを今更何の捻りも無く出されたところでそうそう感じ入ることはできません。金集めのためのショーに引っ張り出された普通の兵士の悲劇も分かりますが、一番の悲劇が既に戦場で行われていることがどうしても私の頭の中からは離れず、「気の毒だけどあんたは生きているんだ、それだけでメッケモンだと思うしかないんだよ」っていう思いを追っ払うことができませんでした。
そして何が一番悪いってこの衛生兵の彼が主人公として扱われている理由がわからなかった点です。なぜ彼が主役なのか、先住民出身者の彼(最も英雄という重みに潰された男)でもなく、伝令の彼(最も英雄という状況を利用しようと思っていた男)でもない彼が。調べて本を書いたのがその息子だったから?イギーという友を無残な死に追いやったから?
彼以外の2人のどちらかに中心を据えたりもしくは間違えて入ってしまった兵士や抜け落ちた兵士にもっと焦点を当てたほうがメリハリのある作品になったのではないでしょうか。とにかく主人公の印象の薄さがこの映画をぼやけたものにしてしまった気がしてなりません。作り方によっては多分もっと引き付ける印象深い作品になりそうだったのに、なんだか残念です。
ぞふぃさん [DVD(字幕)] 5点(2007-09-04 17:07:51)
85.凄惨な戦場を後にしてきた兵士3人に向かって、「それがショウビズだ!」と安全圏の本国で言い放つ政治家。アメリカにとって「ショウビズ」なんだ、戦争って。今と同じじゃん! 分かっていたけど、ここまでストレートに言われると逆に唖然。大統領は率先して戦場で戦わねばならんシステムにしてしまえ! そして戦場でも「これがショウビズだ!」と叫んで砲弾を生身の体で受けてみよ! 「硫黄島からの手紙」より、こちらの方が映画としては断然良いと感じた。監督イーストウッドに初めて共感できた映画。それにしても、ジェイミー、大きくなったね。
すねこすりさん [DVD(字幕)] 8点(2007-08-09 10:43:32)
84.あんな島には死んでも行きたくないと思いました―それだけでも見た価値はあったのかもしれません。有名な写真ですが詳しい事は何一つとして知らなかったのでいい勉強にもなりました。戦争が勇気やら希望やらを生み出すなんて事は絶対にないんですね・・・それにしてもアイスやらご馳走が普通に食えてディーゼルが走ってるような国と大マジで戦争していたなんて空しいにも程があります。
Kの紅茶さん [映画館(字幕)] 8点(2007-08-09 02:25:21)
83.《ネタバレ》 星条旗と共に偶然写真に取られ、それによって彼らは英雄扱い。しかし”英雄”と呼ばれるのはいい事ばかりではなく苦労ばかりに思えた。そして、時代の流れによって忘れられていく・・・。アメリカの人間性が伺える。アメリカ万歳な雰囲気はそれほどでもなかったが、日本の立場が全くない・・・(硫黄島~のほうで日本側の視点になるがそれでも日本人がやられまくったり・・)

あと、時代がしょっちゅう戦時中や戦後やその後や現代と変わっていくのでよく分からない部分もあるのが減点。
ラスウェルさん [DVD(字幕)] 6点(2007-08-02 20:37:03)
82.《ネタバレ》 戦争映画は苦手なので、行こうかどうしようか迷ったのだが、ここのところイーストウッド作品はあたりばっかりだったので、思い切って行ってみた。
思い切り彩度を落とし、グレーに塗りつぶされたような硫黄島。無造作に「消耗」される兵士たち。故国に戻り、ヒーローとして扱われていても、その映像がおんぶおばけのように3人の兵の背中にぺったり張り付いている。
ネイティブ・アメリカンの青年が、3人の中でいちばん欺瞞から受けるダメージが大きく、いちばんみじめな運命をたどる、というのも、現実的なんだが、索漠とした思いが残る。
よくできているが、それゆえに疲れる映画である。
yhleeさん [映画館(字幕)] 7点(2007-07-22 17:45:43)(良:1票)
81.日本が占領地を拡張した為、補給が出来なくなってしまい玉砕された事が、見事に描かれておりました。良く出来た太平洋戦争の映画でした。
SATさん [DVD(字幕)] 6点(2007-07-17 22:51:58)
80.硫黄島の方が日本人が出ているのを差し引いても作品として上ですね。映画というよりも事実に基づいたドキュメンタリー要素の強い作品だとおもいます。イーストウッドの作品の中でもこれは失敗の部類に入る物ではないかとおもいます。
たかちゃんさん [DVD(字幕)] 4点(2007-07-17 12:53:20)
79.なんていうか、観ててむなしくなる・・・。 戦争って何なんだろう。
たいがーさん [映画館(字幕)] 7点(2007-07-16 16:03:50)
78.『硫黄島からの手紙』と本作を合わせて10と考えた時、本作の占める比重は3か多くても4くらいではないだろうか。あえて3人のキャラクターを薄く描いているのかも知れないが、その分画面から伝わってくる主張も弱くなってしまっていると感じた。もっともっと重厚に、一人一人をじっくりと見せてくれれば、やはりこちらにもグッと伝わってくるものがあったと思うのだが。一本の作品としては成立しているが、(日本人として見るからかもしれないが)『~手紙』との対比で見るとどうしても印象が薄くなってしまった感のある一本だった。
woodさん [映画館(字幕)] 5点(2007-07-16 14:09:44)(良:1票)
77.《ネタバレ》 硫黄島の方でも述べましたが作成意図が何にも勝ると自分は考えるので、
どういう理由でこの作品を作ったか?を考えると賞賛に値する事は自分の中では多くを占めています。
だから映画的興味よりも主人公たちの苦悩を通して映る真実と時代に大きい価値を感じます。表現方法も無理に戦争映画にせずにドキュメンタリー番組のように淡々と時間を行き来しながら進んでゆく。この映画を観てアメリカが愚かだと感じた人は逆に日本も愚かであった事を硫黄島からの手紙を観て感じて欲しい。
双方に真理と真実がありそういう過去があっての現在であるのであれば、人類はそうやって学んで私たちは過去をそう感じることができるようになったのではないだろうか。
硫黄島と星条旗の映画の温度の違いはそのまま日米の違いと言えると思った。
どちらもそのとおりでその違いについて比較しても仕方が無いと感じました。
星条旗は1つのモチーフであってちょっと戦争自体の大きさからすると映画としてはそれを通して見せる(戦争)部分に短編ドキュメンタリーのようなちぐはぐ感はある気がする。
森のpoohさんさん [DVD(字幕)] 8点(2007-06-26 01:06:27)(良:1票)
76.この有名な写真画像をバニラアイスで模って、イチゴかチョコのソースかけて本人たちに食わせようとするのにビックリした。こういう無神経な国なんだよなアメリカって。
mimiさん [映画館(字幕)] 6点(2007-06-17 22:24:21)(笑:1票)
75.《ネタバレ》 私の判断基準の一つは『また観る気になるか?』だが、その基準に基づけば本作はダメですね。まぁ、スプラッタな表現が苦手なだけなんですが・・・ 着弾して首が飛んでくるシーンでげんなりした。
英雄を演じるのは疲れるだろうね。ましてやハリボテなら尚更だね。
あきぴー@武蔵国さん [DVD(字幕)] 6点(2007-06-16 11:34:32)
74.《ネタバレ》 戦争を知らない私たちが伝え聞いて知っている、終戦間近の当時のわが国の窮状に比較して、なんと豊かな敵国アメリカでしょうか。日本人が1億総特攻などと言ってるときに、アメリカのお偉いさんたちの中ではあくまで戦争ビジネス。
ベトナム戦争しかり、湾岸戦争しかり、イラク戦争しかり。「戦争ってむなしいなぁ。」
paniさん [DVD(字幕)] 5点(2007-06-11 14:16:19)
73.《ネタバレ》 日本側から見ても、アメリカ側から見ても、言える事はただ一つ。所詮戦争というものは、国のお偉いさんたちの都合で作られ、現場の人間のことなんてほとんど考えていないという現実。英雄なんて正当化するためだけに作り出された虚構なんだということ。必要な時は持ち上げ、利用し、不要になれば切り捨てる。しかし、前線で戦っていた者達は国のためではなく、仲間のために戦っていたとある。ココに関しては、国のため、天皇のため…と(大多数が)戦っていたであろう日本とは異なるのだと感じた。そんなアメリカ兵から見たら、「天皇万歳」と自害する日本兵は正にクレイジーに見えたに違いない。映画の内容に関しては「硫黄島~」が硫黄島での戦闘までを、「父親たち~」は戦争後に焦点を置いている。どちらが優れている、面白いかというのは個人によって異なると思うが、今作はあまりにもわかりにくい人物設定である。ストーリーも時間軸をズラしフラッシュバックすることにより、より複雑になっている。感情移入もしにくい。その点に関しては「硫黄島~」の方が好ましい作りになっていると感じた。
グングニルさん [DVD(字幕)] 6点(2007-06-10 18:41:31)
72.知らずに見たのだが、暴露的実話話がどうしたのって感じだった。 迫力ある戦闘シーン、英雄としての疑惑やその後など、もの悲しい気分は伝わってくるがそれ以上でも以下でもない。 いろいろな映画をダイジェストで見た気分だった。なぜだかどこのシーンもいつか見たそれぞれの映画にダブって見えたのは気のせいかなぁ。
Jane.Yさん [DVD(邦画)] 6点(2007-06-09 08:28:20)
71.日米双方の視点から描いた硫黄島2部作とは、舞台が同じでありながらアプローチの方法がまったく違う為、大きく異なった印象を受けるものであった。それは作品の出来不出来という次元の話ではなく、民族の置かれた立場、描かれている内容、人間描写の密度の違いから受ける物語性の深さによるものであり、本作が「硫黄島からの手紙」ほど身につまされなかったのは、単に私が日本人だからという理由だけではない。硫黄島に星条旗を立てることの意味と価値観は、まさしくアメリカ人特有のものであり、それに纏わる裏話として関わった3人の米兵の後日談を綴っていくのが本作の主としたスタイルであり、攻防戦を基点にした過去を回想形式で描いた日本側の「硫黄島」と大きく異なる点である。帰国後、英雄として祭り上げられた彼等は、連夜のセレモニーの舞台に立たされるものの、その居心地の悪さに後ろめたさを感じたり狼狽するばかりであり、(端的な例として、悪酔いする一人の兵士に凝縮して描かれる。)戦意高揚の広告塔としての立場を経て、社会情勢の変化による大きなうねりに呑み込まれた挙句、人生をも狂わし、やがて人々から忘れ去られていく様を、映画は断片的に語り繋ぎ、戦争の悲惨さや虚しさを謳いあげる。しかし、それにしても“硫黄島の戦い”を舞台にしなければならない動機が今ひとつよく分らない。現在と回想シーンとがまったく別物のような印象を受けるのも、話の繋がりの解り難さからくるとも言えるが、ひとつには、終始無表情なR・フィリップに代表されるように、“彼等の顔”が見えないことだ。直截的な「硫黄島」と違い、彼等の屈折した心情というものが、十分に表現しきれなかった事に起因するように思う。要は、“戦争にヒーローなどいない!”という本来主張するべき部分にインパクトが無いのだ。また、彼等の嘆き節は、70年代後半から80年代にかけて、あまた作られたヴェトナム戦争後遺症映画で語られてきた事と同音異曲であり、ドラマに何ひとつ意外性が無く、テーマそのものにも目新しさというものが感じられない。ただ、「硫黄島」の強烈さと物語性に比べると損をしているとも言えるが、イーストウッドは余りにも冷静過ぎて、原作の良さを十分に生かし切ったとは言い難い。これをスピルバーグが自ら監督をしていたなら、もっとウエットな作品になっていたに違いないが、それが正しい方法論なのかは私には分らない。
ドラえもんさん [映画館(字幕)] 7点(2007-06-06 00:00:57)(良:1票)
70.原作が非常に良かったこととイーストウッド監督の「ミリオンダラー・ベービー」が好きになれなかったことから見るのを躊躇していました作品ですが、素晴らしかったです。R指定の根拠となった血なまぐさいシーンもありましたが、それぞれがほんの一瞬でそれがかえって凄惨さを強調していました。何人かのレビューワーの方が述べていらっしゃるように、硫黄島と帰還後の祝賀のフラッシュバックを交互に繰り返す手法が最初のうちは不自然に感じられましたが、戦費調達を意図する祝賀会の花火の音と硫黄島の銃弾の音が重なって華やかな中にあってつらい記憶を払拭しきれない兵士たちの葛藤が絶妙に描かれていたと思います。このような表現は映像と音響があるからこそ可能なのであって文章だけでは決してできません。「西部戦線異常なし」「トラトラトラ」「戦場にかける橋」などと並ぶ戦争映画の傑作がまた誕生しました。
かわまりさん [DVD(字幕)] 9点(2007-06-04 07:44:27)
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【点数情報】

Review人数 149人
平均点数 6.83点
000.00%
100.00%
210.67%
310.67%
485.37%
52114.09%
63020.13%
73724.83%
83020.13%
9149.40%
1074.70%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.41点 Review17人
2 ストーリー評価 7.45点 Review22人
3 鑑賞後の後味 6.66点 Review21人
4 音楽評価 7.60点 Review20人
5 感泣評価 6.11点 Review17人
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【アカデミー賞 情報】

2006年 79回
音響効果賞バブ・アズマン候補(ノミネート) 
音響効果賞アラン・ロバート・マレー候補(ノミネート) 
音響賞グレッグ・ルドロフ候補(ノミネート) 
音響賞デヴィッド・E・キャンベル候補(ノミネート) 
音響賞ジョン・T・ライツ候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2006年 64回
監督賞クリント・イーストウッド候補(ノミネート) 

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