100.《ネタバレ》 当事者でもないオレが言うのもどこかおこがましく感じますが、これを観て改めて911の悲惨さを噛みしめることが出来ました・・・。 ワールドトレードセンターに衝突した機の種類までは知らず、途中までUnited 93機はWTCに突っ込むのかと思っていましたが、これは唯一乗客の抵抗のおかげでハイジャックによる自爆テロを逃れた機だったんですね。それでも無事助かった人は皆無で・・・。テロにはならなかったですが、何ともやるせない映画でした。 この映画の中で、なんとも印象的というかものすごい皮肉だなと思ったのは、ハイジャックしたUnited 93をWTCに突っ込ませようとする男たち、そしてそれに対し必死に抗おうとする人間、死を覚悟する人間・・・。全ての人が別々の方向を向いているのに、彼らは全く同時に、全く同じように、神に祈りをささげていました。それを見た瞬間、無神論者のオレの頭には「何のために宗教とか神の存在はあるんだろう」という疑問が浮かびました。冷めざめと言わせてもらえば、結局は心の拠りどころなんだろうなと、現実的にはどうしようもないことにぶち当たった時のための。でもそういった宗教的動機から自爆テロをする人達が出てくる、そこがものすごく不思議でした。個人的にはそこまで芯から信じられるものがあることは羨ましいとすら思いますが、やはりその行動には賛同しかねます。命のありがたさを語ってくれる宗教を動機に命が奪われる・・・なんでしょうねこの矛盾。自爆テロをする人はそういったことは考えないのでしょうか、それとも何かオレのような日々能天気に生きてる人間には想像もつかないような考えがあり、そういうことをやるんでしょうか。わかりません・・・。ハイジャックされた当時の機内の様子を描いてくれたのはとても興味深かったですし、知れてよかったと思いますが、同時に彼らをそこまでさせる心理的描写などを描いた映画などが出てくれたらもっと関心を持って観られると思います。 重い映画だ・・・。 【TANTO】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-05-14 00:16:42) (良:1票) |
99.実話とは、信じがたいです。亡くなられた方のご冥福をお祈りします。機内の出来事は、すべて脚色であると誤解されている方もおられるようですが、乗員・乗客からの電話による連絡から、機内の出来事はかなり正確に再現されているそうです。wikipediaによる解説 -> http://tinyurl.com/5q8b3j 【よしふみ】さん [DVD(吹替)] 9点(2008-05-10 23:19:53) (良:1票) |
98.《ネタバレ》 手持ちのカメラによる撮影の効果で、とても生々しい、リアル作品に仕上がっています。こんなに胸が締め付けられるような感覚に陥る作品が今まであっただろうか・・・。一時たりとも目が離せませんでした。このような事実があったことを、僕達は決して忘れてはいけないですね。事実を基に製作されたとはいえ、人の心をこれほど揺さぶるこの作品の力、映画の力・表現力って本当にすごい・・・。 【たけたん】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-04-24 06:29:10) |
【Yoshi】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-03-25 23:21:26) |
96.証言を元にあそこまで創るとはスゴイですね。結末は分かっていたけど助かってくれ!って思いました。 【エムシュー】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-03-02 20:01:57) |
95.やっぱりプロパガンダ映画にしか見えません。TVドラマの「24」もそうですが、どうしても「テロとの戦争」を支持、あるは参加させようという製作者側の意図が見えてしまいます。それに加えて金儲けも出来て一石二鳥ですか? アメリカ人ならともかく、日本人がこれ見て誘導されちゃ駄目だと思います。太平洋戦争前の日本でもこういう世論誘導がなされていたことを肝に銘じるべきじゃないでしょうか? 【くろゆり】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2008-01-13 21:40:54) |
94.《ネタバレ》 こんなにも、始めの1カット目から緊張しながら見た映画(映画といっていいのかどうか。)は初めてです。 結末を知っているとはいえ、最後、乗客のみんなが操縦桿を上げたときには、飛行機が姿勢を直してくれることを祈っていました。 未来を知っている、ということがこんなにも恐ろしいことだとは。 【雲の上から】さん [映画館(字幕)] 9点(2008-01-13 20:14:19) |
93.「事実は小説より奇なり」とはいえ、脚色を抑えすぎて凡庸な映画になってしまうものもある中、飛行機の中という想像するしかない部分と、管制塔などリアリティを追及できる部分をうまく組み合わせている。ただ、演出のためとはいえ、手持ちカメラのブレは個人的には好きではないので減点。 【mohno】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-01-06 23:16:06) |
92.面白いんだけどなぜか後ろめたさがある。知人に「これ面白い」と素直にいえない自分がいる。 【みどりいろ】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-01-06 03:33:19) |
91.《ネタバレ》 最初は9・11を映画にするのはあまりにも早いんじゃないかという気持ちが強くあったが、アメリカで生まれた身としてはやはり「観てみたい」という気持ちが勝り、映画館まで足を運んだ。そして僕は現実を直視する辛さを改めて知った。結末は誰もが既に知っている。でもそう知っていても、どうしても「助けてあげたい」と切に願った。この叶えられない願いが心を苦しめ、映画館でかつてないほどボロクソに泣いた。その一方、乗客達が(この結末を知る僕たちからすれば)どんなに絶望的な状況におかれていても、彼らは「生きる」という希望を求め、一丸となって体当たりしていく姿に人間の強さを感じ、心打たれました。この映画はあの日何が起こったかを何も偏見を加えずに淡々と描いただけのものである。だけど、僕はあの日のことを形にしたことに意味を感じます。乗客達のみならず彼らの家族の勇気を心の底から称えたい。 【たいがー】さん [映画館(字幕)] 10点(2008-01-02 18:41:46) |
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90.あの事件をわざわざ脚色した作品など観たいなんて思っていませんでしたが、「ボーン・アルティメイタム」の出来に感動して、監督の手腕目当てで鑑賞。 観賞後は自分の認識の甘さに反省しきりでした。 あれだけ乗客と外部が接触できる状況であるのなら、現実を随分再現されているのでしょうね。 そして、当日の混乱をここまで想像できていなかったのを痛感。 やはり対岸の火事にしか思えていなかったんだな・・・。 多くの概念を覆す一大事であったのをよりリアルに実感させてくれる良作。 【カラバ侯爵】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-12-27 17:02:30) |
89.「テロが悪い」と言われても、頭ではわかるのだが、腹の底から納得はしていなかった。しかし、この映画を観て、ほんの少しだけかもしれないが、理不尽に他人を恐怖に巻き込むテロの怖さを生理的に理解したような気がした。楽しいとか面白いだけが映画の良さではない。良薬口に苦しというけれど、こういった息苦しい、救いようのない悲劇を味わえるのも映画の良さだと思う。 【チビすけ】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-12-10 21:34:42) |
88.《ネタバレ》 悪趣味な映画だと思う。でも見てしまった・・・。こわいもの見たさみたいなものだろうか。事実を元にしているだけに感情移入がハンパじゃなかった。知らないうちに手がビッショリ。でも、この映画を見て一体何になるのだろう?希望ゼロ。笑いゼロ。エンターテイメント性ゼロ。ただ、恐怖心・絶望感が残るだけ。もう見たくない。 【やぶからスティック】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-10-18 15:05:06) |
87.いやー久しぶりに猛烈にすごい映像を見ました。最後の30分は身を乗り出して観ました。これだけすごい映像はめったに観られないと思います。映画として満点だとおもいます。私はレビューに個人の思想や、リアリティだとか、商売とか議論をする気はないので単純に映画としてこの作品は見るべき良作として10点あげます。 【たかちゃん】さん [CS・衛星(吹替)] 10点(2007-09-21 12:15:30) |
86.この映画を見て、乗客には同情するがそもそもの原因を作ったのはアメリカであるという声があるがそれは違う。テロリストの言い分に僅かの正当性すら無い。アメリカの横暴に対して声を上げたいのであれば、デモや、国を挙げての非難声明などいくらでも方法がある。暴力に訴えたいならば、せめて米軍や軍事施設、あるいは行政関係者に対する攻撃のみに限定するべきだ。何も知らない、罪も無い人間を無差別に攻撃するテロ行為に手を染めた彼らは神にも見放された存在。アメリカを悪く言う資格は微塵も無い。人間と呼ぶことすらおぞましい、汚らわしい存在である。 【郭嘉】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2007-09-15 23:02:56) |
85.《ネタバレ》 記念すべき200番目のレビューに、この映画を観れてよかったと思いまあす。イロイロな噂や憶測が流れる「ユナイテッド93」。この映画に描かれていたことが本当の真実かどうかはわかりません。しかし、製作者はこれを真実と信じて映画化したのだろうから、それを信じて鑑賞しました。自分がもし同じ立場に立たされたらどうするか…自分に置き換え、緊迫感をもって観ることができる作品でした。画面があっちこっちに切り替わるので、そこは観ていて少々疲れましたが、ある意味それが現場の混乱を表していた気もします。鑑賞中、涙が出てきましたが、今まで映画で流した涙とは別の涙でした。重く、心の奥底に突き刺さるような涙。今まで、例えば…戦争映画を観て涙する時、確かに悲しい感情はあるのだけれども、平和ボケした自分にはどこか違う世界の話のように感じていました。しかし、この作品では本当に身近な出来事として、人の命、生、テロ、戦争…多くのことを真剣に考え涙が出てきました。作品の作りの良し悪し以上に、このような映画を作成し、公開し、後世に残す。そのことに深い意義のある映画だと思います。この事件を風化させてはいけない…同時に、このような映画が作られない世界になってほしい…そう願うばかりです。 【グングニル】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-09-15 22:47:12) |
84.この映画の製作を知ったとき、まだ数年しか経っていない中で「どういう神経をしているんだろ」というのが率直な感想であった。こんな映画を見なくともはっきり当時の記憶は残っているし、プロパガンダの極みとしか思えないのだ。実際観て、映画自体としても評価出来ない。映像は常に静けさに満ちており緊張感はあるのだが、何か抜けているように感じる。犯人との攻防や家族との別れの電話のシーンが想像以上に少ないのは意外だった。此れを映画と呼ぶのであれば、他の一生懸命ストーリーを練った映画の立場が無いように思う。9.11に関しては様々な「疑惑」が騒がれているが、私はこの「ユナイテッド93」に関しては半々ぐらいで戦闘機に撃ち落されたものだと考えている。ちなみに「ペンタゴン」については真黒だが。要は遺体が遺族に帰っているのかという点になるのだが、殆どが帰っていないらしい。というか見つかってさえいないらしい、あるサイトでは乗員乗客の総重量の8%とか。次に異常なまでのアメリカ政府の情報規制、飛行機事故といえば日航機事故を思い出すが、そのような凄惨な事故現場には到底見えない写真しか公開されていない。日本のメディアがまたヘタレ。疑惑を報じたのはテレ朝とローカル局ぐらいだが、テレ朝の方もバラエティー色を強くすることでお茶を濁していた。アメリカ大好きのフジテレビといったら、兵器の宣伝はするが、疑惑の「ぎ」の字にすら触れようとしない有様。なんにしてもあれから、世界情勢は一気に変わった。世界最悪の馬鹿ブッシュによって。 【まさサイトー】さん [DVD(字幕)] 2点(2007-09-12 22:32:59) |
83.実際に遭った悲劇の映画化だから結末が見えていてドキドキ出来ないとかそういう事は無かった。過度な演出も無く、有名なキャストもいなかった事が逆に非常にリアルさを増した。操縦席に乗り込み、テロリストからハンドルを奪っても結局回復できず「もうダメだ…」とつぶやいた言葉に全身鳥肌が立った…。テロリストの脅威は何気ない日常を突然切り裂く部分にあるのだと今更ながら怖くなった。何度も見返したくなるような映画ではないが、事実として目を背けてはいけない作品かもしれない。 |
82.《ネタバレ》 乗客たちが次々と、機内から家族へ別れの電話をかけるシーンでは、結末がわかっていながら、何とか飛行機を奪還して助かって欲しい…と思いながら見ていた。遺族にとっては複雑な映画だと思う。テロリストの目的を阻止するために団結し行動を起こしたことは勇気のあること。でも、この行動が賞賛されても、失った大切な人は戻ってこないのだから。やはり無差別に人が死んでいくテロは撲滅しなければならない。 【FIGO777】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-09-01 13:40:28) |
81.《ネタバレ》 内容自体は「わざわざ映画にしなくても?」程度ですね。一方で柔道家、ラガーマン、その他体力自慢さんによる突撃シーンは相当体を張ったもので、緊迫感のある映像満載だったことは素直に評価します。同時テロの細部までは把握していなかったもので、「おお、これはテロリストに占拠されながらも奇跡的に墜落を逃れた便なのか?」と淡い期待を抱いたのですが、そんな期待も虚しく・・・。何とか墜落を回避しようと操縦を試みるも「嗚呼、駄目だ~」、そしてジ・エンド。これがこの事件の悲劇性を増幅させます。合掌。 【赤松五太郎】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-08-19 23:52:11) |