67.リメイクの予習に見た。驚いた。凄い面白い。全体的にわかりやすく、痛快で、RPGのような展開は自分のような若い世代にも理屈なしで楽しめる。何といっても素晴らしいのは、あやはり三船演ずる真壁六郎太の貫禄だ。登場シーンから大変なインパクトがあり、最後まで何を考えているのかいまひとつよくわからないミステリアスさが良い味出しており、それにあの凸凹コンビと雪姫が絡むやりとりは良く出来ている。しかしそれ以上に個人的にお気に入りなのが、あの藤田進。ラストの「裏切り御免!」は名台詞でしょう。リメイクでどんな風に料理されるのか、今から楽しみだ。 【ドラりん】さん [DVD(邦画)] 10点(2008-03-31 23:23:55) |
66.ガキ大将な三船さん、強欲でマヌケな凸凹コンビ、勝気な姫、誇り高きライバル、身売りされた町娘等愉快な面々がおりなす、逃亡ロードムービー活劇コメディ。 黒澤映画のなかでも、とりわけわかりやすいエンターテイメント&笑いのサービス精神旺盛な一本。娯楽映画としては若干長いとか、姫のしゃべり方が不自然だとか、ケチのつけどころはあるけど、とにかく波瀾万丈で面白い映画。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-02-01 16:38:10) |
65.ひとつひとつのシーンが長く、最近のハリウッド映画に毒された観客にとっては正直退屈かもしれない。しかしこれ、ロードムービーとして観たら物凄く面白い。いつの間にか自分が、又七や太平と一緒に長い旅をしているような錯覚すら覚える。そして時々、溌溂な姫君や勇猛な六郎太のことを思い出し、あのズッコケ2人組は、故郷に帰っても相変わらず喧嘩ばかりしてるんだろうな、なんて想像を巡らすのだ。 【フライボーイ】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-12-20 01:03:12) |
64.言いたい事は多々ありますが、この後2~3本の映画に出演しただけで「自分には才能がない」と引退した上原美佐にこの点数をささげます。あなたはまさに(アストロ球団ではないですが)「一映画完全燃焼」の人でした。演技を越えた存在感。 【Nbu2】さん [映画館(邦画)] 7点(2007-09-09 16:45:34) |
63.《ネタバレ》 いい映画ですね。ロードムービーものとしても傑作では。馬上の三船しびれますね。映画館で見たかったです。映画館で娘を馬上に上げるシーンでは拍手喝さいだったとのこと。日本映画最盛期の傑作の一本でしょうね。登場人物は、皆面白いというかキャラが立ってますね。三船やお間抜け二人組みも実にいい味出してます。あと雪姫。彼女じゃなきゃこの映画の魅力は半減したと思います。雪姫の下なら叱咤されながら働くのも悪くないんじゃないだろうかと思うぐらい太腿の魅力がありますよ。ちなみに20年前見たときはココまで面白いとは思わなかったのですけどね。黒沢映画は字幕で見るのがいいですよね。 【パオ吉】さん [DVD(字幕)] 10点(2007-08-19 01:36:23) |
62.とにかく美しい映画。ストーリー面ではやや一般受けしない面があるため、エンターテイメントとしては微妙なものがありますが、カット割りや構図、光の使い方、俳優の動きや表情、馬の描写、自然の描写等、芸術としての完成度が極めて高い作品です。観賞後の感覚は、ストーリーの荒っぽさと対比をなす、一枚の水墨画を観るような静謐さに満ちた乾いた緊張感といった感じで、黒澤監督が作品としての完成度を追求し尽くした傑作の一本だと思います。黒澤映画の中では個人的に最も好きな作品。 【あおやん】さん [ビデオ(邦画)] 10点(2007-08-18 21:59:09) |
61.《ネタバレ》 本作のキーパーソンは雪姫です。凛とした顔立ち、たたずまい。“品性卑しからず”を見事に体言していました。もっとも演技は一本調子で、お世辞にも上手いとは言えません。しかし意地っ張りの頑固者であることは良く分かる。逆に良い味になっていたと思います。姫の性格は男勝り。言葉の使い方もなっていない。その育ちの良さゆえ、世間知らずであることは否めません。でも家臣や領民を想う気持ちは人一倍強い。芯が一本通っています。だから、みんな姫のために命を賭けることができた。人を動かすものは何か。例えば暴力で強制的に働かせることは可能です。でも力で押さつけたものは、力で抗われる。序盤の大脱走のエピソードがそう。お金の力も強力です。2人組を見れば一目瞭然。しかし肝心なところでは役に立ちません。本当の意味で人を動かすには、その人の心を動かさないといけない。この無謀な計画が成功したのは、姫の人柄に打たれた者たちの助力があったればこそ。最後の田所兵衛の裏切りは奇跡です。しかし、必然の奇跡でもある。金を運ぶお話ですが、大切なのはお金ではありません。ラストも実に清々しい。 【目隠シスト】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-08-13 19:07:11) |
60.今まで黒澤作品とか敬遠しがちだったのですが、黒澤監督の偉大さがわかりました。農民の二人組みの掛け合いが素晴らしかった。あと三船敏郎の馬に乗ってのノースタントのシーンはすごすぎる、さすが世界の黒沢&三船。他の作品もこれから見ようと思いました。 【ネネ】さん [DVD(邦画)] 9点(2007-08-04 00:52:54) |
59.《ネタバレ》 群集シーンも何より、槍を使った決闘シーンがすごい迫力だった。ワイヤーアクションもCGも特殊効果も無いのにあのシーンの迫力は凄まじい。 ちょっと尺が長いので途中退屈してしまったのが残念。 【寺 梅斗】さん [DVD(邦画)] 6点(2007-01-14 13:01:00) |
58.おもしろい。太平、又七の農民コンビがいい。金の運搬や細かいところに粗さはあるが全体的に勢いがあり楽しめる。雪姫の気丈さと大胆さ(容姿も)がこの時代としては出色。 【カリプソ】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-01-09 20:50:28) |
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57.それぞれのキャラクターも立っていて、娯楽作として十分楽しめる。 特に雪姫のあずみばりのコスチュームとスタイル、 そしてあの眼光は観る者を惹き付ける。 【カタログ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-08-26 12:16:38) |
56.《ネタバレ》 いやーこれは面白いですよ!群集にCGを使っていない本物の迫力も感じましたし、早川領に辿り着くまでの苦難の連続を、ハラハラしながら楽しめる娯楽活劇です。でもこれ「スターウォーズ」に影響を与えたとされてますが、C-3POとR2D2はあの百姓二人のようには足引っ張ってないよと叫びたかったです(あまりにダメな人たちなんでええ加減にせよと突っ込んでしまいました)。女郎として囚われてた秋月方の女性を馬にすっと乗せる六郎太のサマ、山名方の侍二人を馬で追ってしとめる六郎太、というよりむしろ三船先生の姿にも惚れ惚れですwでも笑えたのは火祭りで踊る三船先生の姿!晩年「全員集合」でヒゲダンスのジェスチャーをした彼の姿を思い出してしまいました(^^;あと突っ込まざるを得ないのは雪姫どの!あなた快活で健康的な太ももが何とも魅力的ですが、終始声張りすぎですから! 【まさかずきゅーぶりっく】さん [DVD(邦画)] 8点(2006-08-06 16:47:32) (良:1票) |
55.スタントマンとか特撮とかもちろんCGとかは使っていないんですよね。三船さんすごい。少し長すぎるというご意見もあるようですが、私は楽しめました。 【la_spagna】さん [DVD(邦画)] 8点(2006-05-04 16:57:04) |
54.僕の場合、黒澤監督作品はほとんどが高得点になってしまう位大好きな作品が多いのですが、本作ばっかりはメジャーの中でも好きになれません。特に槍で戦うシーンなんかは早送りしてしまいました。残念です。 【たにっち】さん [映画館(字幕)] 6点(2006-04-24 20:30:19) |
53.《ネタバレ》 自分の生まれるはるか前にこんな映画が作られていたなんて・・・・・・ 冒頭近くの暴動場面から圧倒されました。まさにツカミはオッケーという感じですね。あとは全篇、次から次へと困難と冒険の連続で、非常に楽しめました。散りばめられたユーモアも笑えます。「おいっ!・・・・・・山は冷えるなあ」でめちゃ笑いました。リチャード・ギアが「ほんとうは隠し砦の三悪人みたいな作品に出たかった」と言ってたらしいですが、気持ちわかります。ロードムービー的な要素もあり、見終わったあと長い旅をしたような、そういう達成感がありました。娯楽映画のひとつの究極形だと思いました。スターウォーズよりもはるかに面白かった・・・・・・ 【藤堂直己】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-02-12 03:44:45) |
52.《ネタバレ》 ルーカスがインスパイアされたらしいこの作品を見てみました。面白くなくはないのですが今ひとつでした。タドコロヒョウエとの試合が後の伏線になっていたあたりは面白いのですが、今現在の人間から見ればありきたりです。(だから悪いというのではないです。)また騎乗での斬り合いシーンは迫力・・・あったかなぁ?ただ当時の撮影技術を考えればやはり迫力の映像なのでしょう。こういった昔の作品を見るとき、当時の技術や背景を念頭に鑑賞するのが良いのでしょうか?それともやはり時代など関係なく視聴者は今現在の自分であるとの立場から鑑賞するべきなのでしょうか?・・・難しいですね。 【ししゃも】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-01-25 20:04:48) |
51.素直に面白かったです。 雪姫の美貌振りと、毅然振りが最高でした。 【ぴよ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-01-22 21:31:40) |
50.これは脚本がパンチ不足でしょ。痛快感ないですもん。ダラダラ逃げてるだけですから。しかもとってつけたような槍での試合。僕、先端恐怖症なんですよね(笑)見ていると眉間が痛いのなんのって!!あれはラストのためにねじ込んでるようにしかみえないです。この映画のよいところはキャラクター。3人のバランスがもう…!!三船さんはいつもどおり三船敏郎なわけですがそれが究極。馬上、両手放しで刀を構える三船の力強さといったら…!!アートです。美しい…。で、千秋実と藤原釜足!!素晴らしい!! 【ようすけ】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-01-10 23:53:06) |
49.相変わらず三船はカッコいいし、千秋実&藤原釜足のコンビも抜群。雪姫は…まあいろんな意味で強烈なキャラだった(笑)。今回は他の時代劇と比べて馬の印象が強いです。特に凄いのが、六郎太が猛スピードで馬を走らせながら、片手で娘を掴んで後ろにひょいとのせてしまうシーン。あまりに凄過ぎて一瞬思考が止まった。いい映画だったんだけど、できればもうちょい尺を短くしてほしかったです。この内容で139分はどう考えても長い。 【とかげ12号】さん [DVD(吹替)] 8点(2005-11-20 18:34:58) |
48.なかなか見ごたえある逃走劇でした。殺陣もすばらしかったけどちょっと長い!あの長さがどうもテンポを狂わせているように思えてなりません。 【maemae】さん [ビデオ(吹替)] 8点(2005-11-08 03:31:02) |