44.《ネタバレ》 僕は典型的なおバカコメディが好きだ。それを期待して本作を観ようと思った。現にDVDのパッケージからも十分すぎるほどおバカコメディのオーラが出ているではないか。しかし、その期待は裏切られた。いい方に。勿論コメディとしても十分楽しませてもらった。序盤は、のどかな田舎町でのニコラスのあまりにも場違いなスーパーポリスぶりが可笑しい。作品全体を見ても、一つ一つの細かいシーンを見てもメリハリがあり実に丁寧に綿密に作りこまれています。そんなのどかな村に大事件が発生。作品は一転してミステリー・サスペンスの様相を呈してくる。さらに終盤のハチャメチャな展開とスーパーポリスメンぶりが痛快だ。そんな村の様子は「こんな状況ありえないだろ!」という状態になるのですが、そんなツッコミを入れる気も起こらないほどのパワーと痛快さに満ちている。この怒涛の流れの中、所々に見せてくれるアホらしさも楽しい。このスーパーポリスとコンビを組む典型的ダメポリスの間に共感が芽生え、実にいい相棒になり、友情に発展していく過程の見せ方も素晴らしく、まさにホットなスーパーポリスの熱い正義感と人間味にあふれ、これは1つの作品で2度、3度おいしい映画。オススメです! 【とらや】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-10-15 11:54:44) |
43.《ネタバレ》 丁寧さと馬鹿っぽさを併せ持った脚本の見事さと、全速力でダッシュしつつも軽快な演出テンポのよさ、UKロックを主軸においた音楽センス、どれもとっても素晴らしい。 ミステリ、馬鹿ポリスコント、ちょっとした友情劇らを、破綻させず同時に楽しませるという器用な力技に、ただただ感服。 【aksweet】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-10-05 04:10:46) (良:1票) |
42.《ネタバレ》 なんたるおバカ! 想像を絶していた。どんでん返しはコメディだからこそ許される力業だけど、普通にびっくりできたし、いいんじゃないでしょうか。短い時間に尋常ではない労力をかけ、ほんとうに丁寧に作られている。 さまざまなネタを片っ端からぶち込み、下手すると空中分解しかねないところを、二人の警官のシンプルな友情物語を軸に据えることで回避している。またいちいち伏線を張って確実に回収していくやり方ときたらほとんど偏執的で、ここまで来ると器用なんだか不器用なんだかよくわからない。『ハートブルー』はもちろん、白鳥やクロスワードまでそう、最後に医者が復讐にやってくるのだって銃撃戦での台詞を受けているのだろう(「医者だろ、自分で治しな」→自分で治すことができたので、逃走することも可能)。 欲をいうなら終盤のエピソードはもう少しだけ削れたと思う。最高に面白かったけれど、さすがにくどい。しかしながら一見優しげな老人達ががんがん撃ってくる絵や、スーパーマーケット内のアイテムで襲ってくる絵は最高にクールだった。 しかしまさかこんなにエグいとは……まったく覚悟してなかったので驚いた。シリアスにしたくなくてブラックユーモアを選んだのだろうが、前半を観た限りでは家族で観られるような作品だと思いかけていたので、ちょっぴり残念ではあった。 【no one】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-09-29 21:47:10) |
41.良く出来たコメディです。所々きましたが大笑いには至らないため、7点どまり。 中だるみもなくテンポよく最後まで楽しめました。また、伏線の張り方がさりげなく、拾い方が丁寧。関心させられます。 【ぬーとん】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-09-28 02:35:50) |
40.《ネタバレ》 全くノレなかった。絶賛レビューに触れるたびに寂しくなってくる。端からコメディだと分かっていたので笑いに対して変に期待しすぎちゃったのか。というか前半はコメディ(前半は楽しめた)だけど後半はどうなのよ。えらくマジメにサスペンスしてないか?でもそのサスペンスの部分があまりにありきたりじゃないか?異物を取り除こうとする村社会という構図は『ドッグヴィル』『ヴィレッジ』を例に出すまでもなく別に新しくもなんともない(この映画のシチュエーションに最も近いのは『丑三つの村』なんだけど)。そうじゃなくアクションを楽しむものなのか?あのハリウッドを模倣した早いカット割りの。いやいや、その模倣振りも含めて様々なアクション映画のパロディを楽しむものなのか?『ハートブルー』とか『レオン』とか『バックドラフト』とか。でもソレと分かったところで別段面白くないんだけど。ばあさんに蹴り入れるシーンはスッキリしたけどさ。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 3点(2009-09-14 16:36:45) |
39.笑いあり、ミステリーあり、グロあり、アクションありの傑作。全く無駄がない。 【eureka】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-08-27 11:27:00) (良:1票) |
38.とりあえずすごくおもしろかった。これに尽きる。やっぱり日本人の自分は、アメリカのドタバタよりイギリスのシュールの方が笑い易いなあ。 |
37.この映画は観る人を選びますな。ツボにはまる人が見れば大絶賛なんでしょう。自分はイマイチはまれませんでした、最後のドンパチも含めて。でも主人公の警官2人の友情はよく描けていたと思います。 【珈琲時間】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-08-11 10:34:51) |
36.映画でこんなに笑ったのは久しぶりというくらい笑わせてもらった。きびきびとした展開で、張った伏線はきちんと回収していくスマートな映画でありながら、無駄な下ネタやグロシーンもてんこ盛りなのだ。「デスペラード」級に過剰な終盤のアクションもツボだったし、かなり度を越えてブラックなストーリーも心地よい。 演技に関しても主役二人はほぼ完璧だったと思う。凸凹コンビに友情が芽生える設定はアクション映画ではよくある筋立てだが、コメディ映画であるこの映画が僕が観た中で一番しっくりきていたような気がする。ある意味で90年代ハリウッドアクションの総決算みたいな映画だ。作ったのはイギリスなのに。いや、あるいはイギリスだからこそ撮れたのかもしれない。 【枕流】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-08-09 23:43:24) |
35.《ネタバレ》 もう好みモロど真ん中!ショーンオブ~の主人公という期待から、それほど驚かないはずだったけど、それでも色々と唖然とさせていただいて感謝感謝。グロさがパワーアップしていてますますいい感じ。一番好きなシーンは、もったいなくも顔の3分の2を隠した状態のブランシェットのつもりで同僚の男に話しかけるシーン。ああいうのがツボでツボで仕方がない。大好きなチャウ・シンチーにも似たものを感じる。最後まで大満足の痛快娯楽作品でした。また次回作にも大期待。 【りんす】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-08-03 12:27:03) |
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34.《ネタバレ》 序盤は緩めのコメディで、中盤から終盤にかけてのシリアス展開にちょっとビックリしながらも真剣に観て固唾を飲んでいると、そんな思いをぶち壊す怒涛のクライマックス。 普通、コメディで120分は長いとは思うのですが、ストーリーの展開のさせ方に無駄がなく、良い時間の使い方をしてます。前半部が、後半部への徹底した前ふり(伏線)となってるトコロも楽しい。コンビものポリスアクションにホラーテイストがかき交ざり、コメディとしてのツボもキチンと押さえています。欲張りながらもバランスが良い、丁寧な作品。 グロに遠慮しない姿勢も好きです。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-07-26 14:27:19) (良:1票) |
33.《ネタバレ》 このトリオ(エドガー・サイモン・ニック)が揃えばもうツボにはまってしまいますね。ショーン~と共通点は主人公の抱える人間的な問題を相棒とのドタバタを交えて真の人生に目覚めてゆく。そしてホラー色を見せながらのギャグ。このベースがなんとも言えずいいですね。 ちょっとホラー色がショーンより薄かったように感じました。それはショーン~の方はゾンビだったから。今回は村人で多くが老人という事もあると思います。 1人やたら顔が良いと思ってよく見たらティモシー・ダルトンじゃないですか。それがラストであんな事になるとは。良く引き受けましたね。 ロンドンに車で向うシーンはなんか「-less」をパロッている? まだまだこのトリオで作品を見たいです。 【森のpoohさん】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-07-20 01:35:22) |
32.《ネタバレ》 元007のあご串刺しには痛笑った。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-07-11 02:52:29) |
31.《ネタバレ》 全部で何カットあったんだろう、「キビキビしている」と「目まぐるしい」の間ぐらいの感じでずんずん進む。正直言って前半は「目まぐるしい」が優勢でいささか疲労気味だったが、だんだんテーマが見えてくると、ノレた。そうすると映画もキビキビ感じるのだから、いいかげんなものだ。どってことないコメディかと思っていたら、しだいにツインピークスめいた空気が流れ出し、銃が似合わぬ人たちとの壮絶な銃撃戦にまで至ってしまう。あの国は伝統のある保守的な国だから、かえって保守的なものへの警戒が強いのだろう。“公共の利益”という怪物に支配された“安全な町”、それを作っている“近隣監視同盟”。荒唐無稽ではあるが、よそ者への敵意を秘めた地方都市の現実と、どこかでちゃんとつながっている。この荒唐無稽は、やたら安全が叫ばれるようになりだした国の民としては、けっこう迫る。そこを押さえているから、ラストもただのアドレナリン系の発散ではなく、ブラックユーモアに満ちた納得のある痛快さになっていた。ただ、子どもたちや警官仲間があっさり主人公側に付くのがちと緩く、おそらくこういう風土ではまっさきに子どもたちが組織されて“愛郷防衛少年団”にされてるだろう。それとラストが一つ余計だったと思うが、いかにも英国ならではのハスに構えた姿勢が嬉しく、楽しめた。 【なんのかんの】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-07-10 12:11:44) (良:1票) |
30.《ネタバレ》 ショーン~も見て好きでしたが、やはりテンポが良くて結構長い時間の割りに疲れることなく見れました。突然のグロシーンにビックリしましたが、終盤の一転しての銃撃戦は笑えました。 【ディーゼル】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-06-27 21:51:42) |
29.《ネタバレ》 自分も御多分に洩れず『ショーン・オブ・ザ・デッド』が好きで本作を鑑賞したクチ。まず驚いたのが、サイモン・ペッグのキャラクター設定。あのしょぼくれショーンがスーパーエリートなんて!オープニングは『男はつらいよ』さながらの夢オチと疑いませんでした。でも本作のサイモンは正真正銘の堅物役。それがキッチリはまっているからお見事です。生真面目エンジェルとイイ加減なダニーの組み合わせが絶妙。次第にほぐれていくエンジェルの心。実は学習能力があるダニー。2人の関係が微笑ましくて羨ましくて。補い合い、成長し合う、理想のコンビだと思いました。『ショーン~』でみられた特徴的な連続カット割は本作でも健在。少々過多とは思いましたが、テンポよく物語のリズムを刻みます。賞賛したいのは計算され尽した脚本!丁寧に張られた伏線が、次々と回収されていく様に感心することしきり。劇中の歌詞も気が利いている。まるで有機的なパスワークでゴールを決めるサッカーのような美しさ。さすが英国。ホームランでどっかんどっかん笑いを取るアメリカンコメディとは一味違います。イチイチ下らなく、無闇にグロくて、やたらと大げさ。ラストの銃撃戦のバカバカしくも爽快なことといったらない。お婆さんの顔面を蹴り倒してスッキリする映画が何処にある?特定の作品というより、ポリスムービーやサスペンスホラー全般への愛に溢れたパロディ満載。顔が緩みっ放しでした。よもや傑作『ショーン・オブ・ザ・デッド』を超えるとは。観終えた瞬間また最初から観たくなるのは、パブで愉しむラガーと同じ。どうぞ思う存分酔い痴れてください。酔うほどに良さが分る映画です。ただ、パブ『ホット・ファズ』のおつまみ(もちろん豚皮!)は、結構グロ味がキツイので、苦手な方は鼻を、いや目をつぶってね。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2009-06-23 18:21:02) (良:2票) |
28.《ネタバレ》 期待して観ましたが、私的にはイマイチでした。 真面目なエンジェルとぐだぐだなダニーのコンビで面白いのですが、何かスッキリしませんでした。 エンジェル以外「スーパーポリス」は居ないと思うんですが。 犯人グループも…なんだかなぁって感じです。 【かずまる】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-06-22 19:46:30) |
27.《ネタバレ》 死体や怪我の描写が過激な為、鑑賞する人を選ぶ映画だと思った。 私ですか? 全く問題無し! 面白かった!! 求む続編!!! 【たくわん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-06-22 10:53:44) (良:1票) |
26.単なるおバカ映画のつもりで観たら、これがどうして、非常に上質。 とにかくこんな内容のクセにやたらと緻密な脚本がいいし、あらゆるシーンがアイデアにあふれていて、1分たりとも退屈させない。 物語はコミカルに始まり、ミステリーな中盤のあと、痛快なアクションに帰着する。 特に、衝撃的な「バカバカしすぎる真相」には、思わず声をあげて笑いたくなるほどの突き抜け感がある。 何より、それぞれのステージをものすごいスピードで移動しながらもじんわり響くエンジェルとダニーの友情が心地いい。 それにしても、もしかして冒頭に出てきた元恋人役がケイト・ブランシェット?? だとしたら、ああ、もったいない! 【poppo】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-06-20 08:31:59) |
25.《ネタバレ》 おばちゃんが、二丁拳銃撃ちまくりのシーンが最高。村上龍の昭和歌謡曲全集を思い出したのは僕だけだろうか。 いろんな映画のパロディの場面が入っているみたいなのですが、全部はわかりませんでした。映画の中に出てくる題名のものと、トレインスポッティングぐらいかな。誰か分かる人いたら教えて~。 |