118.もし僕が被害者側になったら、まず間違いなく死刑を望むと思う。そんな人間がこの世界で空気を吸って生き続けているなんて、きっと悔しくて居た堪れないと思う。だからこの映画の被害者遺族の辛さや苦しみは完璧とは言えないけど、なんとなく理解できる。でも、反対に死刑に完全に賛成できない気持ちもある。なぜなら、やっぱりショーン・ペンも言ったように“人が人を殺すのは誰であろうとよくない”と僕も思うからです。人を殺した人間が刑務所の中で生き続けている事は確かに腹が立つ、でもその罪を犯した人間が、刑務所に入って歳をとる事によって、その刑務所内で罪を犯してしまった事に長い時間をかけて後悔すれば良いと思う。どれだけ自分がとり返しのつかない馬鹿をしたのか、自分の人生をどれだけ棒に振ったか気付かせるべきだと思う。それが加害者にとって最善とは言えないかもしれない。でも僕はそういう選択肢が行われる事を望む。 【ボビー】さん 7点(2004-11-20 15:56:16) |
117.死刑賛成とか反対とかは置いといて、ショーン・ペン扮する役が自分の非道を理解し、改心しようともがき苦しむ様になぜかものすごく共感してしまい泣いた泣いた。彼が犯した罪は決して許されることはないが、彼は来世で救われるべきだと感じた。このレビューにもあるように、どんなに反省し改心し許しを乞うても「あんなの殺せ」とかいう意見も十分わかるし、自分もそう思う事件がざらに起こってる。本当に改心してるかなんて本人以外誰にもわからないし、自分が被害者なら加害者を信じないし許すわけ無いだろう。両者にはものすごい壁というか隔たりがあって、人間が永遠に克服できないモノなのかと思ったし、こういう部分にスポットを当てるティム・ロビンスはすごいと思った。これほど泣いた映画は無い。この映画でショーン・ペンが好きになった。妻は「ちょっと変」と言うが・・・ 【ぱぴんぐ】さん 10点(2004-11-17 16:31:16) (良:1票) |
【すごろく】さん 6点(2004-11-07 13:40:04) |
115.俺は死刑反対派。正論を言うわけではなく、単に「生きるってそれほど楽しいものですか?人生って大変じゃないっすか?」と思うから。ぶっちゃけ殺すくらいなら死ぬのより苦痛な生きる方法を考えて生き地獄でも作った方が良いんじゃない?真に更正する可能性もあるだろうし、被害者の親族だって加害者が苦痛を味わってる姿を見て反省している姿を見ればちっとは納得するだろう。少なくとも死刑執行人達とグルになって憎しみのみで人殺しに参加するよりマシじゃないかなと思う。ただ、被害者にも加害者にもなってみたわけじゃないから実際は殺したいと思うかもね。 【taron】さん 5点(2004-10-11 22:16:27) |
114.「デッドマンウォーキング」というタイトルから、「歩く死体」だなんてきっと怖いホラー映画なんやろなー、と勝手に勘違いしていた作品。正しい意味は『死刑囚が行く』で、受刑者が処刑の日に死刑室へ向かって歩き出すときに、刑務所の看守が口にする言葉なんですね。死刑という重いテーマに真正面から取り組んだ、秀逸な作品だと思います。 【ガッツ】さん 7点(2004-09-02 23:11:27) |
113.《ネタバレ》 こういう映画ですから、死刑制度の是非に目が奪われがちなのは仕方のないことかもしれません。しかし、この映画は、死刑囚の魂の救済はいかにして可能か、というテーマに取り組んだものと私は解釈しました。その救済は、犯罪者が自己以外のもの(外在的要因)に責任を転嫁しようとする性向を持ちがちであることと、被害者の心情(魂の平穏)への配慮が必要不可欠であることから、必然的に困難とならざるを得ません。ティム・ロビンスはその辺りを的確にえぐっているといえるでしょう。もっとも、キリスト教の素養がない限り、魂の救済といっても理解されにくいかもしれません。そういう意味では、観客を選ぶ映画です。ともかくも、死刑執行に至る一連のシークエンスは圧巻。これほど心を揺さぶられる場面には、なかなかめぐり逢えません。この場面では、映画館全体が張りつめた雰囲気に包まれたことを思い出します。 【山の木屑】さん 9点(2004-08-27 11:01:41) |
112.《ネタバレ》 最後の告白で萎え萎え。やったんなら死刑になるのは当然。 殺人犯なんて、その場で射殺しちまえ。 【永遠】さん 2点(2004-08-23 22:08:24) |
111.映画よりここのレビューのが濃いね。すごい映画だ。 |
110.これも再見しようと思わない作品のひとつ。死刑制度反対!というのを押し出しているわけではないので最後まで見られたような気がする。私はキリスト教徒ではないので神の許しだのなんだのということはわからない。けれどあんな犯罪をおかした人間を救おうという気には金輪際なれないのは確かです。ティム・ロビンスもスーザン・サランドンも信念をもってこの映画に取り組んだのでしょうね。それは凄いなあとは思います。でもね、サランドンがどうしても尼さんに見えなかった、見たくなかったというのが正直な気持ちです。これで彼女はオスカーを受賞したわけですが、なんかどうでもあげなきゃいかん、みたいな感じでちょっと抵抗を感じたのでした。 【envy】さん 6点(2004-08-14 21:04:54) |
109.ストーリーに文句を言っても始まらないので、とりあえずこういうテーマの映画を作ろうと思ったことを評価します。個人的にはもう少し宗教を絡めて是非論に持っていって欲しかったのですが、最後は普通の終わり方でした。 【金子淳】さん 7点(2004-08-14 17:41:27) |
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108.点数は高めですが、皆さん辛口のようで・・・・・正直意図的であれ何であれ、取り組んだ姿勢と俳優たちに対しては8点くらい差し上げようと思っていたんですが、いかにもな十字架姿でドーンと登場してしまったので、やっぱり辛口になってしまうかもです。確かあれは、Ωのアシャハラだったかな?奴の弁護士選考なだけでもあれだけの大騒ぎ。それに比べて、この国では映画の通り死刑囚がテレビに映れるわある程度電話も出来るわ処刑も公開だわ。処刑されたという事実すら伝わって来る事の少ないので、見ても実感がわかないとは思いますが、何を見せられても問われても、では死刑はなくせるか?どうでしょう??? 執行スイッチが2つ。まるで核兵器ボタン。どんな場であれ、誰しもがどこかで彼女のような立場に立たせられる事があるのかも知れないということは考えさせられました。 |
107.ショーン・ペン演じる死刑囚のやった事を考えると、とても情状酌量の余地は無い。こういう内容の映画って色々な人の意見が聞けていいのかもしれませんが、自分にとってはつまらない映画の一つでしかないです。退屈で疲れました。 |
106.製作側は、死刑制度について中立の立場からこの作品を撮っていると言い切っている。受け取り方はあくまでも個人個人に委ねられているのであって、人によって鑑賞後の感想は全く異なるのだろう。この作品は「問題提起」であって、「思想強要」ではないのです。何を考えるかが大切。「考えることを考えること」が大切。総じて私はそう思った。 【ひのと】さん 6点(2004-07-06 20:46:21) |
105.《ネタバレ》 キリスト教の最も本質的な教えを取り上げた珍しい映画。ハリウッド左翼のティム・ロビンスも、やはり根っこはここなのかな。で、その教えとは、最悪の罪人の中にもなお神を求める魂の力(=神への愛)が潜んでいて、彼らが自らの罪を本当に見据えたとき、彼らの魂の中に神に向かう意志(=愛)が現れる、という教え。イエスもローマに反逆して死刑になった罪人だった。現世の罪人が本当は神の子だった、という大逆転がキリスト教の出発点に仕込んである。迫害され虐げられたものの中にこそ、神は宿る。イエスはさておき、普通、大逆転は罪を本当に悔いること(「どうやって?どのくらい?」まあまあ落ち着いて。)から生まれる。社会の下層を這いずって生きてきたマシューは、このパターンをなぞっている。顎の細いショーン・ペンの顔は、屑白人(white trash)そのもので(ゴ、ゴメン!)、まさに適役。最後近い場面、マシューは死刑の薬物注射のために十字架状の台に固定されて、観客に正対する。キリストのいた場所に彼はいる。死刑は不当だが、同時に、こうして十字架上で死ぬことによってのみ神の許へ行くことができる。この二重の意味が、あのシーンに込められている。神の許へ行けば、彼が強姦して殺した女性ともすでに和解している。って、やっぱり浮かばれないだろ被害者は、と思うヒトは、御霊と祟りの信仰の中にいて、それはそれで別の宗教世界だからなあ。感動できない、釈然としない、というご意見は、重々ごもっともとしか言いようがない。 【哲学者】さん 8点(2004-06-29 15:07:56) (良:2票) |
104.まあこの作品の感想なのに違う作品をもってくるのはどうかと思いますがこれを観た方はぜひマイケル・ムーアの「アホでマヌケなアメリカ白人~2」をお勧めします。 【tetsu78】さん 6点(2004-06-19 23:24:49) |
103.《ネタバレ》 こういうテーマの作品はいろいろな考え方があるんだろうけど、この作品のテーマは自分の考えとは全く一致しなかったですね。 ショーンペンが死刑直前に改心する場面があったけど、全然感動しなかったし、むしろちょっとむかついたなぁ。 【夏目】さん 4点(2004-06-18 10:59:44) |
102.当時これ観終わったとき、なんか釈然としなかったんですよ。いかんせん、悪いヤツは罰を受けなければならないという気持ちが強かったからでしょうね。でもショーン・ペンもスーザンも好演で好きです。 【★ピカリン★】さん 5点(2004-06-16 22:44:47) |
101.ダメだー、共感できねー。当然、感動なんかしねー。俺は断然、死刑推進派! 【マックロウ】さん 4点(2004-06-14 17:59:39) |
100.ショーン・ペンとスーザン・サランドンのガラス越しのやり取りが素晴らしい。 【かずのすけ】さん 6点(2004-06-12 14:11:30) |
99.あらたな視点を見た!!どんでんがえしは無かったが。。。。いろいろな人生があるよね。何事も改心するなら早くするべきだね!!教訓じゃない。 【カフェ俺!】さん 6点(2004-06-12 01:37:04) |