124.マイケル・ナイマンの美しく、力強い音楽がいつまでも耳に残る。そして何と言ってもホリー・ハンター演じるエイダという女性象を女性監督ならではの感性で描いた監督の手腕を評価したい。ホリー・ハンターはそんな監督の期待に見事に応えて見せてます。アカデミー賞主演女優賞にふさわしい良い演技してます。そして、もう一人忘れてならないのが、アンナ・パキン!この子の演技は本物でした。 【青観】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-07-23 20:46:36) |
123.ニュージーランドって新鮮だし、独特の話でいい。 |
122.《ネタバレ》 うーむ、破滅型恋愛映画という意味でベティーブルーに ダブったなー。全く理解できないんです、この手の奴。 音楽はよかったけどねー。 これに共感できる人って人生を歩むのが大変そう。 |
121.何かエラくかわいそうな話でした。ちゃんちゃん。って感じ。とりあえずサムニールがムカついて終わりましたよ。でもやっぱり大好きなハーヴェイがかっこよかったんでイイですvv最後に…ハーヴェイ、顔に何か書いてる?なんて…ごめんなさい・・・・・・ 【Ronny】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-06-02 14:20:45) |
120.そんなことを映画にするのってくらい他愛ないストーリーなのにぞくぞくっとする程官能的で情熱的な映画です。やはりこの映画は音楽に支えられてるのも大きい。どんな電話でも着メロの音が良く聞こえます。 【さら】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-03-30 14:36:37) |
119.エイダがどうして発声を放棄していたのか…本当の理由は見えて来ない。でも、作中でエイダの失ったモノ1つ1つが、彼女がそれまで避けていたであろう現実を見つめ直す機会を与えた。この映画は恋愛を通しての彼女の再生とか、新しい生き方とか…とにかく第一歩を描いている。私はそんな風に思えたけど、もっと様々な解釈のアル映画かも。男性の視点から観たらどうなんだろう?でも、知人に薦める勇気は………笑。ピアノ曲良いですね。エンドロールでは他楽器の演奏でしたが、ピアノの旋律はやはり素敵♪ 【SAEKO】さん 7点(2005-02-21 13:40:34) |
118.《ネタバレ》 ピアノはふたを開けて鍵盤を叩けばすぐに音が出る。 ピアノ=エイダ、鍵盤=指。 「私というピアノをうまく弾きこなすピアニストは誰?」ってことを綺麗な音楽と印象的な映像、原住民の生活とともに描いた作品。 中身はとっても薄い。 【くまぱんだ】さん 7点(2005-02-20 12:16:53) |
117.《ネタバレ》 ピアノにとり憑かれたというより、人にとり憑くようなピアノ? 土地のかわりに売られてしまった先の男を愛してしまったエイダ。まるで外した鍵盤のように指を外されてしまう・・・! ピアノとの訣別に一瞬見えたかのようだったけれど、一緒に海中に引きずり込むピアノ・・・! その後は言葉も覚える、何とかピアノとも付き合える生活も愛する人も手に入れた、と安定したような生活を送るであろう彼女ですが、それでも主人公は「何か」を海中に置いて来たかのよう? いやピアノに結局外してもらえなかった何か・・・ それで良かったのかどうかは分かりません。それでも一歩一歩踏み出そうとしているわけですから。思わず物置状態になっているピアノのふたを開けました。ピアノは気軽に「1212不治楽器」「もっとモォ~ットたけモォ~ット」出来るものでは、ない・・・。 その前に、私にはとり憑かれるほどの資格すら、ないようだ・・・。 |
116.たぶん一回見るだけじゃ分からないぐらい深い映画だと思う。なぜ主人公が指切り男に引かれていったのかが分からない。森の中で逃げ回るシーンはすごく良いと思った。深い映画だ。 【すごろく】さん 5点(2004-11-03 02:56:07) |
115.すごく懐かしい映画。高校時代にこの曲をピアノですごく練習した。手の小さな私にはきつかった・・あんなに早くも弾けなかったし・・・ アンナ・パキンは子供らしくてかわいかったし、ホリー・ハンターは無言の演技すごいと思った。でも、どうしても納得いかなかったのが、ハーベイ・カイテルの全裸だった・・。 【テンダータッチ】さん 8点(2004-08-20 23:36:46) |
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114.何ていうか、どっぷりと漬かってしまう内容でした。深いんです。 【ヒロヒロ】さん 8点(2004-08-11 00:59:43) |
113.ニュージーランドの初期開発時代。ピアノに纏わる一人の女性の物語。 時代風景と風俗は面白いが、ストーリーはいまいち理解できず。 特に出鼻の再婚?動機・・・ 【ご自由さん】さん 6点(2004-06-15 21:55:08) |
112.性に合わなかった。評判が良かっただけに、余計。しょーもない女としょーもない男のしょーもない話、というのが観た時の感想でした。 【マックロウ】さん 4点(2004-06-15 16:08:01) (良:1票) |
111.芸術的感性を持ち合わせない私には,なんか暗くてキモエロい映像と,「ラストは違うだろ!」という印象だけでした. 【マー君】さん 4点(2004-06-11 00:19:11) |
110.ピアノを習っている娘の最近の練習曲が、この曲。早くレビューしろと言ってるようで。言葉を持たない主人公の心の拠り所がピアノであったが、結婚を機に、男性との関わりを通じて、女性としての自分を見つける課程を描いていると感じました。男は、女性に気を使うより、感情をぶつけるべきなのかなあ。優しさと強引さ、欲望と理性、相手の感情を敏感に感じないと妻を失うというのも酷だなあ。縁がなかったで片づけるられる状態でもないし。相性が悪かったと言うことなら多少理解できます。言葉のない役を演ずるのは難しいだろうなと感じました。オスカー受賞は納得です。 【パセリセージ】さん 8点(2004-05-30 23:07:30) (良:1票) |
109.ピアノを愛する事が彼女を愛し理解する事、それを理解できないスチュワートに不快感、切れて指を奪う彼が許せない、なんて思ってしまう程スリリングな雰囲気にどっぷり。ピアノと沈んだり浮いてきたりと感情を監督にコントロールされた気分になった。ホリーに絡むハーベイ・カイテルの身体が見苦しく決して綺麗とは言えないラブシーンはホリーだけ見る。 【スルフィスタ】さん 8点(2004-04-29 03:14:21) |
108.《ネタバレ》 映画始まって早々、映像のひとつひとつが、入念に作り上げられ、まるで絵画のよう。う~む、このペースでこんな凝った映像が脈絡なく続いていったら、さすがに疲れるだろうな~、と映画のバランスに対する不安がチラとよぎったのですが・・・そんな心配は無用でした。冒頭からのハイテンションな「映像美」に対して、映画の進行とともに、ストーリーも映像も過激なものへ展開、ガンガンにテンションを高めていく! 例によって間男されるサム・ニール、妻の浮気相手がレッドフォードならおそらく大目に見るのだろうが(←『モンタナ~』)、さすがにハーヴェイ・カイテルではとても看過できない。そうだ、怒って当然、たまには怒れよ!・・・いやイカン、それはやりすぎだっての。というわけでですね、意外にも意外と盛り上がる映画でした(笑)。さて、タイトルはThe Pianoなんですけども、その割に肝心のピアノの存在感がイマイチ(例えば『殺意の夏』での自動ピアノの方が余程印象的だった気が)、むしろきっぱり割り切ったような下世話な邦題が、何となく懐かしいほろ苦さのようなものも感じさせ、なかなかナイスであります(褒めてる訳でも貶してる訳でもなく、だた意味も無く感心しているのです)。存在感の薄いまま、ついにピアノは海に落とされ、ええい、腹イセにホリー・ハンターまで道連れだ!と思いきや、難なく逃げられ、ひとり海底に沈むピアノ哀れ。ドロドロ恋愛ものとは確かに一線を画す映画ではありますが、もしピアノが映画の強固な求心力たり得ていれば、一線どころか二線も三線も画していたのではないでしょうか。救いはナイマンの音楽、これは印象的、というよりは、自分で弾いてみたくなるんだな。ピアノの心得などまるっきり無い私ですら、何とか弾いてみようと無駄な努力したもんね(当然無理だった)。ナイマンの音楽はやっぱり一般映画よりはグリーナウェイ作品に向いてそうな気もしますが、本作の音楽を元にしたピアノ協奏曲なんか実は結構好きだったりします(ああ、何となく恥ずかしい)。いや~。それにしても覗かれやすい家であることよ。 【鱗歌】さん 7点(2004-04-24 00:30:45) (良:1票) |
107.最高に下品で変態で汚い映画。ヒロインが持っている欲求は、恋愛ものにありがちな愛されたいというような甘いものではなく、下品に汚くやられたいという、より物理的な欲求。そしてその願望にあくまで素直に従う突き抜けたヒロイン。一つ一つの描写にもこれでもかというほど女性の肉体的かつ物理的な汚さが溢れていて、これは女性監督にしかできないな、と思った。ただ、個人的には幼い娘の心を全く気遣わない、母親失格の女が幸せになるような話はあまり見たくないです。 【ラーション】さん 9点(2004-04-23 00:23:06) |
106.浜辺に置かれたピアノや、パニエをテント代わりにして一夜を過ごす母娘などは、うっとりするほど幻想的な画で今でもはっきりと思い出せる。でも、主人公にあまり共感できずストーリーも好きになれない。主人公は最初からなかなか気の強い女性で、そんなに嫌ならなぜ嫁に来たの?とか、ハーヴェイ・カイテルとの恋愛はどこから生まれたの?とか疑問符がいくつも残る。なんだか人を想う心よりもエロスの方ばかりが強調されていた。乏しい経緯のあとのエロスには魅力を感じられなかった。別の作品を見たときに、そもそもこの監督の持つ恋愛観などが自分のそれとハッキリ違うのかなあ、とぼんやり思った。そして、マイケル・ナイマンのテーマ曲はとても素敵だと思うけれど、ストーリーの中で奏でられるピアノの音色が、どんなものだったか良く思い出せないのだ。なぜだろう、主人公の命だったはずなのに。 【のはら】さん 4点(2004-04-12 21:18:38) |
105.映像は確かに驚くほど美しいものであったが、ストーリーは多くを語らないタイプの映画なので、ちょっとイマイチな印象を受ける。 自分の言葉であり、また命でもあるピアノと主人公の関係に対して二人の男性がどう絡んでいるのかがポイントでしょう、この辺を頭に入れて観ないと共感できるかどうかが違ってくると思われます。 サムニールは指を切り落としピアノとの決別を図る、カイテルは強引にピアノを船に乗せ、最後まで守ろうとする。 そしてハンターは指を失い、命であるピアノが海に落下した時に自分もそのまま海の藻屑と消えて、何も変わらない以前のままで死ぬかどうかの選択があった。しかし結果は言葉を練習しピアノも忘れないという新たな自分・生き方を選択するというストーリーは確かに感動できるものではあったんだが…ちょっと受けとめ方が難しい映画。 |