205.《ネタバレ》 子供を楽しませると同時に、付き添って観ている大人をも退屈させない、という荒技を「ジブリ作品」や「劇場版ドラえもん」とは全く別の巧妙極まりない手口で完成させている。子供騙しスキルだけはドンと来い!の「○映動画」あたりにゃチョッと真似できないでしょうね。 「クレしん」独特のクドイ笑いやドタバタ劇で子供のテンションを引っ張り、同時にやんわり社会批判を匂わせる脚本で大人を引き付ける。その折り合わせ方がかなり高度でビックリした。とうちゃんの台詞(名台詞、多し)で私もウカツにも泣かされそうになりましたよ。 作画や動画は一見簡素に見えるものの、ヨクヨク観れば凄い仕事っぷり。コアなアニメ眼を持ったマニアにまで配慮したのか?と思わせるくらいに美術系も気合が入っていた。 ラストの屋上(?)シーンの鳩や「ズルいぞ!」と叫ぶ演出も、文句のつけようが無い。 まさか「クレヨンしんちゃん」で感動するハメになるとは思っていなかったので、予想外の嬉しい誤算でした。見応え充分。しかし、感動はしたが、子供がいない独身の私は泣くほどでも無かった。そこが残念。否、残念なのは、三十過ぎで独身の私の身の上だな。涙。 【aksweet】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-09-10 01:00:01) |
204.《ネタバレ》 誰もが自分が子供であった時代は輝いて見えるものです。将来の可能性が感じられただろうし、若さが満ち溢れているから。今が辛いからと過去にすがる大人たちを描いて、今と未来に向き合えというメッセージが強烈でしたが、いい意味で受け取ることができました。若い大人向けの映画ですね。 【飴おじさん】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-07-21 13:24:24) |
203.《ネタバレ》 邦画もアニメも基本的に観ない人ですが、これは観るべき!と多数の推薦を頂きかなり不機嫌なまま鑑賞。チャコとケンが出てきて納得かな。 【成田とうこ】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-05-24 05:40:10) |
202.《ネタバレ》 昭和ノスタルジーとは何かよく分からないが、僕の子供時代は先生、子供、地域社会からの暴力、いじめ、吊るしあげなんかでズタズタの地獄だった。はっきりいってあの時代には戻りたくないし、思いだすだけで吐き気がする。そういう奴らが子供時代に戻りたい、あのころは良かったなんて言い出しているのかと思うと鳥肌が立つし、中盤の「子供狩り」という名の幼稚でグロテスクなエゴをむき出しにする大人達、しんのすけを置いてきぼりにしてトラックに乗ってどっかいっちゃう連中に、僕は他のレビュワーさんとはおそらく違うテーマを感じ取っていた。しかしそうした仕打ちを受けたしんのすけ、春日部防衛隊のその後のバスカーチェイス、そして家族がいる事、1人じゃないということは素晴らしい事・・・それを堂々と相手にぶつける誇り高き態度は、確かに「感動」というものを僕に与えてくれた。「しんのすけ、お前すげーよ」・・・奥さんが出来たばかりの僕は、そして僕の奥さんも、しんのすけにそう言ってやりたい。お前は大人たちのエゴに勝ったんだ。「空が青いぞ」といいながら。 【はち-ご=】さん [地上波(邦画)] 10点(2008-04-29 23:42:23) (良:1票) |
【Yoshi】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-04-18 02:10:08) |
200.《ネタバレ》 過去を懐かしむ大人達に、未来を生きたいと決死で戦うしんのすけの姿は訴える力が大きい。 過去に縋っても、得られるのは何も無い。それを一番よく知っているのが、しんのすけかもしれない。子供は未来を生きようと直向きになる。 物語の中で、ヒロシやみさえ等大人達が昔を懐かしむ姿に、しんのすけ達が理解に苦しむのも無理は無い。 過去を踏まえつつ、今を生きることの大切さをテーマとしている作品です。 【哀しみの王】さん [インターネット(字幕)] 10点(2008-04-08 21:17:48) |
199.《ネタバレ》 観る前から、回想シーンが要注意であることはここのレヴューを読んで知っていましたが、それでも不覚にもホロリときてしまいました。クレしん恐るべし。でも自分の中のエゴが邪魔してこれ以上の点数は付けられません、クレしんごめんね。 【ラスリープ】さん [地上波(邦画)] 7点(2008-02-29 01:55:46) |
198.《ネタバレ》 これって子供が見ても楽しめないですね・・・大人向けでも「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」のような感じなら子供も楽しめると思いますが。自分も子供なんで感情移入が出来なかった。「夕日町商店街」の背景は学校の教科書で見た程度です。別に昔に戻りたいなんて全然、思わないし現在の方が普通に楽しいと思う。自分が急に昔にタイムスリップしたことを想像するとショックで自殺を考えるだろうかと思う・・・。そういう意味では楽しめる作品ではなかった。って、ひろしの靴の臭いを嗅ぐのは嫌だぁ~(笑) 【マーク・ハント】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2008-01-07 05:04:40) |
197.当時超強がりさんな子供だった尤紀ちゃん。だから親と観にいったこの映画で泣かないぞ!泣かないぞ!って必死に涙をこらえてました…だってすっごく感動するんだもん!あまりに有名なあの回想シーン子供心に、キました。とうちゃんががんばって歩いてきたちょっと臭いけどあったかい父ちゃんの足だ!ってね~。この間一人で観ました、やっとこらえていた涙を流せてすっきりしました★ 【尤紀ё】さん [映画館(邦画)] 9点(2007-12-17 17:49:18) |
196.《ネタバレ》 クレヨンしんちゃんの映画の中で一番好き。 やっぱりひろしは最高です。 家族愛もさることながら、過去にすがることなく未来に生きる決意をするのはすばらしい。 【norainu】さん [DVD(邦画)] 10点(2007-12-09 17:16:11) |
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195.冗談でも何でもなく、21世紀最大級の社会派ドラマだと思う。昨今の病的な昭和懐古ブームはひたすら「古き良き昭和」の部分ばかりを強調するが、当然いいことばかりがあったわけではないし、ケンの言うように全ての人が夢と希望に溢れ、心を持って生きていたとは限らない。「あの頃はよかった」なんて言って過去にすがるのは単なる甘えであり、我々は歯を食いしばってでも今を生きるしかないのだ。しんちゃんの最後の「ズルいぞ!」って台詞は、きっと全国のオトナ帝国予備軍に対する容赦ない「喝」だったのかもしれません。 【とかげ12号】さん [地上波(吹替)] 9点(2007-11-10 21:09:25) (良:3票) |
194.いやはや、日本のアニメは恐るべし! 制作者サイドの「あざとさ」が見え見えなのも、また大人にとっては娯楽要素だったりする。昭和の最後に産まれた世代としては、しんのすけサイドにも、大人サイドにも立てずに、昭和レトロってそんなに良いかぁ?と首をかしげつつも、しんのすけの言葉・態度にもカチンときたり。それなのにいつのまにか、展開されるてんやわんやに、ずーっと笑い泣き。高尚ぶってるけど中身のないダメダメ作品(ゲド戦記とか)を続けざまに観ちゃった後に、これ観て正解だった☆ 【ルクレツィアの娘】さん [地上波(邦画)] 6点(2007-10-24 16:28:12) |
193.戦国大合戦 が面白かったので、これも試しに観てみました。 戦国大合戦 ほどじゃなかったですが、これもなかなか。 【ひで太郎】さん [DVD(邦画)] 6点(2007-10-05 03:24:06) |
192.「あー、もうやってられねー、女房こどもがいなけりゃこんな会社ヤメちまうのによー!」「あー子供の頃に戻りてぇ~あの頃はよかったなぁ~」と毎日のように思っていたある日、居間のソファで幼い娘と息子と3人並んでテレビ放映されたこの映画を見ていた俺は、ひろしの回想シーンで号泣した。「父ちゃん、オラのこと分かる?」「ああ、ああ・・・」画面ではひろしが泣きながらしんのすけを抱き締めている。「パパなんで泣いてるの?」涙をダラダラ流している俺の顔をびっくりして見つめている子供達に、俺は何も言えずにただ「うんうん」とうなずくだけだった・・・。(レビューというより反省文だなこりゃ・・・。) 【幻覚@蛇プニョ】さん [地上波(邦画)] 10点(2007-09-27 15:59:47) (良:4票) |
191.クレしん映画初鑑賞。スピード感とお約束のギャグを挟みつつ展開されるストーリー、作者が狙っているテーマ性の深さ、完成度の高さに予想以上に驚き。ここでの評価の高さも納得。導入部とか特に巧いですね、子供にとって親が何か別の人格になってしまうって事は一番の恐怖ですから。ただ、オトナの子供回帰と子供を見捨てるという行為、昭和ノスタルジーとの相関関係がイマイチ疑問符??でしたけど。以下、ピクサーアニメ「Mrインクレディブル」と同じ感想になります。この作品もまっとうな人生を歩まれている方ほどより感動出来るんじゃないかって気がします。多分、自分はひがみっぽいヒネこびた人間なんでしょう・・・。家族一致団結!!悪を倒せ!家族の絆万歳!のクライマックスに、また一人疎外感を味わってしまう自分がいました。素直に感動出来ずつい斜に構えて観てしまう思考回路が哀しい。「みんシネ」を見てるよい子のみんな、間違ってもチャーリーおじさんみたいな、ヒネたオトナにだけは将来ならないようにしようね!じゃあまた来週! 【放浪紳士チャーリー】さん [DVD(邦画)] 6点(2007-08-27 17:11:24) (良:1票) |
190.しんちゃん凄いよ、泣いちゃうよ。 残りの1点はもうちょい歳を経てからにとっておこうと思います。 【声ヒツジ】さん [DVD(邦画)] 9点(2007-07-27 12:42:51) (良:1票) |
189.本当に本当に泣いた映画。 昔は楽しかった、昔は良かったと捕らわれがちになってしまうけれど 本当はそういう昔を積み重ねて、大切な今があってこれからもそんな未来を生きたい そんなメッセージが心に染みました。 やっぱりヒロシの回想シーンが一番泣けました。 ゆとり世代の私は本当に甘やかされて育っていて、ついつい お父さんがいつもいつも毎日頑張って、仕事をしていて 家を守っていることを、忘れがちでしたが、 この映画はそれを思い出させてくれました。 【あさ】さん [DVD(吹替)] 10点(2007-05-27 14:10:59) (良:1票) |
188.広大な原っぱとか見せられると弱いんだよなぁ… グッとくる映画ではありましたが、子供向けっぽくはないよなあと思います。でも触れて欲しいですね、こういうものには。しかしちょっとあざとい。 【えむぁっ。】さん [地上波(邦画)] 7点(2007-04-21 18:57:25) |
187. クレヨンしんちゃんは大好きでした。特にテレビアニメの、初期の作品が。ところが、PTAの「子供に見せたくないアニメ」のトップに選ばれてからというもの、どんどん腰抜けになって、つまらなくなっちゃった。この映画なんて、その極地ですね。ここには「クレヨンしんちゃん」のいいところなんて、まるでない。あるのは「安っぽい家族愛の押し付け」だけ。 【コウモリ】さん [地上波(邦画)] 0点(2007-04-18 16:54:35) |
186.ご存知、クレしん映画の双頭をなす大作の一角。基本的に映画では泣かない私を号泣させ数少ない映画の1つです。何かもう、いつ観ても泣いちゃう。ボロボロのしんちゃん見ただけで泣いちゃう。どんな感動大作でも泣かないのに、不思議。 【えいざっく】さん [ビデオ(邦画)] 9点(2007-03-29 12:03:58) |