84.魚雷を撃つ時の勇ましいBGMが好きです。たまにテレビ番組のBGMにも使われているぐらい。「さあ、行くぞ!」と言わんばかりの高揚感。きしむ船体の中で息を潜める乗組員の根性。大時化の海を木の葉のようにもまれながら進むUボートの上で、僚船に向かってエールを送る艦長。しびれるような「男」の映画です。「潜水艦乗りはあんなにヤワじゃない」とかいろいろ批判はあるようですけど、小さな鉄の塊に乗って闘い、海の底へ沈んでいった幾多の男たち(実際、ドイツ軍のUボートの未帰還率は8割近いとか)の姿は勇ましく、悲しい。 【しまうま】さん 8点(2004-07-03 10:53:32) |
83.うーん…。潜水艦内での乗組員たちをリアルに活写したからといって、それがおもしろいかどうかはまったく別の問題のような気がするのですが。これといって印象に残る人間ドラマがあるわけでなく、妙に間延びした展開が続き、最後まで観るのがかなり苦痛でした。とはいっても、TVナイズされた140分足らずのバージョンではこの映画の魅力を伝えきれていないのかもしれませんが。しかし後日に完全版を観る気力が湧くかどうかは、今のところかなり怪しいです。 【K】さん 4点(2004-07-01 23:26:46) |
82.見終わった後、こんなに絶望感にさせる映画ってなかった。いつでもどこでも、戦時下では「死神」が牙を剥く。戦争には、絶望の現実しかない。戦争映画の傑作。潜水艦映画の代表作。しかし2度は見れない。 |
81.《ネタバレ》 時間は長かったが気にせず鑑賞できた。戦闘シーンはほとんど無いが、精神が破綻してしまう乗組員、それを気遣う艦長、乗組員達のちょっとした会話、戦闘の駆け引きなど潜水艦内で繰り広げられる人間ドラマに魅了された。冒頭のヒトラーを揶揄していると思われるシーンも魅力的。不可能と思われたジブラルタル越えをやってのけ帰港したにもかかわらず空襲で艦長や乗組員達が戦死し、U・ボートまでも撃沈されてしまうというラストが戦争の皮肉さ、残酷さを物語っていた。 【ゆきむら】さん 8点(2004-06-12 12:48:55) |
80.《ネタバレ》 敵国イギリスの歌を潜水艦の中で流す場面がありますが、戦争中であっても歌には国境が無かったと言う事でしょうか。 連合軍駆逐艦隊との遭遇で、限界まで潜航するシーン、水圧に耐え切れず軋む船体、 「コーン・・・コーン・・・」というソナーの音、弾け飛ぶボルト。 潜水艦独特の密閉された空間は、見る者には語りつくせない閉塞感と緊張を、これでもかと言うほど見せつけます。 戦争の悲惨さを、最後には戦死する主人公(艦長)の目で最後まで追い続けるラストは重厚。メインテーマの音楽も勇ましく、耳に残ります。 【白狼】さん 9点(2004-06-09 04:23:41) |
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78.幻想という名の希望、現実という名の地獄。血と汗と糞尿とオイルに包まれた航海日誌。今日も青い地球が赤黒く染まる。 【紅蓮天国】さん 6点(2004-05-27 20:40:07) |
77.自分も潜水艦にいるような雰囲気を存分に楽しめる重苦しい緊迫感。この映画から重厚なパワーを感じる。 【モチキチ】さん 8点(2004-05-16 07:03:17) |
76.6話構成の5時間の完全版を観ましたが、あっという間に観れました。 大した戦闘もなくてたった二機を撃墜したにすぎないし、大きなストーリー展開もジブラルタル越えくらいで潜水艦内の日常を追っているだけなんだけど、非常に息が詰まるような人間ドラマが繰り広げられている。 熱気、緊張感、緊迫感、閉塞感はハンパなく、その中には言いようもないいらだち、空虚さ、やるせなさがにじみ出ている。 また「音」による恐怖を効果的に使用している演出も素晴らしい。死線を乗り越えた後のあのラストには戦争に対する強い憤りを感じる。 【六本木ソルジャー】さん 8点(2004-05-13 23:12:13) (良:1票) |
75.潜水艦映画では、最高傑作であります。ちと、時間が長いですが・・・ 【ボバン】さん 8点(2004-04-15 00:09:56) |
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74.潜水艦という異様な現場での恐怖感などは出ていたと思うが,3時間超という長丁場を乗り切るだけの魅力には乏しかった。特に序盤からの2時間は見せ場も少なく魅せるストーリーではない。中弛みしてしまった。 【北狐】さん 6点(2004-03-10 10:04:31) |
73.重苦しい潜水艦の中の雰囲気がすごくうまく表現されてた。観てる自分も息苦しくなって、映画終わった後、深呼吸してもーたもん。 誰が誰かよーわからん所もあったけど、映画のほとんどが潜水艦の中の撮影でこれほどあきずに観れるのはすごいと思う。少し古い感じがするのも、戦時中の潜水艦の雰囲気が出てて逆に味があった。 音楽もいわゆるハリウッド的な感じじゃないとこが逆に新鮮でよかった。映画館で観たかったな~。 【なにわ君】さん 10点(2004-03-09 02:50:21) |
72.公開時、劇場で見ましたが自分的に「ドイツ製」というイメージが先行しすぎたようで、意外と散文的であっさり味なのが、ちょっと物足りなかった感じ。皮肉なラストシーンも言いたいことがはっきり分かりすぎかつ、ちょっと唐突な気がします。 ただドイツが作った潜水艦映画ということで非常に興味深い作品だと思います。 【シン】さん 6点(2004-03-04 20:39:44) |
【仮面の男】さん 9点(2004-02-23 12:22:19) |
70.この作品、なぜか今まで観る機会が無く、23年も経って始めて観た。評判通りの秀作でした。狭く、暗い潜水艦内で悪戦苦闘する名も無き戦士たち。おまけに、相手の船も一度もはっきり表現せず、潜水艦内の閉塞感と孤独感を大変よく表現できていた。実際、艦長以外ほとんど名前が出てこなかったような・・。でも考えてみれば、戦争中99%の兵士は、名も無き戦士だったはず。まさに、あの懐かしいアニメのセリフ『・・。命をかけて歴史をつくった影の男たち。だが人よ 名を問うなかれ。闇に生まれ、闇に消える。それが・・・』を思い出しました。 |
69.冷たい海の中で、勝算の無い命令を死にもの狂いで遂行していった無名の男達の物語。狭い艦内には駆逐艦のソナー音とスクリュー音、爆雷の衝撃が突き抜ける。物語は何の誇張も美化もなく、艦内は緊張と弛緩で満ちあふれている。そして虚しいばかりのエンディング。これほどまでに虚構を廃した潜水艦映画を私は他に知らない。文句無し。黙祷。 |
68.《ネタバレ》 今までに観た戦争映画で一番よかった。死と隣り合わせの緊迫感・絶望感が潜水艦という閉塞空間の中でよく描かれている。やっと死線を乗り越えて帰港したとたん、爆撃を受けるラストには「そりゃないよ~」と思いましたが、これでこそ心に残る作品となったといえます。 |
67.初めて見たとき私は映像に釘付けになった。油、海水、髭、正気と狂気、生と死。そしてほっとさせられた帰還と呆然とさせられたエンディング。少年に大きな影響を与えるには十分な映画だった。最近になって完全版を見た。やはり感想は変わらなかった。 |
【亜空間】さん 7点(2004-01-27 16:13:17) |
65.艦長の男気が素敵だった。最後のUボートの沈没を見届けてから自らも果てるとこなんて素敵過ぎ。元々輸送船なんかを攻撃するUボートであえて天敵の駆逐艦とやりあうなんて素敵、だけどやりすぎ。一応乗組員の命も預かってるわけで。やっと帰還したのに殺すなんて、さすがドイツ帝国。 【スルフィスタ】さん 8点(2004-01-22 19:32:59) |