494.スタンリー・キューブリックの映画ってどれもこれも本当にレビューするのが難しい。どう表現したら良いのか?とにかく凄い。何から何まで全てが狂っている。恐ろしいほどのバイオレンスと人間の恐さ、この監督の頭の中、一度でいいから覗いてみたくなる。この映画に対する感想を一言で表すなら「狂気」この映画のどこが好きなんだ?て聞かれると何て言えば良いのか分らない。おそらくこの映画に高い点数付けている方の多くはそうだと思います。 【青観】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-10-22 20:32:41) |
493.自分の嫌いなジャンルはバイオレンスであって、幸せ家族や、女、子供、そして老人と、全くの他人に危害を加え、自分さえよけりゃそれでいいのかって感覚で見せつけられる暴力シーン。これが大嫌ッいな訳でして。これって、冒頭いきなり3連チャンをやらかしてくれましたよね。 なので、通常ならば、当然そこで怒りに変わってアウトなのですが、なんやこの惹きつけられる魅力って・・・(音楽だ!そして、マルコムだ!)・・・・・→そして最後にこの作品はどうだったのかと・・・・・・・ ※最高でした。どこが?ってのは説明できません。マルコムの演技の素晴らしさにに惹かれたってのもひとつはありますが、なぜ?って説明は要らぬでしょう。。なんか凄い映画を見てしまったって気分です。後引きます。上手くまとめきれません。 そして最後にひとつ思う事、これって見るひとによっては、0点か10点ではないんですか? って自分は中途半端に9点なんですが ^^; 【3737】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2010-10-11 20:29:25) (良:1票) |
492.《ネタバレ》 スゴイ 確かに1971年製作とは思えない出来 当時とすればかなり前衛的ですごいインパクトだったんだろうけど… これはかなり好みの分かれる内容で 個人的にはあまり面白いとはいえないカナ まぁキューブリック監督作品でこれは観ておかないといけないと思いつつ観たというのが正直な感想でゴザイマス 【Kaname】さん [ビデオ(字幕)] 4点(2010-10-02 21:47:58) |
【TAKI】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-09-25 01:31:31) |
490.1回見ただけでは意味不明で終わりかねないが、何度も見るうちに、その中毒性にハマってしまった。何度見てもおもしろい。このぶっ飛んでいる感じと中毒性は他にはないものだと思う。 【Fay】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-08-15 19:37:06) |
489.これは好みがハッキリ分かれる映画でしょう。強烈な独創性を持った作品には仕方ないことです。しかし単純に映画というひとつの芸術作品として見たら、素晴らしい作品であることは疑いようがありません。 ただ前半のアレックスの描写があまりにもカリスマ過ぎて、何だか悪意や暴力さえもカッコ良く見えてしまっているのは問題アリかもしれないですが。 キューブリックの暴力的なまでの芸術性が本作で爆発しまくっていますね。 台詞、音楽、今見ても古さを感じさせない近未来のデザイン・・・そして何よりやはり暴力。芸術が暴力と結合して、まさにキューブリックにしか創ることの出来ない、物凄い中毒性を持った映画になっています。 濃すぎる映画なので、嫌いな人は全く受け付けないと思いますが。 【おーる】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-08-13 18:22:28) |
488.《ネタバレ》 30年ほど前に、池袋文芸座で、鑑賞しました。 今回、ノーカット版で、DVD鑑賞しました。当時はカットされていたような、衝撃的なシーンも余さず鑑賞することができました。おそらく公開当時は、評判をよんだことでしょう。いま鑑賞すると、あまりに芝居がかっていて、ちょっと辟易としてしまうのが、正直な感想です。絵画や、彫刻と異なる、映画の芸術性の限界を感じました。娯楽であり、興行であり、人間の感覚や、社会状況に強く影響を受けるのは、いたし方がありませんね。実は、同時期に黒澤明監督の『野良犬』を鑑賞したので、よりいっそうこのような感想を持ちました。 【クゥイック】さん [DVD(字幕)] 4点(2010-08-01 22:11:36) |
487.極悪の独裁者(誰とは言わないが)を捕えることができたら、アレックスに施した治療法の実験台にすれば良いと思ったりする。 【きーとん】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-07-30 22:50:47) |
486.ここまでバイオレンスを美しく描いた作品に出会ったことがない。 【kure】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-07-18 20:36:14) |
485.ちょ~ブラックで、皮肉たっぷりの本作ですが..映画としての魅力を感じることが出来ませんでした... 【コナンが一番】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2010-06-21 17:24:23) |
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484.おそらく、映画史上もっとも社会的反響を呼び、もっともビジュアルやアートの世界に刺激を与え、そしてもっとも評価が分かれる映画でしょう。『メアリー女王葬送曲』が響き渡る画面にアレックスの表情がどアップで映し出された瞬間、映画の新しい地平が開けたのだと私は思う。「暴力」がテーマの映画だからと本作を嫌悪する人が多いが、他にも星の数ほど「暴力」を描いた映画がある中で、『時計じかけのオレンジ』は芸術の域に達するまで昇華した映像を見せてくれるからこそここまでブーイングを浴びるのでしょう。最近これに匹敵するのは、『ファニー・ゲーム』が頭に浮かびます。そして『暴力』と音楽の融合というメッセージをこれほど明確に与えてくれたのは、キューブリックが始めてでしょう。 【S&S】さん [映画館(字幕)] 10点(2010-04-26 01:57:04) |
483.人間の本能が爆発する様と、名曲の数々が何故か異様にマッチする異色作。 ベートーベンも合唱付きを作曲した当初は、こんな怪しい映画に使われると到底思って無かったろう。 人間の内に存在する暴力や、思想と暴力など、色々なテーマを描いているようだが、どうもひとつひとつの場面、選曲のセンスの高さに目が行ってしまう。 キューブリックの芸術性の高いセンスには、敬服の念を抱かずにはおれない。 こんな映画、どうやったら撮れるんだよ! 【タックスマン4】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-04-16 15:23:45) |
482.初めて観たときにナッドサットに苦しみ、字幕を追うので必死だった。原作も読み何度も観るとナッドサットも解るようになり、映画に没頭できる。アレックスのユートピアとディストピアの交錯が楽しい。画もキューブリック特有の乾いた感じが冴え渡り、狂気染みた中に芸術性を感じる。 【円軌道の幅】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-04-05 23:26:07) |
481.スタンリー・キューブリックが我々の"善"と"悪"の境界線が崩壊する様を描いた本作は、私の人生で最も記憶に残った作品です。そしてこれからもずっと記憶に残り続けると思います。この映画には良い意味であれ、悪い意味であれ、その様な他の映画では体験できない力が間違い無く存在します。 【民朗】さん [DVD(字幕)] 10点(2010-03-17 19:18:36) (良:1票) |
【ピンフ】さん [DVD(字幕)] 10点(2010-03-08 12:41:15) |
【リーム555】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-02-23 18:13:09) |
478.《ネタバレ》 人間の日常生活では最も触れたくない暴力やセックスといった問題に正面から挑んだ問題作。普段はそうしたものを「臭い物に蓋」で見ないようにすごしているが、この映画ではそうした配慮は一切なされない。そこが強烈な不快性を呼ぶのだろう。しかし、人間が生きている限り挑まなければならない問題であるので、「臭い物に蓋」で目をそらして、議論の話題にすらしない姿勢でいてはならない。そういう意味では、そうしたものに問題提起をしている本作は極めて価値が高い。 ただ、エンターテイメントとしては見ていて楽しい映画ではなかったのでこの点数。意義だけなら10点ですが。 【θ】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-01-09 01:41:22) |
477.音楽は最高。過激な場面も多くあり目を覆いたくなる場面も・・・ プラス面とマイナス面が強いのでこの点数 【のははすひ】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-01-05 22:44:20) |
476.《ネタバレ》 人間の本能は性欲と暴力。本能のままに暴力を撒き散らす不良少年グループ。仲間割れで、暴力が仲間に及んだとき、グループは崩壊、アレックスは刑務所へ。そこで受けた、政府による実験的更正治療は強制的に暴力シーンを延々と見せられるという暴力的なもの。結果、性欲や暴力といった感情が惹起されると吐き気を催す体質に変化。その効果が証明され、アレックスは社会復帰。だが彼を待っていたのは暴力。彼は昔とは正反対に、一方的な被害者となる。耐え切れず、唯一許された暴力、すなわち自分に対する暴力=自殺を行使。奇跡的に助かり入院。世間の非難を逸らすため、政治家が来て、実験的治療が成功したように振舞えば悪いようにはしないと取引を申し込む。押し寄せたマスコミに彼は答える。「ええ、ほとんど治っていますよ」彼の言う「治る」の意味は、性欲や暴力に対する快感を取り戻すという意味。暴力を暴力で制することの愚かさがテーマ。ベートーベンは彼の持つ人間性の象徴。暴力的だが人間らしい部分もあった。治療によりベートーベンは嫌悪対象となり、「治る」と第九を聞きながらセックスする自身の姿を夢想できるようになった。白は本能の象徴。グループの白服、ポルノ像、ペニスオブジェ、ミルク、包帯など。ポップカラーに支配された未来社会で、ここぞというときに白が出てくる。卑猥な絵があちこちにあることからもわかるように、本能が飼いならされた世界。猫女はペニスオブジェを芸術と呼んでいた。アレックスが住むのは本能が抑えられた放任社会で、それの象徴がアレックスの両親で、息子には無関心。その対極にある管理社会の象徴が刑務所。入所時の持ち物検査で如実に描かれる。経験を積んだ彼はもうむき出しの本能のままに行動することはないだろう。本質は変わらないが、表面を繕えるほどの大人に成長したのだ。最も特徴的なのは、暴力シーンを音楽に合わせ美しく、芸術的に描いて見せたこと。それ故に暴力賛美とも受けとられ、英国では上映禁止の憂き目になった。「芸術性」が監督の本質。後半、復讐する作家の顔や食べ物をおねだるアレックスなど、コミカルな面もある。「時計じかけのオレンジ」とは「自由意志のない人間」のこと。そのような人間社会にならないように警告を発している。 【よしのぶ】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-10-08 11:10:40) |
475.《ネタバレ》 凄い。そしてエロい。主人公が仲間を暴行するシーンは鳥肌が立った。こんな風になりたいもんです。エロっ! 【ジムキャシーベイツ】さん [DVD(字幕)] 10点(2009-09-04 17:34:58) |