135.《ネタバレ》 大人なら誰でも一度は通る恋愛の試練を描いた映画だと思いました。恋は理想と現実がうまくあわなくなって、どうしようもなくなると主人公のように人は絶望で泣くのです。で、泣いても神様は助けてくれないから人は成長して大人になるのだ。と、見ていて勝手にそんなことを思いました。 【よねぴー】さん [DVD(邦画)] 9点(2008-05-05 17:10:46) |
134.《ネタバレ》 人魚姫みたいなおとぎ話。だけど結末までもがそうではない。最後があっさりと描かれているが、逆に味があって良かった。主人公の男もリアル。痛いほど気持ちが伝わる。彼を責めることはできないと思う。 【たいがー】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-03-22 02:14:37) |
133.妻夫木聡も池脇千鶴も上野樹里も、みんなが人間臭くとてもリアルに描かれていた。それだけに衝撃も大きい。 【茶畑】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-03-21 23:52:59) |
【Yoshi】さん [DVD(邦画)] 5点(2008-03-16 01:40:58) |
131.《ネタバレ》 初めて買ったDVDです。 とにかく最後の妻夫木の号泣は観ていて耐えられませんでした。 男の弱さが非常に自分とリンクして、なかなか私生活に引きずりました。 ジョゼの最後のダイブの後の絶妙な間と、すかさずのくるりのスネアドラム。 あの歌を聴くたびに2人のドライブが蘇ります。 やっぱ全体的に小汚い印象を受けるけど、本当の美しさは汚れの中で引き立って見えるんですよね。 監督、音楽、俳優、原作、脚本、演出等、この上ないマッチで楽しませていただけました。 ただ、喫煙シーンの多さが・・・・。 板尾さんの演技は100点ですね(笑) 【よーじろー】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-01-13 23:40:59) |
130.《ネタバレ》 あのまま二人は仲良く暮らしました。めでたしめでたし♪ なんて偽善的に終わるんだろな・・・ と思ってたら、これがまたリアルなエンディングでした。 人間てみんな優しい。けどずるい。だけど優しい。ある意味気色悪い映画。 上野樹里に一番共感できた。でも都合良く戻って来られても受け入れるものかな。 【モフラー】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2008-01-04 06:20:14) |
129.《ネタバレ》 幼馴染が「あの男と結婚するんやろ?」とジョゼに聞くと、ジョゼが「あるわけないやろ。」と言うシーン 最後の魚焼くシーン トイレのぞかれるシーン ジーンと来るシーンの多い映画でした。良かった。 【東京ロッキー】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2007-12-11 10:48:36) |
128.《ネタバレ》 障害を乗り越えるのは大変だ・・・ 【フッと猿死体】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2007-12-08 09:35:09) |
127.《ネタバレ》 これじゃあ結局「健常者は障害者と付き合うのに抵抗がある」っていうメッセージに僕はとってしまいますね。親元につれてくのも「ひるんだ」わけですし、その後上野樹里(健常者)とヨリを戻したような描写もあるし。最後妻夫木がわんわん泣いてたけど、それはジョゼが障害者だという理由で逃げた自分に対する涙でしょう。でも最初の写真を回想するシーンで「ああ懐かしいなぁ」くらいの喋り方だったんで、ジョゼとの日々は単なる大学時代の思い出にすぎないみたいですね。てか妻夫木と池脇千鶴は大根です。板尾の方がずっと演技うまいですよ笑。でも邦画で久しぶりのヒットです。 |
126.《ネタバレ》 男性と女性、それまでの恋愛経験、(当たり前ですが)性格によって、感情移入、共感、感動の度合いが異なる映画だと思います。本作は女性の主人公の歩行ができないという身体的障害が男性の主人公に圧倒的優位性をもたらすものとして表現されていますが、これほどまでの身体的障害ではなくても、恋愛相手に対して、容姿、職業、学歴、経済、生育環境、家族関係などなどで、何か優位性を感じる、あるいは意図的にせよ無意識的にせよ優位性を探し出す時があるのではないでしょうか?しかしまた、その優位性のもととなる要因は負担ともなりうるもので、その負担が大きく愛情だけでは支えきれないとお互いがわかった時に、誰が悪いわけではなくても別れなくてはならない現実があり、とても切ない思いの別れとなります。誰でもがする恋愛ではないかもしれませんが、支えきれない負担と優位性を感じた恋愛の経験者なら、本作で説明が不足気味の部分も十分に解釈を補完でき、計算された見事な省略と感じると思います。男の主人公の別れた後の嗚咽をはじめ、随所にそうであろうと同意できる会話や行動がいっぱいで、見終わった後に二人で会話ができる映画ですが、デートで見てその後に会話をするのはちょっと重いかもしれません。 【ダルコダヒルコ】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-09-23 01:58:48) (良:2票) |
|
125.《ネタバレ》 オッパイ映画に名作なし。この映画はひょっとしたらいけるかもと思って見たけど、やっぱり変わらなかった。だって無理だから。オッパイが出た瞬間、ストーリーも伏線も全部吹き飛んじゃうから。オッパイ出た映画で7点以上つけられるのは、たぶんターミーネーターだけ。あれだって自分の好みと程遠い人が脱いだから気にならなかっただけのこと。いい女のオッパイは映画でも見たいが、いい映画でオッパイは見たくない。かなり矛盾してる気もするが、そうなんだから仕方ない。 じゃあ、この映画でオッパイさえ出なければ名作だったか?やっぱり違うなあ。どんどんキレイになっていくジョゼは確かにグッとくるものがある。でも、付き合った理由は、オヤジにオッパイ揉ませてゴミ出しさせたくないからでしょ?別れたら元の生活に戻るのはミエミエなのに、そこを描かずにキレイごとで終わらせるのはズルイ。 【まかだ】さん [DVD(邦画)] 5点(2007-08-05 18:25:29) |
124.この映画をまとめると、下劣で汚くて気持ち悪いです。観てて気分が悪くなりました。でも、この映画にとってはこれが最高の褒め言葉です。障害者と健常者の恋を描いているんですけど、結局きれいごとで片付けていない。障害者の狂人ぶりとか偽りないんです。他の障害者とか不治の病を抱えている人を題材にした映画は、その子をシンデレラにしたがるですよ。悲劇のヒロインみたいな。でも、この映画はそういうテイストがゼロなんですよ。そこが好きな理由です。 【垢抜け戦隊】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-08-01 16:02:12) |
123.《ネタバレ》 漂うレトロ感、さりげない映像、魅力的な脇役・・・。決して嫌いじゃないはずなのに、好きになれない映画でした。まず共感できる場所がなかった。全編を通して、どこかで聞いたことがあるようなセリフが多かったのも気になりました。主役二人がダメです。妻夫木聡は語りは上手だけど、真剣な場所での嘘っぽい笑顔が、自己顕示欲が見えすぎて一時期の布施博の笑顔みたいで興ざめでした。セックス前にあんなに嘘っぽい笑顔をされたら、本気にはなれないのじゃないでしょうか。池脇千鶴の役柄は、生意気でかわいいはずなのに、生意気を言ってしまう嫌みさが少しもかわいくも痛々しくも感じなかった。ふたりとも頑張っているなという感じがしましたが、そう感じさせてしまう時点で駄目な気がします。映画のイメージとくるりの音楽はなんとも似合っていました。 【omut】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2007-08-01 07:17:15) |
122.《ネタバレ》 思ったより主演二人の演技が見れたので、食わず嫌いだったのが申し訳ないと思いました。二人の最後が非常にリアル。ご都合主義でなく、恒夫の人間的に実際そうなるであろう別れを見せながらも、変わらず元気なジョゼを見せて、どこか希望を残したラストは非常に秀逸かと。リュウグウノツカイは多分いらない。 |
121.《ネタバレ》 恒夫の「別れた(一番の)理由は、自分が逃げたからだ」というのは正直な気持ちなのだろうと思う(シチュエーションは違うが、若き頃の自分にも思い当たる節あり)。弟の「怯んだ?」という一言に結構凝縮されているように感じた。人生をリアルに生きているといろいろな局面で損得勘定をするものだ。恒夫のソロバンはああいう結論を出したが、ジョゼには思い出が残った。本当につらいのは別れではなく、何の思い出も存在しないことではなかろうか。思い出す記憶があることは或る意味それだけで幸せなことだ。ラストの淡々としたその後のジョゼの日常描写が胸を打つ。大抵の悲恋物のドラマは別れで終わるが、実は当事者にとってはその後もずっと日々の生活は続く。あの演出は淡々とした中にその重さを表現していたように思う。ちなみに原作にはラストの別れの部分はない(別れを予感させつつも二人が暮らしているところで終わっている)。 【kainy】さん [地上波(邦画)] 7点(2007-07-24 10:12:13) (良:1票) |
120.文芸作品なので自分の評価基準から外れてしまい、採点は難しいのですが、映画館に3度足を運び、映画に恋をするという体験を初めてさせてくれた作品。 世間知らずの身体障害者と行動の責任意識の希薄な今風の学生。 どちらの設定を変えても、すぐに違和感が起こりそうな繊細な作品。 それでいて、なんとも力強くテーマを打ち出している。 ラストの恒夫の判断はリアルにするか、ファンタジーにするかの分かれ目でしょうが、この設定ならああ終わるのが(厳しいですが)、自然なことだと思う。 テーマをより強く出せますしね。 【カラバ侯爵】さん [映画館(邦画)] 10点(2007-06-25 11:37:22) |
119.《ネタバレ》 小洒落たタイトル、妻夫木くんが主演、池脇千鶴のヌードの話題先行など、個人的に食指が動かない作品でした。(すいません。嘘です。最後のセンテンスには興味津々です。)でも観てみるとコレが自分のツボ。もう大好き。ほんとに好き。妻夫木を初めて上手いと思いましたし、池脇も魅力的でした。ばあちゃん、板尾、「いてまうど」の兄ちゃん、荒川良々等の濃いキャラも旨味を発揮していました。重いテーマですが、物語と向き合わせる手法に長けていたと思います。死別や結婚という安易な結末に逃げなかったのも好印象。とくにジョゼの気持ちが心に沁みます。動物園で虎の見学。恐怖に対峙したときに、自分を守ってくれる人がいること。これほど心安らかなことはありません。でもこの幸せが長く続かないことも彼女は承知しています。いずれ彼は去っていく。だから車椅子を買おうとしなかった。少しでも長く彼の背中に触れていたいから。乳母車を新調しなかったのも、押してくれる人がいなくなるのを知っていたから。彼女が妻夫木に言う「私をおぶえ」という台詞。それは遠まわしなプロポーズでもあったと思います。頭では彼との別れを予期していたとしても、幸せな結婚生活を夢見ないはずがありません。しかし彼女の願いは叶わなかった。その直後のシーンもたまらない。トイレに入ったジョゼを覗く妻夫木。彼女は「あっち向いてて」と言います。「出て行って」ではなく。その想いに胸がつまります。水族館で見られなかったお魚たちをラブホテルの映写装置で見る彼女。自由に泳ぐ魚たちの中で、至福の時を過ごすジョゼ。貝殻ベットの中の彼女は、まるで人魚姫。幸せを知ってしまった彼女は、もう海の底へは戻れないと言います。彼と過ごした日々を受け止めようとする彼女。切ないほどに強い。いや、強くあろうとする姿に心打たれます。それに比べると男のほうは情けない。でも彼を責める気にはなれません。彼が怖気づいたのも分かる。彼は彼が思う幸せを求めて生きていくでしょう。でも心の傷はずっと残るはずです。それも仕方がない。悲しいこと、苦しいこと、切ないこと。人生には嫌なことの方が多いかもしれない。でもそれを知らずして、幸せを知ることもありません。ラストは料理をするジョゼの姿。食べることは生きること。海の底とは違う世界を、喜びも悲しみもある世界を、彼女はこれから生きていく。ジョゼは死を選ばなかった人魚姫です。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2007-06-18 18:02:04) (良:9票) |
118.《ネタバレ》 池脇千鶴の演技があって成り立つ映画。ネイティブな関西弁は去ることながら、あの年齢で陰の演技ができるところがすごい。ストーリー自身も、女性の強さ、弱さを淡々と、しかし鮮明に描いていて、芯の通った映画だった。”帰れ、帰れって言われて帰るような奴は帰れ!!” |
117.《ネタバレ》 原作未読。ジョゼを捨てるくだりを描かない。これはすべてに対しとても卑怯である。 |
116.イザリウオの呼名が変わる昨今、中々きついテーマやな。どぎつい描写やセリフの割りに掘り下げもせんとちょっとどうかなて思ったけど、まあ池脇千鶴には完敗や。ええ女優さんやな。5点やけど映画としてはおもろかったで。コメンタリーなんか最高や。でもな「こわれもん」はあかんで。 【カリプソ】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-05-01 22:09:37) |