129.《ネタバレ》 全く期待外れ!最後まで感情移入出来ませんでした。そもそも人は失恋を通して多くを学び、成長していくものではないのでしょうか。脳に障害を残すかもしれないという危険を冒してまで、記憶を消すという行為そのことからしてサッパリ理解が出来ません。しかも消したいと願う記憶そのものが、そこまで辛い記憶とも思えなかったです。 主役の二人が再び巡り合い、記憶を消した動機をお互いテープを通して聴いた後に、また惹かれ合うとはとても思えません。結局同じことの繰り返しだと思う。ということでこの映画は決してハッピーエンドではありません。 【LORETTO】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2009-05-09 16:26:00) |
128.《ネタバレ》 この映画は恋愛に対して、受動的である方が感情移入しやすいのかもしれない。自分はジョエルの受動的な態度に多少なりとも感情移入できる所があり、似たような別れ方を経験したことがあるので、激しく心を揺さぶられた。好きな映画であり語り尽くせないので、その辺りを中心に。クレムは最初は変人としか思えなかったが、段々と魅力的な女性に変わっていった。出会うまでを逆算する脚本の構成が巧い。ジョエルは性格の優しさゆえに、自分の感情を抑えて、相手の嫌な部分を咎めない。それは愛しているが故だけど、自分が傷つきたくないからでもある。それが抑圧されて不満が蓄積し、妄想が暴走して、いつしか別れに繋がる言葉を言ってしまう。この映画では最初に喧嘩を見せ、二人の思い出のシーンを交えつつ、ジョエルの子供の頃の記憶の根源的な所まで遡っていく。その過程でクレムは輝きを増していく。そして、虐められている幼少のジョエルを少女が救うシーンにまで辿り着く。少女はいつしかクレムに変わる。結局恋愛の根源とは、こういう所にあるのだろう。どんなに記憶をいじっても無駄なのはそのせいだ。幼少時の辛い体験が人間の性格を形作り、無意識の裡に恋愛相手にその満たされない物を求める。ジョエルが内向的なのは過去のせいであり、ずっと誰かに救われるのを待っていたのだと思う。だが、それだけではいけないことに記憶の消去を終える直前で気づく。彼女は完璧じゃないし女神じゃない。性格により愛情表現は違えど、彼女も恋人に救って欲しいのは一緒なのだから…。それを言葉で表現して乗り越えていかないと関係が深まることは永遠にないし、内面を見ないと関係は破綻に向かう。この映画は、人間が恋人と付き合う際に体験する心の内の葛藤を、斬新なアイデアで切り取って、SF的に表現して見せた。本当に、よくここまで映像化に成功したなと感心するくらいだ。離婚大国のアメリカだからこそ産み出されたものなのかもしれない。傑作だと思う。好きなシーンは、記憶が消去される寸前のSTAR GUITARのPVを彷彿とさせるシーンと、チャールズ川のシーン。いつか、誰かとモントークに行きたい。 【Nujabest】さん [映画館(字幕)] 10点(2009-02-09 15:00:42) (良:1票) |
127.《ネタバレ》 過去の恋愛で「もっとああしていれば別れずに済んだかな」とか少なからず後悔はつきものだし、そこをついた発想は面白いんだけど、展開として何かが足りない。ケイト・ウィンスレットに女性としての魅力も感じないし。彼の脳内の中で、何故彼女も逃げ道を探す事に加担したのかも分からないなあ・・・。ジム・キャリー演じる主人公が、彼女の過去を消したいと思った後に、良かった方の思い出に揺り動かされる純真さと、彼女の中の彼への気持ちとの(愛の深さ)がイコールじゃないような気がして、どうも元サヤに戻った結末に心から良かったと思えない自分がいました。公私混同して彼女の記憶に入り込むイライジャ・ウッドとか、受付嬢であり博士との不倫の過去のあるキルスティン・ダンストとかの起用も全く無駄で勿体無いなあと感じました。もう1回見たら感想も変わってくるのかもしれませんが、ジム・キャリーが恋愛映画に出るならもう少し「普通」の展開のものを見たかったです。 |
126.《ネタバレ》 ハッピーエンドなはずなのに、全体がすべて切なさともの悲しさに満ちているという不思議な作品。ただそれは、一度は関係が破綻して相手の記憶の抹消までを望んでいながら、それでも心の奥底では互いに相手を求め続けているという人間の大いなる矛盾と非論理性を、あるがままの状態で誠実に描写した制作者の真摯な姿勢によるものであろう。脳内探求の部分では、過去と現在、回想と現実を容赦なく同時に進行させ、人の記憶の不規則性・不連続性を的確に映像化しているため(これは凄いことだと思う)、見る側にとっても、本当に主人公とともに脳内を歩んでいるような緊張感を強いられる。そして、このような難しい世界で存分に持てる能力を発揮したジム・キャリーとウィンスレットの底力は、実に素晴らしかったと思う。 【Olias】さん [映画館(字幕)] 9点(2009-01-22 02:42:22) (良:1票) |
125.理解するのに時間がかかります。分かりにくい映画です。2度3度見ると面白さが分かるのでしょうが・・・ 【じょーー】さん [DVD(字幕)] 4点(2008-12-09 15:30:53) |
124.《ネタバレ》 ジョエルとクレメンタインは何度も記憶を消してはまた出会い再び恋人同士になってるんですよね??時間軸のつながりがよく分からずやや理解できないところがありました。脚本・映像は良かったです。 【みゅうみゅう】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-11-29 21:53:06) |
123.《ネタバレ》 記憶を抹消したい程に辛い別れを経験した二人。それは、単に辛さから逃げただけ、とも言える。二人とも出来た人間でもない。しかしラストの「いいさ」「そうね」で泣かされる。結局、二人は人として成長したというハッピーエンド。綺麗な答えが出たわけでもないラストだからこそ切なく温かく気持ちが良い。博士とメアリーのもう一つの関係も伏線となっていて、上手いシナリオだな!と思った。案の定、オスカーを獲ったが。SF的な設定と、記憶を辿るまどろっこしさ、理屈での割切れなさは好みの別れるところだと思う。自分の体験とリンクされる観客、素直に受取れる観客などにとっては深く染み入る作品と思います。役者の演技も総じて良いし、何より、よくぞ書いた脚本に感服です。 【じふぶき】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-10-30 17:23:41) |
122.ケイト・ウィンスレットのファンなので前評判一切抜きで鑑賞。一回観ただけでは少々判りにくい脚本ですが、DVDで何回も観るとその良さが判ってくるスルメの様な映画。 ジム・キャリーの人物像に男として共感出来る点が多々有る事や、相変わらず綺麗で演技の確かなケイト・ウィンスレット等々、評価高いです。 皆さんも一度じっくり鑑賞してみてはいかが? 【たくわん】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-10-20 13:44:42) |
121.まず、物語の構成が面白い。よくこんな事思いついたなと、感心してしまう。冒頭はよくわからずに頭をひねってましたが、終わり近くになって物語がつながり、膝を打ってしまいました。それから、思い出として語られるいくつものエピソードが、とってもよくできてます。誰もが似たような経験をしているはず。愛おしかったり、切なかったり、懐かしかったり。細かいパーツを巧くつなぎ合わせた映画でした。ラストシーンだけはちょっともの足りませんけど。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-09-15 23:04:05) |
120.《ネタバレ》 ストーリーの発想と映像は面白いがただそれだけ。 登場人物のジムキャリーはいいが、それ以外のメンバーが非常に自分勝手で感情移入出来ず。 必要と思えない人もいたりと長くて飽きる。 イライジャウッドなんて必要あったの? メンバーはいいんだけどな~ |
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119.《ネタバレ》 豪華かつ異色なキャスト・スタッフのSFチックなラブストーリー。終始落ち着きのない映像の割りにストーリーは微妙。一番の気になるところでもある、彼女が何故主人公の記憶を消してしまったのかの答えがあまりにも…。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 4点(2008-03-21 11:49:49) |
118.とてもがんばってる二人には悪いんですが、おまえら何やってんの?と思いました。 【Yoshi】さん [DVD(字幕)] 3点(2008-03-09 23:35:00) (笑:1票) |
117.「何となくはわかるけど、非常にわかりにくい」映画でした。 【K】さん [DVD(吹替)] 4点(2008-02-24 16:41:54) |
116.好きです。でもとっつき難い映画ではある。見る人を選ぶ一本ですね。普通の映画の回想で頭が混乱する人は観ない方がいいでしょう。 【ポドルスキ】さん [DVD(吹替)] 8点(2008-01-28 11:34:54) |
115.《ネタバレ》 夢で再現される彼女との思い出は、ただの電子信号です。でも実際に体験した記憶。それを消去するということは、自分の人生の一部を消去することと同じ。大切なのは未来。そのためには過去を捨てよう。その理屈も分かります。実際、捨てなければ生きていられないような辛い記憶もある。未来志向は否定しません。でも未来だけが尊いとも思わない。未来と同等に過去にも価値があります。今自分が在るのは、過去の自分があるから。良い経験もあれば、そうでない経験もある。嬉しい楽しい思い出と一緒に、辛くて悲しい記憶もある。その総てで自分は出来ています。どれが大切で、どれが不要かは分からない。どの経験も大切な心のピースです。心にトゲが刺さったら痛い。最悪、それが元で死ぬこともあります。でもトゲごと包み込んで自分の血肉に換えれば大丈夫。トゲも自分の一部です。主人公と彼女は、もう一度やり直す決心をしました。再び辛い目に合うのは承知の上です。どんなにマイナスが多くても、プラスの魅力には勝てないということ。棘を恐れて薔薇を避けるのは、その美しさを知った人間には出来ないことです。だから経験は何ものにも代え難い。苦味や渋みも旨みのうち。捨てるのは、やっぱりもったいない。嬉しさ半分、苦しさ半分で上等。2人の選択に胸が熱くなるのは、人生を肯定してくれているからだと思います。 【目隠シスト】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-11-06 18:28:00) (良:3票) |
114.なんてことない普通の映画。ごくごく単純な話をあえて複雑に見せる演出は、意図が見えすぎていてむしろチープかつ不快に感じる。この手の、あなたはわかりましたか?的な作品は、えてして高く評価されていることが多いが、レビュー自体も吟味しないと、見てみるとこれがそこまでいいか?と思うことが多い。斬新さや完成度以前に、小手先のテクニックばかりでキャラにも魅力がなく、心に残る作品にはほど遠い。 |
113.なかなか良いのでは無いでしょうか。サスペンスと言うよりは、恋愛ファンタジーと表現するべきでは無いでしょうか?所々中だるみするのですが、最近のハリウッド映画に無い、意表をついた新鮮さがありました。 【お好み焼きは広島風】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-09-25 22:05:50) (良:1票) |
112.伏線の張り方が上手かったです。 こういう少しだけ難しくて、最後はじわっと来る映画って素敵ですよね。 |
111.《ネタバレ》 恋愛映画なのにサスペンスっぽい展開。この手の映画を、「恋愛映画」として作り上げたことが新鮮。記憶を消しても、運命の2人はめぐり合う。ベタベタですが、夢があっていいと思います。ラクーナ社の三角関係のやり取りに関して、不要だと思われた方の気持ちはよくわかりますが、僕はとても重要なシーンだと思っています。あのシーンを観て、「もしかしたら、自分も記憶を消したのかも…それを覚えていないだけかも…」と思った方はいるはず。また、人は記憶を消してもジョエル同様、同じ人に惹かれてしまう…という儚さも暗に描かれていると思います。パトリックも必死でクレメンタインを口説き落とそうとするが、結局上手くいかず。同じ言葉を発しても、やはり言う人によって違うということですね。 【グングニル】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-09-11 18:50:00) (良:1票) |
110.《ネタバレ》 予告編があまりにも素晴らしかったのでなんだか拍子抜けしてしまいました。もうちょっと面白くなったんじゃ… 結局またやり直しましょうって2時間なんだったのさ! 【Kの紅茶】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-08-07 18:19:09) |