37.戦争映画ってどうしてこんなに歯がゆいんだろう!! 【はりマン】さん 7点(2004-12-14 11:45:10) |
36.我々は、数十年前に隣の国で起こったこの戦争についてどれだけの知識を持っていたろう。朝鮮戦争特需で、日本経済は高度成長を歩み始める。こんなかたちで、教科書に紹介されなかったのではないか。あの国が二つに分かれ、憎みあった戦争ではあの兄弟、家族のような運命を背負った多くの人が出たはずです。このテーマは、かなり重いのですが、人間は思想のために銃を取るのではなく、愛するものたちを守る為に立ち上がるのだと言うことでしょうか。北の侵略者に立ち向かい、勲章までもらった主人公が、皮肉にも妻を、そして弟を南に殺されそうになる。これは切れるわな。最後にテロップが出ると、不覚にも涙が出てきました。最近の日本映画は、おじさんを泣かせる映画がないような気がします。 【ジブラルタの星】さん 10点(2004-12-11 15:58:27) |
35.戦争場面の映像はプライベートライアン級で、臨場感や迫力があってん。ストーリー部分はリアリティーは低いねんけど、そのかわり兄弟愛の悲しい物語を主軸にした物語性が高いような気がするねん。だからプライベートライアンでは、あまり泣くとがなかったのに、こっちは泣いてもーた。泣くのも一挙にではなく、劇中はほとんど寸止め状態、んで終わってから 抑えられえてたのが噴出する感じ。今のハリウッドなみの迫力で、しかも出てる人が、我々に見た目が近いアジア人で、さらに兄弟愛を前面にだした戦争映画は他にあまり観たことないので、目新しいかもしれへん。国土がそんなにでかくないのに、ハリウッドなみの映像水準の映画が作れるお隣の国には、少し嫉妬します。いや最近、邦画もがんばってると思うんですけどね。とにかく兄弟喧嘩ばかりしてる人は必見ですわ 【なにわ君】さん 10点(2004-12-06 12:43:27) |
34.《ネタバレ》 まず、隣国がこれほど本格的な戦争映画を作ったことに、尊敬の念を感じずにいられません。日本も、こうした映画を作れるようになりたいものです。もっとも、アメリカの戦争映画の多大な影響を受けていることが明白で(最初の方が、特に『プライベート・ライアン』に似すぎている)、その点が残念でしたが…。また、ストーリーにも、もう少し工夫や大きさが欲しいです。結局、兄弟愛の話に落ち着いてしまっていて、巨額を投じて作った戦場という大舞台を、生かしきれていない気がしました。とはいえ、韓国映画はクライマックスで「人間間の愛憎」に集約させるケースが多いので、これはこれで韓国映画の味ということなのかもしれませんね。 【IKEKO】さん 7点(2004-11-30 22:33:30) |
33.昨今の韓流ブームに踊らされ、韓国2大スターが出ているからと期待に胸膨らませて映画館に出かけていった世のおば様たちは、この映画の題材の重さに圧倒され、自分たちの軽薄さを身にしみて感じたことでしょう。かく言う私も「どうせ今はやりの韓国テレビドラマの延長さ」と気楽な気持ちで観ましたが、見終わった後、非常にそれを後悔しております。映画の作り方は、ほとんどの方が思われたでしょうが、音楽、映像、戦闘シーンの残酷さは「プライベートライアン」の手法を取り入れていると言う感じです。いやほんとにそっくりです。プライベートライアンは遠いヨーロッパの白人同士の戦争であり、ある程度娯楽的に観られましたが、この映画は言葉は違うけど日本人と同じアジア人、ましてやお隣の韓国での戦争を題材にしているため、プライベート・・・の真似的な作りではありますが、悲惨さはそれ以上に感じました。同胞どうしの殺し合いは悲惨です。ましてやベトナムと同じ東西の代理戦争です。ウォンビンとチャンドンゴンの演技は確かにオーバーで?というところもありましたが、要点は衝いていて最後は納得できるものでした。アジアであれだけの映画を作る国があるということに感動しつつ、今の日本映画は負けているなぁとつくづく感じました。 【RYOU】さん 8点(2004-11-29 11:59:47) |
32.何のために戦うのか、イデオロギーや国家のためではなく、名誉のためでもない、自分の大切な家族を守るためである。飢餓状態の国民が国家に望むのは赤でも何でもよく、ただ飢餓や貧困からの開放のみ。同じ民族が殺し合う歴史の悲劇は分かるが、なぜ武器を捨て殴りあう?理解不能。物語がドラマチック過ぎて、ヤリ過ぎの感が強く興醒めする部分多い、綺麗にまとめようとしすぎ。 【亜流派 十五郎】さん 3点(2004-11-23 15:40:33) |
31.一民間人の筈のチャン・ドンゴンの戦闘力が高すぎで、風貌といいチョウ・ユンファと重なって見えて仕方が無かった。ラストもドラマチックに仕上げ過ぎてしまっており、それが”運”による所が多すぎるので若干興醒めした。しかし、不満はそこだけで、戦争映画では間違いなく最高クラスに入るだろう。日本で現在このレベルの作品が創れるかと言えば・・・で、昔の「二百三高地」までさかのぼらなければ太刀打ち出来ないのが悲しい。戦争なので、敵の兵士を憎む気持ちは無いが、下手な思想を振り翳したアカ狩りの学生には本当に嫌悪感を抱いた。どちらの首都も一時陥落するという壮絶な侵攻、撤退で、如何に韓国一般市民が混沌とした中で生きてきたかを改めて考えさせられた。 【まさサイトー】さん 9点(2004-11-22 23:11:30) (良:1票) |
30.映像等はハリウッド並ですな。いやそこらのハリウッド映画より数倍良いですな。内容は語らなくとも大体コマーシャルを観れば解ります。 【ボバン】さん 7点(2004-11-20 23:09:43) |
29.前半兄さんの弟への想いが伝わるのですが後半?となってしまいます。 弟が兄さんに再び向かう同期もあまり伝わりませんでした。 まあお涙頂戴的には成功したのではないでしょうか?エンターテイメント映画。 戦争映画としては不可になるかも。 【とま】さん 7点(2004-11-15 19:06:05) |
28.《ネタバレ》 最近見た戦争ものではよくできていたと思います。かなり感動&泣ける映画です。確かにハリウッドっぽいかもしれないけど、ハリウッドの中だるみみたいなものはなかったし、最後までひきつけられました。最後のおじいさんとウォンビンを結びつけるのはちょっと…だったけど。ただやっぱり残酷なシーンも多いよね…ってので9点。内容・俳優ともにとてもよかったです。もっと歴史を勉強してからまた見たいです。 【ちょりん】さん 9点(2004-11-12 00:17:26) |
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27.兄さんもっと早く気づけよ~。ギリギリだよ~兄さん。映像は迫力あるしストーリーも戦争の悲惨さがきっちり描けててよいです。 【ばかぽん】さん 8点(2004-11-11 01:00:19) |
26.《ネタバレ》 本作で描かれている朝鮮戦争については学校の授業で、教科書に載っていることぐらいしか認識がありませんでした。実際に劇中で繰り広げられる数多くの戦闘を見て、こういう出来事がそう遠くない昔に、この日本のすぐ近くの国で、同じ民族同士での殺し合いが起こっていたと思うと、本当に悲しく思います。全編通して画面全体から燃えたきる熱い魂を感じ、全世界にこの朝鮮戦争がどれほど悲惨なものかを観客に訴えかけてくるようでした。戦争でどんどん豹変していく兄を鬼気迫る演技で演じきったチャン・ドンコンに、激しい戦場で困惑しながらも成長していく心優しい弟を演じたウォンビン。この両者の演技力も最高としか言いようが無い。あまりにもリアルな戦闘シーンもさることながら兄が弟を、弟が兄を想う愛情の強さ、家族同士の絆や友情。そういうあらゆるドラマを深く描いていたのも本作が傑作である要因の大半を占めていると思います。兄が短時間で北側に寝返るなど強引な部分も多少見受けられたり、「プライベート・ライアン」などの映画の影響を受けているのも分かります。でもしかし、製作陣キャスト陣の本作へ対する気持ちはこれ以上無いほど本気であることには疑いの余地は無いと俺は信じたい。特にラスト10分は、俺自身も弟がいるだけに激しく感情移入し、もう涙せずにはいられなかった。「一緒に帰ろう」や「お前だけ逃げろ!」などのセリフには心の底から魂を揺さぶられた。エンドクレジットが終わるまで本当に涙が止まらなかった。娯楽性を併せ持ちながらも自らの国の歴史に対する深いメッセージを送ることが出来るカン・ジェギュ監督の手腕は前作「シュリ」のみならず本作でも十二分に発揮されていたと思います。 |
25.すごいな・・・韓国映画。残念だけど映画に対する作成意欲や環境、あと、やっぱり俳優やエキストラも含めての、演技の熱というか思い入れの深さが、邦画と比べてレベルが違う。本作を鑑賞して、本当に心の底から脱帽しました。それと私が今回本当に驚いたのが、あの国の過去史に対する韓国人の感情の複雑さを考えると、殊更に偏ったイデオロギーを盛り込んでおらず、むしろ自国内で起こった韓国社会の歪んだ一面をしっかりと描いている点です。青年政治集団がアカ狩りと称して、誰彼構わず虐殺しているシーンを映画に取り入れていた点は、この映画の勇気というか、意気込みを私は感じた。自国の恥を殊更に恥じる韓国の人達の性質を思うと、かなりの決断だったように思う。なにはともあれ、気になる点は弟の心臓病の事(後半はどうしたというくらい頑健すぎ)くらいで、主役がなかなか敵の弾に当たらない映画は、過去の戦争映画ではいくらでもある事ですし、総合的には非常に素晴らしい映画であったと思いました。 【はむじん】さん 9点(2004-11-06 00:42:36) |
24.《ネタバレ》 泣けたけど・・すきじゃないな・・。世界にこの兄弟しかいないような映画でした。 【rika】さん 6点(2004-10-25 21:49:27) |
23.始めて映画館の巨大なスクリーンで韓国映画を観た。僅かに期待をして、涙を流す準備をしていた。で、映画が始まると予想通り、涙の流れる切な苦しいストーリーにとても感動しました。戦争と兄弟、この二つのテーマがかなり絶妙に混ざり合ってかなり良かったです。 【ボビー】さん 8点(2004-10-23 14:27:20) |
22.ウオンビンが年をとるとああなるのか、無理があります。この兄弟愛は暑苦しすぎます。戦闘シーンはすごかった。 【omut】さん 6点(2004-09-25 07:20:39) |
21.《ネタバレ》 戦争映画を映画館で観たのはこれが初めてでした。戦争の場面は目を覆いたくなる様な所が数々ありましたが、本当の戦場はきっともっと凄まじいモノなのでしょう。兄弟愛を含めた物語としてはそこそこでしたが(特に兄が北側に行ってしまうのは、やはり残された家族の事を考えるとどーなの?って感じだったし)如何に戦争が愚かなことだと云う事は伝わる力強い作品だったと思います。 【n@omi】さん 7点(2004-08-18 23:55:34) |
20.南北関係を描いたドラマは韓国映画の得意とするところで、今回もきっと 激しいんだろうと思って見ました。やはり思ってた通りの激しさでしたが、 意外とウォンビンとチャンドンゴンが役にはまってたのが印象的。 ウォンビンの小鹿のような眼差しは、悲しげな表情をさせたら天下一品かも しれませんね。 チャンドンゴンは、以前から孤高な感じのキャラだなあと思っていたので すが、北に寝返るところからあたりは本領発揮って感じでした。「チング」 でも同じような部分を垣間見た気がしたのですが、あの美しい顔から出る ナイフのような雰囲気は素敵ですね。美しさと冷たさと優しさと激しさを 兼ね備えてる俳優は意外と少ないような気がしました。 内容についてはみなさんの意見に納得する部分も多いのですが、スタッフや キャストのがんばりに脱帽です。 【SHU】さん 8点(2004-08-02 11:16:48) |
19.戦闘シーンを利用したお涙頂戴攻撃の激しさで体力を消耗してしまう。でも、このパワーは、ランボーすれすれの主人公二人のぶったまげた行動も、感動の兄弟愛として迫ってくる。。。降参しました。泣かせて頂きます! 【SUM】さん 9点(2004-07-29 17:27:10) |
18.《ネタバレ》 戦争の痛み、恐怖を体感するという意味では、これまでの戦争映画より、痛切に感じさせられた。カン・ジェギュ監督も「戦争は、予想もしない時に起こり、いともたやすく私たちからすべてを奪い去ってしまう」と言っているが、その通りだ。主役の2人の演技も素晴らしい。日本人のイケメン俳優で、あそこまでの迫真の演技ができるだろうか。ただ、感情的には、あまりにむごく迫力ある戦闘シーンが続くため、その合間の兄弟愛の盛り上がりのシーンで、涙が出そう・・・・くらいで、切り替えできずに、号泣までにはいたらなかった。韓国映画ブームとか言っているが、本当に韓国は映画に力を入れている。日本の映画作家は、悔しさを持って、魂の入った作品を創っていく必要がある。何かを訴えてくる映画は潔い。 【ムーチン】さん 7点(2004-07-24 16:48:25) |