76.初めて観た時にはぶっ飛んだ。 これってほぼ全編通して密室劇なのだが、シナリオでグイグイ引っ張っられる。 やっぱり社会派といえば、シドニー・ルメットだ。 この人の右に出る社会派監督って今時いるのだろうか? フリードキンのアメリカTV用リメーク作品は未見であるが、フリードキンがどこまで やれたんだろうか?というよりも、何よりも観る意欲は全くわかない。 これをリメークしてさて、どうなんだろう?って感じだ。 あっちはジャック・レモンだっけ? 同じことが、ルメットの「未知への飛行『フェール・セーフ』」にも言える。 未見であるが、やはり、アメリカTV用にジョージ・クルーニーがリメイクしていて。 こいつは焼き直しでもなんでもなく、全編モノクロでオリジナルの再映像化だと聞く。 じゃあ尚更リメイクの必要ないだろ? というか、クルーニー、あんたにルメットが超えられるとでも思っているのか? そんなのは昔のフィルムを定期的にリマスタリングして、バンバン流せばいいんだよ。 ルメットはアル・パチーノ主演の「セルピコ」も絶品だし、法廷モノではポール・ニューマン主演の「評決」も素晴らしい。 こんな監督はそうそういないのだ。 【あむ】さん 9点(2004-06-07 00:43:34) |
75.たったひとつの部屋での討論でこれだけの映画が作れるところがすごいと思った。結末はまあ予想しやすい感じだけどそこにたどりつくまでの展開に魅了させられた。主人公の勇敢な行動に拍手。それに12人みんなそれぞれの個性があってそこもよかったなあ。とくに9番陪審員のおじいちゃん! 【rainbow】さん 9点(2004-06-05 06:26:02) |
74.日本でも裁判員制度が始まるならそれまで年に4回ぐらいゴールデンで流すべき。 【tetsu78】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2004-06-04 19:02:07) |
73.この映画に出てくる場所は陪審員室とトイレだけ。トイレは休憩の間の数分だけで、そのほとんどが陪審員室で繰り広げられる。それにもかかわらず終始緊張感が張り詰めている。見始めてすぐに結末は予想できてしまうが、そこは問題ではないと思う。11人が上げる状況証拠を次々と論破していく8番陪審員は見ていて爽快だった。 【マクドウェル】さん 9点(2004-06-03 23:13:22) |
72.十二人の言葉の攻防、一部屋の陪審員室。たったこれだけで観客を2時間釘付けにしてしまう、脚本、演出、そして話術はもはや芸術としか言いようがない。今後我々はこれを超える法廷サスペンスに出会えるのでしょうか。 【ジェダイの騎士】さん 9点(2004-06-03 00:57:38) |
71.丹念に見れば若干無理なところもあるのだが、物語のテンポや九十数分という映画の長さを考えると、驚くほどシンプルで無駄の無いストーリー展開ではなかろうか。この手の映画ならどんでん返しに拘るあまり「くどい」脚本に陥りそうだが、謎の解明とそれにまつわる男たちの駆け引き・人間模様の魅せ方が絶妙で文句無い。見終わって清々しい気分になった秀作である。でも、犯人は結局誰だったのだろう? 【与太郎】さん 9点(2004-05-30 22:10:51) |
70.終始一つの空間で進む物語。BGMは全くといって良いほどなく、ただそこには有罪を主張する11人の男と、それに疑問を持つ1人の男とのやり取りが繰り広げられる。最初は有罪だと思っていたものも、徐々に証言の曖昧さや些細な疑問に気付き、一人、一人と無罪の方に傾いていく。互いの信念を貫き、持論を思う存分主張し、心のそこからぶつかり合う“静かな闘争”その議論の題も、新商品の案や株投資などではなく、一人の人間の“生死”を決めるもの。これ以上白熱し、また興味をそそる題材はほかにない。度派手な音響や演出、奇抜な衣装や撮影方法など用いなくともここまで映画は面白くなるという事を見事に証明した傑作! |
69.《ネタバレ》 テーマのしっかりした素晴らしい作品。自分自身も初めは「当然有罪だろう」と思いつつ見ていたが、最後には「無罪」とは思わなかったが「もっと深く考えなければ」と思った。あの蒸し暑さもよく伝わってきたよ。 【ぺん】さん 9点(2004-05-30 03:42:40) |
68.もしリアルタイムで見たらこの得点になっちゃうでしょうね。ラストなんて最高。 【膝小僧】さん 9点(2004-05-22 06:46:43) |
【ボバン】さん 9点(2004-05-22 01:35:32) |
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66.テーマのある素晴らしい作品に予算はいらない。裁くことの難しさ・辛さを考えさせられる。 【hyam】さん 9点(2004-05-22 00:28:53) |
65.ラストのヘンリー・フォンダが裁判所を出てゆくシーンがよかった。何時間もの討論の末の足取り。台詞はないのに心中が伝わってきた。それぞれの人生や生活、個々の境遇が痛いほど感じられた。 【もちもちば】さん 9点(2004-05-15 01:44:00) |
64.少年が無罪であるにせよ有罪であるにせよ密室での議論シーンだけでここまでの作品を作る事に感動した。 【ゆきむら】さん 9点(2004-04-21 03:40:55) |
63.12人の陪審員の個性、「逆転裁判」をも凌駕する展開、どれもこれも完璧でした!まさに「疑わしきは罰せず」ですね。一番の功績?国選弁護人の体たらく加減ですね、そのおかげで熱い討論が見れました☆ 【たまごくん】さん 9点(2004-04-06 20:00:29) |
62.密室の中で繰り広げられるストーリー。1人、また1人と『無罪』の 主張をして行く、その中で交わされる12人の討論はたまらない! 12人の心理状態がはっきりと描かれていてその点もよかった。 そして、主人公の証言は間違っているかもしれないけど、『無罪』だと 信じたくなる。 まさに、アッという間の90分でした。 【ボビー】さん 9点(2004-03-29 10:09:53) |
61.《ネタバレ》 最後まで飽きませんでした。よくできていると思います。 【ぷー太。】さん 9点(2004-03-21 21:29:06) |
60.地味で理屈っぽい映画なのに、後味は最高。多分、これは論理という武器によるアクション活劇だからだろう。11人の敵にたった1人で立ち向かう勇者がどんどんなぎ倒していく爽快感。一つ気に食わないのは、無罪を主張した理由が被告が子供だから、というもの。全ての子供が無垢で純粋なわけではない。ヘンリー・フォンダの説得も、理論的にどうというよりは言葉巧みに相手を何となくその気にさせる、営業力。ここに、真実かどうかはこの世の中では重要なことではない、という厳しい現実を見た。 【ラーション】さん 9点(2004-03-10 17:43:37) (良:1票) |
59.親父共の宴。自己主張の強い者や弱い者、意志の強い者弱い者など個性の設定が一人一人緻密なことにより、応援したい役柄と殴りたい役柄ができて映画の世界に吸い込まれていった。見た後爽快。 【モチキチ】さん 9点(2004-03-08 07:46:30) |
【青い車】さん 9点(2004-03-04 05:46:48) |
57.あまりにすごい脚本!どんどん話に惹きこまれ、見終わったあとはあぁ~爽快!!そんな映画でした。このドキドキ感は最近のお金をかけた映画にはきっと出せない・・・そんなドキドキです。 【めめこ】さん 9点(2004-02-24 20:42:25) |