28.僕もナチスの一員なら、こういう残酷なこと使命感にかき立てられてできちゃうだろうなと思ってドキッとした。そう思って見てたら、後半やっぱりユダヤも同じことしてるじゃない。人間の本性を見た気がして落ち込んだ。 【電灯】さん 8点(2003-05-12 03:20:25) |
27.人間が、さっきまで生き物だった物に変わってしまう映像をこれでもかと見せつけれて、これが現実だと突きつけれると、そう言う事について考えずにはいられない映画でした。 【MID】さん 8点(2003-05-06 22:49:53) |
26.見終わってすっきりというものではなですが、現在のイラク戦争などとかぶり考えさせられる映画でした。 【ジャッキー】さん 8点(2003-05-05 04:25:52) |
25.ちょっと残念かな。もう少し人と人との関係を、ヒューマンドラマを見たかった。ただ逃げ回り、自由の為に戦うわけでもなし、四六時中腹をすかして食べ物をあさる・・・事実はこのようなものだったのかもしれませんが、もう少しドラマが欲しかった。そういう意味でいうと、ラストのシーンはとても大事な場面でした。主人公が「ピアニスト」であることを再認識させてくれ、主人公が生物としてとかく苦しんできた「飢え」がピークに達していた場面でもあり、ややもするとそれまで類型的に描かれてきたドイツ兵に対する違った人格の者を登場させ、且つ主人公とのドラマも展開させた。このシーンがなければいかに鋭く事実を描いた作品であろうとも一級の作品とは呼ばれなかったでしょう。 【たたた】さん 8点(2003-04-20 14:03:44) |
24.かなりシリアスでいい映画だった。ん?と思ったのが一点、ここからはネタバレ→最後の方でドイツ兵に見つかってピアノ弾くシーン、その時のドイツ兵の質問が『君はここで仕事してるのか?』って。してるわけないやん!そんな質問せえへんで普通。まぁ日本語訳読んだだけで本当はもっと他の事言ってるかもしれないけど・・ 【(*´д`*)】さん 8点(2003-04-17 02:35:18) |
23.CMのイメージが強かったので、残酷なシーンが結構あったのにびっくりしました。ピアノ演奏のシーンをもっと効果的に使って欲しかったです。 【ジャガー】さん 8点(2003-04-14 11:51:32) |
22.邦画「たそがれ清兵衛」の余韻が残っている頃に観たせいでしょうか、また、新作公開で思い出したロベルト・ベニーニの「ライフ・イズ・・」この二作品と設定や背景は異なっていても印象は似たものがありました。一言で言えば「自分に与えられた人生(役割)を全うする」ということでしょうか。しかも「淡々と」かつ「あるがままに」。ドイツ将校の「生死は神が決める」という言葉は意味が深いように思います。されるがままに殺された者。生きるための行動をして殺された者、生きた者。命乞いをして生き残った者、死んでしまった者。そして目前のことに流されるままに生き残った者。結果はどうあれ、あるがままの人生を受け止めた人間はだれでも生ききり、そして死にきるということでしょうか。危機に直面していても、先行きが見えない状況下でもシュピルマンの指は無意識にピアノを弾いていました。それは自分を見失わず、生死にこだわらず、ただあるがままに生きる姿の表れのように見えました。 【天地 司】さん 8点(2003-04-02 16:01:33) |
21.第2次大戦のユダヤ人、ドイツ軍を描いた作品は数多くありますが、これも名作ですね。カンヌ映画祭パルムドール、オスカー主演男優・監督・脚色賞など評価も高く、残酷なシーンを淡々と撮っているのところがいい、じっくりと味わえる大人の映画。戦争なのに逃げ隠れして、とってもずるいピアノ弾き野郎と感じるのは私だけか?芸術家なんて、何の役にも立たない職業、平和だからこそ、ピアノが弾るんだよなあ。 【との】さん 8点(2003-03-30 17:15:32) |
20.淡々と話が進んでいくのが新鮮で印象深い作品だった。事実を淡々と伝えていくことによって、より現実を感じさせられた。戦争とは、人間とは、生きるとは、どういうことなのか考えさせられる。娯楽性は無いが、いろいろな事を考えさせられる重い映画。映画としては素晴らしいと思う。この映画を観ていて、ある独裁者の「人間を操るのには恐怖が一番てっとり早い」という言葉を思い出しました。現実に今の世界にそれを国単位で実行している人間がいることが恐ろしい。 【うずまき星人】さん 8点(2003-03-29 00:56:30) |
19.凄い迫力の映画でした。あっという間に60年前のポーランドに引き込まれてしまった感じです。それに「従順に」と言いたくなるほどあっさり殺されてしまうユダヤ人たち。はっきり言って観てて楽しい映画ではありませんね。確かに「逃げ回っているだけ」の映画ではありますが、実際あのような状況下で英雄的行動をとれる人はごくわずかでしょう。最後のピアノの演奏シーンは、ポランスキー監督の虚無や絶望をよく表していると感じられました。 【ぐるぐる】さん 8点(2003-03-10 22:07:11) |
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18.壮絶な男の人生と孤独さが伝わってきました。やっぱりこの様な作品は普通に良作と言われるんじゃないですか。彼がピアノを弾いているシーンは多くは無いですが、1つ1つの演奏シーンは素晴らしく、印象的でした。これをみるといろいろと問題になっている国同士での戦争は絶対控えて欲しいとさらに感じました。でも、どこにでもいい人はいるんだな。 【アリアス】さん 8点(2003-03-09 11:38:23) |
17.mmmさんと同感。ピアノを弾きたくても弾けないで空想してシーンや、将校の前で無我夢中で弾いたシーン、その2つのシーンのためにこの映画は存在すると思います。その良さがわからない人にはありきたりなホロコーストに関する映画でしょう。あと、おすぎのCMで観にいっておすぎの悪口を言っているような主体性のない人には全く楽しめない映画。 【プジョー】さん 8点(2003-03-07 22:16:02) |
16.結構長かった割りに最後まで飽きずに楽しめました。最近多い戦闘シーン重視の戦争映画よりよっぽど戦争の悲惨さみたいなのは伝わるような気がします。素直に感動できました。でも主人公がボロボロになっていく過程がちょっとむご過ぎて、もう一度映画館でっていうのは駄目かも。ただピアニストの映画なのにピアノシーンがあまりなかったのが少し残念でした。そのおかげで最後のピアノシーンは感動したけど。 【ヒロ】さん 8点(2003-03-06 09:50:24) |
15.ピアニストの話というよりはむしろ世界大戦時のナチスの残虐性というものに注目しつつ見ればおもしろいと思いますよ。タイトルはあんま関係ない気がしたので変えたほうがいいとおもいます。あれじゃピアノメンイにおもって見にいく人はがっかりするんじゃないでしょうか。僕は個人的に歴史物は好きなんで高得点つけちゃいました(^_^;) 【たな】さん 8点(2003-03-06 04:15:14) |
14.大作であることは間違いない。主人公を英雄でなく、弱い人間として描く視点は、戦争の非人間性を強調する意図かもしれない。ただ、残酷さをリアルに描くことが評価されるのは、この映画に限ったことではないが、現代の人々の想像力の欠如を示しているのだろうか。また、この映画は戦争のむごさを訴えるだけでなく、アメリカ人にはユダヤ人への贖罪意識を促し、イスラエル支持を強める結果をもつものかもしれない。こうした推測も生まれてくるのが、今日の世の中である。この作品について言えば、戦後、主人公がどのように生き、死んでいったかも描いて欲しかった。 【モリブンド】さん 8点(2003-03-02 16:38:55) |
13.夕べ映画館で見てきました。私は好きです、この映画。悲しすぎる映像が淡々と次から次へと綴られ、この実際にあった歴史を受け止めるのに少し抵抗を感じた。人間はなぜ争うのか。殺しあうことでしか解決できないのか。悲しすぎる、本当に悲しすぎる・・・。派手な演出はしないで、ただただ淡々と流れる映像。しかしそれがかえって衝撃的に感じてしまいます。ボランスキー監督の思いがぎっしり詰まった映画です。 【未歩】さん 8点(2003-03-01 14:11:59) |
12.いいっすね~特に、最後のピアノを弾くシーンは結構感動してしまいました。(一緒に来た友達はボロボロ泣いていました)この映画は、心の奥深い所に重くのしかかった映画でした。 【土竜】さん 8点(2003-03-01 11:28:52) |
11.自分が一番感動したのはトーマス・クレチマンの前で無我夢中でピアノをむさぼるように弾いているところ。ずっと弾きたくて弾きたくて仕方なかったという姿と、やはりピアノは人の心を癒すのだという事に心から感動した。多分あの将校も「戦争」を拒否するドイツ将校という気持ちを越えて、素直に感動したからこそ助けたんではないだろうかと感じてくる。一つの物語というより一つのドキュメンタリーという風に感じた。アメリカ映画が作るヨーロッパではなく、ヨーロッパで作ったヨーロッパという雰囲気。だからあの空気にすっと入っていく。「ぼくの神様」の時にも同じように感じたのだが、ユダヤ人として誇り高く死んでゆくのがいいのか、それとも生き延びる為にあえて自分の価値観とは反対の行動に走るのがいいのか、どっちともいえないのが現実。ドイツ兵にもああいう考えの人物がいたことを今回のこの映画で初めて知った。それがこの映画の最大の自分にとっての衝撃と感じる。エードリアン・ブロディってインディーズ系で変人っぽい役が多いせいか変なイメージあったけど、実にびっくりした。ああいう風にも出来るのかと・・。エンドクレジットで客が誰も出ていこうとしないのに非常に驚いた。こんなこと初めてかもしれない。 【mmm】さん 8点(2003-02-27 01:46:13) |
10.これは救いのない映画である。彼を助けた人は別に救われる訳ではなく皆死んでいく。何故ならこれは勧善懲悪のドラマでなく冷厳な現実そのものだからだ。生き残った彼が弾くピアノに全ての救いのなさが集約され昇華していく・・・。(隣の二人連れの中年女がしゃべりまくり、集中できなかった。映画館よ。禁煙にするなら禁複数中年女にしろ!) 【死亀隆信】さん 8点(2003-02-26 23:30:29) |
9.一見、ナチによる虐殺のシーンばかりでピアノを弾いているシーンなんて少ない…とも思えるが少ないピアノシーンはその分強く印象に残った。ピアノの音を想像する無心の時間が美しい。主人公の視点のみで深く掘り下げられているのは感情移入しやすかった。 【アコ】さん 8点(2003-02-24 17:38:35) |