《改行表示》54.これはもはや映画ではないな。プロジェクターの色彩調整用のビデオかと思った。 色彩美と形式美とアジアンテイストを濃く煮詰めて、味の分からない外人に「ほら美味しい中華料理でしょ。」といいながら、食わせたような映画だ。 グリーン・ディスティニーが賞を取ってから、方向性がおかしくなった。 竹林での格闘シーンもグリーン・ディスティニーのパクリだし。 チャン・ツイィーはぞっとするほど美しく、金城もかっこいいのに、肝心なスートリーがピヨピヨ。まだ「HERO」の方がましだった。これだけ泣けない悲恋物も珍しい。 30分で終わる話を映像美へのこだわりで引き伸ばしただけ。 初恋の来た道>グリーン・ディスティニー>HERO>LOVERSとだんだんひどくなっていっている。 衣装や風景の色づけに手間ひまかけるのなら、脚本に気合を入れて欲しい。 全篇プロモーション・ビデオのようなこれを果たして映画と呼んでいいのか。 「ワンス・アポンナ・タイム・イン・チャイナ」シリーズの圧勝です。 【くぼごん】さん 4点(2005-02-02 11:59:58) (良:2票) |
53.映像の美しさもアクションも「HERO」の方が上だった。ストーリーも、ちょっとハッタリが効きすぎてる感じがして全然感情移入できなかった。見所はチャン・ツィーの太鼓どんどこ踊りぐらいか。 【あろえりーな】さん 5点(2005-02-01 23:45:19) |
52.《ネタバレ》 ♪ラララララララァ・・・うろ覚えで歌って帰宅したら「ゴッドファーザー観てきたん?」と子どもにきかれたけれど、似てるかなぁ?(レンタルになって似てなかったら訂正します。音感ないし。)。観客が最後まで一人として帰らなかったレディースデーなんて初めて。これは、その♪切ない主題歌と透き通るような歌声を味わいながら「果たしてアンディは男らしかったのか?」・・これだけをひたっすらに考えていたから立てなかったに違いない(たぶん)。愛情男と仕事男、、そりゃぁ、、と、頭の中はもう飛刀門と朝廷軍の争いなどどこへやら。これを終盤もうちょっと絡めて下されば、この愚かな争いが悲恋を生んだのよっ!と胸引き裂かれる思いを持続できたはず。(=私が頭悪い、とも言える)。。もひとつ残念なのは、大事な大事なラブシーン。これになる直前、彼女の顔がいけてないっ&モンペ風味の開脚姿が転がるっ&ピアス穴(たぶんあった)を隠して映してないっ、の3拍子。ソノ直後のお顔がとびきり美しいのにこれはどうゆーこっちゃ・・と萎え萎え。前半は3俳優・画・筋運びのスピード・アクション、すべてにドキドキできたのに・・と、もったいない感に身悶えております。柄有り衣装に賞下さいな。 【かーすけ】さん 6点(2005-01-25 01:33:25) |
51.ただきれいな風景や衣装をやみくもに並べただけじゃなくて、それぞれがコントラストになってて良かった。ヒロインが盲目ということで細かい音のひとつひとつと彼女の心情とがうまく結びついて表現されてるのも効果的だった。ただ、最後雪が降ってきたあたりから急激にB級度が増して子連れ狼風に血しぶきが飛ぶし、チャン・ツィイーもターミネーター(2の悪役)ぐらいにしぶとくってそれまでが良かっただけに残念! 【羊飼い】さん 7点(2004-12-28 23:29:35) |
50.前回、HEROでがっかりしてたので、あまり期待しなかったのですが、そのせいもあってか良かったです。(久しぶりに?)チャンツィイーのアクションが見れたので、良かったです。キレイだし。でも、グリーンディステニーの頃のほうが、もっとキレイだったような気がします。気のせいかな。 【ぱんこ】さん 7点(2004-11-03 21:17:51) |
49.映像(特に色彩)がとても綺麗で目の保養になりました。さらにチャン・ツィイーもとても美しかった。踊りのシーンや戦いのシーンも見応えがあり素直に楽しめました。 【ぺん】さん 7点(2004-10-18 00:37:29) |
《改行表示》48.《ネタバレ》 秋から冬になるまで超人的に戦っているのか!?と思って見ていたら、チャン・ツイイーが起きあがってきたのでびっくり。え?どう理解したらいいの?と軽く動揺してしまいました。イーモウ監督の世界に付いていけないのかも知れません。 最後の音楽には引き込まれてエンドクレジットを最後まで見てしまいました。全体としてはそこそこ楽しめたので7点かな。 【karik】さん 7点(2004-10-12 23:37:16) |
47.役者陣・衣装・ロケーションのどれもが美しく、目の保養になりました。チャン・ツイィは化粧映えする顔だし、金城武の濃い顔は時代がかった芝居向きで衣装がよく似合っていました。金城武のセリフ回しの難も中国語ならば気にならず、話に集中できて良かったです。乗馬シーンも特訓のかいあってカッコイイ。ただ、話の展開は???と思う場面も多く、ラストはありえねー!!と笑いをこらえて見ていました。なんだこりゃと思って後日メイキングのDVDを観てみたらウクライナのロケ地が呪われていたらしい(^^;) それはともかく監督自身が「撮影中あまりにも多くのトラブルに見舞われて・・完璧な作品なんてものはありえないのだ」とか作ったばかりなのに負け惜しみめいたことを言っていたのにはちょっとがっかり。ストーリーの真相や撮影秘話などの諸々を知った上でもう一度見てみたいと思わせる映像美ではあります。 |
46.すっかり熱が冷めてから観にいきましたが面白かったです。ストーリーも二転三転で誰が味方で誰が敵なのか翻弄されてしまいました。三人の愛の表現もそれぞれの個性がでてたと思いました。息づかいがしっかいと聞えるので本当に耳元で囁かれてるみたいでどきどき。映像も綺麗だけどしつこくないし音楽もよかったです。退屈させませんでした。難を言うなら台詞がありきたりでじーんと来なかったことだけです。 【ももち】さん 8点(2004-10-07 21:47:30) |
【★ピカリン★】さん 5点(2004-10-02 23:01:27) |
|
44.《ネタバレ》 「十面埋伏」なる原題から、コテコテの武侠モノを想像していたら、あれ??完全な恋愛モノではありませぬか。しかも、三角関係でその三人ともが悲恋に終わってしまうという何ともやるせない物語。 チャン・ツィイー、ちょっと前までは中国の農村地帯にいる小姐で等身大の女の子といった風情が魅力的でしたが、もうすっかり貫禄まででてきましたね。彼女のファンなら必見でしょう。 物語は、クライマックスにあたるはずの飛刀門VS朝廷征伐軍との決戦が描かれなかったために、尻切れとんぼになってしまいましたが、人間の情のせつなさを感じさせるラストが深く印象に残ります。もし、故梅艶芳が予定通り出演していたなら全く違うラストになっていたでしょうね。 LOVERSという邦題もそうですが、何かとHなシーンが満載です。金城武も劉徳華もイチャイチャしまくり!この映画を見て「ああ、チャン・ツィイーが乱れていく!!!」とか「ぬ!私のアンディと抱き合うとはチャン・ツィイーめ!!!」と、私情丸出しにもがき苦しんだファンは相当多いだろうと推察します。もっとも、金城さんは相変わらず演技に華がないなっていう感じはしましたが、後半の真剣になった「愛のまなざし」はかなり良かったです。 ラストはウクライナで撮影したのでしょうか、猛烈に寒そうでしたね。あれだけの寒さを感じさせる映画ってあまりないかも。 というわけで、悲恋物語としては良い作品だなって感じました。観客がそれぞれのキャラクターに感情移入できるという点でも興味深いです。個人的には長年想い続けた恋人を失い、心中を選んだにもかかわらず生かされてしまった劉徳華の役柄が印象深いです。 余談ですが、この映画を見て往年のファミコンゲーム「銀河の三人」を思い出した人は相当なマニアです。 【トト】さん [映画館(字幕)] 7点(2004-10-02 08:31:59) |
《改行表示》43.《ネタバレ》 男2人・女1人の「三角関係」ドラマは、“誰に感情移入できるか”じゃなく、3人のいずれにも感情移入できる…というか、いずれの心情をも理解できるか否かが大事なんんだと思う。愛する者、愛される者、愛されなかった者、それぞれの苦悩や歓喜、とまどい、揺れ動く想い…。そんな3者それぞれの“立場”を、観客はハラハラしながら、切なさに涙しながら、その行方をただ見守っていく。そして、一方的なハッピーエンドなどあり得ない(2人の恋が成就した時、そこには、かならず1人の“敗者”が残される…)という「真理(!)」を体現するがゆえに、すぐれた「三角関係」ドラマは、ぼくたちに《愛》というものの甘美さと残酷さを「経験」として与えてくれるのだ。 …ぼくはこの映画の、チャン・ツィイーに、金城武に、とりわけアンディ・ラウに、心から魅せられた。彼らのいずれをも、ぼくは人間として「共感」できたのだった。それは、CGとワイヤー操作を駆使したどんなに華麗なアクションシーン(たとえそれらが、あの素晴らしいキン・フー監督の『山中伝僖』や『侠女』をより精巧に“再現”したものだったにせよ)よりも、はるかに息詰まり、胸を高鳴らせ、眼を逸らせない、男と女と男の情念の闘争劇を繰り広げていた。確かにあざとく、作り過ぎの陰謀をめぐるストーリーでありながら、彼ら3人の「愛」をめぐるドラマこそが見る者を圧倒するのだった。 このような「人間(の愛)」を、チャン・イーモゥ監督がかくも正面きって描いたことなどなかったはずだ。イーモゥの映画は、これまで常に「人間」など物語の、あるいは映像(…彼の映画を見ていると、いつも「はじめに映像ありき」という倒錯した想いにとらわれてしまう。あの色彩も、あの構図も、すべてが空しいまでに美し過ぎる)のための“手段”でしかない。なるほど、彼は「天才的」な映像の作り手であり、物語の語り手かもしれない。しかし、そこには、「人間」がいない。つまり、「愛」がないのだった…。 そんなイーモゥが、ついに「人間(の愛)」を描いた。相変わらず審美的すぎる「美しい画」の洪水のなか、それでも確かに「人間」の息づかいが聞こえてきた。 …それゆえ、ぼくはこの映画を愛する。 【やましんの巻】さん 10点(2004-09-24 20:10:59) (良:1票) |
【つむじ風】さん 6点(2004-09-23 01:22:04) |
41.《ネタバレ》 飛刀門の策略自体、ほんとに最適で有効だったのかひたすら疑問なんですけど、別にそこは深く考えなくてもいい映画なんですね?恋愛映画なんですもんね?でもこの映画、男性キャラはチャン・ツィイーというプリマドンナの添え物って感じがしないでもない。それだけツィイーが輝いていたんでしょうけど、恋愛物としては凡庸な出来だと思います。 【そうしょくみ】さん 4点(2004-09-21 23:52:18) |
《改行表示》40.なんとも憎らしいほどの、次から次へと新しい試みと演出。 映像、音楽、脚本全て私の感性にピッタリ合う。 私にはジョン・フォード、ヒッチコック、スピルバーグ、黒澤明、山田洋次と同じレベルの監督。 全作品必見で、何度観賞しても、その度毎に新しい発見が有る。 【ご自由さん】さん 8点(2004-09-21 23:06:36) |
39.この映画を見て、金城武は語学の達者な大根役者と確信した。それは物語が進むにつれて、揺るぎないものとなった。アンディ・ラウも、「インファナル・アフェア」の時はカッコ良かったんだけどなぁ。ヅラが似合っていないせいか、もうひとつ元気がなかったような・・。小妹の正体がわかったあたりから後半はだらだら。似たようなことしてた「HERO」の方が、まだ脚本がマシだったように思います。ナイフの同じCGを何度も見せられ、うんざりした。チャンイーモウ監督も、もうチャン・ツィイー離れしても良い頃だと思うが。 |
38.「HERO」に続き、色彩や衣装が凄く美しい作品でした。しかし、如何に格好良く見せるかにこだわりすぎていて、チャン・ツィイーの踊りのシーンや、戦闘シーンなどスローモーションを使いすぎだし、物体は科学的にあり得ない動きで飛ぶし、一瞬で季節が変わったりするし、少々やり過ぎだとも感じました。だって、「HERO」は回想シーンだったから何でもありで許せたけど、今回は全部現実シーンですよ?いきなり雪が降ってくるなんてやり過ぎでしょう(笑) それと、金城武の演技がイマイチでした。アンディ・ラウとチャン・ツィイーが上手すぎるのか、なんか一人だけ浮いてる感じがしました。 【きのすけ】さん 6点(2004-09-21 10:23:44) |
37.中国人と金城の個人戦よりも朝廷VS緑の中国人の最後が気になる。。それにしても竹やぶの中国人めちゃめちゃ気合い入ってた。雑魚キャラやのにめっちゃ強い!! |
36.《ネタバレ》 これはDVDが出たら買いだな。と思いながら観ていたが、物語も3分の1程度過ぎたあたりから、それが大変な間違いであることに気がついてがっかり。よく分からないのだけれど、小妹は何の目的で潜入したの?よくやったと褒められたけど何が?金を騙したことじゃないようだから、国の雑兵をおびき寄せたことだろう。でも、おびき出したからといって、何がうれしいのだろうか。そのくせ、最後の追っ手と飛刀門との戦いの決着自体不明。最後は三角関係のもつれの上の殺人事件!でおしまい。なんだこのやりっぱなしの映画は・・・。そこで気がついた。ああ、この映画LOVERSだった。なんて正直なタイトル。でも、突然の雪は、白に血の赤を垂らしたかったため? 【リニア】さん 4点(2004-09-20 23:48:44) (良:2票) |
35.飛び道具がスローモーションになるのも最初は面白いと思ったけれど、後半になるといつも同じで飽きた。 【HK】さん 6点(2004-09-18 09:07:59) |