62.《ネタバレ》 ミュージカルだと思ってなかったので、何だか拍子抜け。グロいシーンはあるけど、ホラーに免疫があるせいか対して問題無く見れました。むしろどんな風にエスカレートしていくのか期待してた部分もあります。暗い街並みは雰囲気が出てて、音楽とも良く合っていました。トッドの後半の狂いっぷりが面白かったです。でも最後の方で娘を助けてから、娘さん放置プレイされちゃってるんですが、どういうこと?話のメインだった気がするんですが・・・。ジョニー・デップが起用されてなかったら、間違いなく誰も見向きもしなさそうな映画ですね、これ。残念ながら高評価できないな。 【VNTS】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-06-27 16:07:35) |
61.これねミュージカルじゃないです。たまにちょっと歌います。って映画。 ステレオタイプのあらすじに丁寧に肉付けする、こともなく、感覚だけで作った感じ。 グレーに赤い絵の具みたいな血の色彩は面白かったけど、その他特になんてこともない。 ジョニデの歌は意外と悪くなかった。 【祥子】さん [映画館(字幕)] 5点(2008-06-26 18:01:14) |
60.《ネタバレ》 どことなくティム・バートンらしくないなと思って観ていたのですが、たぶんそれは音楽がダニー・エルフマンじゃないからでしょうね。個人的には、バートン×エルフマンというのは、宮崎駿×久石譲みたいなもんだと思ってるんで、その片割れがいつもと違うと雰囲気も変わってくる。さて、ティム・バートンという人は、スピルバーグも顔負け、いやそれ以上の残酷趣味をお持ちの方ですけど、今回もまたそれがいかんなく発揮されていて、モノトーンの背景に真っ赤な血が画面めがけてばしゃばしゃ降り掛かってくる嫌らしさはなかなか笑えるものがあります。それに死体を地下に投げ落とすシーンなんか、見るからにその死体がお人形さんなんですけど、ああいうキッチュさがこれまたティム・バートンらしくていい。ただ、彼の作品群の中ではこれは凡作の類に入ると思う。突き抜けたものを感じないし、心揺さぶる様な情感にも乏しいと感じた。バートンファン、デップファンは当然見るだろうが、それ以外の新たな客層をつかみ取れるほどの革新性を前作「~チョコレート工場」同様持ち合わせていない様に思える。 【あろえりーな】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-06-16 21:59:41) |
59.《ネタバレ》 最後まで興味深く観れましたが、面白かったかどうかと言えば、あまり面白くはありませんでした。序盤はトッドに共感していましたが、単なる殺人鬼になってしまってからはもう付いていけません。そして悪夢の結末。最悪です。でも、映像はアートっぽくて内容は最悪なのに映画全体が綺麗に感じるのは流石、バートン監督なのでしょうね。 【ぽじっこ】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2008-06-12 22:29:48) |
58.《ネタバレ》 ミュージカル映画はあまり好きではないが、ジョニー・ディップ&ティム・バートンのコンビということで観ました。食わず嫌いだったのか意外と普通に観れました。 悪徳判事に復讐するスウィーニー・トッドの気持ちは分かるが、何の罪もない人々も殺してしまうことには正気とは思えない感じです。さらにミートパイにして客にだすことなどありえないでしょ。これでは復讐を果たしても後味の悪さしか残りません。しかも結末があれでは最後の最後まで救いの無い感じでした。 最近、ニュースでバラバラ殺人の話題を聞くたびに人肉パイを思い出し食欲がなくなります。 【nishiken】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-06-11 07:09:44) |
57.『チャーリーとチョコレート工場』もそうだったが、これもビジュアル的にバートンぽいにすぎない作品。その美術センスは確かに独創性に富み、我々をひきつける力を持っていると思う。でも映画としてはかなり物足りない。「色」を抜き取ったかのような灰色の世界がファンタジーであることを強調しているのに、さらに虚構を強調するミュージカルにしたところでそこに感動は生まれない(それぞれの歌は良かったと思う)。また、灰色の世界はそれ自体は悪くないものの、光は常に一定で奥行きも感じられない。絵本を眺めているような感じ。加工されたそれぞれの画を写真にしてまとめれば、それこそ美しい写真集ができるだろう。結局バートンってビジュアルだけの人だったのだろうか。初期の作品はそれが新鮮だっただけなのだろうか。うむむ、、。どっちにしろもうバートンには過度の期待はしないほうがよさそうだ。 【R&A】さん [映画館(字幕)] 4点(2008-05-30 15:14:48) |
56.ティム・バートン監督は好きなのですが、この作品はあまりいい印象を持てませんでした。「ビッグフィッシュ」「チャーリー」という流れから、自分自身が抜け切れていなかったのかもしれませんが、世界観とエンターテインメントとしては完成度の高いこの作品の観賞後、こころの中に残るものがなかったのです。 ひとそれぞれ映画に求めるものは異なると思いますし、監督だって表現したいものは作品ごとに変わるでしょう。その相性とも呼べるものが、今回は個人的に合わなかったのかもしれません。 ただジョニーら登場人物の演技は印象深かったです。みなさん、役に合ってましたね。 【月ひつじ】さん [映画館(字幕)] 4点(2008-04-30 14:18:18) |
55.冷たい青灰色、沈んだ茶、そして、ペンキのような真っ赤な血。いつもながら、色彩の統一感がすばらしい。 デップ演じる主人公が、とにかくだれとも目を合わせないのが印象的。相手の目をちゃんと見ると、次の瞬間にはばっさり、なのである。 寒々しい海辺やピクニックの空想シーンの、いかにもしかたなくいてやってる、みたいな雰囲気が笑えた。でもだれも笑ってなかったけど。 すべて吹き替え無しで役者が歌ったと聞いて、楽しみにしていたのだが、演技と歌がきっちりかみあっていて、ミュージカルとしてちゃんと成立していた。 いちばん歌っている姿が想像できなかったのが、アラン・リックマンなのだが、歌唱的にはちょっと弱いかな、と思ったが、地位も名誉もあるヘンタイ親父という役柄にはまさにぴったりでした。 【yhlee】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-04-05 23:41:14) |
54.デップ&バートン6度目?のコラボ!と聞いた時は正直「またかよ」と思いましたけど、予想以上に良かった、というのが見終わった感想でしたね。思ってた以上に悲劇的な話だったと思う。『チャリチョコ』から一転、血の滴るダークな世界観には引き込まれましたし、何よりミュージカルシーンの素晴らしいこと!!俺は節操が無いのでこれだけで及第点をあげられるのです。(笑)個人的に印象が強かったのはヘレナ・ボナム・カーターで、ハッキリ言ってジョニデを喰うくらいの力強い歌唱を聞かせてくれたように思います。今までバートンの奥さんだから出てるのか、と思ってましたが違ったんですね。(笑)また最近のバートン映画は『ビッグ・フィッシュ』『チャリチョコ』と、それまでの展開が良かっただけにラストが無駄な映画が多かったのですが、本作にはストーリーにも無駄がなくそれも高評価できます。ただ不満はと言えば、後半、ストーリーがシリアスになるにつれ映画のタッチもそれとなくダークになっていった部分。あれが後半の悲劇を引き立てていると言われればそうなんですけど、前半のコミカルなテイストのまま悲劇を描いても、俺は良かったと思います。前半を見ている途中には「これは『オペラ座の怪人』や『DITD』に続く、俺の中でのミュージカルの名作になるかも!」と思ったのにね。(笑)まあしかしながら、バートン作品の中ではかなり上の方ですね。 |
53.《ネタバレ》 それにしても、不潔な街には住みたくない。 人肉で繁盛してしまうってところが、落語みたいだ。 日本版にアレンジしてほしい。 |
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52.ダークな部分が切ないティムバートンならではの作品だと思った。ゴス調の衣装と時代設定、あと画面のカラーすべてが独特で引き込ませる魅力がある。 【おっちょ】さん [映画館(字幕)] 6点(2008-03-15 00:25:53) |
51.話の筋はすぐにつかめてしまうので、ティムバートン好き向け。細かい美術仕事までシッカリとティムバートンしてるので非常にうれしいです。 【グレース】さん [映画館(字幕)] 6点(2008-03-14 18:58:07) |
50.出てくる人がとても顔の「きれいな」人たちで、なんだか闇の中に光る感じがしました。 美しい映画。 でも十分グロいです。 【しゃっくり】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-03-11 01:26:46) |
49.《ネタバレ》 うーん、今まで一応ティム・バートンファンのつもりでいたんだけど、今回の作品にティム・バートンらしいユーモアをあまり感じられなかったなー・・・。って言っても『チャーリーとチョコレート工場』みたいに「ティムバートン色」の大量商品化には若干ガッカリだった僕にとっては問題ないけど。話には聞いていたけど結構グロい笑そしてストーリーが切ない、切なすぎ。まぁ復讐大量殺人映画でハッピー・エンドは期待してなかったけど。それにしても映像が本当にキレイだった。ロンドンの街並み、色彩に上映開始数分後で虜になった!あと、血の色がかわいらしいよね笑でも残念ながらまた観たいって思うほどの映画じゃないかな。・・・どうも最近ティム・バートンの新作に長い間期待を膨らませすぎちゃって、期待ハズレな感があるなぁ。 【たいがー】さん [映画館(字幕)] 6点(2008-03-04 00:27:31) |
48.《ネタバレ》 ストーリーよりバートンの世界観を楽しむための映画。映像・ミュージカルは目を見張るものがあるが、逆に言ってしまえばそれだけ。ミュージカルでなかったら1時間強くらいで見終えてしまうはず。間延びの感が否めず、退屈な展開だった。モノトーンの映像に赤や青のビビッドカラーが用いられているのが印象的だが、特段目新しいものでもないし、ちょっと期待はずれであった。ただ、ストーリーとして心に残ったのが、判事達復讐の相手は町で見かけただけでわかるのに、自分の妻や娘は近くで見ても全く気づかないトッドの悲哀。妻に気づいた時には自らの手で殺めた後であり、娘がすぐ傍にいるのにもかかわらず、それを知らず死に行くトッド。妻を抱いたまま召されたのがせめてもの救いだろうか。最後、首をさしだすようなしぐさをしたトッドは、自ら望んで死を選んだのかもしれない。 【グングニル】さん [映画館(字幕)] 4点(2008-03-02 18:18:26) |
47.ティムバートンらしい色使いが良かったです。あの内容でリアルな映像だったら10分我慢できないくらい、人が殺されます。そんな内容なのですが、ヘレナBカーターの切ない役どころに結構ぐっときました。ヘレナってティムバートン作品によく出ているのに、いっつも叶わぬ恋する役どころで気の毒で・・・。で、アランリックマンさん、あなたが喋ると、全てスネイプ先生に聞こえて困ってしまいます。 そんなこと考えながら見ていたら、結構楽しめました。歌も思ったよりいいですよ。 【なつこ】さん [映画館(字幕)] 6点(2008-02-24 23:51:10) |
46.《ネタバレ》 ジョニー・デップの役柄が理髪師と聞いた時点でどうしても『シザー・ハンズ』とカブってしまうことを心配していたがいい意味でも悪い意味でもティム・バートンはそれを裏切ってくれた。スウィニー・トッドと名乗る男は昔愛する妻と赤ん坊を権力で奪い去った判事に復讐をすることだけが目的でロンドンの地へ舞い戻る。この地は上流階級者のみが贅沢な暮らしをする腐敗した街。たまたま入ったパイ店の女主人、ミセス・ラベットがスウィニー・トッドを過去に存在したベンジャミン・バーガーだと見抜き、それから2人はおぞましく非情で、しかしどこか滑稽な理髪店とパイ店を経営していく。ここで忘れてはいけないのはそれはただ自分を不幸に落とし入れた判事に復讐する為だけだった。なのに全く罪もない人々を殺人マシーンに乗せ、次々と殺していく。そしてその人肉を使い、ミートパイは作られ、店はどんどん繁盛していく。しかし、スウィニーの頭の中には判事に復讐する、ただそのことしかなかった。ラベットが自分に好意を抱いていようが全く気づかず一緒に船旅をしたアンソニーでさえ判事を呼び出す鴨にする。世間を知らなかったベンジャミン・バーガー。無実の罪をきせられ、愛する者を奪われ、自らの人生さえも奪われる。そんな彼が判事に復讐心を抱いても仕方がないことだ。きっと以前は善良で真面目な青年だったに違いない。そんな彼がスウィニー・トッドと名を変え、人をたくさん殺しても非情だったのは全て復讐心からきた、愛する者を奪われた悲しみだったのだろう。そんな彼に以前から恋こがれたラベット。きっと理髪店があった1階にパイ店を経営していたのもベンジャミンへの思いからだろう。夫をなくした今、ベンジャミンがどんなに様変わりしていても願ってもない彼の帰還は彼女にとれば至福の時。しかし思いも寄らない結末により、彼女はベンジャミンの手で殺されてしまうのだ。一度も思いの届かない恋。そして、死んだと思っていた妻を自らの、そして相棒である剃刀で殺めてしまったベンジャミン。これは罪のない人々を殺した罪なのか、それともそのようにしか生きられなかった彼らの悲しい運命なのか。灰色の画面に薄気味悪く映し出されたおびただしい血の赤。この血は、ベンジャミンが今までに味わった悲しみと同じぐらい痛々しさを表していた。 【えみ】さん [映画館(字幕)] 4点(2008-02-24 20:58:58) |
45.《ネタバレ》 なかなか残酷、グロかったですね。それを補うためミュージカルなんでしょうか。 ほとんどミュージカル映画を見ないのでなんともいえませんが、隣に殺される相手がいても、歌いながらだと関係なく、それ自分の世界を描けることにミュージカルにする意味と、あの黒白の世界に色と、音楽で味付けしたように感じました。 内容はシンプルで、ブラックユーモア溢れる内容です。 見どころはやはり、最後の娘に気づくのかが注目所でしょう。 何のために復讐をしていたのか、色々な方向での愛があり考えてしまいました。 この作品もティム・バートンの雰囲気ありますが、やっぱり好きですね。 非常に残酷な描写が多いので、最初は驚きましたが、その世界観が出来上がっており、話としては展開も読めるところもありますが、見させる力をもった映画でした。 【コショリン】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-02-23 00:22:58) |
44.《ネタバレ》 復讐を題材としている映画の主人公は、幸せにはなれないとは解っているものの、最後はなんか悲しくなります。。。一緒に見た人の50%がオチを予想できてたので、解っちゃったら楽しくないかも?そして何よりも、娘を殺さなくてホントに良かった。それが唯一の彼の救い 【マキーナ】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-02-19 22:22:33) |
43.ティム・バートンとジョニー・デップ、このコンビのキャラの作り込みは毎回感心する。ジョニーデップ、意外と歌うまい。が、歌長い。 【カタログ】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-02-17 00:31:51) |