205.「このようなシーンでこのようなことをする」といった薄っぺらい記号的な登場人物に対して 誰一人感情移入できない 思わせぶりなSFとしたかったのかも知れませんがSF要素がない(セリフで説明されただけ) スリルとかサスペンスってでっかい虫のことだったのでしょうか? クライマックスは一体どこだったのか見当もつかない 噂では胸糞悪いエンディングとのことだったが、なんのカタルシスもなく 「はぁ、それで?」といった感じだった 例えるなら邦画の魔界転生並の駄作、面白いくだらないとか、その様な印象もない 「だからなんですか?」という疑問しかなかった こんな言い方したくなかったですが、 この作品を世に送るスタッフは見上げた根性の持ち主だと思いました 【ぐりこ】さん [インターネット(字幕)] 0点(2022-10-29 15:35:04) |
204.《ネタバレ》 まずパニック系ホラーとして怖かったのが評価点。デカい奴は襲われたら即死なのでまだいいが、じわじわ苦しんで死ぬのは嫌だ。特に昆虫に卵を産み付けられて卵嚢にされるのはキツイ。私が虫が好きでは無いのもあるが、「単体なら勝てる可能性があるから諦めがつかない」「数が多くて倒しても限が無い」「一撃食らっただけで取り返しがつかない」と言う条件が効果的で、昆虫系のクリーチャーがとにかく怖かった。 もう一つ、生存者同士の争いも恐怖を掻き立てるのに効いている。パニック映画で萎えるのは「状況を悪化させるために馬鹿な奴に馬鹿な行動をさせる」展開なのだが、宗教女とその一派はもうその域を超えている。お互いに正しいと思った上での行動であり、思想の対立であれば不自然ではない。いつ敵になるのか分からず、殺人すら厭わない集団と同じ空間に居るのは怖い。主人公たちがここには居られないと判断するには十分な理由であっただろう。 そして結末である。凄く後味が悪い事だけは聞いていたが予想を超えて来た。正直な所、スーパーから出発する前の息子との約束のシーンで息子を殺す羽目になるのは予想出来ていた。これまでに見た数々の無残な死を鑑みれば、あの状況で主人公たちが自殺を選んだのは自然に思う。もし私が同じ状況になったら同じ行動を取っていただろう。だが主人公の行動は最後まで裏目だった。もし5人の結末が全員生存・全員死亡のどちらかだったらここまで印象には残らなかった。よくぞこれほどキツイ結末を思いついたものだと感心してしまった。 ホラー映画として傑作。この強烈な結末は一生忘れる事は無いだろう。 【alian】さん [インターネット(字幕)] 9点(2021-07-20 03:23:06) |
203.《ネタバレ》 観終わって、どう解釈していいのやら? でしたが(笑) 結局。救われたのはエゴの無い者だけなのかと。 主人公の行動は英雄的に見えても、冷静に見れば無謀な賭けでしかなく、それも一種のエゴイズム。 彼の最後の判断ミスはそれを象徴してるんでしょう。 エンタメ映画の単純な夢《現実には無いヒロイズム》を現実的な悲劇に導き、観客を夢から悪夢に引きずり込んだ。 タラボンのニヤニヤ笑いが目に浮かぶ。そんな映画でした。 【墨石亜乱】さん [DVD(字幕)] 6点(2021-07-19 18:19:31) |
202.霧はあくまで演出でしかなくて、 実体はモンスターパニック映画。 限界状態の中で人間ドラマが描かれるかな? と期待したけどそれもなく、ただただ絶望だけ。 あったのは見えない神や悪魔にすがる信仰の狂気くらい。 ハッピーエンドやバッドエンドといった以前の問題。 結末が、主人公が先走っただけっていう。 ほんとに救いの無い、絶望の映画でした。 胸糞悪いとかじゃなくて、救えない終わり方。 【愛野弾丸】さん [インターネット(字幕)] 5点(2021-05-06 21:29:11) |
201.《ネタバレ》 どうせ怪物が人間を襲うお決まりのグロテスクな B級ホラーだろうと思ったのですが、ここの投稿数がやたら多くて しかも点数が高いので観てみたのですが、なるほどこれはなかなか の優れものでした。 正体不明の怪物が人々を襲うプロットはどこかで観たようなもので はありますが、人々の心理描写や行動描写が丁寧に描かれていて、 次から次ぎへの展開にハラハラドキドキのままラストの衝撃的結末 まで飽きる事なく観てしまいました。 最後は勇気ある人々が救われるハッピーエンドか怪物たちとの戦い がまだ続くことを暗示して終わるのかのいずれかだろうと思っていた のですが、これは確かに衝撃的で他にはなかったびっくりな悲劇的 結末でした。狂信的信者のようなおばさんが撃ち殺されてしまうと いうのも驚きましたね。キリスト原理主義団体から批判が起こらな かったのでしょうか。 最初に皆に助けを求めても見放されてしまい一人でスーパーを出て 行ったおばさんが結局子供たちと共に救われていたというのも、何 とも皮肉が効いていていましたね。 できれば怪物たちが異次元空間から来たというのではなく、軍の化学 兵器開発の過程で生まれてしまったとか何かにしたほうがよりリアル だったのではないかと思います。 明日からスーパー行くのが怖くなってしまいます。 【キムリン】さん [地上波(吹替)] 7点(2021-02-16 20:19:19) |
200.《ネタバレ》 結末がわかってて、二度目の鑑賞。 やはりパニック映画としては秀逸の出来。 バグに刺されたサリーは気の毒過ぎたし、MPの体から子蜘蛛が湧き出るシーンなんてぞっとする。 神の意志に忖度することなく行動した五人は、結局霧の外に出るまでガソリンがもって欲しいと神に祈ったんじゃないかな。 そしてあの結末。 映画としての収まりはいい。 あのまま助かったら、そりゃ映画にならないけど、あんまりだよ。 宗教的な音楽がやり切れなさを一層引き立ててるのが悲しい。絶望、という言葉では言い表せない感じ。 良かれと思ってやることなんて、たかが知れてるぜ!ってことなのか。 最初のシーンで、スーパーを出て子供の元へ向かった女性(キャロル!)が軍の車両に助けられていたのは最高に皮肉。 |
199.立て続けに起こる奇怪な出来事に加え、霧の存在が分からないことへの不安をさらに増強させており パニック映画としての最低限の面白さはクリア出来ている。 だが難点は登場人物の誰にも共感出来ないということ、観ていて「何でそうなる!?」の連続だった、 人間達の間抜けな行動に途中からはハラハラするの通り越して笑えてきてしまった。 【勾玉】さん [インターネット(字幕)] 6点(2020-05-08 22:07:38) |
198.《ネタバレ》 「人生、あきらめてはいけない」に尽きる。ほんっと、諦めなければ最後の最後に大逆転って、実際人生で何度もあったし。 感情移入せず、なんだか免許更新のときに見せられる「悪い例のドライバー」の道徳ビデオのような感覚で突き放して見られたので意外と楽しめた。 ミストは、得体のしれない物の怖さを増幅させる効果と、主人公の最後の判断を狂わせた目隠しの効果、そして遠景や詳細を描かなくてよいという経費削減の効果がある(笑)。 【チェブ大王】さん [インターネット(字幕)] 8点(2020-03-14 17:26:52) |
197.《ネタバレ》 突如として現れた霧から逃れるため、スーパーマーケットに集まった人々の心理描写がメインの映画 結論として「集団でいるせいで、誰もまともでいることが出来なかった」 カーモディーの信者が増える毎に話し方や顔つきが変わるのはすごいです。 信者になっていく人々も無理矢理ではなく、「あーいるいるそんなやつ」と思える所 様々な愚行 ・虫が飛んできた時点で光に集まるから消すべきと分かるはずなのに、ライトを点けて観察しようとする皆さん ・殺してくれっと言っている重傷者一人の為に、数々の犠牲を出す ・カーモディーに扇動され、青年を殺してしまう人達 ・安全なスーパーから離れ、結局集団自殺(せめて襲われるなり、もうダメってなるまで待とうぜ・・・) カーモディーさえいなければ、皆で支え合って籠城となっていたかもしれないが、そこは娯楽映画としてカーモディーと扇動されやすい人をチョイス 救われないラストですが、意外性もあり、〇 結局、人々を扇動し、集団で愚行を起こしたのは主人公グループだったっていうオチ 開始20分でカーモディーの口を封じて拘束しておくのが一番の解決策だったように思います。 こういう人が大嫌いなので、カーモディーにイライラはし続けるものの、最後まで観れたのでこの点数 【メメント66】さん [インターネット(字幕)] 6点(2020-02-02 23:38:05) |
196.《ネタバレ》 まったく予備知識なく視聴。 導入部分は最高。 ショッピングセンターで地震発生・・・この部分までの「つかみ」は完璧でした。 エイリアンさながらの蛹もなかなかでしたし、やや目線の合わないCGも許せる範囲。 イライラを煽る女性信者の存在感は抜群だし、その彼女を一発で仕留めるシーンも凄く良かった。シリアスにならずにコメディになったし。 しかし、あのラストはどうしても受け入れられない。 他の方の考察を読み、自分なりにメッセージを理解はしましたが・・・納得できず。 よって、この評価となりました。 【めたもん】さん [インターネット(字幕)] 4点(2019-12-17 11:19:40) |
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195.《ネタバレ》 うーん。何ともやりきれない結末 映画自体は良く出来ていると思いますが、勧善懲悪好きの私としてはやり切れません。 最後に息子だけは、どうしても殺せなかった‥‥そこに戦車が現れ という結末ならまだしも‥‥ ブラピとモーガン・フリーマンの「セブン」もいい映画では有りましたが、後味の悪さが酷かった。 やはり、この手の映画は私向きではないと、つくづく思いました。 でも、出来の良い作品 評価としては7点です。 【TerenParen】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-09-13 01:01:10) |
194.他のモンスターパニック映画と違い、ちゃんと緊張感がある。 そして、原作者も賞賛したというラストが、他の映画とは一線を画す作品に昇華させている。 【アクアマリン】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-07-21 19:13:32) |
193.《ネタバレ》 なんの情報もなく鑑賞しました。車で脱出するとこまではパニックものとして楽しめた。怪物も何種類もいて、特に蜘蛛の怪物が一番ショッキングだった。酸のような威力を持つ糸がちょー厄介でこえ~よ、てマジで思えた。でもあの糸でグルグル巻状態にされてるのに、溶けたり焼けたりしてないのはご愛嬌ってことでいいんですね(笑) パニックや絶望に襲われた時やっぱり一番怖いのは「人間」なんだと、改めて思い知らされた。まぁでも日本はそこまで信心深くないからきっと大丈夫、かも・・・。 車で脱出してからの、スローモーションと耳障りなBGMのせいで終始イライラ。ラストの衝撃の結末をより効果的にさせるための演出だったとしても、ちょっと間延びしすぎだし、やっぱり素直に受け入れられないですね。 人には一度観てみなよって言えるけど正直、個人的に二度は観ないな~。だって子供が可哀想。無理。観れない。 |
192.前に観ているけど何故か感想書いていなかった...最後まで観るとその悲劇性にちょっと「おっ」と思うが、全編を覆うB級感は自分には合わない。 評価が分かれる映画かも。 【simple】さん [地上波(吹替)] 4点(2019-03-14 20:24:53) |
191.《ネタバレ》 観ていて、どうも感情移入ができなかったためか、ラストでの主人公の自殺行為には呆れてしまった。このへんは人にとって感じ方がちがうのかもしれない。 スーパーで立て籠もり中に、変な宗教がかったおばさんのカルト的宣告がはじまったあたりで、だんだんと観ているこちらの気持はダレてきた。何物かが外にいて、たぶんそれは鳥でも犬でも、要するに通常よりも強力になったのなら何でも良いのであって、見せたいのはパニックに陥っている人物たちの心理が主なんだと思う。ただ、それももう少し説得力がないと、たとえば倉庫のあたりから侵入してきたタコかムカデの怪物のような生き物の描写にしても、実にチープなのである。予算の関係もあろうが、もう少し何とかならなかったのか。 霧の中に怪物が潜むという設定は、文字どおりチープさを覆い隠す巧いシチュエーションなのだけれども、さすがに思わせぶりが長すぎると馬鹿馬鹿しくなってきて、彼らの長いディスカッションばかり聞かされて苛々してきた。ここはあと一つ、なにか退屈させない要素を入れるべきだったように思う。 B級作品には、ふしぎなカルト的魅力の生まれる例がいくつもあるが、どうもその気にもなれない。単に低予算だけではない、知恵のほうも低いものになっているように思えた。 【タカちん】さん [DVD(吹替)] 3点(2018-04-28 20:03:09) |
190.《ネタバレ》 アメリカ人特有の強烈なヒロイズムを痛烈に批判するようなストーリー。 日本人的には「やめとけよっ」「なんでだよっ」「ちがうだろーっ」って感じ。 そんな中、最高に最高に格好良かった副店長の最期に、英雄はヒロイズムの先にいるんじゃなくて、正義感と誠実の足跡に立つ幻影なんだと思った。 最高に後味の悪い、最高の映画。 【ババロン】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2017-11-06 10:43:27) |
189.モンスターパニックものが好きな人にはお勧め。 なんでそうなったとかこうなったとか詳しい説明はされない事で観客の没入感を高める狙いか。 本当に恐ろしいのは人間自身だというのもよくあるパターンだが、ああいう状況になったら本当にありそうで怖い。 【ヴレア】さん [地上波(字幕)] 7点(2016-11-02 08:42:17) |
188.《ネタバレ》 積極的に行動するほど上手くいく、狂信者の主張には従わない方が良い、女性・子供は生存しやすい、というハリウッドの定番パターンの裏を行ったら、なんとも嫌な感じのラストになりました。でも、それゆえに記憶へ残る作品です。時間中のほとんど、霧に包まれた狭い建物に籠っているというのが重要ですね。視野を広く持てず、近視眼的に行動すると、人はえてして普通では考えられない判断ミスをしてしまう。自分も鑑賞中同じような気分に浸っていましたので、軍隊の突然の登場には本当に驚きました。後味が悪いとはいえ教訓的ですし、人に勧めてみたいですね。 【次郎丸三郎】さん [DVD(吹替)] 8点(2016-10-02 20:05:54) |
187.《ネタバレ》 後味が悪いとか下らないとか、あまりいい評判を聞いておらずほとんど期待せずに見たら、意外に考えさせられることの多い作品で、けっこう拾いものだった。今年(2016)5月に、年端もいかない1人の小学生が北海道で1週間近くも孤独に耐えて、生き延びた。いかに体力を温存して、1日でも長く助けを待つことが大切かということを、彼は小さな体で証明してみせた。映画の中では、閉じ込められた大勢の人々がうろたえおびえ、言葉は悪いが、勝手に騒いで自滅していった。非常時のパニックが、もっとも命を縮め、何の益をももたらさないことを、この映画は強く訴えている。 この映画に出てくる人々は、自分たちがこうむっている災難を、人のせいにせずにはいられない人たちだった。彼らの信仰は、信じた者だけが救われるというお得感や優越感、排他的な狭い視点に裏打ちされている。 また、この集団が私たち日本人であったなら、どういう流れになっただろうとも考えた。まず、義務感満載の旧約聖書を延々と説き続けるマダムを前にして、きっと誰かが代表して彼女にこう言っただろう。 私たち日本人は、正月に神社へ初詣でに行き、彼岸や盆には墓参り、厄がついたら宮司にお祓いをしてもらい、結婚式は教会で、死んだら戒名をいただきます、そうそう、クリスマスには救い主の誕生をお祝いするよりサンタの方が魅力です。あと、八百万の神さまも捨てがたいですが、まだ続けますかと。 特定の宗教の色に染まりにくい国民性は、本当にありがたい。もちろん、他の国の人々は短絡的だというつもりは毛頭なく、ただ、さまざまな宗教観にとらわれる手間もなく、いち早く一致団結して強者が弱者を守る知恵と勇気を絞る方が、よほど災厄を免れやすいと思うだけだ。深刻な地震に遭い、閉鎖的な環境に長時間閉じ込められた人々が、パニックをさけ、自分にできることを自ら探し出して、積極的に他者に奉仕する姿が、阪神淡路大震災、東日本大震災など、これまでにも何度も報じられてきたが、本当にこれはすごいことなんだと、この映画を観て改めて日本の被災者たちの辛抱強さ、たくましさに気づかされた。 【tony】さん [インターネット(字幕)] 8点(2016-09-14 02:18:52) |
186.《ネタバレ》 B級映画自体は嫌いではないのですが、このB級感は合いませんでした。安っぽすぎて萎えてしまいました。そして救いようのない胸糞悪いラスト。単純な話、もう一度見ることない気がする。 【素晴らしき哉、映画!】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2016-05-11 16:03:37) |