17.《ネタバレ》 意外におもしろかったです。 冒頭の切腹シーンは、切腹そのものが映らないというのにものすごい迫力。続く明石藩主の蛮行、奇行は稲垣吾郎の怪演がすばらしい。ラストへとつながる伏線のはりかたなどもなかなか心憎い演出。後半の合戦シーンも、殺陣の良し悪しを感じさせないほどのテンポと迫力で、最後まで楽しめました。 ただどうも三池監督は見せすぎ、くどすぎ、説明しすぎの感が拭えない。 【カエル本舗】さん [映画館(邦画)] 7点(2010-11-10 18:56:18) |
16.《ネタバレ》 序盤から稲垣吾郎の残虐さや映像が強烈。ストーリーに意外性や新しさはないけど、討ちがいのある悪役なので最後までテンションが落ちなかった。合戦も迫力十分でお腹いっぱい。オリジナルは未見ですが、三池監督の良さは出てると思う。やはり邦画のエンターテイメントは時代劇だなぁ。 【ラグ】さん [映画館(邦画)] 8点(2010-11-03 21:08:04) |
15.三池監督の映画は苦手なものが多いのだけど、これはオーソドックスな作りで素直に楽しめました(それ故ファンには物足りないかも?)。出てくる役者たちも皆いい!皆魅力的だったなあ。鬼頭半兵衛が一番好きだったな。「理由などわからぬ、いいや要らぬ!」シビレるぅ~。シナリオ上というのか、設定上というのか、そういう所だけでは出せないキャラの魅力が、役者の魅力や個性で引き出されていると思う(それはただ単に役者の見た目に頼っている訳では決してない)。伊勢谷祐介さんのポジションが微妙と言えばそうなんですが、居なければそれはそれで、寂しいw。牛のCGがヘッポコだった以外は文句無しです。大満足でした。こんな娯楽映画(邦画)がもっと増えればいいなあ。 【ゆうろう】さん [映画館(邦画)] 9点(2010-11-01 12:46:33) |
14.《ネタバレ》 斬って斬って斬りまくる、頭カラッポにして楽しむエンターテインメント時代劇。前半はあっさりとした仲間集め。見せ場はラスト50分からのカラクリを凝らしたセットを背景にした市街地大乱闘戦。降り注ぐは斬撃と血しぶきの雨あられ。敵をなぎ倒していく様はゲーム「三国武双」のようで痛快。SMAP・稲垣が明石藩の暴君を意外な怪演、これこそがグロい本性か。 【獅子-平常心】さん [映画館(邦画)] 7点(2010-10-31 22:17:36) |
13.山越えしたとはいえよく先回りできたな、2~3日であれだけの仕掛けは無理だろ、何で最後まで鉄砲弓矢の飛び道具で攻めなかったの、爆弾まであるのに、など突っ込み処満載。相変わらずの松方弘樹のこゆい演技、伊勢谷友介の訳分からんキャラクター、全然剣客に見えない沢村一樹など、刺客たちのキャスティングにも難あり。唯一、稲垣五郎の狂気の殿様はお見事。それにつけてもオリジナル版の里見幸太郎の名台詞「遅くても来年のお盆には帰ってくるさ」、西村晃の無様な死に様の方がずっと格好良かった。 【Q兵衛】さん [映画館(邦画)] 6点(2010-10-26 18:00:20) |
12.《ネタバレ》 仕事で疲れた私の頭には、このお話しは解り易くてとっても良かったです。 おまけに面白いチャンバラが見たかったので、こりゃあいいやと大喜び。 三池監督のグロさは好きではないけれど、後半のどっかんどっかんが面白かったので満足しています。 ロードオブザリングファンの私には、チャンバラシーンはもっと長くてもOKでした。 それから松形弘樹さんが一番の若手で出ていた作品、名前を度忘れしましたが(清水の次郎長だったかなぁ?)この作品みたいな娯楽作品でした。 昔のチャンバラが観たいし面白かったな、そんな風に思っていた私にはぴったりの作品でした。 三池監督ありがとうございます。 娯楽作品面白かった~♪ 明日から仕事頑張ろうと元気が出ました。 【たんぽぽ】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-10-24 21:29:23) |
11.刺客が、斬って斬りまくります。リアルティーはなく、ゲームの無双シリーズを観ているようでした。 【Yoshi】さん [映画館(邦画)] 5点(2010-10-24 18:07:03) |
10.オーソドックス。伏線や謎をちりばめずにストーリーは淡々と進む、あまりに素直な展開、あの三池が・・へぇ~という感じ、スキヤキの時より笑う部分も減らし、これから何が起こるか全て理解させた上で映像をつないでいる、普通この作りだと途中ダレるのだが、この映画の上手い所は予想を上回る各シーンの演出にあると思う。 話には聞いていたがそれを上回る稲垣の腐れ外道ぶり、役所と市村の前半と最後の対峙、予備の刀をドッサリ用意しての伊原の殺陣、脇をビシッと固めている松方のしゃべりと動きのキレ、山田も良い顔をしていた、伊勢谷がちょっと理解不能だがヤツは山の神か? その他の役者にも少しだが見せ場があり(そこ掘り下げたら4時間越えちゃう)一応満足できる。これらが無駄に長くなりそうなこの映画を上手くまとめて、この見応えに仕上げたのだろう。 惜しむらくはキル・ビルぐらい血しぶきが出ても良かったのでは?どこかでストップがかかったのだろうが、殺陣のハデさに比べてグロさがイマイチ足りないのが残念。 【カーヴ】さん [映画館(邦画)] 6点(2010-10-22 09:48:58) |
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9.《ネタバレ》 ラストが良くない。役所さん正親さん吾郎ちゃんの最後のシーン、侍の魂を賭けた凄まじくも切ない名シーンの後、何で野人が生き返って来ちゃうんだろう。もう、台無し!三池監督の遊び心なのか。あれが無ければ監督は一つ上のステージに行けたんじゃないかと思うのだが、普通に終われないのは相当の天邪鬼なのか。そこが良いというファンがいる事は分かるのだが、私はあそこで山田孝之にすがすがしく微笑まれても、伊勢谷友介に意表を突かれても、ただ残念な終わり方としか思えなかった。男たちの熱い思いも吾郎ちゃんの迫真の敵役も全てかき消してしまうような、煙に巻いてしまうような、そんなオチはいらない。 【ちゃか】さん [映画館(邦画)] 7点(2010-10-18 17:25:56) |
8.《ネタバレ》 役所さん、松方さん、市村さんの演技が秀逸で見応えがありました。特に役所さんと市村さんの最後の一騎打ちは、さすが舞台俳優さんだなぁって思いました。ただ戦のシーンが長過ぎですね。感情移入しすぎてしまい、とっても疲れました。個人的には岸部さんのあー!のシーンが楽しかったです。私一人で大爆笑してたようですが・・(相方から「お前の笑い声だけが響き渡ってたぞ」と言われましたwww)土曜日のレイトショーだからなのか公開から3週間も経ってるのに、お客さんがいっぱいいてびっくりしました。 【ゆみっきぃ♪】さん [映画館(邦画)] 6点(2010-10-18 01:10:09) |
7.《ネタバレ》 最近疲れてたのでスカッとした。 ただ、武士道というのだろうか、命を賭して護りたいものとか、そして命を惜しまず戦いに挑む姿とか、どうしても納得することができなかった。その生きざまがかっこいいことは分かるんだけども、稲垣のように死ぬ時は、痛い!死ぬのが怖い!と嘆くものなのではないか。 切腹ってのも俺の感覚としてどうも納得できない。無理だろ、あんなこと自分でやるなんて。できるもんなの?やるやつばかじゃないの? |
6.《ネタバレ》 効果音といい画といい、エグいシーンが。。。皆様のレビューを読んで、そーゆーものだと知ったけど、ショックには変わりないわ。でもその後、メンズのカッコよさ、キャラクターの味、ストーリーの分かりやすさ、戦闘シーンの迫力などによって点数上昇。最後に、半兵衛が裏切ってバカ殿を斬れば、満点でしたのに。 【●えすかるご●】さん [映画館(邦画)] 6点(2010-10-12 00:19:32) |
5.《ネタバレ》 本宮ひろしのマンガの主人公が、いじめっ子の理事長の息子を懲らしめる、てな具合で、プロットはオーソドックス&シンプル。電気がない時代の夜の屋内を、本当に蝋燭の灯りだけで撮影しているような写実性は重みがありましたが、私は最後の殺陣で萎えたクチです。バカ殿警護側の命がバーゲン並みに安っぽく、それが本作の全体の印象になってしまいました。昔の仮面ライダーの映画版がTVでやられた怪人たちをズラッと並べて映画としての体裁を取っていたように、数で勝負する方法論は、その数に比例して密度が薄くなるのがオチですな。実際、200人の倍くらいは斬っていたようだし。そこにはさほど娯楽性を感じません。圧倒的多数との斬り合いという意味では、ちょっと反則的な比較だけど「バガボンド」の武蔵対吉岡一門などの描写の方が格段に凄みと説得力があります。せめてバカ殿を守る側の理屈に封建制度のお題目以上のものがあれば良かったんだけどね。もう少し面白く出来そうだったという意味で残念でした。 【アンドレ・タカシ】さん [映画館(邦画)] 5点(2010-10-11 23:45:19) |
4.《ネタバレ》 しょっぱなからイヤーな予感はしてました。「広島・長崎の100年前」ってなんでわざわざ原爆だしてくんのよ?と訝ってたら案の定ですよ。狂人とも呼べる“権力者”それに従う“官僚的な”老中、立ち向かう“一介の”武士たち…極悪の権力者vs善良な市民という対立構造をあっという間につくりあげちゃった。さすがプロデューサーにテレビ朝日が入ってることはありますな。まあこれは原作によるところが大きいので、左翼思想誘導映画だとバッサリ切ることはできないんだけれども、台詞の細かいところにテレビ朝日の指示がちょこまか入ってるように見受けられました。しかしながら、東映の原作で東映のスタジオを使い、東宝が制作にかかわり、松竹の映画館(ピカデリー)で上映ということは、日本映画がこれまで培ってきたチャンバラ映画のノウハウを惜しみなくつぎ込んだ、ということでもありましょう。チャンバラ映画は世界で日本しかつくれないオリジナルなものなので、これをしっかりと継承していくことは映画界にとってプラスにこそなれ、マイナスにはならないことだと思います。チャンバラの存在意義と、役所広司・市村正親の芝居に6点献上。(高岡蒼甫は死ぬ直前まで出てることに気づかなかったぞ) 【ケルタ】さん [映画館(邦画)] 6点(2010-10-04 12:31:37) |
3.《ネタバレ》 すごく面白い。 娯楽性の高い時代劇にして紛うことなき三池監督作品でした。だって十分格調高い映画にできそうなのに下品なおふざけを入れるのだから。特に中盤の伊勢谷友介と岸部一徳のアノシーン。本作はPG12指定ですが小中学生にどんな助言指導をしたらいいんだか・・・三池監督のクセを知らない人はどんびき必死。 でも自分は大好き。悪趣味な自分は稲垣吾郎の残虐っぷりをもっと観たいと思ったくらいで、監督らしさを観てニヤニヤできるのはファンとして嬉しいし、これからもこうあってほしいと思いました。 自分はこの映画を観る前に気になっていたことが二つあって、ひとつは「クライマックスの50分の戦闘シーン」が大きな宣伝文句になっていたこと。 「クライマックスどころか普通の映画の半分の時間じゃん、長げーよ、絶対飽きるって」って思ってましたが、あくまで「戦闘が始まってから映画が終わるまでが50分」であって実際乱闘が続くのは30分くらいのもの。血みどろで戦う姿に圧倒され、それほど長くは感じませんでした。むしろ映画自体2時間以上もあったの?と思うくらい時間を感じさせません。 ふたつめはタイトルにあるとおり刺客が13人もいること。 しかし実際にキャラ立てさせてあるのは13人中7人くらいで、それほど登場人物が多くて理解が大変というほどではありません。敵側も手下一人に焦点を当て、余計なドラマを極力排除したのも成功していると思います。 前半はほとんどがその登場人物たちによる会話シーンなのですが、これも役者たちの演技が素晴らしく飽きさせません。 マイナス点は最後の決着が個人的にあまり盛り上がらなかったこと、役名を画面に出すのなら顔のアップのときにして欲しかったことくらい。残虐描写が苦手な方以外に強く推薦できる作品です。 【ヒナタカ】さん [映画館(邦画)] 8点(2010-10-01 18:45:25) |
2.《ネタバレ》 稲垣吾郎のバカ殿ぶりが素晴しゅうございました。あまりにも開き直ったキチ●イぶりに清々しさすら感じるほどです。チャンバラシーンがやたら長いんですけど、殿が要所要所で盛り上げてくれなかったらヤバかったです。眠気的な意味で。あと個人的に大好きな岸部一徳さんが出ていて嬉しかったです。彼以外があのアーーッ!なシーンをやっていたら観客はクスリとも笑わなかったと思います。 【4吉】さん [映画館(邦画)] 7点(2010-10-01 17:23:23) |
1.期待通り面白かったです。そう、期待通りの作品なんですが…残念ながらそれ以上でもそれ以下でも無いので微妙に薄味の作品となってしまいました。真面目な人たちが真面目に作ったんだろうな~、という感じで脚本にしろ演出にしろ「おお、そうきたか!」と感心する場面もなく、「おい!いくらなんでもそれはないだろう」などと理不尽さにツッコミを入れる場面もなく、ただただ淡々と話が進んでチャンバラやって…みたいな。私は映画というコンテンツに対して善しにつけ悪しきにつけ観た以上はそこから何かしらのインパクトを感じたいのですよ。設定は面白い。キャストは頑張っている。演出だって脚本だって決して悪いわけではない。なのにイマイチ物足りないと感じてしまうこのジレンマ…。もしかしたらこの映画は話のスケールの大きさの割りに、全てが綺麗に纏まりすぎているのかも知れませんね。もうちょっと、あとほんの少しで凄く面白い映画に化けた気がするんだよなぁ。勿体無いなぁ… 【taxyun】さん [映画館(邦画)] 6点(2010-09-28 17:14:12) |