47.劇団ひとりは、ちょっとキャラが強すぎた気がします。役よりも「劇団ひとり」として見てしまったので・・・。決して演技が下手とかそういう意味ではなくむしろ自然すぎてうまかったと思いますが。小池栄子の演技が秀逸!! 【はちまろ】さん [DVD(邦画)] 6点(2012-10-15 20:42:57) |
46.原作未読。しかしNHKドラマ版は拝見済。なのでお話は知っていましたがなかなか良かったです。様々な目線から一つの事件を追いかけます。確かに当事者が誰かによっていろんな思考があるでしょうね。でも今回の場合、悪者を辿っていくとやっぱりカオルパパだと思います。浮気するなら期待をさせずに避妊もしろって。あと鑑賞後に気になったのはマロンちゃんとの子育ては大丈夫なのか?という事。彼女ちょっとヤバそうだったし。役作りにいつも感心する小池栄子さんに拍手。 【movie海馬】さん [地上波(邦画)] 7点(2012-09-30 17:31:06) |
45.《ネタバレ》 開始早々の裁判での実母の証言は尤もだし、 実母の立場に立ったら、こんな酷い出来事はないと思う。 が、希和子もまた誘拐犯でありながらも確かに母親でした。 (だからこそ余計に実母にとっては遣る瀬無い・・・) そして、実父や恵理菜(薫)の不倫相手の岸田の身勝手さに同じ男であることに情けなくなり、実母や希和子、そして恵理菜(薫)を見て優れた母性愛の映画だなと思いました。 終盤の船着場での希和子の行動や言動、皮肉にも誘拐犯の疑似母である希和子の母性愛を思い出し、薫が母親になる決意のラストまで私は嗚咽しっぱなしでした。 どう解釈していいのか、どんな意味があるのか、いまいち把握出来ていないとこもあるのですが『八日目の蝉』というタイトルも秀逸だなと、今まだ一生懸命鳴いている蝉の鳴き声を聴きつつ、このレビューを書いています。 【ぐうたらパパ】さん [DVD(邦画)] 8点(2012-09-10 16:15:31) |
44.《ネタバレ》 特殊、特殊、特殊な境遇の映画ですね。 感情移入の余地がない。 自分の倫理観では処理しきれないような気すらします。 もしこの出来事をニュースとしてみたならば『とんでもねぇ誘拐犯だ』と断罪するところですが、映画として観ると当事者にしかわからないこともたしかにあるわけで。 しかし『子供が欲しい』ってよく言うけど、アレって『赤ちゃんが欲しい』ってことなんですかねぇ? なんかぬいぐるみが欲しいように聞こえて、正直違和感を感じます。 幸いこの映画の登場人物たちは、幼い命を蔑にするようなところはなかったのでその点は良かったかなと思いましたし、だからこそ希望の残るエンディングに繋がったのかと思います。 【ろにまさ】さん [地上波(邦画)] 6点(2012-09-08 01:11:26) |
43.原作既読。 時系列で構成されていた原作とは異なり、過去と現在を織り交ぜながらストーリーを展開させており、映画の展開としては良かったと思う。 また、どちらかといえば原作は野々宮希和子(永作博美)目線で書かれている部分が多かったが、本作は秋山恵理菜(薫)(井上真央)目線で多くが語られており、エンディングの違いもそう気にならなかった。エンディングに限って言えば、原作よりも好きかも。 8日目の蝉は本来あり得ないはずの運命だが、人はあり得ないような運命の中でも生きて行かなきゃならないし、生きていることこそが喜びになることもあるんだろうね。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-08-20 01:59:05) |
42.私にももし、八日目があるとするならば・・・ 生きることはできないでしょう。そんな強い心も、力も、母性もまだない気がします。 母性のある女の人って本当に強いですね。 でも、やはり、蝉は8日目を生きるべきではないと思うのは私だけでしょうか・・・?? 誰も見たことがない風景を見られたとしても、それはただ単に自己満足です。 |
41.《ネタバレ》 とっかかりとしては非常にいいんですがいかんせん長いのとリアリティがないのが気になった。キワコにも本当のお母さんにも同じ位の心情と切なさを見せて欲しかった。これじゃ本当のお母さん悪者ですやん。一番悪いの親父だよね?三人の女性の心情を均等にかいてほしかった。 【とま】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-07-21 15:52:06) |
40.《ネタバレ》 最初のうちは、雰囲気の重々しさや全体的な演技臭さ故あまり入り込めなかったのですが、後半に、希和子に笑顔が出てきて、薫との生活を楽しむシーンから一気に入り込めました。大きくなった薫が小豆島での記憶を思い出し、当時の自分にかけてくる声がこだまするシーンもなかなかいいけど、やっぱりクライマックスですよね。薫と別れるシーンは凄く切ない。もちろん誘拐は犯罪だけど、希和子のこれまでの境遇を思えば、やるせない気持ちになります。特に女性にお勧めの作品です。 【あろえりーな】さん [地上波(邦画)] 6点(2012-07-13 19:55:37) |
39.《ネタバレ》 発端は人間の強欲。動機はどうであれ、その時その瞬間の愛は本物。運命の定めからは逃れられないけれど、明るい未来を選択することくらいはできる。弱いのは子供だけじゃない、大人だってみな弱い。だから1人じゃ生きていけないし、誰かと関わり合いたいんだ。 【VNTS】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-07-10 01:00:26) |
38.《ネタバレ》 原作が気になりながら、原作を読む前に鑑賞。男性と女性、親である人とそうでない人によって感じるものがきっと大きく違うであろう作品。私は今後、女性にはなれないが、親にはなれる可能性がある。その時には精一杯の愛をもって自分の子どもに接することが出来る親になりたい。 【いっちぃ】さん [地上波(邦画)] 7点(2012-07-03 19:52:54) |
|
37.島の景色と役者の演技は良い。希和子が捕まった時のセリフはグッときた。が、ストーリーにリアリティを感じない。 【真尋】さん [地上波(邦画)] 4点(2012-06-24 04:32:07) |
36. 「盗人にも三分の理」という言葉を思い出しました。 「正しいから」とか、「悪いから」という価値判断だけで人は行動するわけではない、そんなことを考えさせられました。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2012-06-23 18:05:03) |
35.映像はとてもキレイ。各カットの撮リ方も丁寧で、見ていて心地いい。でも、人物が全く描けていなくて、リアリティゼロ。脚本がダメなんだと思う。特にセリフ。永作の演技力でなんとか持たせていた感じです。この題材ならもっと面白いもの作れたでしょうに。いっそのこと音声を全部カットして、このままサイレント映画にしたらよかったかも。 【コウモリ】さん [地上波(邦画)] 5点(2012-06-23 17:15:31) |
34.金曜ロードショーを録画して観ました。 これは録画して夜中にひとりで観て正解。 家族で観たら大泣きしてはずかしいことになるところでした。 血はつながってないが心でしっかりとつながっている母と娘。 子役も永作さんもすばらしい演技で、これを書いている今も思いだして涙が止まりません。 観て良かった! |
33.初見の感想はなんでこんなに世間的に高評価なのだろう?ということです。 原作はすばらしい作品ですがこの映画がそれを表現できているかというと疑問符がつきます。 希和子と薫のシーンはダラダラと長いだけでいまいち内面描写に欠けているし、ラストも中途半端でがっかりしました。 あくまで原作の力でそれなりに見れる映画になったという印象です。 【madq】さん [DVD(邦画)] 3点(2012-06-10 02:06:47) |
32.なんだか久し振りに映画を見て泣いてしまいました。 前半は出て来る大人達に余り共感出来なくて、居心地悪い感じで見ていたのですが、途中からぐいぐいストーリーに引きこまれていきました。 そして最後の最後、薫の台詞で泣かされました。 賞を取った永作さんも良かったのですが、 井上真央ちゃんもとても良かったと思います。 あと、相変わらず小池栄子はああいう役、上手いなと…… それから余貴美子さん!出番は長くはないのですが、物凄く印象強いです。 人は傍に居る人間からどう愛されたかで人生が決まる。 それをどう受け止められるか…… 子供はやっぱり愛されて育つべき。 【ももりん】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2012-05-28 00:36:16) |
31.リアリティはあまりないし完全に女性向けの話なんだけど、とにかくストーリーに引き込む力がすごい。冒頭の裁判シーンからラストまで一気に魅せる。 【eureka】さん [DVD(邦画)] 8点(2012-05-10 14:21:01) |
30.《ネタバレ》 余貴美子(エンゼルさん)が友近にしか見えない。 キワ子が現在どうしてるのかってことがあえて描かれていませんでしたね。 【虎王】さん [DVD(邦画)] 6点(2012-04-27 17:17:44) |
29.日本社会のうさんくさいものを全部寄せ集めたような良きサスペンス小説の良き映画化例。よくぞここまで世界観を大事に映画化できたと思う。テーマは「母性」というが個人的には「偽善」な気がする。しかし結局日本文学、日本映画ってのは小豆島に行き着くのかねえ・・・ 【Arufu】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-04-19 00:46:21) |
28.《ネタバレ》 いやおうなく自分の不幸な過去を否定して生きてきた者が、記憶をよみがえらす旅を通じて、ようやく過去を肯定するに至る。そこに至るまでの、現在と過去が繰り返し対照されてゆくところが秀逸だった。 それにしても、ここに出てくる男は、いずれもつまらない存在で、まったく影が薄い。また、堕胎したからといって、それで「空っぽになる」という感覚は、男にはどうしたって理解できない。そこでスタッフをみてみると、監督は男とはいえ、原作も脚本も女。そうか、これはまさに女性映画なのだ。これに比べれば、昔、1980年前後に一世を風靡した、いわゆる「女性映画」なるものは、しょせん男が女性客の動員をあてこんだ、男主導のエセ女性映画にすぎなかったとわかる。ここでは、男などいうものは、しょせん精子提供者以上のものではないのだ。 俳優陣では、関西弁の教祖の余貴美子が味があったほか、写真館主人の田中泯は、これといった動作もないのにかかわらず、不気味な存在感を漂わせていたのがすごかった。 【goro】さん [DVD(邦画)] 8点(2012-04-18 22:55:12) |