21.宮部はまさに理想の軍人。ただ当時のではなく、現代の感覚での話だ。そこが少し違和感があった。あんな人は存在できえなかったと思う。あまりにも考えが先を行きすぎている。途中まであんまり面白くないなーと思っていたが、終盤大石と松乃がよく登場するようになってから面白くなった。あそこの部分はフィクションだから描けた事。トータル的には観て良かったと思える作品だが、先の大戦を理解するものとしては軽い感じがした。 【Yoshi】さん [映画館(邦画)] 5点(2014-02-04 05:17:45) |
20.《ネタバレ》 ジャニーズという殻を破られている岡田准一の演技力と丁寧に作られた映像は楽しめます。ただ、現実世界とリンクしている為、緊迫感が削がれますし、若干間延びしています。三浦春馬には感情移入できませんし、最終的には異常者みたいになっていて雰囲気ぶち壊し。零戦や特攻隊の描写はピカイチ。当時の軍人たるものが伝わりました。命の恩人の妻を寝取ってしまうのは仕方ないとして、初対面から下心ありきという設定もどうかと。劇場ではところどころ泣いている方がいましたね。ラストの岡田の目力は凄まじかったです。 【マーク・ハント】さん [映画館(邦画)] 5点(2014-01-31 19:51:41) |
19.《ネタバレ》 結局生まれ変わってこんかったやん。 でも、あの終わり方はカッコよくて、良かったです。 【ケンジ】さん [映画館(邦画)] 10点(2014-01-26 19:43:52) |
18.《ネタバレ》 ◇岡田さんはいい俳優さんになりましたね。カッコよかったです。特に一人で鍛錬しているシーンや、家族との語らい。◇ところどころ泣かされますが、途中からなんとなく「ココですよ!」と言われてる気がしてしまい・・・その割に最後は「あれ?もう1つ大きな”ココ”があるのかと思った」という感じで終わってしまいました。◇この映画は珍しくfacebookで絶賛してる人が多くて、それでちょっと期待して見に行ったのですが、それがよくなかったのかもしれません。同じ「ゼロ」なら、「ゼロ・グラビティ」に軍配です。ごめんなさい。 【ハクリキコ】さん [映画館(邦画)] 6点(2014-01-12 01:06:39) |
17.《ネタバレ》 激戦の太平洋戦争最中、特攻の空に散った日本海軍一の臆病者・宮部久蔵の足跡を追究します。そんな宮部がなぜ特攻隊を志願し、散ったのかー宮部の孫が宮部の戦友たちに突撃取材を敢行。「生まれ変わってでも戻ってくる」、それがこの作品の全て。2013年の人気小説が原作で、デキすぎた戦争ドラマですが日本人なら万人感じ入るでしょう。監督はオールウェイズシリーズの山崎貴。2014年の大河ドラマ主演の岡田准一が好演。2013年最後の映画観賞にして傑作。 【獅子-平常心】さん [映画館(邦画)] 8点(2014-01-11 01:50:38) |
16.《ネタバレ》 2013年の最後に観た作品でした、観たときは面白かったと感じたはずだけど、少し時間が経って何が良かったのかが何故か思い出せない。。。そもそも何でパイロットになったんかな?そのあたりの件が描かれていたのかどうかもイマイチ思い出せないです。戦争等歴史について考える機会にはなったかと思います、何で開戦に踏み切ったのかを学校では教わらなかった気がします(聞いてなかっただけかもしれんけど)、ネットで調べるだけかとは思いますが色々知りたいと思います。 【ないとれいん】さん [映画館(邦画)] 7点(2014-01-08 19:08:24) |
15.《ネタバレ》 かなり真面目に作りこまれているし、全体的に手抜きシーンが一切ないことは、 評価できるのだが、遊びが無さすぎるので、 賞レース狙いのあざとい臭いがプンプンしているのがね。なんというか。 興行的にも当たっているようだし日本アカデミー賞も、ドヤ顔で受賞するのかと思うと良い映画なんだけどあざとさを感じてしまう薄汚い俺のような人には向いていないのかもしれない。 最後、現代にゼロ戦が出てきた三浦春馬が感極まるシーンは、過剰演出にも思えたけど、あれくらいやりすぎな方がベタ好きには受けがいいのだろうか? 【バニーボーイ】さん [映画館(邦画)] 7点(2014-01-05 22:46:09) |
14.原作読んだ上での鑑賞。その原作をほぼ忠実に映像化出来ている、といったのが総合的な感想ですが、宮部がなぜ特攻を選んだのかは、原作より理解度を上げていた感じがします。「弟からみても魅力的な姉さん」を吹石一恵が見事に演じています。やっぱり彼氏も登場させたほうが良かったのかも。あと、ヤクザが妻を助けるシーンを盛り込んでもよかったかな、とも。VFXは日本映画にしては秀逸です。(戦闘シーンだけは良かった「パール・ハーバー」に勝るとも劣らないものだと思います。)それにしてもハイレベルな合コンメンバーだったなあ。。 【たきおか4号】さん [映画館(邦画)] 9点(2014-01-05 19:07:08) |
13.《ネタバレ》 戦闘シーンは日本映画とは思えないほど、見応えのある映像でした。全体的にとても丁寧な作りで戦争を題材にした映画にしてはわかりやすかったです。ただラストの回想や現代に現れるゼロ戦、松乃がヤクザから助けてもらうクダリは感動を狙い過ぎかと思いました。 【しっぽり】さん [映画館(邦画)] 7点(2014-01-01 23:10:41) |
12.小説読んで感動し、映画を楽しみにしていました。感動を損なわずにあの長い小説をいかに1本の映画にまとめあげるか期待と不安がありましたが、見事に感動させてくれました! 【ぺん】さん [映画館(邦画)] 10点(2014-01-01 02:15:47) |
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11.《ネタバレ》 「今を感謝」込められたメッセージを感じた。原作者は映画化の話を何度も頂いていたが断っていたという。しかし今回の脚本を観た時にこれはと思いOKを出している。最近のアニメのリメイクなどに見られるこれを本当に原作者がOKだしたのか?と思えるような作品が多い中、本当にいいものに仕上がっていると感じた。私の叔父も特攻隊で亡くなっている・・・何か哀悼の思いが湧き出て来て涙が止まらなかった。気が付けば2夜連続劇場に足を運び観ていた。会ったこともあまり話を聞いたこともない叔父ですが何故か私との因縁を感じる。かつて広島に住んで居た時に江田島術科学校に見学に行った時、叔父の名前を碑に刻まれているのを観た時感慨深かった。戦争がどうのこうのなんていう奇麗ごとはその時代通用しなかったと思う。今だってそう思う。絶対にやってはいけない・・・と言っても私たちの世界でどうこうなる問題でもないように思うし、また世界が「今に感謝」を取り戻せばそれも回避出来るのではと感じる。離婚したり自分の家庭や学校、職場も平和に出来ない世の中である。これは価値観の違いからそうなると思う。それが世界レベルになればそれこそが戦争の火種では・・・それなのに戦争問題になると色々言うことに矛盾を感じる。「感謝がなくなると当たり前になる」これは先般の震災で学んだこと。そんな中普通でいる。家族がいるなど当たり前のことがそうではないんだということに思いを致さねばと思います。物が豊かになり便利になった今、心を更に豊かにするべきだと私自身反省しました。先人達の「愛国の志」に感謝と敬意を表します。 【レスポーラー】さん [映画館(邦画)] 8点(2013-12-28 01:11:30) |
10.原作に比べ、かなり脚色している部分もありましたが、素直に泣けます。 また、ベテラン役者陣の名演にかなり惹かれました。 決して若手陣の演技がクサイわけではないのですが、差があり過ぎる様に感じました。 しかし、この監督、何で上映時間の長い映画ばかり作っちゃうんでしょう? 単に編集が下手なだけかもしれませんね。 【ミスプロ】さん [映画館(邦画)] 9点(2013-12-27 23:27:24) |
9.《ネタバレ》 私も戦死の理由で爺ちゃんは実の爺ちゃんではなかったものですから、自ずから三浦春馬君の立ち位置で鑑賞することとなりました。 正直、現代パートの大げさなところにはちょっと萎えました。 また、終戦後のラブストーリーは「そんな美談があるかい!」と内心うんざりしました。 実際、生前にうちの爺ちゃん婆ちゃんの話聞いたって、こんな綺麗な話じゃなかったですし・・・ しかし、そんな微妙な気分は、終盤、夏八木さんの「あの頃、みんながそれぞれの物語を抱えていた…」の言葉にすべて吹っ飛ばされました。 もう駄目でした。とにかく当時は食っていくために仕方なかったんでしょうが、そんな一言では到底片づけられない思いがそれぞれにあったと思います。 ノホホンとしていたうちの爺ちゃん婆ちゃんの抱えていた思いなどわかる由もないですが、映画館で初めて不覚にもハンカチを出してしまいました。 そして最後に久蔵の零戦がファンタジックに現代の空を飛び去っていくシーンでは、私の本当の爺ちゃん(写真で見る限り岡田君のようにイケメンじゃないですけど^^;)がエールを送ってくれているような気分になって嗚咽しそうになるのを堪えてました。 冷静にみれば戦争映画としてはちょっと軽いかなと思いますが、夏八木さんのワンシーンだけでも私にとって見る価値がありました。 今こうして生きていることに感謝し来年も頑張ろうと思います。 【午の若丸】さん [映画館(邦画)] 7点(2013-12-27 20:58:29) |
8.無駄に氾濫する説明台詞に、その会話が始まると同時に鳴り出す説明調のBGM。 このパターンが全編にわたって続く。 おまけに語り手自らが感傷に溺れきったナミダナミダの鬱陶しい表情芝居の羅列と、 手とり足とり。これは幼児向け番組か。 思い入れも過剰にキャラクターに寄りすぎのカメラは引くことを知らず、 ダラけた脚本は、省略というものを知らない。 一枚の写真は最後に一度だけ効果的に見せれば十分だろう。何度も見せる気が知れない。 橋爪功の知るはずのない、一夜の帰宅シーンのエピソード。 なぜ、それをあたかも橋爪のフラッシュバックのごとくに視覚化し、 現在シーンの三浦春馬らのショットへ繋げるのか。 ここも、後半の井上真央に語らせればすむだけのシーンだろう。 見せるばかりが脳。見せないことで語るということをまるで知らない。 いくらシネコン映画とはいえ、観客をなめすぎではないか。 【ユーカラ】さん [映画館(邦画)] 2点(2013-12-26 22:26:51) |
7.《ネタバレ》 大ベストセラーの原作小説は600ページ弱の長編ながら、読み手をグイグイと引き込む魅力的な作品であり、最後の数十ページは活字が滲んで見えてしまう程に感動を誘う。筋立ての素晴らしさもさることながら、宮部のかつての戦友だった老人達の口から語られる闘いの場面も、数ある戦記物に記された内容と相違なく、ミステリー仕立てでありながら大東亜戦争の史実をも知る、という二重の意味で素晴らしい作品となっている。この長編小説を約2時間20分の映画作品として仕立てる場合、どの場面を削るかではなく、どの場面を選り抜くかという難しい作業になる事は想像に難くなく、その手の映像作品は骨抜きになった駄作になる確率が高い。実際に多くの場面が省略されているし、改編された部分もあるが、尺に制限のある映画化作品としては秀逸だと感じた。CGも邦画としては十分なレベルにあったし、空母赤城の勇姿も実に素晴らしい。ただ、登場する空母は赤城一隻だけであり、加賀、蒼龍、飛龍、等を含めた空母機動部隊の映像が見たかった、というのは少し贅沢だろうか。日清・日露とは違い、先の大戦である大東亜戦争は敗北に終わった。それが故、ゼロ戦や連合艦隊、戦艦大和等を題材とした映画作品は戦後に植え付けられた自虐史観によって「日本は侵略戦争をした悪である」「絶対に戦争はいけない」という誤ったテーマが物語を覆ってしまい、思想的に偏ったものとなってしまうケースが殆どだろう。そんな中、本作品は左にも右にも寄らず、極めてニュートラルな視線で語られている。現在の豊かに繁栄した日本を我々は当たり前だと思いがちだが、今の世はかつて国を守る為、家族や両親を守る為に戦い、散華していった英霊達が夢見た未来であることを忘れてはならない。中国は爆発的な軍拡を背景に尖閣諸島や沖縄を虎視眈々と狙っており、可能な限り戦争を避けるためには軍事力の均衡を保ち、侵略を阻止する事でしか平和を守る事は出来ない。この映画作品を多くの人が鑑賞し、守るべきものは何か、なすべき事は何かに気づくことを願う。 【roba】さん [映画館(邦画)] 9点(2013-12-26 22:03:21) |
6.《ネタバレ》 原作を読んでいないので、戦争末期の上官と部下、2人の祖父の関係とそれぞれの思いが見えてきた時はやはり感動しました。 原作から省略されている部分もあるのだろうけど、家族のために生きて帰ることにこだわっていた宮部がなぜ特攻に志願することになったのか。その心の軌跡も十分感じることができたし、敵艦に辿り着くこと無く特攻機が次々に撃ち落とされていくシーンは、戦争の虚しさを感じざるを得ないと共にその迫力は映画ならではものであり、映画館で見て良かったと思えました。 2人の孫がもう1人の祖父の実像に迫ろうとする中で出会う、かつて宮部の戦友や部下であった老人達を演じるベテラン俳優陣、特にヤクザの親分役の田中泯の凄味のある存在感。別れ際にかつての戦友の孫と抱き合うシーンは、彼が宮部をどう思っていたのかが伝わってくる感動的なシーンでした。本作の最終番で語られる、終戦間もなくの時期に宮部の妻が襲われた際に、日本刀を持って助けてくれたという男。これが誰だったのか明確な答えは出されませんが、それで十分ないいエピソードの挿入でした。 2人の孫に全てを告白する、今年お亡くなりになった夏八木勲さんの姿にも感動しました。もう1人の祖父の実像に迫ろうとするミステリーでもあり、戦時中と今、時を越えて繋がる男の友情や家族愛のドラマでもある。2時間半近い長尺ですが、長さが気にならない中身の濃い映画でした。 【とらや】さん [映画館(邦画)] 8点(2013-12-26 20:23:05) |
5.《ネタバレ》 ベストセラー小説の映画化ということで小説を読んだ後に鑑賞される方は結構いらっしゃるかと思います。私も小説を読んだ後の鑑賞でした。多くの場合原作を読んだあとの映画鑑賞だと、『う~んいまいちだなぁ~』と思うことが多々ありますが、この作品は素晴らしかったですね!600ページ近い小説ですので2時間20分内には全ては収められないだろうとは思っていましたが、主人公、宮部久蔵の人物像を語る元戦友を絞っていたり、当時の戦況はそれ程多くを語らず、主人公に関するエピソードを中心に作られているので、なかなかまとまっていたと思います。 後半の宮部をライバル視していたヤクザのおっさん(景浦)の所に健太郎が話を聞きに行き、話が終わった後に景浦が健太郎を抱きしめるシーンはもう小説を読んだ時は“泣いちゃって泣いちゃって”字が読めなくなるわ、嗚咽するはで大変(笑)だったんですけど、映画でもやっぱり号泣しましたね、あのシーンの景浦の気持ちってどういう気持ちなんでしょう?色々な解釈の仕方があると思うんですけど、答えが見つからないのに号泣しちゃうんです。 【みんてん】さん [映画館(邦画)] 10点(2013-12-25 11:48:28) |
【じょーー】さん [映画館(邦画)] 10点(2013-12-25 10:16:44) |
3.小説は読んで嗚咽したんですか、映画の方は零戦、空母好きという事もあり 嗚咽とまではいきませんでした。CGは予算の関係からか時間そんなに取って ないけど日本のVFXとしてはよく頑張ってます。 20台の人に本当に観てもらいたいです。田中泯と今は亡き夏八木勲がいい味 出してます。 愛、友情いろんな意味で続いていて『永遠』なんですね。 利己主義社会の現在、人を想う気持ちに心洗われました。 今年最高の名作です。『風立ちぬ』よりよっぽどいい。 【SHOGO】さん [映画館(邦画)] 9点(2013-12-24 23:03:48) |
2. 戦争の残酷さをリアルに描きながら、感傷的な内容を終わらせていないことがこの作品の良さです。いわゆる「ヒーロー」ではない軍人がたくさんいたのだと思うと胸が痛みます。 【海牛大夫】さん [映画館(邦画)] 7点(2013-12-23 17:36:09) |